場所は白老町から白老川沿いの道道86号線を約12km右手にトイレ付き駐車場と少しすると右手に「森野オートキャンプ場」が出てくる。
そこから道なりに走行すると白老川に掛かる大橋とそのすぐ右に頑丈なゲート付きの舗装道路が現れる。「沖野温泉」へはこの道路を奥に進んでいく。
私は道路を挟んだ反対側の空き地に車を止め、大橋を渡り、向っていった。
ゲートは鍵が頑丈に掛かっており、工事中のことだ。
普段は通行可能な千歳白老線なのだが長い間、通行止めにしているようだ。
早速、ゲートをくぐり、舗装された道を歩いていく。
上り下りが少しあるが思った以上に歩きやすい道だ。
段々、道は草木に囲われ、道路からは先程まで見えた大橋が見えなくなる。
歩くこと5分くらいだろうか、前方から自転車を押して戻ってくる人が見える。
「釣りですか?山菜ですか?」と尋ねてみる。
「いいえ。どこ行くんだい?」
「いや~その~この奥にあるはずの沖野温泉と言う所に向ってるんですよ」
「あぁ、私も今行って来たよ」
・
・
・
そんな話をしていると彼もまた沖野温泉も目指し向っていたらしく、それに再訪問らしい。
しかし結局、見つからず引き返してきたと言う。
話を続けているとなんとあのかなりの温泉マニアのPさんだったと言うことがわかった!
なんと言う奇遇!今日の早朝、実はPさんのサイトで沖野温泉の記事を見たって言うのに・・・!とても信じられない!
それから話込むともう一度一緒に沖野温泉の探索をしてくれると言ってくれた。
とても心強い仲間ができた。
歩きながら向かい、とても楽しい温泉談議に花が咲いた。
あっという間に1つ目のポイント「二股」に到着。
左手には深沢林道があり、右手には千歳白老線へ続く林道が現れる。
右に進んでいくとすぐに開いたゲートと、白老川にかかる「深沢横断橋」が現れる。
この間20分弱、多分1km弱であろう。
ここからまだまだ奥に進んでいく。
沖野温泉は2つの砂防ダムの上にあるらしい。
この時点で道はダートに変わり、奥深い森林に包まれる。
どの位であろうか、右手に工事中の砂防ダムが出てきた。
これは1つ目には加算しない。
それから10分くらいで左手に水量の多いダムと、赤く変色したダムが出てきた。
写真とはかなり違うが、2つ目の砂防ダムなのでどうにかダム上にたどり着き、沢を遡行する。
川は赤らびた小川で硫黄臭を帯びている。
赤色は途中から遮断され、単純な小川は森の奥へ続いている。
「本当にこんな所に沖野温泉があるのか?」
疑問を持ちながらも奥に進んでいく。
ほぼ常時しゃがんだ状態で遡行してき渡部さんが示す20分が経過。
左右は崖が聳え、なんだかすごい景色なのだが・・・もしかしたらまだ奥なのか、と思い進んでいく。
道はツルツル滑る岩肌を登っていき、途中にはほぼ直角の傾斜を笹につかまり登るなど、沖野温泉に行くまでにここまでするのか、と疑問を持ち引き返してきた。
なんともやはり失敗したらしい。もう少し時間をかけて情報収集しとくべきであった。
Pさんが言うにはこの奥にも2つ程砂防ダムがあるらしいので、時間に余裕もあるし、ダメ押しで向うことにした。
1つ目は道路から奥にあり、なんだか行くのが面倒だったので次に向う。
2つ目は小振りでなんとなく写真とも似ている。
それに沢に沿う様に工事用の道もできていたので向ってみる。
5分ほどしてタイヤショベルと工事用具が放置されいる所にPさんは自転車を止め、沢を遡行して行く。
新たに平成19年度完成の砂防ダムができており、左右に川が分かれている。
なんとなく理由はないが左の方に進んで行く。
水量も多く、長靴の遡行は無理と見え、右手の高台を進んでいく。
と、その時!奥に沖野温泉に良く似た小滝が見える。
早足で近づいて、触ってみるとかなり温かい!
となりにいたPさんもとても感激している。
ついにみつけた沖野温泉!やはり幻にはなっていなかった!
この源には湯溜まりがあると言うので右の小沢を登って行き、崖を登って向う。
湯溜まりは横1.85m、縦2.70mで周りは笹で覆われ、奥の木にはあやしいブルーシートがかかっている。
泉温は35℃、pH値は8.5で温泉は岩間からすごい勢いで噴出している。
3人がかりで持参したバケツで清掃すると、とても良い浴槽になった。
それから湯の花が沈殿する間に脱衣を終わらす。
お湯はちょっとぬるめだが、快晴で気温も高かったのでとても快適に感じる。
お互い写真撮影を終わらせ、下に降り、打たせ湯をする。
Pさんが先に打たせ湯をし、写真を写す。
続いて打たせ湯をしてみると、お湯の勢いはきつく、足元からは積もりに積もった湯の花が浮上してくる。
とても気持ち良く、まさに天国!先程の疲労が一気にぬけていくようだ。
始末は川で足を洗い、惜しいが沖野温泉を後にする。
帰りは登りが堪え、なんとこの日はこの林道で狐、狸、蛇、リスを見た。
〆に羆でも出てくるのかと思ったがそんなことはこちらからお断りだ。
結局、ゲートから二股まで20分弱、二股から砂防ダムまで28分強、砂防ダムから沢遡行(ダートあり)で5分、合計片道大体1時間程の道のりであった。
情報提供者:渡部忠宏さん
一緒に行った人:Pさん
どうもいろいろとありがとうございました
そこから道なりに走行すると白老川に掛かる大橋とそのすぐ右に頑丈なゲート付きの舗装道路が現れる。「沖野温泉」へはこの道路を奥に進んでいく。
私は道路を挟んだ反対側の空き地に車を止め、大橋を渡り、向っていった。
ゲートは鍵が頑丈に掛かっており、工事中のことだ。
普段は通行可能な千歳白老線なのだが長い間、通行止めにしているようだ。
早速、ゲートをくぐり、舗装された道を歩いていく。
上り下りが少しあるが思った以上に歩きやすい道だ。
段々、道は草木に囲われ、道路からは先程まで見えた大橋が見えなくなる。
歩くこと5分くらいだろうか、前方から自転車を押して戻ってくる人が見える。
「釣りですか?山菜ですか?」と尋ねてみる。
「いいえ。どこ行くんだい?」
「いや~その~この奥にあるはずの沖野温泉と言う所に向ってるんですよ」
「あぁ、私も今行って来たよ」
・
・
・
そんな話をしていると彼もまた沖野温泉も目指し向っていたらしく、それに再訪問らしい。
しかし結局、見つからず引き返してきたと言う。
話を続けているとなんとあのかなりの温泉マニアのPさんだったと言うことがわかった!
なんと言う奇遇!今日の早朝、実はPさんのサイトで沖野温泉の記事を見たって言うのに・・・!とても信じられない!
それから話込むともう一度一緒に沖野温泉の探索をしてくれると言ってくれた。
とても心強い仲間ができた。
歩きながら向かい、とても楽しい温泉談議に花が咲いた。
あっという間に1つ目のポイント「二股」に到着。
左手には深沢林道があり、右手には千歳白老線へ続く林道が現れる。
右に進んでいくとすぐに開いたゲートと、白老川にかかる「深沢横断橋」が現れる。
この間20分弱、多分1km弱であろう。
ここからまだまだ奥に進んでいく。
沖野温泉は2つの砂防ダムの上にあるらしい。
この時点で道はダートに変わり、奥深い森林に包まれる。
どの位であろうか、右手に工事中の砂防ダムが出てきた。
これは1つ目には加算しない。
それから10分くらいで左手に水量の多いダムと、赤く変色したダムが出てきた。
写真とはかなり違うが、2つ目の砂防ダムなのでどうにかダム上にたどり着き、沢を遡行する。
川は赤らびた小川で硫黄臭を帯びている。
赤色は途中から遮断され、単純な小川は森の奥へ続いている。
「本当にこんな所に沖野温泉があるのか?」
疑問を持ちながらも奥に進んでいく。
ほぼ常時しゃがんだ状態で遡行してき渡部さんが示す20分が経過。
左右は崖が聳え、なんだかすごい景色なのだが・・・もしかしたらまだ奥なのか、と思い進んでいく。
道はツルツル滑る岩肌を登っていき、途中にはほぼ直角の傾斜を笹につかまり登るなど、沖野温泉に行くまでにここまでするのか、と疑問を持ち引き返してきた。
なんともやはり失敗したらしい。もう少し時間をかけて情報収集しとくべきであった。
Pさんが言うにはこの奥にも2つ程砂防ダムがあるらしいので、時間に余裕もあるし、ダメ押しで向うことにした。
1つ目は道路から奥にあり、なんだか行くのが面倒だったので次に向う。
2つ目は小振りでなんとなく写真とも似ている。
それに沢に沿う様に工事用の道もできていたので向ってみる。
5分ほどしてタイヤショベルと工事用具が放置されいる所にPさんは自転車を止め、沢を遡行して行く。
新たに平成19年度完成の砂防ダムができており、左右に川が分かれている。
なんとなく理由はないが左の方に進んで行く。
水量も多く、長靴の遡行は無理と見え、右手の高台を進んでいく。
と、その時!奥に沖野温泉に良く似た小滝が見える。
早足で近づいて、触ってみるとかなり温かい!
となりにいたPさんもとても感激している。
ついにみつけた沖野温泉!やはり幻にはなっていなかった!
この源には湯溜まりがあると言うので右の小沢を登って行き、崖を登って向う。
湯溜まりは横1.85m、縦2.70mで周りは笹で覆われ、奥の木にはあやしいブルーシートがかかっている。
泉温は35℃、pH値は8.5で温泉は岩間からすごい勢いで噴出している。
3人がかりで持参したバケツで清掃すると、とても良い浴槽になった。
それから湯の花が沈殿する間に脱衣を終わらす。
お湯はちょっとぬるめだが、快晴で気温も高かったのでとても快適に感じる。
お互い写真撮影を終わらせ、下に降り、打たせ湯をする。
Pさんが先に打たせ湯をし、写真を写す。
続いて打たせ湯をしてみると、お湯の勢いはきつく、足元からは積もりに積もった湯の花が浮上してくる。
とても気持ち良く、まさに天国!先程の疲労が一気にぬけていくようだ。
始末は川で足を洗い、惜しいが沖野温泉を後にする。
帰りは登りが堪え、なんとこの日はこの林道で狐、狸、蛇、リスを見た。
〆に羆でも出てくるのかと思ったがそんなことはこちらからお断りだ。
結局、ゲートから二股まで20分弱、二股から砂防ダムまで28分強、砂防ダムから沢遡行(ダートあり)で5分、合計片道大体1時間程の道のりであった。
情報提供者:渡部忠宏さん
一緒に行った人:Pさん
どうもいろいろとありがとうございました
ですから、まったくの個人ですのでモザイク画像もね~・・・。
ちなみに、私と相方は仕事の関係上、休みが合わず いつもほとんど別行動です。
もちろん私は単独で野湯探索しますよ。
そのうち旅ガラスさんも熊に遭遇するかも?
くれぐれもご用心めされ♪。
>先日、沖野温泉に同行したのは私(女)では無く男性でしたでしょ?私の相方です。
ですから、まったくの個人ですのでモザイク画像もね~・・・。
ちなみに、私と相方は仕事の関係上、休みが合わず いつもほとんど別行動です。
もちろん私は単独で野湯探索しますよ。
話は聞いたのですが、個々で探索しているとは・・・これはどうも失礼しました↓↓
それでは写真の記載は以ての外ですねヮラ
>そのうち旅ガラスさんも熊に遭遇するかも?
くれぐれもご用心めされ♪。
熊は秘湯探索で1番避けておきたい危機ですね
いつかは会うと思いますか・・・
できるだけ会わないように対処して行きたいですね
いずれかはぴかリンさん(男性、女性、共に)と一緒にどこか秘湯を散策したいですねヮラ
それではまた・・・
>修学旅行で平成館ってとこに行くのですが、どんな温泉ですか??教えてください(>*<)
修学旅行ですか、良いですね!
平成館は函館の「平成館 しおさい亭」の事でしょうか?
もしそこならばご紹介はできますが・・・
温泉は露天風呂は黄褐色(黄色に濁った)のお湯です
内風呂は無色のお湯で循環使用です
どうぞ存分に楽しんで来て下さいね
ではでは・・・
なんか楽しみになってきました!!
函館って始めていくんですよ。あぁ!!早くいきたーい(^^)
ここは興味があってネットで何度か調べた事があったんですが、山道を歩くって断念していた場所です。
このブログで様子がみれて良かったです。
>沖野温泉を見つけれて、良かったですね。
ここは興味があってネットで何度か調べた事があったんですが、山道を歩くって断念していた場所です。
このブログで様子がみれて良かったです。
ありがとうございます。
私もいろいろな方のサイトを拝見させてもらい情報収集しようと思ったのですが、あまり有力な情報が得られず、最終的には心優しい温泉仲間の方に情報提供してもらいました。
確かに林道は全体で4~5km程ありますが、道は工事等の関係車の行き来で歩きやすいですし、多少回り一面が森林なので恐いものもありますが、思った以上あっという間に着きますし、その分とても良い温泉ですからねぇ~きっとかりんさんなら行けると思いますよ。
どうぞ行ってみて下さい!
―――――――――――――――
>露天風呂があればいいのに
>ここの温泉が循環・ろ過使用なのですよね、それがちょっと残念ですが、洗い場に源泉の蛇口があったので、そこでしっかりたぷり利用してきました。
源泉蛇口があったとは不確認でした
できればそのままの源泉かけ流しで浴槽に注いでもらいたいですよね。何らかの理由があれば別ですが・・・
>やっとエキサイトブログの本部で7月11日より外部からのトラックバックの受付を再開いたしました。
エキサイトブログ以外のブログからのトラックバックを受け付けることが可能になりましたのでブログ記事にトラックバックしてください!!
早速、TBさせてもらいました
ちゃんとTBされてましたか?
自信の程がありませんので間違いがあれば指摘していただけると幸いです
それではこんなところでまた・・・
TBありがとうございます。
きちんとついています。
沖野温泉できれば訪問したいですね。
>TBありがとうございます。
きちんとついています。
それは良かった、これからも時々TBしていきますね
>沖野温泉できれば訪問したいですね。
是非とも訪問してみて下さい
必ず帰りには感動が付き纏いますからご用心!ヮラ
私は昨日、石狩白老滝に行った帰りに沖野温泉に寄りました。上の湯溜まりの木片温泉名札が新しかったのですが、もしや旅がらすさん?w
それにしても不要な堰堤に気分を害しますよね~。
これからもハンター度upで、頑張って下さい。
今日より、このブログを勝手にオキニにさせて頂くことにしますぅ。