おなか荘

 空き部屋あります。

装置

2017-05-19 00:38:45 | Weblog
形ではなくて現象をつくることが大事だと頻繁に思うから大事。結構大事。
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新入社員

2017-05-15 21:18:28 | Weblog
電車が通る度に部屋のドアがガタガタと揺れる。外の音がよく聞こえる。窓を開けたまま、ソファで寝てしまっていたようだ。酒が残っている体はういろうのようにずっしりと重く、ソファに埋まっている。今は何時なのだろう。不意に見ていた夢の断片が頭をよぎる。仕事の夢だ。つまらない夢を見てしまった。もう一度夢を見よう、仕事ではない夢を、と、頭の中に冷たい湖の底を思い浮かべてまた、体は部屋の一部になっていく。
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ホウキタケ類

2017-05-08 00:00:10 | Weblog
雨の翌日の神社の横にキノコがたくさん生えていた。
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残りの紙幣

2017-05-07 01:40:08 | Weblog
枯れる前に。枯れぬように。
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課長

2017-05-05 21:43:24 | Weblog
近所の猫のことを、知らない夫婦が部長と呼んでいるのを聞いた。
だから僕も部長と呼んでいる。
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顔をうずめて鼻の穴

2017-05-05 21:41:43 | Weblog
窓を開けていると部屋の中でもジャスミンの香りがする。
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連休の近所

2017-05-05 21:37:42 | Weblog
庭先に綺麗なつつじが咲いている家がたくさんある。
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梯子

2017-05-03 02:40:22 | Weblog
禁酒中の山崎がしらふで相手してくれた。
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歌2

2017-05-03 01:46:41 | Weblog
このバンド そしてそのあとあのバンド 君とファミレス すでに夏フェス
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歌1

2017-05-03 01:45:16 | Weblog
スコップを 担いで進む 父と山 筍探し 語ることなく
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浴びたい玉

2017-04-26 08:46:58 | Weblog
駅前の小さな広場の端のベンチで、ハトが異常に群がる男性。コンクリート色のスーツ、50代、白髪混じり、笑っている。左手にサランラップに包んだ半欠けのおにぎりを持って、残り半分を口いっぱいに頬張っている。と、見ていたら何度かに分けて、毒霧のように米を口から吹き出していた。なるほど、男性のまわりに群らがる鳩たちから溢れるチャンスタイム感に合点がいった。男性の口の中で分解された元おにぎりは、朝日を浴びて光り、散弾銃の玉のように鳩たちに浴びせられていた。
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根っこと頭と赤と毒

2017-04-25 00:47:48 | Weblog
道端で何かにかじられ半分になったモグラの死骸を見た彼女は、生きているモグラを見てみたいと言うようになった。
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砂浜なんて好きじゃなかったじゃない

2017-04-24 23:21:03 | Weblog
村の名前は何だったか。傘をさすか悩む程度の雨の中、砂浜に足が向いた。急激に深くなる海に不気味さを感じて、水辺から少し離れたところを歩いた。
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基準・判断

2017-04-16 23:04:25 | Weblog
夕方のスーパーの総菜コーナーで、腰が曲がった高齢の女性が、その息子と思われる中年の男性の選んで持ってきた数種類の惣菜のそれぞれを、ダウジングでチェックしていた。僕が見る限り、すべての総菜の上で、鎖に吊るされた十字架のような形をした金属はものすごく揺れていた。中年の男性が目配せすると高齢の女性は小さくうなずいて、男性はそれを確認したあと、合格した総菜を買い物かごに入れた。特に念入りに、さんまの煮物をダウジングしていた。揺れるとどうなのか。良いのか、悪いのか。そういうことではないのか。ダウジングではないのか。ダウジング(なのか)が終わった後も、鎖に吊るされた十字架の形をした金属は女性の手の20センチくらい下の宙でものすごく揺れていた。
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切りカブが水の上

2017-04-14 00:57:28 | Weblog
豊島園に25年ぶりに行った。
見たことある気がするものとそうでないものが混ざっていた。
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