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寝具の西川、東京・京都・大阪の三社が統合。

2018年08月05日 | 寝具関連ニュース




こんにちは、ふとんや元店長です。

もう1ヶ月ほど前になりますが、西川三社の統合が発表されました。
統合されるのは西川産業(東京西川)・京都西川・西川リビングの三社です。
本社は東京都に置かれるという事で、
言うまでもなく西川産業が三社を統一した形になったと思われます。

三社は元々一つの会社だったものが、
戦時の要請に伴う立法に基づいて三分割されたものです。
だから統合されてもおかしくはないのですが、既に分割されて七十余年が経過しており、
もう何十年も前から検討されていた事とはいえ、社員や販売店の衝撃は計り知れないものだったでしょう。

今後どの程度地方(京都や大阪)に開発力を分散するかは知れませんが、
これで商品の傾向に一層のマス化が進む事は避けられないでしょう。
しかし三社共に決して楽な決算を行なってこれていた訳でもなく、
経営の合理化や効率化は会社存続の為には已む無いものと理解されている事でしょう。

統合は2019年2月1日を期しているとの事なので、
先ずは春夏期新商品の展開が注目されるところです。
今後は百貨店・専門店・量販店・通販ともに棚割に激甚な変化が訪れるでしょう。

また西川産業と西川リビングは2019年1月期が本決算ですから、
決算に加えて旧社名の商品のメーカー在庫・店頭在庫の問題もあり、
ひょっとすると2018年末辺りから派手なセールも期待出来るかもしれません。
また本決算に限らず夏物なんかも含めて在庫の整理には力が入る事でしょう。
特に京都西川と大阪西川は徐々に存在を「無かった事」にされていくと思われますので、
京西系と阪西系の在庫はひょっとするとお得感溢れる売り場に恵まれる可能性もあるかも知れません。

そして長年好きで使われていた商品がもしあるとすれば、この機会に確保した方がいいかも知れません。
売れている商品は基本的には継続すると思いますが、予断を許さないのが統合ですから。
協力工場が大胆に整理されれば続けたくとも続けられない商品も当然沢山出てくるでしょう。

この件に関してはまだ末端の販売店等では概ね霧の中にある様で、
全国各地のお店のSNSなどでも不気味なほど触れられていませんが、
秋には来期春夏商品の展示会も目白押しになりますから、
恐らくその辺りから具体的なイメージも広がってくるのでしょう。

まとめますと、
2019年2月より、順調なら寝具メーカーの西川は四社から二社になります。
これまでは東京・京都・大阪・昭和の四社でしたが、
これが東京(仮)と昭和の二社になるという事です。
多様性はどこまで維持されるのでしょうか。
セールはどれくらい大胆に行なわれるのでしょうか。

今後も西川各社の動向からは目が離せない事になりそうです。




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