人形と動物の文学論

人形表象による内面表現を切り口に、新しい文学論の構築を目指す。研究と日常、わんことの生活、そしてブックレビュー。

日本文学協会第35回研究発表大会に参加してきました!

2015-07-12 11:02:04 | 学会レポ
7月5日(日)に、日本文学協会の研究発表大会に参加してきました。
私も発表しました。(→日本文学協会のサイト
今回はちょっと、別の締め切りが重なったり子犬ちゃんが来るとかで、
集中して発表が聞ける状態ではなく、旅日記のようなことしか書けないのですが、いちおう…。
子犬ちゃん、7匹いたうちの2匹はすぐにもらわれていき、1匹も昨日、1匹はすでに貰い手さんが決まっているので、
残りは3匹なのですが…(今日はまだ話がないな)。
また数日のうちに情報アップしたいです。

前日お昼くらいまでずっと読み原稿を作っており、夜7時くらいにホテルにつきました。
今回の開催地は奈良。京都から近鉄で45分(在来線)or35分(特急)。
コンビニも近くにあったのですが、何かちょっとおいしいものを食べたかったので、
カフェとか少しきちんと食べられるお店を探そうとふらふらと出ると…
ホテルのごく近くに、おあつらえ向きの小さなお店がありました。
(Ninoというお店です、お店のページ
何でも、おひとりさまには量を調節してお料理を出してくれる、というので、前菜の3分の2サイズとパスタのハーフサイズを。
お酒も頼んでしまった(トカイアスというハンガリーのブドウのお酒。濃厚)。
かなり頭も痛くてぼんやりしていたのですが、ご飯を食べているうちに少し頭がすっきりしてきたので、
食事って大事だなと思いました。

ホテルに帰ってちょっと読み原稿を読み上げながら、直します。
少し長いかな…と思って削ったのですが(当日早口になってしまって早く終わりすぎることに)。
旅先では特にすることがないので、早めにお風呂に入って早めに寝ました。

外に出るときでもなければ着られないので、この日はひらひらしたワンピースと猫柄ストッキング。
 
ストッキングはシームレスタイプだったのでつま先が破けないか心配したのですが、無事でほっとしました。

当日は10時10分までに司会に挨拶するよう連絡があったため、
余裕があるように早めに出たのですが、少し迷ってしまってちょうど良いくらいの時間につきました。
今回は発表者が多く、古代後期が2教室に分かれることに(『源氏物語』orそれ以外)。
近代の発表でもちょっと気になったのがあったのですが、結局(しんどかったので)自分が発表した教室でずっといました。
いくつかの発表を並行して行うスタイルは、たくさんの人が発表できるのでいいのですが、
聞きたい発表がかぶってしまいますね。
私がうかがったのは、『源氏物語』の女君呼称に関して、紫の上を中心に考察したもの、「書きすさぶ」という表現に着目したもの、小野の妹尼を中心に、母と娘関係について考察したもの、浮舟について「夢」表現に着目したもの、小野小町の髑髏説話に関して『江家次第』に着目したもの、の6つの発表でした。

私自身の発表は、「『源氏物語』の絵画とリアリズム」というタイトルで、絵合巻に出てくる源氏の須磨・明石の絵日記と、「絵」がどのような評価基準で評価されるか、ということに関して絵合、帚木巻の絵画論、蛍巻の物語論などを扱ったもの。
分かっていたことなのですが、前半と後半の接続が悪く、別々の発表にしたほうが良かったのですが、提出した発表要旨と違うことになってしまうので、そういうわけにもいかず…
発表要旨はできるだけ曖昧にごまかしておいた方がいい…という結論。
まあ、論文書くときは分けて書きます。
ほんとうは人形と絵画の比較もしたかったんですが、それはそれでまた別の話になりそうです。
今回は先行研究集めるのもぎりぎりになってしまったので…『源氏物語』、先行研究多いなって、初めて思いました。
今まで思ったことなかったんですけど。

奈良女子大の近辺は、おしゃれなカフェや雑貨屋さんが多くて、とても素敵でした。
お昼もクレープのお店でごはんっぽいクレープ(+スープ、サラダ、デザート、ドリンク)のランチセットを美味しくいただき、たいへん眠たくなりました。

懇親会に参加、
この日の夜もホテルで、結構きちんと寝たはずなのですが、どうにも疲れが取れず。
ふだん寝る時間と違う時間に寝ても、熟睡できないのかもしれません。
生活リズムを整えるのは、難しいなあ…。

翌日にホテルで撮った写真。
 
学会発表したときの写真は撮り忘れました。

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