人形と動物の文学論

人形表象による内面表現を切り口に、新しい文学論の構築を目指す。研究と日常、わんことの生活、そしてブックレビュー。

告知:日本文学協会第69回大会ラウンドテーブルで発表します。

2014-11-15 07:27:03 | 研究・発表・イベント等情報
おはようございます。
11月16日(日)11時から、日本文学協会第69回大会(於:学習院大学)のラウンドテーブルにて発表します。

「処女なる時空―大学・教養・文学」というテーマで、『源氏物語』研究者の本橋裕美さん、科学史・比較文学の奥村大介さんといっしょに発表します。

【ラウンドテーブル趣旨】
現在、大学における人文学は危機的な状況にある。博士学位取得者は就職難にあり、学生の就職率が低い学問分野は軽視される。このような状況の中、大学において文学を研究することにはどのような意義があるだろうか。大学論において、大学の「自律性」を処女性と結びつける発想があることに注目したい。もちろん比喩だが、これをもう少し実体的にとらえてみたい。近代には良妻賢母教育の準備段階として性愛を禁じられる「少女」が、文学を志向し一生独身で過ごすこともあれば、古代・中世においては、宮廷のような男女関係を基軸とした空間だけではなく、斎宮や斎院を中心とした文化圏が形成されることもある。
「処女」なる時空から、大学における文学研究の意味を考えてみたい。

西原は大学論と少女論を結びつけ、本橋さんは後期物語と史実上の斎宮、奥村さんは石井桃子をとりあげます。

ラウンドテーブルは今回初めての試みで、いくつか並行して行われる形式です。他にもいろいろ興味深いラウンドテーブルがありますので、ぜひおいで下さい。
どれだけ参加者がいるか読めないので、ドキドキです。


今日、上京しなきゃいけないのに、まだレジュメができてないよぉ!!


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