大倉草紙

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【京都】 即宗院

2009年03月30日 20時00分00秒 | 旅 - 京都府
11月27日(木)
当日の行程:(JR・京都駅…タクシー) → 【東福寺】【龍吟庵】【即宗院】 → (タクシー) → 【開館25周年記念 館蔵名品展(野村美術館)】 → (タクシー) → 【琳派展ⅩⅠ 花の協奏曲(細見美術館)】【ふたつで一つ(京都市美術館)】 


即宗院は、東福寺の塔頭のひとつ。
南北朝時代、島津氏久の菩提のために創建された。
それより前、平安時代後期には、関白・藤原忠道が御所の東御堂として建立し、その子・兼実(公家九条家の始祖)は「月輪殿」と称し山荘として使っていたという。
通常は非公開。
山門は慶長18年(1613)の遺構で、左右に石造の仁王像を配している。


庭園


「心」の字の池


境内の奥には、明治維新の際、西郷隆盛と清水寺成就院の僧・月照が密議を重ねた茶亭「採薪亭(さいしんてい)」があったという。
その場所から更に奥へ進むと、明治維新で戦死した島津藩士524柱の功を讃えた顕彰碑が建っている。


薩摩藩士東征戦亡之碑
西郷隆盛は、半年ものあいだ即宗院に滞在し、齋戒沐浴をして自ら建碑の工事を監督し、筆をとって銘文を作ったのだそうだ。


即宗院の御朱印