世界の耳目を集めている最中に米国は「臨界前核実験」を8月30日(日本時間31日)ネバタ州 地下実験場で行った。半年ぶりである。1,997年以来、通算23回目となった。実験は成功し放射能漏れもないという。イランの ウラン濃縮 を国連安保理で非難し強行姿勢を崩してない矢先に実施した。自己矛盾も最たるものではないのか。大国のエゴ剥き出しの行為と言わざるを得ない。イランの反発は必至である。北朝鮮も座視はしないであろう。世界に示しがつかなくなった。・・・「臨界前核実験」とは、核兵器は製造後、時間が経過するにつれ核物質が変質する。 "臨界前核実験" は核分裂の連鎖反応が続く「臨界状態」に達しない様、少量で実験を行うため通常起こりうる爆風や熱風・閃光を伴う核爆発が発生しない。核兵器の信頼性、保管の安全性を検証するデータを得るのが目的だと弁明している。だとしても国連安保理の決議の是非を問う最中、時期とタイミングからして到底、容認できるものではない。さらに米国は今回の実験が「包括的核実験禁止条約」(CTBT)に抵触しないし禁止対象外である、ともいう。しかし同条約の趣旨からして核兵器の除去と全面的な軍縮を目指す精神に逆行するのは明らかである。米国の外、他国も行っている、ともいう。その根拠と考えられるのが同CTBT(包括的核実験禁止条約)に署名はしているが未批准であり未発効のままだからである。―米国、中国、イスラエル、外10カ国―。未整備の法の網を潜って実験を継続する様では世界の良心に悖る行為だ。即刻、批准して名実ともに実効ある法にすべきである。そのことは平和を願う地球住民に対する「大国の使命」でもある。 {特に世界で初めての被爆国である日本は断じて許してはならない。核兵器廃絶を悲願する世界の良識を踏みにじる行為であるからだ}。 全ての核実験を中止させ、この地球上から核兵器を抹消することこそ<大国の責務>ではないのか。・・・
最新の画像[もっと見る]
- スマホ&パソコンは必須アイテム! 10年前
- グローバル化の実態 その光と影! 10年前
- 一人旅は安やぎと癒しへの旅路! 10年前
- 再生エネは地域雇用の確保で定着する! 10年前
- “平均寿命”から「健康寿命」に! 10年前
- 辺野古移設は安倍政権の正念場! 10年前
- 環境問題&再生建築と循環型社会考察! 10年前
- 健康長寿者の健康の秘訣! 10年前
- You Tubeを演歌・新語探索に活用! 10年前
- 日本の現預金と欧米額との比較! 10年前
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます