おはなしすたあず

読み聞かせからシアター作りまで、
この本、あの本 すてきな絵本を 
紹介します。

読み聞かせ~5年1組

2017年11月06日 | 読み聞かせ

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『さるのひとりごと』
作: 松谷 みよ子
絵: 司 修
出版社: 童心社 
 
島根県の民話だそうです。
木の上から海に向かって「海は ええなぁ。」と独り言をいうサル。
これに「うん」とこたえる声がする。
「だれだ かって へんじするやつは」サルはおこって犯人捜し、
見つけたのは 小さなカニ
サルは カニを たたきつぶします。
また、木の上に登って「海は ええなぁ。」
今度は だれも答えない。
サルは 寂しくなって カニを団子にします。
サルはまた 木の上に上がって 「海は ええなぁ」
すると 団子にされた カニが 「うん」
サルは うれしくなって 何度も「海は ええなぁ」
カニも何度も答えます。
サルは「またくる」と言って山に帰ります。
 
カニがかわそうという子、サルの気持ちがわかる子、
反応は様々ですが 哲学的な内容が 染み入るお話です。
 
『みつけてん』
作: ジョン・クラッセン
訳: 長谷川 義史
出版社: クレヨンハウス
 
こちらも哲学的なニュアンスが強いお話です。
一つの帽子めぐって 心理戦を始める 二匹のカメ。
一体 どうなるのか 絵をじっと見て 
絵をゆっくり見て 楽しみます。
 
クラッセンの帽子をめぐるシリーズ 3作目
 
やっとホッとできます(?)
 
 
『中を そうぞうしてみよ』
作: 佐藤 雅彦 ユーフラテス
出版社: 福音館書店  
 
 
一度、トリックを見てしまうと 読まなくなりそうですが
知っていても もう一度読んでしまうのは
写真が魅力的だからでしょうか?
 
5年生でも 食いついてくれました。
 
中に何本はいっているでしょう?
という単純な数当てではなく
中の構造がどうなっているか、
考えるよう促してくれます。

よみ聞かせ~グレース学童にて 10月26日

2017年11月05日 | 読み聞かせ

「にたものどうし」
作: 奥井一満
絵: U.G.サトー
出版社: 福音館書店 
 
トンビと ハンググライダー…ゼンゼンにてない!
アゲハの幼虫と新幹線…似てるっ!
「似てるか?似てないか?」を、子どもたちは言いたい放題。
どういった基準でいっているのか、さっぱり解らないけれど
とにかく楽しんでくれたようです。
 
「そしたら そしたら」
作: 谷川 俊太郎
絵: 柚木 沙弥郎
出版社: 福音館書店 
 
ことばが旅をしているような本
読みき返せされるときは、ヨーク読んで来て下さいね。
 
二冊を読んだところで今日はおしまいにしようかと言いたいほど
子どもたちはお疲れの様子・・
 
「やまんばのにしき」
作: 松谷 みよ子
絵: 瀬川 康男
出版社: ポプラ社 
やまんばは、良いやつなのか?
それとも悪いやつ?
なかなかわからないストーリーなのです。
 
 
読もうとしたところで僕に読ませて、と2年生の男の子が名乗り出ました。
15分ほどかかるテキストなのですが、時々つっかえながらも
最期まで読み切りました。
 
初めて読んだ本なのに、なかなかの腕前でしたよ。
 
本が好きなんだそうです。
読む子は育つ?