小川原湖自然楽校だより

~親子自然体験、環境教育、森のようちえん、防災教育~

小川原湖あおぞら水族館プロジェクト(2)

2016-08-30 | 環境教育
~土場川流域に棲む生きものを、水族館に放流しよう~

※『小川原湖あおぞら水族館プロジェクト』
小川原湖に流入している土場川流域の用水路には、絶滅危惧種を含む多くの生きものが棲んでいますが、圃場整備により、
現在の子どもたちが大人になる頃にはなくなってしまうため、土場川の河口域に生きものたちが棲める自然環境を再生し、
未来の子どもたちがいつでも生きものと触れ合える「あおぞら水族館」を作ろうというプロジェクトです。

地元の東北町立甲地小学校、地域団体、国土交通省東北地方整備局高瀬川河川事務所、小川原湖自然楽校が連携して、
環境学習を推し進めている活動で、小川原湖自然楽校は高瀬川の河川協力団体(国土交通省HP「河川協力団体制度」
として、この活動を指導しています。



8月18日、あおぞら水族館プロジェクトの2回目フィールドワークを行ないました。
今回の活動の目的は、土場川流域に棲む生きものを採取し、水族館に放流することです。
まずは、生きものたちを採取しよう!ということで、東北町立甲地小学校の子どもたちが、土場川流域の
用水路でガサガサをしました。


6月にもガサガサを経験している子どもたち。網を入れる手つきも慣れたものです
この日は、土場川土地改良区、甲地地域水土里保存会のみなさんが協力してくださり、
子どもたちと一緒にガサガサをしました。

 
用水路は前日の大雨の影響で水位が高くなっていましたが、生きものは先月よりも多く、6種類もの
絶滅危惧種が見つかりました!(写真:キタノメダカとイバラトミヨ。いずれも絶滅危惧種。)


 

採取した生きものをあおぞら水族館へ移送します。
生きものが入ったバケツは、甲地地域水土里保全会の方の軽トラックに積み込んでお願いしました。
これこそ、THE田舎力!様々な地域でこのような活動を行なっていますが、子どもたちの活動に
農家さんの軽トラックや漁師さんの漁船(しかもそれが、PTAだったりする!)が登場することは
都会ではなかなか無いと思います。子どもたちの活動に関わってくださる地域の方々に感謝です。
子どもたち、こんなに素晴らしい地域でおがれて幸せだなぁ~


「あおぞら水族館」では、水質調査と生きものの観察をした後、生きものたちを放流しました。

 
 
 

あおぞら水族館に放たれた生きものたちは、元気に泳いでいきました。
これから、どうやったら生きものたちが棲み続けられる環境をつくっていけるかを、子どもたちと
一緒に考え、環境づくりを行ないながら、学年を横断して学習していきます。


小川原湖とつながっているあおぞら水族館。
小川原湖の豊かな自然環境を未来へつなげていくプロジェクトはこれからです
※『あおぞら水族館プロジェクトスタート!』の記事は→こちら

まりも




小川原湖自然楽校
  Tel:0176-50-8611 Fax:0176-50-8612 メール:s-canoe@viola.ocn.ne.jp 
 HP → http://ogawarako.yu-yake.com/
 Face book → https://www.facebook.com/Ogawarako.Nature.School/#


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