あけぼの

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留学基金贈呈式に臨んで:寄付への反応あれこれ

2017-07-02 11:06:21 | 講演・アート・音楽・スピーチ

 6月27日、ワイフの母校、米子東高校に小川奨学基金を寄贈し、贈呈式に臨んだことをきっかけに、寄付行為への皆さんの反応について感想を述べてみたい。アメリカ社会では寄付行為は極く当たり前のことだが、日本では珍しい行為として関心を惹いた。金額はここでは省くが我々夫婦には楽な支出ではなかった。が、ワイフの信念、「心身共に柔軟な後輩高校生が海外挑戦体験を経てグローバル人間に成長する後押しをしたい」、即ち、海外留学費を給付する支援活動に協力したわけだ。「ワー、お金持ち!」とか、「そんなお金があったら・・・に使いたい!」Etc.。「寄付はお金持ちがするもの」との固定観念からの発言が殆どだ。だから「私には100万円でいいから頂戴!」と冗談で手を出す人もあったぐらいだ。確かに金がなくては提案出来ないとは思うがお金が第一ではないでしょう!寄付したいという心があってこそ、です。提案の大前提は「心」、「これを役立たせて貰いたい」の信念だ。決して「金持ちだからする」のでも「お金があるから寄付をする」のでもなく、「身を削って貯めたお金で基金提供している奇特な奴」もいる筈だと推察して欲しいもの。我が家は期限切れ間際のパンやお菓子を値引きで買ったりし、質素に生活している。昔から「泥とお金は溜まれば溜まるほど汚い」と言われる。祖先からの慣習や、お金で苦労させられた体験があれば当然かもしれない。これらの態度に引き比べ、選ばれた6人の生徒達は基金贈呈についてきちんと理解していたのは嬉しかった。「基金を頂くのも嬉しいですが、留学させてくださろうというその「お心」がもっと嬉しいです!」と言ってくれたのだ。贈呈される高校生の希望に満ちた晴れやかな表情に接し本当に嬉しく思った。有難う。付記だが、寄付しても税の還元は放棄した。年金生活にはあまりプラスにならないので。(自悠人)



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