明神山を借景に、我がスローライフ

標高472.5mの大明神山の麓での勝手気まま生活の近況報告です。

修理された屋台を曳く

2017年12月16日 | 今日の話題
八幡神社のお祭りは、毎年12月の第二日曜とその前日に行われる。
前日は午前中に屋台の飾り付け等の準備をし、午後から氏子が集合し
神社への宮参りをして祭りが始まる。それから屋台・笠鉾を曳き出す。

小鹿野町指定有形民俗文化財である飯田屋台は、飯田八幡神社の祭り
(鉄砲祭り)で曳行される屋台だ。
屋台は彫刻類に寛政5年(1795年)の年号があり、秩父地方で
最古の屋台といわれている歴史あるもので、平成27年度より文化庁の
「文化遺産総合活用推進事業」の補助を受けて修理を行っている。
平成27年度から反り木や柱、梁桁、勾欄などの復元修理が行われて
来た。ここまで修理され綺麗になったた屋台は今年初めて曳行される。




明神山を背景に屋台が曳行される。


折り返し地点で休憩。


最初に三番叟を奉納する八井商店前まで屋台を曳き付け、準備完了。


三番叟奉納。


三番叟の奉納が終わると屋台は神社の下まで曳きつけられて神社を正面に
向いて据え付けられる。この頃になると日は落ちて薄暗くなりその中で
張り出し舞台が組み立てられる。
張り出し舞台が出来上がると、今年は上飯田子供歌舞伎「寿曽我対面工藤館の場」
が大勢の観客の前で上演された。
いよいよ明日は祭りの本番となり、お立ちの神事が行われる。