春の嵐 2013

この週末は、爆弾低気圧の到来で全国的に天候がはげしく悪かったと思いますが、皆様いかがお過ごしでしたでしょうか。

私は友人との映画の約束をキャンセルして（涙）、地元に引きこもっておりました。
いやーだってうかつに島外に出かけて帰る時刻になったらフェリーが欠航、なんてことになったら困りますからねぇ。
同じく、孫の入学式の手伝いに行くつもりだった母も、高速バスが明石海峡大橋で立ち往生するかもしれないという
理由で行くのを断念しました。こういうとき、島って不便なんですよねぇ。まあ、どこに住んでたって便利なことと
不便なことの両方があるとは思いますが。

そんなこんなでこの土日は家の周りをうろうろしていました。土曜日は風も雨足も強くてスーパーに買い物に行く
くらいしか出かけられなかったけれど、日曜日は風が異様に強いだけで雨は降ってなかったので、今日が最後かも
しれないと思い、近所の桜スポットに花見に行ってきました。ええ、ほんとに花を見るしかできませんでした…。

まずは平地に咲いてる桜。



近所の海辺の、道路沿いの花壇に植えられている桜。この下段は、うちの母親を始め地元の婦人会のみなさんが
手入れをしています。

奥にあるのは、瀬戸内国際芸術祭の開催にあわせて作られた「島の家」。デザインは東京芸術大学の柚木恵介助教に
よるものです。ここ以外にも三都半島の各地にあります。大体は瀬戸芸参加作品の近くにあるのですが、私の住んでる
地区は夏会期のみ参加なので、いまのところは平和です。

上の写真だけ見ると、天気が良くてお花見日和みたいに見えるのですが、山の上にあるお花見スポットに行くとさあ大変。



強風にあおられて、地元のおっちゃんたちが頑張ってつけたぼんぼりが今にも風に吹きちぎられそうです。
というか、実際にちぎれてとんでったのもあった。

桜も強風でだいぶ散ってました。



桜越しに見る海…と言いたいところですが、枝に桜の花があまり残っていません。きびしー＆さびしー。



海とは逆方向の桜。空の青さが憎らしい。

金曜日に花見に行った母によると、今年の島の桜のピークは5日の金曜日だったようです。うむむ。
平日では勤め人には手も足も出ません。花瓶に活けた桜なら職場で見たけど、やっぱり満開の桜を堪能したかったですわ。
まあ、今年がダメでも来年また来ればいいんですけどね。たぶんまた一人で…。



枝に桜が残ってない分、地面には花びらがびっしり。踏むのがもったいない。

花見スポットの公園から更に上にのぼり、山のてっぺんにある東屋まで来ました。



さっきまでの青い空が嘘のような光景です。風がすごくて、手前にあった松の木の枝がびゅんびゅんうなっていました。
風に流された雲のかげが動くのがあまりに速くて、早送り映像を見てるようでした。
「ロード・オブ・ザ・リング」でこの状況なら、確実にナズグルが近づいてきています。

指輪の幽鬼に襲われたらひとたまりもないので、景色を楽しむ余裕もなく、さっさと下山しました。
天気が良かったら、ここから見える大パノラマをゆっくり堪能したのですが。

下山途中の道には、山つつじも咲いています。



私はこの花も好きです。桜だけでなくこういう山らしい花もプッシュしてくれたらいいのにな、と思います。
そしたら桜の時期以外にも人が訪れる観光スポットにできるのに。そうなったらそうなったで面倒もあるけど。


今年の花見は散々でしたが、来年は天気に恵まれることを祈ります。
（一人で見に行かずに済むことも祈りつつ…）


おまけ：土曜日は天気が悪かったので、家で苺のロールケーキを作りました。



ロールケーキなのに、相変わらず一重巻きにしかできませんでした。
生地の大きさに対してクリームが厚すぎるんでしょうか。



クリームにゼラチンが入っているので、断面からクリームがたれてきません。クリームというよりババロアみたいです。
次はがんばってうまく渦巻きに巻くぞー。えいえいおー。（←毎回言ってるけどね）