あの車両を訪ねて

全国の保存・放置車両を訪ねています。

JR東日本485系クハ481-1508、DD14形DD14 332/新津鉄道資料館(その2)

2017-10-11 | 新潟県


前回の記事に引き続き、新津鉄道資料館の展示車両をご紹介します。

今回ご紹介する2両は、前回の車両達に引き続き、2015年に当館へと搬入されました。



1両目は、上部に設置された二灯の前照灯が特徴的な、クハ481-1508です。
こちらの車両は、新潟車両センター最後の国鉄特急色編成であったT18編成の下り方先頭車として活躍していました。首都圏にも度々顔を出していたので、現役時の姿を見たことのある方も多いのではないでしょうか。
そんなクハ481-1508、前述の通り上部の前照灯が二灯となっていること、そして他の番台の車両では内蔵式となっている尾灯が飛び出ているのが非常に特徴的です。
この日は221形と同時にこちらのクハ481-1508も運転台公開が行われていましたので、お邪魔してきました。



これぞ国鉄電車と言った風の運転台でした。と言うか、こんなところに車番プレートが設置されているんですね。



後ろからもパチリ。引退まで綺麗な姿を保った同車、こちらでもその姿をいつまでも残して欲しいところ。

さて、その隣には、「ザリガニ」が控えています。



2両目は、「ザリガニ」ことDD14 332です。
DD14と言えば、ラッセル車として豪雪地で奮闘する姿を思い浮かべる方も多いかと思います。この332号機は長岡に配置され、信越本線等で活躍していたそうですが、同線の三セク化に伴い運用を終了し、新津へ配給。本線を離れ、2015年より当館で保存されています。



現役の頃にはあまり見ることのできなかった二端側の前面も、こちらではしっかり記録することができます。にしても、おおよそ日本の機関車とは思えない様な無骨なスタイルが魅力的ですね。

現役の頃はスターであった特急型電車と、縁の下の力持ちであった除雪車。正反対の様に思える2両ですが、こちらではどちらも人気の様に見えました。
安住の地で末永く愛されて欲しいところですね。

さて、次の記事で新津鉄道資料館の保存車両も最後となります。