あの車両を訪ねて

全国の保存・放置車両を訪ねています。

横浜市交通局1500形1518/野毛山動物園

2017-07-23 | 神奈川県


その昔、主要都市の多くで人々の足として生活を支えていた路面電車。モータリゼーションの波に飲まれて多くの路線が廃止となりましたが、近年はその便利さや環境負荷の観点から評価が見直され、新設を目指す動きも出るようになりました。
神奈川の県庁所在地である横浜市にも、45年前まで路面電車が活躍していました。今回は、そんな横浜市電で活躍していた車両をご紹介します。



横浜市が運営する動物園「野毛山動物園」。多くの家族連れが訪れるこの動物園の一角に、1500形1518が保存されています。



1951年に20両が製造された1500形。1972年の市電全廃時まで活躍し、現在もこの車両を含めて4両が保存されています。
市電保存館に保存されている車両に比べたら保存状態は必ずしもいい訳では無い様に思えますが、それでも子ども達の歓声に包まれながら余生を過ごすこの車両は、きっと幸せなんだろうな…と。

〈物件データ〉
設置場所:神奈川県横浜市西区 野毛山動物園内
公開時間:9時半~16時半

撮影データ:2013年11月1日15時半頃