“坂の上の雲”

登っていく坂の上の青い天に、もし一朶の白い雲が
輝いていてもいなくても、また坂を登っていきます。

16/06/19『旭岳』

2016-06-19 | 2表大雪の山

6月も中旬を過ぎた日曜日は北海道の最高峰、大雪山の主峰

旭岳(2,290m)」に登ってきました

 

 

特徴のある旭岳の容姿

 

 

今日はAotaさんと二人登山です

Aotaさんは、ちょっとした手術の後のリハビリ中で、

すでに一人では札幌近郊の山を登っています。

その慣らし運転登山で最高峰を選んだのには理由があります

・不調なら途中でロープウェイに乗り込む

(この日は、初めからロープウェイに乗らずに登山道を行く)

石室に着いた時点で調子が良くないようならロープウェイで下る。

頂上まで行って、下りが心配なら下りの途中でロープウェイに乗り込む。

 

こんな贅沢な見極め登山ができるのは実は旭岳をおいて他になく、

登っている途中で来た道を引き返さずともよい山はここしかありません

 

仮に、

途中で体が動かなくなったとしても、

人が多いので、寄ってたかって姿見の駅まで搬送してくれるでしょう

あはは~、これは冗談です

 

■8:00  登山口(ロープウェイ乗り口)

 

札幌を4:30出発で、予定通り8:00登山開始です

 

登り始めは良い天気で、少なくとも下山予定の14:00ぐらいまでは

もってくれるだろうと期待して意気揚々登ります

 

 

ロープウェイを使わず下から登山道を利用する登山客はほとんど

おらず、

その登山道整備にお金をかけることができない(しない?)ためか、

木道も荒れています。

 

冬期間は旭岳スキー場ゲレンデの一部となる登山道

 

笹の濃いあたりは、シーズン前なのでまだ刈られておらず、

多少うるさい。

雪から起き上がったばかりの笹漕ぎで服が汚れてしまいます。

 

でも、スパッツを履いていさえすれば、その他は夏山仕様で登って行けます。

 

 

冬期間BCスキーやボーダーが入り込む北向き斜面に残る雪渓

 

まだまだ雪渓が大きく広がるすそ野の樹林帯を越えると、

高度はあってもやはり日差しの影響なんですねぇ~

登山道はまた表れてきます

 

 

雪解け水が集まって、この時季だけの小川が原始の森に流れていく・・・

美しい風景です。

 

この辺りから、下界に雲が湧き出てくる...

 

この時刻、まだ旭岳に雲はかかっていないですが、

この後、天気は急変していきます...

 

 

登山道-姿見の駅分岐地点、ここから先は人がわんさか居ます

 

 

 

■10:00 石室

 

姿見の池に到着時点で上空にもガスがかかりはじめ...

 

ここから頂上までの行程はご覧の通り、ガスの中・・・

 

しかし、

風がほとんど吹かないのと、

気温がそれほど低くないので、意外と快適です

そうそう、

姿見の池(石室)の時点でAotaさんの調子はどうかというと、

予定していた行程で10分遅れぐらいで到達しているので、

迷わず頂上を目指すことに決めています。

 

でも、少し息が上がりましたかね... 

 

■11:50 頂上

 

頂上までは予定より30分遅れ...

と~うちゃこすれば、爽快感が待っていました

 

この時点でな~んにも見えないんですが、

昼の食事などしていると、

うっすらと太陽が覗き始めてくる...

 

見えました御鉢方向

 

Aotaさんにとっては初登頂の旭岳、

こういった空気感もよいのではないですか?


晴れた日のブログはこちら

http://blog.goo.ne.jp/oborozuki89/e/9d05dced909ea28315750ae3e3103350

 

2,000m級の山の頂でなければ感じられない雲海空気です。

 

 昔はToshiと同じ野球小僧のAotaさん(王さんは左です)

 

■12:25 下山

 

少しの間でも下界を見渡せる瞬間があってよかった良かった

下りになって視界が効いてきたので、

登ってきた行程を確認しながらの下山です。

 

姿見の池の上あたりに噴き出す噴煙はどうでしょうか?

以前より噴き出す勢いと数が増えたのではないでしょうかね?

 

ここまでは観光客がアップシューズでやってこれますから、

今年の夏も外国からのお客さんで賑わうことでしょう。

 

今度はすっかりとした晴れの日にまた来ましょう

 

はいっ、

Aotaさんの体調は問題ありませんが、ここまでの行程30分の遅れ

なので帰りはロープウェイに乗って楽チンに下ることにしました。 

 

■13:35 姿見の駅(13:45発ロープウェイ)

~ 

■13:55 登山口

 

下山後はユースホステル白樺荘の温泉に浸かって戻りました。

それにしても行き帰りの車の運転6時間強は長い

(この日はAotaさんの運転⇒帰りも三笠経由)

と言うと、

首都圏で渋滞覚悟で登山口まで走るTakさんに申し訳ない感じがします。

 

来週は“爽やか登山の会”今年初めての例会で羊蹄山で~す


 

 

 

 

 

 

 

 

 


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12 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
さ~すが! (ホルスタイン子)
2016-06-20 20:25:48
術後の友人を思いやる山行き行程。
いつもよりゆったりしていい感じでーす。
山の雪解け水すごい勢いなんですね。
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>さ~すが! (Toshi)
2016-06-20 21:17:40
ホルスタイン子さん

今回の動画はカメラで撮ったものを繋いでみました。
けっこう良く撮れているもんですね。

勢い良く流れ落ちていく雪解け水の他、小鳥がピーチクパーチク♪と
賑やかにさえずっている声もよく拾っていました。

雪解け水は ザー
小鳥は ピーチクパーチク
吹き上げる風は ゴォー
噴煙は シュー

自然の音はどれも素晴らしいです。

返信する
Aotaの回復ぶり何より (Amigo)
2016-06-20 21:18:36
Aotaが順調に回復しているようでよかった。
Toshiもやんちゃさが薄れて、ベテランになってきたべやあ~
返信する
>Aotaの回復ぶり何より (Toshi)
2016-06-20 21:28:36
Amigoさん

術後の経過は順調とのことです。

しかし、まだ軽い症状であろうとは思いますが、Aotaさんも「忘れ物、落とし物」兄妹の
仲間入りのようです
症状を秘匿しておくと悪化していきますから、公表すると

先日、樽前山に一人で行った際に、あのスントの時計を無くしたらしいです。
GPSほどでないにしても、けっこう高い時計が残念ながら・・・

返信する
な、なにぃーっ!? (Amigo)
2016-06-20 21:54:47
みんなお前たち兄妹が悪い!
接する者全てに「忘れ物、落とし物」病をまんえんさせる。
返信する
ようこそ東川町へ (maya)
2016-06-20 21:58:54
朝はすばらしい青空だったのにホント山の天気は変わりやすいですね。
それでもちょっと薄日がさして景色が見れたのは良かったですね。
山は逃げないのでまたいつか来てください。

実は私も姿見の池まで散歩に行ってました。
人があまりいないので単独だとちょっと怖いです。
それでもこの日は10人くらいとスライドしました。

それでは、また
返信する
快気祝い? (Tak)
2016-06-20 22:04:28
Toshiさん、Aotaさんの回復何よりです。しかし、何よりは、初旭岳で、この眺望が得られた、ということではないでしょうか?Takは2度行きましたが、旭岳の雄姿は見ていません。(一度目は風雨の中の黒岳への縦走、二度目は初バックスキン体験)ユースホステル白樺荘の露天風呂はさいこーですね!
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>な、なにぃーっ!? (Toshi)
2016-06-21 19:02:43
Amigoさん

兄妹の兄の方はともかく、妹の方はいつもAmigoさんが指導してくれている
はずなのに全く改善というか治る兆しがみられないのは、指導が行き届いて
ないからではないですか?

まんえん、ということだとAmigoさんにも責任の一端があるように思う人も
いるかもしれません。
Toshiは思いませんが
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>ようこそ東川町へ (Toshi)
2016-06-21 19:10:59
mayaさん

そうでしたかぁ~
しっかりニアミス、ほとんどニアミス、温泉もほぼお隣りでしたね

それにしても東川町もよい町ですねぇ~♪
水は綺麗でお米も美味しいしくて、女性は皆さんさぞかし○しいでしょう。

と、山のことを褒めるべきでした。
大雪山のふもとといって、東川町がいの一番に思い浮かびます。

今日は晴れてるなぁ~と思ったら車で15分、北海道の最高峰にすぐ登れる環境なんて
他にはありません。

Toshiが上げられない分、季節の花の写真をたくさんアップしてくださいね

それではまたお会いしましょう

返信する
>快気祝い? (Toshi)
2016-06-21 19:16:35
Takさん

今年の十勝連峰で、もしや“雨男?”を返上してください
分監山もそういえば雨が降っていたような

10倍返し、どころか100倍で返していただいてもけっこうです。
とにかく、肉眼でこの目に焼き付けましょう

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