“坂の上の雲”

登っていく坂の上の青い天に、もし一朶の白い雲が
輝いていてもいなくても、また坂を登っていきます。

17/09/17、18『蝶ケ岳』

2017-09-17 | 7本州の山

シルバーウィーク二日目の登山は、台風の影響下、限られた登山ながら、

穂高連峰を眺めるのに最高の(はず)「蝶ケ岳(2,677m)」に登りました

 

 

9月17日10:30 この時間、まだ台風の影響は少ない..

  

 

■9月17日(日)

昨日、奥穂高岳下山後に宿泊した涸沢ヒュッテは、

お伝えのように至れり尽くせり何でもあって、お金さえ出せば何でも

できてしまう快適さでした。

 

登山装備のほとんどもレンタル可能で、

借りれないのは自分の足ぐらいでは?と思います。

 

何より良かったことは人の少なさで、

これは台風のお陰であって普段はそうは行かないと、都合のいいよう

に考えたりします

 

 ■5:40 涸沢ヒュッテ

 

朝5時の段階で台風の影響はまだ少なくて、

どちらかというと前線の影響で小雨がパラついている程度です。

 

ここで本日の予定

雨風が強まる前の午前中にいったん横尾まで下って、

穂高岳の東にある蝶ケ岳(2,677m)まで登っておく・・と

いうものです。

 

Takさんは台風の状況に関わらず、明日予定があるため

今日中の下山、横尾でお別れで 

明日の頑張っていただきましょう。

ただ、関東の天気も回復は果たしてどぉ~でしょうね 

 

■7:30 横尾山荘

■7:55 出発

 

すみません

昨日も写した横尾までの景色は、本日もそう変わりないので

画像なし

横尾から蝶ケ岳までの登りは雨のためミラーレスをしまい込んで

画像なし

すみません。。。

 

10:30 蝶ケ岳頂上

 

蝶ケ岳の頂上は本日宿泊予定の蝶ケ岳山荘をいったん超えて

5分で行ける先にあります。

なので、午前中のこの時間から今晩にかけてはこのヒュッテの

お世話になること決定

 

それにしても、

蝶ケ岳までの登りは殆ど視界の効かない標高差1,000mを、

登っても登っても樹林帯を抜けられない“しんどい”山歩きです。

昨日の涸沢までの登りを「陽」とすると、森林限界がまともに

2,500mまで続くこの蝶ケ岳までの登りは「陰」です。

 

しかし、その限界を抜けたとき振り返った景色で一気に報われる

山なんでしょうねぇ~晴れてい・れ・ば・

 

■10:40 蝶ケ岳ヒュッテ

 

この早い時間からヒュッテでは宿泊のための受け入れOK

そうと決まれば後は濡れた衣類を着替えたり、

ストーブの回りで装備を乾かしたり・・・

それも終わると、

 

スマホをいじることとお酒を飲むぐらいしかすること無し

 

因みにお酒やカップ麺などは涸沢ヒュッテよりも少しだけ

高いけど、泊まれるお客さんの規模が違うので致し方ない

でしょう

山で布団に寝られてこの値段です

 

本日の宿泊客は9名だけ、

皆さん、明日以降に“台風一過”の晴天”を期待してやってきた

人達です。

 

 

することが無いのは皆同じ、

テレビで映し出される台風の影響と“進路&スピード”が

気になるのも同じ。

 

蝶ケ岳ヒュッテの手作りお弁当に巻いている絵が素敵だ

 

ここはスマホでも繋がるのはauだけでdocomoは「×」

さらにすることなしです

 

 

やることがありました

寝ることです(7時前に就寝)

 寝てる間に暴風雨も北へ


■9月18日(月)

一夜明けて、

 

5:30外の様子

 

夜中の3時に北アルプス上空を通り過ぎた台風の影響がまだ

無くならず、時より青い部分が見え隠れするものの、

結局、食事を終えて3時間経っても頂上の視界は広がりませ

んでした。

残念

 

■9:30 ヒュッテ出発

 

下山は長塀山を通って徳沢まで降る若干の距離短縮コースを

行きます。

 

 

台風一過とはいかなかったけど、

ヒュッテを出発してすぐに陽が射してくると景色は一変して

虹が美しく眺められました

 

9:35 頂上を越えたところで...

 

虹を眺められても、

晴れていれば眺められるであろう景色をそう諦められる

ものでもないわけで・・・

そう、

その望めるであろう景色をヒュッテで購入した300円の

パンフレットから拝借しました

 

(晴れていれば望めるはずの)蝶ケ岳頂上からの穂高連峰

 

雲海とセットだと・・・

 

この景色を心眼するとどうでしょう、

また来たくなりました

 

その後は、

横尾からのコース同様このコースの下りもあっという間に

森林に飲み込まれ..

 

でも、雨に濡れる紅葉が少し綺麗

 

Akkiさんはいつもの短パンスタイルだけど、

Toshiはカッパ上下のまま、

 

 

ここまで雨が残っては、頂上に午前中いっぱい滞在してい

たとしても景色は変わらなかっただろうと諦めがつきました。

 

■10:05 長塀山(2,483m)通過

 

ここにも視界の効かない“不遇の山”のピークがありました。(ながかべやま)

 

 

雨が木々を伝って落ちてくるのに陽光が射す美しい登山道

 

途中、どえりゃあ大きい松ぼっくり発見

松脂の強力なことアロンアルファ並み

 

 

■11:45 徳沢

■12:05 出発

 

 

 

台風通過後の河童橋

 

あずさ川はこれでも多少濁っているんです。凄い

 

 

いったん雨が止むとこれだけ清い川へと復元する自然が凄い

 

自然と人が作り出したものの融合が凄い 

 

13:25 上高地インフォメーションセンター

 

上高地は登山客だけでなく高原の爽快感を味わうために訪れる

レジャー客のために長年築き上げられたテーマパークの趣があり

ました。

 

 

帝国ホテルがあることだけでも凄いけれど、温泉や食事だけで

なく、靴の洗い場や格安のシャワールームなども備えられていて、

お金を払ってでも訪れたくなる・・

日本の登山客憧れの場所であることに納得

 

但し“ミニ山の会”向きではありません

デカっ

 

■14:30 新島々行きバスに乗り松本へ...アルピコアルピコアルピコアルピコ

 

 

 

コメント (7)
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