『黒マリア流転―天正使節千々石ミゲル異聞』

太東岬近くの飯縄寺に秘蔵の黒マリア像を知った作者は、なぜこの辺境に日本に唯一のマリア像があるかと考え小説の着想を得た。

朝鮮民族の悲願をオリンピックに見る

2018-02-12 | エッセー番外編
 統一朝鮮旗は、青の半島地図だったが、美女軍団のアッピールで注目された。
 京都の方広寺の前に耳塚が今もある。朝鮮侵略で切り取った耳を埋めたものである。それは、何人の朝鮮人を殺傷したかと言う証なのだが、その日本軍の野蛮な行為には申し訳なくなる。
 その思いは昔からあるのだろう。かつて定期的に来日した朝鮮通信使の目をごまかすために耳塚は、その時だけは見えないようにしたと言う。
 こう言う行為は、ベトナム戦でもやられたようだから戦いで殺人は正義であり、誇りであった。
 だが、いつになっても侵略戦争を正当化する主張はやめねばなるまい。そういう意味でも北と南に分断された国は、何らかの形で融合するべきで、日本政府のように他人の国の分断をさらに強固なものにしようと言う策略は慎むべきである。トランプの意向を受けているのだろうが。何はともあれ民族が手を取り合って融合しようとしているオリンピックの情景には拍手を送りたい。
 それと拉致被害問題の解決は切り離して、河野外務大臣や安倍首相は正々堂々と北朝鮮へ乗り込んで解決を探るべきだ。遠吠えの時期は、すでに過ぎているが、トランプのポチの安倍首相は、いつになっても吠えまくっている。その方が選挙で票を集められると誤解しているのだろうが、そういう奇妙な策略は後世の国民が断罪するであろう。
 北朝鮮もとぐろを巻いた毒蛇が鎌首を上げて敵を威嚇するような行為は、やめた方がよい。核保有国の既得権国の仲間入りをしても得る物は少ない。むしろ核保有国を人類の力でこの世から締め出す運動にくわわる方が良いのだ。トランプのような馬鹿を相手の無駄な威嚇はあきらめてほしい。
 オリンピックは、良い機会だ!