がんばれナラの木

震災にあわれた東北地方の皆様を力づけたくて
The Oak Treeを地方ことばに訳すことを始めました

ナラん木 静岡県・遠州・三ヶ日

2011年09月25日 | ナラの木 地方訳
ナラん木 静岡県・遠州・三ケ日版 外海多伽子さん訳 2012.6.2



ま、どっすごい、ばかっつえぇ 風ん 吹いただに
あさっぱらから ばんげまで いちんちじゅう
ナラん木ん 葉っぱぁ まるっさら ふっとばいて
えだぁ びゅんびゅん ゆらいて
木ん皮ぁ ひっぺがす くらいだったじゃんねぇ
(ま、がとうもないやれ)
だもんで とうとう ナラん木ゃぁやぁ はだかっぽん なっちゃっただに
ほんでも 地べたに ちゃぁーんと 立っとった
ほかん木ぁやぁ ぜえーんぶ ひっくりかぁっちゃっただけどやぁ
こんきくなっちゃった かざぁ 
やっきりこいちゃって ゆっただよ
「やぁ ナラん木やぁ、おんしゃ、なんで まだ立っとられるだ?」
ほいたら、ナラん木ん ゆっただよ
「あんたぁ わたしん えだぁ 折ることも
葉っぱ まるっさら 吹っとばすことも   
えだぁ ゆさぶることも
わたしんからだ ゆっさゆっさ ゆさぶることもできる
だけどやぁ わたしにゃやぁ 大地に広がっとる 
根っこんあるじゃんね
わたしん 生まれたとっから
ちぃーとづつ ちぃーとづつ つよくなってっただに
あなたぁ こん根っこにゃぁ ぜったい さわれんだよ
わかるら?
根っこはやぁ わたしん いっとう ふかいとこにあるだで
じつぁ 今日まで 
わたしゃぁ よう わかっとらんかった
じぶんが どんだけ ものごとに しんぼうできるかをやぁ
だけどやぁ 今 おかげさんで ようやっと わかっただに
わたしゃぁ、じぶんが おもっとったより
まっと ずーーっと つよくなっとっただに
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ナラの木、越後長岡

2011年09月25日 | ナラの木 地方訳
ナラの木
越後長岡版 金子 与止男(かねこ よしお)さん訳 2011.5.12    
  
   
ばかごうぎな風が吹いたて
昼間も晩がたも
ナラん木の葉っぱをんーな吹き飛ばして
枝をびゅんびゅんと揺さぶって
木の皮もめくれてしもうぐれえらったや

しめえにゃナラん木は丸はだかになってしもうたて
だーろも地面にゃちゃんと立ってたてや
ほかん木はんーな転んでしもた

くたびれてしもうた風は
あきらめて言うたと
「ナラん木や、なんでまら立ってらっずがーや」

ナラん木は言うたと
「おめえは、オラん枝をおっぽしょることも
葉っぱをんーな吹き飛ばすことも
枝を揺さぶることも
オラを揺さぶることもできるこて

だーろもオラにゃ地べたに広がる
根っこがあっがーて
オラが生まれたろきから
ちょこっとずつ強くなったいや
だーすけんおめえオラの根っこにぜってさわらんねらーて

わかっろ
根っこはオラのいっちふーけえろこんがーや

ほんのこと言うとそー、今日まで
オラよくわからんかったがーて
自分がどっげんのに耐えらっずか
だーろもおめえのおかげで今わかったて
自分が思てたよりも
オラはまっと強くなったいや」
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ナラの木 岐阜県(美濃地方)

2011年09月25日 | ナラの木 地方訳
ナラの木 岐阜県美濃地方版 武藤修さん訳 2012.3.29



どえれえ強え風が吹いたんやて
昼まも晩も吹いとって
ナラの木の葉っぱをぜんぶ飛ばいてまって
枝をびゅんびゅん揺らいて
木の皮をはがいてまって

ナラの木はまっぱだかになってまったんやけど
そんでもぢべたにしっかりと立っとったんやて
ほかの木はみーんな倒れてまったのにやよ

くたびれてまった風は
まああかんと思って言ったんやて
「ナラの木、なんでまんだ立っとれるの?」

ナラの木は言いんさったんやと
「あんたはわっちの枝を折ってまうことも
葉っぱぜーんぶを吹き飛ばいてまうことも
枝を揺すぶることも
わっちをゆさゆさ揺すぶることもできんさる

ほんでもわっちにはぢべたに広がる
根っこがあるんやて
これはなあ わっちが生まれたときから
ちょびっとずつ強おなってったもんなんやて
おまはんはこの根っこにはぜってえにさわれえへん

わかるやら
根っこは
わっちのいっちばん深えとこなんやて

ほんとをいうと 今の今まで
わっちにもよおわかっとらんかったんやて
わっちがどんだけ
えらてかなわんことをがまんできるか
ほんでも、今、おかげさんでよおわかったんや
わっちが自分で知っとったよりも
わっちはまっとまっと強おなっとったんやて

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ナラの木 愛知県名古屋

2011年09月25日 | ナラの木 地方訳
ナラの木 愛知県・名古屋 松原未知さん訳 2012.6.6



ものすぎえぇ ど風が吹いてきました
昼間も ようさもなしに
ナラの木の ぜんぶの葉っぱを吹き飛びゃあてまって
枝も びゅんびゅん揺りゃあて
木の皮も 引きはぎゃあてまうかと思うくりゃあでした
とうとう ナラの木は 丸ぼうずになってみゃあました
そんでも ナラの木は 地べたにどっかりと立っとりました
よその木は 全部 倒れてみゃあました
くたびれてまった風は
あきらめて言いました
「ナラの木よお、どうして まんだ 立っとれるんだね?」
ナラの木は言いました
「おみゃあさまは わたしの枝をへし折りゃあすことも
全部の葉っぱを 吹き飛びゃあてまうことも
わたしの皮を はぎゃあてまうことも出来るかも知れせんけど
だけどねえ、わたしには 地べたがあるぎゃあも
この地べたには 根っこがあるがね
その根っこが 深く深く広がって わたしを支えてくれてるんだがね
わたしが生まれたときから
ちょこっとずつ ちょこっとずつ たくましくなってたんだねえ
おみゃあさまには この根っこは 絶対 なぶれんでねえ
ええきゃあ
根っこはねえ わたしの命だでねえ
ほんとのこと言うとなも 今日まで
わたしにも わたしが どのくりゃあ物事に耐えられるか わからなんだわね
だけどなも、おみゃあさまのおかげで 今、わかった
わたしが わたしの事を知っとるよりも
わたしは何倍も 強くたくましくなっとったわなも
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ナラの木 京都府

2011年09月24日 | ナラの木 地方訳
ナラの木 京都版 小林由利さん訳 2012.6.6



ものすごう強い風が吹きました
昼とのう 夜とのう
ナラの木(きい)の ぜんぶの葉っぱを吹き飛ばして
枝をびゅんびゅん揺らして
木(きい)の皮も引きはがすほどやった
とうとう ナラの木(きい)は 丸はだかになってしまいました
それでも 地面にしっかり立っていました
ほかの木(きい)は みんな倒れてしもたんや
くたくたになってしもた風は
あきらめて言いました
「ナラの木(きい)よ、なんで まだ 立ってられるんや?」
ナラの木(きい)は言いました
「あんたはんは うちの枝を折ることも
葉っぱを ぜんぶ吹き飛ばすことも
枝を揺らすことも
うちを ゆさゆさ 揺らすこともできるんや
そやけど うちには 大地に広がる
根っこがありますのや
うちが 生まれたときから
ちょっとずつ 強うなりました
あんたはんは この根っこには ぜったいさわれしまへんのや
わかりますやろ
根っこは うちのいちばん深い部分なんや
ほんまは今日まで
うちは ようわかってへんかった
自分自身が どれだけ ものごとに辛抱できるかを
けど、今おかげさんで ようわかったんや
自分が知ってたよりも
うちは もっともっと 強うなったんや
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ナラの木 神戸

2011年09月24日 | ナラの木 地方訳
ナラの木   神戸・阪神間版, 森岡千代さん訳, 2012.11.24



ごっつい強い風が吹いてん
昼間も、晩もずうっと
ナラの木いの葉っぱ、ぜーんぶ吹き飛ばして
枝、びゅんびゅん揺らして
木いの皮もめくれてしまうほどやった
とうとう、ナラの木いはまるはだかになってしもてん
そやけど、それでも、地面にしゃんと、立っとってん
ほかの木いは、みんな、倒れてしもてんけどな
もう、しんどうなってしもた風は
あきらめてしもて、ゆうてん
「ナラの木い、なんでまだ立っとれんねん?」
ナラの木いはゆうてん
「あんたは、わたしの枝を折ることも
葉っぱをぜーんぶ吹き飛ばすことも
枝を揺らすことも
わたしを、ゆっさゆっさゆすぶることも、できるやろ
そやけど、わたしには、大地に張る
根っこがあるねん
わたしが、生まれたときから
ちょっとずつ、強うなってきたんや
あんたは、この根っこには、どないしてもさわられへん
わかるやろ
根っこは、わたしの、いちばん深いとこなんや
ほんまゆうたら、今日まで
わたしは、ようわかってなかったんや
自分自身が、どれぐらい、ものごとに辛抱できるんかを
そやけど、今、あんたのおかげで、わかったわ
自分で思うてたよりも
わたしは、もっと強うなったんや」
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ナラの木、岡山版

2011年09月23日 | ナラの木 地方訳
ナラの木
吉備太郎さん訳、岡山版(男ことば編) 2011.9.30


 でぇれぇ強ぇ風が、昼とのぅ夜とのぅ吹き荒れてのぅ
 ナラの木の葉っぱを吹き飛ばしてのぅ
 枝を折るわ、皮を剥がすわ
 ほんでのぅナラの木はとうとう耐えられず
 丸裸にされたんじゃ
 ほんでものぅナラの木は大地に踏ん張っていたんじゃ
 他の木はそこらじゅう倒れたのにのぅ、でえれぇやっちゃ
 弱うなった風が音をあげて聞いたんじゃ
 「おめえ、どがんして立っておるんじゃ」
 ナラの木は云うた
 「おめえはわいの枝を折ったり、
 葉っぱを吹き飛ばすことはできるじゃろう
 枝を揺らしたり、吹き飛ばすこともできるじゃろう
 ほじゃけどのぅ 大地に広がる根っこがあるんじゃ
 生まれてからこのかた、次第に強うなっとるんじゃ
 おめえは、根っこまでどうもこうもできまぁが
 わかろうが
 根っこはわいの一番深えところじゃからのぅ
 ほんとはのぅ わいも今日までようはわからなんだんじゃ
 どこまで耐えられるかがのぅ
 ほんでもなぁ、今おかげでわかったんじゃ
 気づかしてくれて感謝云うでぇ
 わいはのぅ わいが知っとるより もっと強(つ)えんじゃ
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ナラの木 土佐版

2011年09月22日 | ナラの木 地方訳
ナラの木 土佐版 兵頭貴代志さん訳 2012.5.6

こじゃんと がいな風が吹いたがよ
昼とのう 夜とのう
ナラの葉っぱを ぜ~んぶ吹き飛ばし
枝をびゅんびゅんと揺すぶって
木の皮も 引きちぎるばあじゃった

しまいにナラの木は 素っ裸になってしもうた
ほんでも 地にしっかと立っちょたがよ
ほかの木は みんなぁ かやってしもうた
     
だれこけた風はあきらめて言いおった
「ナラの木よ、どういてまだ立っちょれるがぜ?」

ナラの木は言うた
「おまんはおらの枝を折るがも ぜ~んぶの葉っぱを
吹き飛ばすがも 枝を揺すぶるがも
おらをゆさゆさ揺すぶるがも できるけんど
おらには 地に張っちゅう根ぇがあるがぜ
おらが生まれた時から ちっくとずつ えろうなっちょった
おまんはこの根ぇには どういたちさわれんが
わかっちゅうろう
根ぇは おらの一番深いところにあるがやき

げにまっこと 今日までおらはようわかっちゃあせんかった
おら自身が どればあものごとを こらえられるがかを
けんど、今おかげでわかったがよ
おらが知っちょったより 
おらは こじゃんとえろうなっちょったがよ」
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ナラん木 福岡県・博多

2011年09月21日 | ナラの木 地方訳
ナラん木 福岡県・博多版 隈本吉成(くまもときっせい)さん訳 2012.6.2

ばっさらか強か風の吹きました 
昼でちゃ夜でちゃ
ナラん木のじぇんぶの葉っぱば吹き飛ばいて
枝ばびゅんびゅん揺らいて 
木ん皮もひっぱがすごたるでした
しまいにゃナラん木はムッチンいなっしまいました
ほんでも地べたいしっかり立っとりました
ほかん木はみいんな倒れっしまいました
くたぶれっしもうた風な諦めて言いました
「ナラん木よぉい、なしてまあだ立っとらるうとか?」
ナラん木は言いました
「あぁたあアタキの枝ば折るコツも 
じぇんぶの葉っぱば吹き飛ばすコツも
枝ば揺らすコツも 
アタキばユッサユッサ揺すっコツもデケます
ばってんアタキにゃ大地い広がる根っこの在りますと
アタキん生まれた時からチィとずつ強うなりました
あぁたあコン根っこにゃじぇったいさわれまっしぇん
わかっとりまっしょう 
根っこはアタキのイッチャン深か部分ですたい
ホンナゴツは今日まで アタキゃ ようわかっとりまっしぇんでした
自分自身のドガシコ物ごつん 耐えらるうかば
ばってん今おかげしゃんで わかったとです
自分の知っとったとよいも
アタキゃあ まあっと 強うなったとです」
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ナラの木、長崎1

2011年09月21日 | ナラの木 地方訳
ナラの木 
森ぶんめいさん訳  長崎版 2011.8.21



すごう強か風の吹いておったとばい
昼も夜もなかごと
ナラの木は なんちゃかんちゃの葉っぱば 吹きとばし
枝ばびゅんびゅんと揺らして
木の皮も引きはがすほどやった

ついにナラの木は丸はだかになってしもうた
そいでん地面にしっかり立っておったとばい
ほかの木はみんな倒れてしもた

くたびれてしもうた風は
あきらめてゆうた
「ナラの木よ、なしてまぁだ立っておらるとや?」

ナラの木はゆうた
「ワイはオイの枝ばひっかぐことも
なんちゃかんちゃの葉っぱば吹きとばすことも
枝ば揺らすことも
オイばゆさゆさ揺すっこともでくっ

ばってんオイには大地に広がる
根っこがあると
オイが生まれたときから
だんだん強うなったと
ワイはこん根っこにはじぇったいさわれん

わかるやろ
根っこはオイのいちばん深か部分やけんね

実は今日まで
オイはようわかっとらんやったと
オイ自身がどいだけ物事に耐えらるっかば
ばって、今おかげでわかったとよ
オイが思とったよりか
オイはまっと強うなったとさ
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ナラの木、長崎2

2011年09月21日 | ナラの木 地方訳
ナラの木
長崎版 峰 不二子さん訳 2013.8.23


    
たいそう強い風が吹いたとばい

昼となく夜となく ナラの木のなんちゃかんちゃの葉っぱを吹き飛ばし

枝をびゅんびゅんと揺らし 木の皮も引きはがすほどやった

ついにナラの木は丸はだかになってしもおうたとばい

そいでん地面にしっかり立っとったとばい

ほかの木はみんな倒れてしもおうたとばい

くたびれてしもうた風はあきらめてゆうたと

「ナラの木よ、なしてまだ立っておらるっとね?」

ナラの木はゆうたと

「ワイはオイの枝を折ることも なんちゃかんちゃの葉っぱを吹き飛

ばすことも 枝を揺らすことも ワイをゆさゆさと揺すっこともでくっ

と でもワイには大地に広がる 根っこがあると
 
ワイが生まれたときから ちょっとずつ強くなったと

あなたはこん根っこには決してさわれん

わかうやろう 根っこはワイのいちばん深か部分なのばい

実は今日まで

オイはよくわかっておらんやった

自分自身がどれだけものごとに耐えらるっかば

でも、今おかげでわかりたばい

オイが知っとったとよりも

オイはまっと強くなったとさ」
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ナラの木、大分版

2011年09月21日 | ナラの木 地方訳
ナラの木 
小手川絢子さん訳 大分県中東地方、2011.9.3

とーってはげしい風の吹いてなあ
それも昼でん夜でん
ナラん木の葉をみ-んな吹きとばしちから
枝のびゅんびゅん揺らしちから
木の皮も引きはがそうごとでなあ
とーとんナラん木は葉がのうなってしもうて
それでん地(じい)にがんばって立っちょって
そんほかん木はみーんな倒れてしもうた。

くたびれてしもうた風は
あきらめち言ったっと
「ナラの木よい、どげえしてまだ立っちょられるかえ。」
ナラん木ん言いよるんは
「あんたはのうわたしん枝を折ることでん
みんなん葉の吹き飛ばすことでん
枝の揺らすことでん
わたしを大きなごと揺らすんこともできるわなあ

じゃあけんどわたしにゃ地に広がっちょん
根のあるんじゃわ
わたしん生まれたときから
ちっとずつ強なったんじゃわ。
あんたにはこの根っこをさわらせんけん。
わかっちょるじゃろ
根っこはわたしんいっち深いところじゃ

ほんというと今日まで
わたしにゃようわからんじゃった
わたしがどんくらいいろんなことにしんぼうしきるか
じゃあけんど、今あんたんおかげでなあ
わかったわ
わたしが知っちょったよりも
わたしがとーてん強うなったことじゃ

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ナラの木 大分県・中部

2011年09月21日 | ナラの木 地方訳
ナラの木 大分県・中部地方版 川野誠一さん訳 2012.6.2

まぁひじい風が吹いたっちゃ
昼も夜もありゃせんで
ナラん木ん葉をみな吹きとばしちしもうち
枝をびゅんびゅん揺すっち
木ん皮も引きはがすんごたった

とうとん ナラん木は
葉がいっこん のうなっちしもうた
それでん 地にしっかり立っちょったで
他ん木はみな倒れちしもうたがの

くたびれちしもうた風ん奴は
あきらめち こげえ言うたんと
ナラん木よい なしまだ立っちょられるんかえ?

ナラん木はこげえ言うたっち

お前は俺ん枝を折んことでん、
葉をみな吹き飛ばしちしまうことでん
枝を揺すんことでん
俺をゆっさゆっさち 揺すんことでん でくんやろ

でん俺にゃ 地に広がっちょる 根があんきの
俺ん生まれた時から ちいとずつ 強うなったんじゃろうなぁ
お前にゃ こん根っこに触わんこたぁできんで

みちみい
根っこは俺ん一番深けぇところやきのぉ

ち言うてん 今日まぢの
俺りゃ よう分かっちょらんかった
自分がどんくれぇ物事を辛抱しきんのか
せやけど 今お前んお陰ぢよぉ分かったで
自分が知っちょっるよりも
俺りゃ とぉてん強うなったんじゃなぁ
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ナラの木 薩摩指宿

2011年09月21日 | ナラの木 地方訳
ナラの木

鹿児島県指宿・開聞版 2011.11.8
尾野 弘行さん訳




わっぜが風が、吹(ふ)っだどにー
 
昼(ひい)も晩も
ナラの木の全部の葉っぱが吹っ飛ばされ
 
枝が がっさがっさ揺れっせ
 
木んの皮もひっぱがされだよな もんじゃあった
 
 
とうとうナラの木は裸(はだが)びっちょになったどー
 
そいでも土(じどら)のながにしっかいと立っちょったど
 
ほがん木はごっそい倒れだ
 
 
けだれだ風は
あきらめっせ、ゆだ
 
「ナラの木よー、なんごっで ずっと立っちょいどごがー?」
 
 
ナラの木はゆだどー
 
「おまんさーは、あだいの枝をおったい
 
全部葉っぱを吹っとばしても
枝を揺らすっことも
 
あだいをさっさっと揺らすっこども でぐっがー
 
じゃっば、あだいには広が土地に根っこがあっどー
 
あだいが生んまれっだこっから
ちょっとづい、強(ちゅよ)くなったで
じゃっで、おまんさーはこの根には絶対にさわれんど

わがっどがなー
こん根は あだいの一番(いっばん)深(ふっか)がどごいやっどー

ほんのこい 今日(きゅう)まで
あだいは よう わがっちょらんじゃった。
あだい自身が どないことにも耐えっがなっかを
じゃっばい 今お蔭様で わがいもした
あだいが知っちょったよいも
あだいは わっぜが強(ちょ)がごなった、どごいじゃっど
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ナラの木 スペイン語版

2011年09月01日 | ナラの木 地方訳
EL ROBLE

Autor: Johnny Ray Ryder Jr.

Un viento impetuoso
Soplaba noche y día
Lanzaba muy lejos las hojas del roble
Sus ramas quebraba
Destrozando su fuerte corteza
Hasta que el árbol del roble estuvo cansado,
Desnudo y sin hojas,
Pero aún así el árbol del roble se aferraba al suelo
Mientras a sus pies caían otros árboles.
El viento, exhausto
Se rindió y le habló:
¿Cómo puedes tú, Roble, aún permanecer en pie?
El árbol del roble le dijo:
Yo sé que tú puedes
Partir en dos cada una de mis ramas
Llevarte lejos cada una de mis hojas
Estremecer mis largas ramas
Y hacerme balancear de un lado a otro
Pero, yo tengo raíces
Extendidas bajo tierra
Creciendo más fuertes y más fuertes desde siempre
“Tú nunca las tocarás”
Porque,¿ sabes?
Ellas son la parte más profunda de mi ser.
Hasta hoy ignoraba cuanto podría soportar
Pero ahora, gracias a ti
He descubierto,
Que soy más fuerte
De lo que jamás pensé.


Traducido por Maria Hortensia Silva,
Translated from English to Spanish by
María Hortensia Silva
Caracas, Venezuela

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