昨日、アルゼンチン戦に出場するオールブラックスが出発しました。
前回もお伝えしたように、現在オールブラックスはアイルランド戦向けとアルゼンチン戦向けに実質2チームあるため計39人の大所帯です。
旅立って行ったのは先発の15人で、リザーブの選手は明日のアイルランド戦第2戦が終わってから改めて発表され、先発隊に合流する段取りになっています。選手も大変ですが、その両方を仕切らなければならない監督陣も大変ですよね?
昨夜ニュースを見ていたら、出発前にアイルランド戦のメンバーがアルゼンチン戦のメンバーに「壮行ハカ」(英語では「さよならハカ」(Farewell Haka)ですが、「ちょっと雰囲気違うかな~」と意訳してみました)で、見送っていました。
私服で集まったアイルランド戦組。Tシャツにお得意のジャンダル(≒ビーチサンダル≒本当は「ジャパニーズ・サンダル」の略語で鼻緒がついているぞうり系全般)という、キウイの標準スタイルで、アーロン・メイジャーのリードのもと、本物のハカを贈っていました。
それを移動用ブラックジャージに身を包んだアルゼンチン戦組が、キャプテン、ジェリー・コリンズを中心にしっかりと腕を組み、唇を噛みしめて受けていました。気心知れた仲間同士の間にサッと走る緊張と高揚をテレビカメラはしっかり映していたように思います。
終わった瞬間に張り詰めていたものがふと緩み、双方が肩をたたきあって互いを労い、胸を熱くし、誰もが勝利を誓っていたであろう光景を目にしたとたん、なんだか涙がこぼれそうでした。
双子の片割れ同士が離れていくような、不思議な眺めでした。
送る方も送られる方もどちらもオールブラックス。
ただ、課せられたミッションが違うだけ。この2組が1つになって最強のオールブラックスが結成された時、数人の人たちは姿を消すことになります。でも、この瞬間はまぎれもなくそこに集まった全員のものでした。
アイルランド第2戦もアルゼンチン戦も、心に刻まれる試合になるでしょう。
旅立っていくのはオールブラックスばかりではありません。
スーパー14のチーフスのキャプテンで、現在もNZマオリを率いて「チャーチル・カップ」のために北米遠征中のロック/6番のジョノ・ギブスがウェールズへ。元クルセイダーズの9番ジャスティン・マーシャルが移籍したばかりのクラブチーム「オスプレイズ」へ移ることになりました。
今回のオールブラックスに選ばれなかったことが直接の引き金になったのか、すでに話がついていたことなのかはわかりませんが、つい最近サインしたようです。ヨーロッパ行きは2年契約が普通なのに3年契約で、受け入れ側の熱意を感じます。彼のキャプテンシーにも高い評価が下されているようです。
あ~、残念。あの笑顔、あの兄貴肌。
ワイカトファンのみならず、惜しいことです。逆に言えばこれだけの選手を手元に残せないほど、ここにはキラ星がひしめいているということなのですが。ジョノはラグビー協会に契約繰り上げを求めているので、雄姿はマオリ戦で見納めになりそうですTT
カンタベリーでスーパー14はドラフトでハイランダーズだった15番ベン・ブレアもウェールズへ。こちらはつい最近までジョナ・ロムが所属していた「カーディフ・ブルース」へ。キッカーで元オールブラックス。27歳という若さを買われてこちらも3年契約です。
今シーズンのハイランダーズでは大活躍。特にブランビーズ戦での逆転のペナルティーキックは翌日の新聞で
「BB(ベン・ブレア)キング」
という見出しになるほどの炎のキックでした。(ブランビーズはこれで4強入りを逃してしまいました)
あ~、残念。あのまじめさ。あのチョコチョコ走りTT
夫はアンドリュー・マーテンズなきあとのNZラグビー界では彼の大大大ファンだったので、移籍を知った時はしばらく無口になっていました。ハイランダーズへドラフトに出てからも、過去の功績を称えられ、
「カンタベリーはベン・ブレアを忘れない。」
と言われ続けてきた彼ですが、NZも忘れないよ!
もう1人、カンタベリーの10番カメロン・マッキンタイヤーもフランスへTT
年齢別代表だった頃は、ダン・カーターが彼の控えだったこともあるそうですが、ダン、ルーク・マクアリスターと3つ巴で学生の頃から10番の座を争い続け、とうとう黒ジャージを着ることなく国外へ。今はジュニア・オールブラックスの12番で、パシフィック・ファイブ・ネーションで活躍中。
(↑ジュニア・オールブラックスのサモア戦にて。カメロンは控えでした)
あ~、残念。ダンがいない間のNPCは彼頼みだったのに。
「ベン・ブレアも移籍でカンタベリーのキッカーは誰になるんだろう?」
と、ぼんや~り思うくらいで、まだまだ現実味がありません。
今は明日のアイルランド戦第2戦をしっかり応援したいと思います。
前回もお伝えしたように、現在オールブラックスはアイルランド戦向けとアルゼンチン戦向けに実質2チームあるため計39人の大所帯です。
旅立って行ったのは先発の15人で、リザーブの選手は明日のアイルランド戦第2戦が終わってから改めて発表され、先発隊に合流する段取りになっています。選手も大変ですが、その両方を仕切らなければならない監督陣も大変ですよね?
昨夜ニュースを見ていたら、出発前にアイルランド戦のメンバーがアルゼンチン戦のメンバーに「壮行ハカ」(英語では「さよならハカ」(Farewell Haka)ですが、「ちょっと雰囲気違うかな~」と意訳してみました)で、見送っていました。
私服で集まったアイルランド戦組。Tシャツにお得意のジャンダル(≒ビーチサンダル≒本当は「ジャパニーズ・サンダル」の略語で鼻緒がついているぞうり系全般)という、キウイの標準スタイルで、アーロン・メイジャーのリードのもと、本物のハカを贈っていました。
それを移動用ブラックジャージに身を包んだアルゼンチン戦組が、キャプテン、ジェリー・コリンズを中心にしっかりと腕を組み、唇を噛みしめて受けていました。気心知れた仲間同士の間にサッと走る緊張と高揚をテレビカメラはしっかり映していたように思います。
終わった瞬間に張り詰めていたものがふと緩み、双方が肩をたたきあって互いを労い、胸を熱くし、誰もが勝利を誓っていたであろう光景を目にしたとたん、なんだか涙がこぼれそうでした。
双子の片割れ同士が離れていくような、不思議な眺めでした。
送る方も送られる方もどちらもオールブラックス。
ただ、課せられたミッションが違うだけ。この2組が1つになって最強のオールブラックスが結成された時、数人の人たちは姿を消すことになります。でも、この瞬間はまぎれもなくそこに集まった全員のものでした。
アイルランド第2戦もアルゼンチン戦も、心に刻まれる試合になるでしょう。
旅立っていくのはオールブラックスばかりではありません。
スーパー14のチーフスのキャプテンで、現在もNZマオリを率いて「チャーチル・カップ」のために北米遠征中のロック/6番のジョノ・ギブスがウェールズへ。元クルセイダーズの9番ジャスティン・マーシャルが移籍したばかりのクラブチーム「オスプレイズ」へ移ることになりました。
今回のオールブラックスに選ばれなかったことが直接の引き金になったのか、すでに話がついていたことなのかはわかりませんが、つい最近サインしたようです。ヨーロッパ行きは2年契約が普通なのに3年契約で、受け入れ側の熱意を感じます。彼のキャプテンシーにも高い評価が下されているようです。
あ~、残念。あの笑顔、あの兄貴肌。
ワイカトファンのみならず、惜しいことです。逆に言えばこれだけの選手を手元に残せないほど、ここにはキラ星がひしめいているということなのですが。ジョノはラグビー協会に契約繰り上げを求めているので、雄姿はマオリ戦で見納めになりそうですTT
カンタベリーでスーパー14はドラフトでハイランダーズだった15番ベン・ブレアもウェールズへ。こちらはつい最近までジョナ・ロムが所属していた「カーディフ・ブルース」へ。キッカーで元オールブラックス。27歳という若さを買われてこちらも3年契約です。
今シーズンのハイランダーズでは大活躍。特にブランビーズ戦での逆転のペナルティーキックは翌日の新聞で
「BB(ベン・ブレア)キング」
という見出しになるほどの炎のキックでした。(ブランビーズはこれで4強入りを逃してしまいました)
あ~、残念。あのまじめさ。あのチョコチョコ走りTT
夫はアンドリュー・マーテンズなきあとのNZラグビー界では彼の大大大ファンだったので、移籍を知った時はしばらく無口になっていました。ハイランダーズへドラフトに出てからも、過去の功績を称えられ、
「カンタベリーはベン・ブレアを忘れない。」
と言われ続けてきた彼ですが、NZも忘れないよ!
もう1人、カンタベリーの10番カメロン・マッキンタイヤーもフランスへTT
年齢別代表だった頃は、ダン・カーターが彼の控えだったこともあるそうですが、ダン、ルーク・マクアリスターと3つ巴で学生の頃から10番の座を争い続け、とうとう黒ジャージを着ることなく国外へ。今はジュニア・オールブラックスの12番で、パシフィック・ファイブ・ネーションで活躍中。
(↑ジュニア・オールブラックスのサモア戦にて。カメロンは控えでした)
あ~、残念。ダンがいない間のNPCは彼頼みだったのに。
「ベン・ブレアも移籍でカンタベリーのキッカーは誰になるんだろう?」
と、ぼんや~り思うくらいで、まだまだ現実味がありません。
今は明日のアイルランド戦第2戦をしっかり応援したいと思います。
ライオンズ・ツアーのマオリ戦の鬼気迫るプレー、あれが最後になってしまうなんて。
(日本では、チャーチル・カップの放送はないので)
ウェールズでの活躍を祈っています。
>キャプテン、ジェリー・コリンズを中心にしっかりと腕を組み、唇を噛みしめて受けていました。
うわっ!!
見たかったですぅ~~。
ライオンズ戦で足が動かない中での
奮闘、そして勝利後の涙が忘れられ
ません。前々から言われてたから覚悟
はしてましたが。
ベンブレアもまだ27歳なのにもったいない。
驚きはマッキンタイヤ。ジュニアに選ばれ
これからって時に。見切りつけるのが早す
ぎるんじゃないかな。
毎年毎年どんどん海外に流出しちゃって
キウイのラグビーは大丈夫なんでしょう
か?30過ぎの選手ならわかるけど20代はちょっとね。
私も「壮行ハカ」はTVで見て、なんかいいなぁと思いました。
それはよしとして…。
海外移籍組の話、こちらで初めて知りました。
ギッベスについては、そんな“噂”を聞いた記憶がかすかにあるので、それほど驚きではなかったのですが、ベンちゃん(我が家ではこう呼ばれています)と、マッキン(同前)の移籍には驚きです。
マッキンくん、確かにS14ではFFEとしては活躍の場がありませんでしたが、SFEでの出場の時は、それなりに活躍していたような気がしました。彼はSFEでの方が活きるかも・・・なんて思っていたのですが、行ってしまうのですね・・・。
決まった以上は彼らの活躍を祈るばかり…という感じですね。
そして実は私、幸せなことに「壮行HAKA」を見る事ができたんです。もう鳥肌もんでした。涙出ましたよ。
アルゼンチン戦が日本で放送がないのが本当に悔しい!!ダンのプレイが見たいのにぃぃぃ。
うらやましい。
アルゼンチン戦はみことさんのレポート
を楽しみにしましょう^^ダンがいるか
ら勝利は間違いないと思いますが、スク
ラム戦とかの勝敗が個人的に興味深い
です。あとイザイアの13番も注目!
今日は日本でもライブですね。あと3時間
半かあ。ワクワク^^
明日で直します~
(お休みなさーい・・パタッ)
>チャーチル・カップの放送はないので
そうなんですか~@@
あのマオリ・ハカをぜひ観ていただきたかった!
ジョノのブ厚~い舌ベロベロベロ~~ぉはよかったです。
でも最後のスコットランドA戦はケガで欠場。
アイルランド戦が本当の本当の最後のハカでした(涙)
ジェリー・キャプテン、期待してますよ~。
アイランダーたちも並々ならぬまなざしを注いでることでしょう!
>かあるさん
>毎年毎年どんどん海外に流出しちゃって
キウイのラグビーは大丈夫なんでしょう
か?
国内に実力に見合った活躍の場が足りないのが一番の問題じゃないかと思います。マッキンタイヤーなんて「どこのスーパー14チームでもレギュラー間違いなし」
と言われ続けても、実際はどこもいっぱいで・・・
難しいですよね~。
ハイランダーズの、マパスアも行っちゃうし、これからワールドカップ断念組の大量移籍が始まりそうですTT
>nzsheepさん、こんばんは~。
うちも「ベンちゃん」ですよ!あのチョコチョコ走りが好きでしたTT
キックをミスっても憎めない一生懸命さが良かったです。今、ヨーロッパが一番欲しがっているタイプの選手だそうで(モーズも相当狙われているとか)、残念ながら「行き時」なんでしょうか?
マッキンタイヤーはやっぱり10番にこだわりが?
トレーニング・コーチとセットでおフランス入りらしいです。
>けろけろみさん、かあるさん
けろけろみさんは壮行ハカが見られて良かったですね!ホントにうらやましいです~。
こんな状況は珍しいことでしょうから本当にラッキー。日本から来た元は取りましたね(笑)
アルゼンチン戦は日本で放送がない?!!
知りませんでした。そうなんですか@@
これもビックリ!残念ですね~。
サブまで豪華絢爛だというにの!
ジェリー、本当いい顔になりましたよね。髪形とか顔つきとかで軽いイメージに見られるかもしれないけど、全然そんな人じゃない!ていうのを最近つくづく感じます。
去年のグランドスラムツアーの時の第1戦(ウェールズ戦)で、フィールドに登場して円陣を組んだ時ABs初キャップだったモモちゃんにじゃれついて緊張をほぐしているジェリーを見た時「この人、本当いい兄貴だ」と思ったものです。
リコ師匠(と私達には呼ばれています)といいジェリーといい新人の面倒見がとてもいいという話を聞いた事があります。(ちなみにリコ師匠はウィプーと大の仲良し)ちなみにダンはモモちゃんと仲いいみたいです(笑)
こうやって先輩選手が新人選手の面倒を見て、次に新人が入ってきた時には自分が面倒を見て・・・という風に流れていっているんだなぁというのが微笑ましいし、それが強さにつながっているのかな?なんて素人ながら思っています。
ジェリーがVICEキャプテンに選ばれて私も友達も大喜びです。だって兄貴ですもん!!
そういえば、ジェリーには関係ないのですが・・・ダンは髪を伸ばしているのでしょうか?先日会った時も「あれ?髪が長い」と思ったのですが、最新画像を見たらちょっとリーゼント?みたいになってましたが。天パちゃんなのだから伸ばしたら大変な事になると思うんだけど・・・・・・
これは知りませんでした~@@
なんだかミョーなつながり@@
何が彼らを近づけた?
まったく接点がないところが新鮮だったとか?
「オレが殴っても泣いた?」
とかめちゃくちゃツっこまれてるんでしょうね、
ダンにも(笑)
その時のハンドバッグはいくらになってただろう??
ダンのロン毛は危険かも´。`
そうなんですよね、ダンのロン毛は危険そうなんです。てかS14シーズン中も何試合か「ダ、ダン。髪形が大変な事になってる・・・』と思ったものです。ダン、私のお父さん理容師だから切ってもらう??
モモちゃんと仲いいのかなぁ?というのは去年イングランド戦のVTR見た時に思ったのですが、今回もホテルでモモちゃんと再会してとてもうれしそうにハグしてましたよ(笑)