にゃんこ徒然草

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悪女ってか!

2009年10月14日 | ラブもの
最近サンテレビ(関西ローカル局)で「女人天下」という韓国ドラマが始まりました。初めの数回は気づかなくて見逃しましたが、毎回面白いのです!
「チャングム」や「ファン・ジニ」の舞台でもあった、朝鮮王朝・中宗の時代のお話で、朝鮮三大悪女のひとり、チョン・ナンジョンのお話です。
全150話ということで、基本月~木の放映のため最終回までに約1年かかる勘定です。こうも長いとハムスター脳のにゃんこは、序盤の話を忘れてしまいそうwww
世の人は三大○○って好きですね~これって東洋だけ? でも世界三大美女はクレオパトラに楊貴妃、小野小町だし、世界が好きなんだよね、きっと。いや、そういうことにしておこう。
悪女、と聞くと、すごく性悪な女性を想像しますが、こうしてじっくり描かれるヒロイン「ナンジョン」の生い立ちを考えると、なにをしてでも、どんな手段を使っても!!!という気持ちが理解できなくもないのです。
とにかくもしかして世界でも指折りの身分制度の厳しさ。王様・王族を頂点として、その下に貴族にあたる両班、最下層に白丁という序列は「チャングム」で理解済みだけど、その両班の世界では正妻の子以外は召使として扱われるなんて、そりゃないよ~、って感じです。両班の父親と側女の間に生まれた(複雑な裏事情があるけど、ここでは割愛します)ナンジョンは、正妻の子である兄と妹に、散々苛め抜かれます。この兄貴が類を見ないほどの超ボンクラ、妹もひがみ根性丸出しのヤーな女です。その母親である正妻も、側女であるナンジョンの母親をことあるごとにいじめるし、遡れば側女が臨月の頃に人を使って崖から突き落とした酷い女性です。
で、その側女の子であるナンジョンは正妻の子と違って頭もいいし、向学心もあるし、空気読めるし、で、なんであなたが跡継ぎになれないの?って感じなんです。
なのに勉強もさせてもらえないなんて、それなんて宝の持ち腐れ?
側女の子供ということで、両班の子として認められないばかりか、その行く末は妓生(日本で言う芸者みたいなもの)か誰かの側女になるしかない、という、職業選択の自由なんてとんでもない、そんな世界なのです。ひー、日本に生まれてよかったなぁ。
なのに父親は彼女が妓生になるって言ったら、家名にドロを塗る!って怒るし、かと言って生活を全面的に見てくれるワケでもないし(ナンジョン母が針仕事で生計を立ててるくらい貧しい)、一体どーせーっちゅーねん!!!
正妻とその子供たちもプライドが高いわりに、側女の家に乗り込んで暴れたり、張り手くらわしたりするしwww
いや~、時々その行動が理解不可能です。

で、同時に政府のエラいおいちゃんたちの政治の話が盛り込まれたり、途中からは、ナンジョンがゆくゆくはお仕えすることになる王妃様と側室たちのバトルも織り込まれて、一体誰が主人公だかわかんなくなることもあります。だけど、面白いです。興味深い。
「チャングム」も宮廷ドラマだったけど、大半の舞台は台所と医務室だったからなぁ。で、このドラマの王妃様というのは多分、チャングムに出てたあの優しい王妃様と同一人物みたいです。一旦後宮に入るとこんな怖い人だったのね・・・・。
にしても、「女人天下」の場合、王妃様も側室も美女です。ナンジョンは絶世の美女という設定ですが、霞むくらい他の妃嬪方も美しいですね。
タイトルが「チョン・ナンジョン(物語とかつけてもいいけどw)」でなく「女人天下」なのは大正解!
これからいよいよ天下取りに向かうナンジョンから、毎日目が離せません。(ビデオですが)