シアターシステムのセンタースピーカーがNautilus805を使用しているのだが、
B&Wの800Seriesという共通点はあるのでフロント(802D)と音の傾向は似ているのだが、
スケールや純度に多少の差があるので、交換したいなーと思う今日この頃。
当初思っていたよりシアターシステムの使用頻度が大きいので、
妥協を多くしたツケを少しだけ感じている。
逆に使用頻度が低いのが、SACDマルチチャネルオーディオシステム。
多少なりとも音響には気を配った部屋にしたところ、
ステレオの定位がよくなったため、マルチチャネルの必要性をあまり感じなくなってしまった。
(とはいえ5.0chオーディオはこれでしか聴けない音はあるのだが。)
上記の状況により、あまり稼働していないスピーカーがある。
そう5.0chオーディオシステムのセンターを担っているHTM4diamondである。
このHTM4diamondをシアターのセンターに使いたいなーと思い始めたのだが、
どうせ入れ替えするなら、ルームチューニングもしようということで、
ステレオシステム周りの置物を置くべきか否かを検討した。
いろいろ置いたり取ったりしているのだが、途中の写真撮影はしていない。
一応余分な気を散らさず、自分なりに神経を使った。
まずはセンター後ろの調音パネルACP-2。
引っ越し前から所有しており、どう扱おうかと思っていて
とりあえず、正面に置いておいたのだが、あまり意義は見いだしていなかった。
だが、ACP-2を除去してみるとなんか割とハッキリ艶と奥行きが落ちた。
ACP-2はヘルムホルツ共鳴管の集合体なので、
音の拡散と遅延した音を提供してくれるので奥行きを増やしてくれたのだろう、多分。
ACP-2を床に横置きしてみたが、それも奥行きが減少した。
耳の高さまでおいてある方が効果があるのだろう。
そして本題のHTM4diamond。
これを取り払ってみたらどう音質が変わるか。
取り払ってしまえば音質向上するだろうと最初は思っていたが、
実際に除去すると心なしか中域の定位と実体感が若干減ってしまった。
この変化が良いものなのかどうか、最初は理解できなかったが、
何度も聴いてみると、音を出していないセンタースピーカーを置いておいた方が
自分の好きな音であることだと分かった。
なぜかと思っていたが、HTM4Diamond自体は曲面を多用したスピーカーで
それなりの重量があり、スピーカーなので当然共振対策をしっかりされている。
拡散体としてもそこそこ優秀なスペックを有していたようだ。
あまり良い働きが無さそうなラックの天板の水平面がスピーカーの設置によって潰された上に、
スピーカーの重さによって共振しづらくなったのもあるかもしれない。
通電してないセンタースピーカー自体がルームチューニング材として多少はプラスの働きをしているのは判明したが、
反対向きにしたらどうなるか。振動板がこちらに向かないし、曲面も増えるから良さそうな気がする。
これを試してみることにした。
センターを後ろ向きにしてセッティングして試聴。
これはこれで悪くは無い。なんか剛性面が増えたせいかカッチリ鳴る気がする。
最初は優劣が付けづらかったが、何度も聴いてみると、イマイチかなーと思ってしまった。
だが少し硬すぎる気がするのと、定位感が少し低下してしまったからだ。
こう感じたのは、定位に寄与していた正面の平行面の総面積が減少してしまったことと、
センタースピーカーの振動板が共振により実際に音を発していたことが原因と思われる。
音楽再生中に振動板に触ると微小に共振しているのが触知できる。
センタースピーカーからの共振音はわずかに遅延した左右の合成音であり、
遅延による奥行きと、実際に中央で振動板が振動することによる定位感を与えてくれる可能性がある。
空気振動を介した共振を目的にスピーカーを置いておくことが
果たしてオーディオとして邪道とならないか、少し疑問ではあるが、
センタースピーカーもあまり気軽に撤去しない方がいいことが判明した。
今回セッティングを試行錯誤したものの、結局何も替えないことになった。
あまり深い考え無しのセッティングであったものの、偶然に少しは良い要素があったようだ。
今回の件で気になりだしたのは機器の入ったラック。
対称性重視してやっぱ真ん中でしょ、と思って設置したが、
これをなくしたらどうなるか。試したい気持ちが湧いてきた。
だが、ラックを除去しつつ音を出せるようにするのは配線のしなおしが大変。
試してみるには骨が折れそうだ。
気力があるときにやってみたい。
B&Wの800Seriesという共通点はあるのでフロント(802D)と音の傾向は似ているのだが、
スケールや純度に多少の差があるので、交換したいなーと思う今日この頃。
当初思っていたよりシアターシステムの使用頻度が大きいので、
妥協を多くしたツケを少しだけ感じている。
逆に使用頻度が低いのが、SACDマルチチャネルオーディオシステム。
多少なりとも音響には気を配った部屋にしたところ、
ステレオの定位がよくなったため、マルチチャネルの必要性をあまり感じなくなってしまった。
(とはいえ5.0chオーディオはこれでしか聴けない音はあるのだが。)
上記の状況により、あまり稼働していないスピーカーがある。
そう5.0chオーディオシステムのセンターを担っているHTM4diamondである。
このHTM4diamondをシアターのセンターに使いたいなーと思い始めたのだが、
どうせ入れ替えするなら、ルームチューニングもしようということで、
ステレオシステム周りの置物を置くべきか否かを検討した。
いろいろ置いたり取ったりしているのだが、途中の写真撮影はしていない。
一応余分な気を散らさず、自分なりに神経を使った。
まずはセンター後ろの調音パネルACP-2。
引っ越し前から所有しており、どう扱おうかと思っていて
とりあえず、正面に置いておいたのだが、あまり意義は見いだしていなかった。
だが、ACP-2を除去してみるとなんか割とハッキリ艶と奥行きが落ちた。
ACP-2はヘルムホルツ共鳴管の集合体なので、
音の拡散と遅延した音を提供してくれるので奥行きを増やしてくれたのだろう、多分。
ACP-2を床に横置きしてみたが、それも奥行きが減少した。
耳の高さまでおいてある方が効果があるのだろう。
そして本題のHTM4diamond。
これを取り払ってみたらどう音質が変わるか。
取り払ってしまえば音質向上するだろうと最初は思っていたが、
実際に除去すると心なしか中域の定位と実体感が若干減ってしまった。
この変化が良いものなのかどうか、最初は理解できなかったが、
何度も聴いてみると、音を出していないセンタースピーカーを置いておいた方が
自分の好きな音であることだと分かった。
なぜかと思っていたが、HTM4Diamond自体は曲面を多用したスピーカーで
それなりの重量があり、スピーカーなので当然共振対策をしっかりされている。
拡散体としてもそこそこ優秀なスペックを有していたようだ。
あまり良い働きが無さそうなラックの天板の水平面がスピーカーの設置によって潰された上に、
スピーカーの重さによって共振しづらくなったのもあるかもしれない。
通電してないセンタースピーカー自体がルームチューニング材として多少はプラスの働きをしているのは判明したが、
反対向きにしたらどうなるか。振動板がこちらに向かないし、曲面も増えるから良さそうな気がする。
これを試してみることにした。
センターを後ろ向きにしてセッティングして試聴。
これはこれで悪くは無い。なんか剛性面が増えたせいかカッチリ鳴る気がする。
最初は優劣が付けづらかったが、何度も聴いてみると、イマイチかなーと思ってしまった。
だが少し硬すぎる気がするのと、定位感が少し低下してしまったからだ。
こう感じたのは、定位に寄与していた正面の平行面の総面積が減少してしまったことと、
センタースピーカーの振動板が共振により実際に音を発していたことが原因と思われる。
音楽再生中に振動板に触ると微小に共振しているのが触知できる。
センタースピーカーからの共振音はわずかに遅延した左右の合成音であり、
遅延による奥行きと、実際に中央で振動板が振動することによる定位感を与えてくれる可能性がある。
空気振動を介した共振を目的にスピーカーを置いておくことが
果たしてオーディオとして邪道とならないか、少し疑問ではあるが、
センタースピーカーもあまり気軽に撤去しない方がいいことが判明した。
今回セッティングを試行錯誤したものの、結局何も替えないことになった。
あまり深い考え無しのセッティングであったものの、偶然に少しは良い要素があったようだ。
今回の件で気になりだしたのは機器の入ったラック。
対称性重視してやっぱ真ん中でしょ、と思って設置したが、
これをなくしたらどうなるか。試したい気持ちが湧いてきた。
だが、ラックを除去しつつ音を出せるようにするのは配線のしなおしが大変。
試してみるには骨が折れそうだ。
気力があるときにやってみたい。