■まとめと考察 ~その1~
1 このシリーズでの比べ方
比べるためのもっとも簡単な方法は、《違う部分を提示する》だけ。前回(h23)は《コピー引用による提示と、簡単な疑問の提示》をした。
今回はさらに踏み込んで、《「定説」との関係》や、《違う理由の推理》まで試みる。歴史学者・研究者ではないので難しいが、ライフワークのつもりで取り組みたい。
2 「定説」を定義する
① その学界において、多くの学者が妥当(≒正しい)と認めている説。
② その学界において、一定の学者が可能性があると認めている説。 ※複数の場合もある。
※通常は①だろうが、消えてしまった過去を扱う歴史学においては、同一根拠(物証など)に対してさまざまに解釈できる場合が多いようなので、②も定説の一種とする。
3 推理の根拠(前提)
① ウィキペデアによる知識を基にする。
※完全ではないと言われていることは分かっているが、かなりの程度で「公平さ」や「客観性」を実現していると思う。つまり、前記の定説②もしっかり紹介してあると思われる。
② 常識・・・歴史的できごとの理解は、殺人事件の裁判に似ている。
《残された物証》、《容疑者の自白=当事者の手記・記録など》、《目撃者の証言=目撃者などの手記・記録など》を材料にして論理的推理を行い理解すること。
※注意すべき落とし穴・・・物証や記録の偽造、容疑者・当事者・目撃者の偽証、誤解、偏向など。/日本人の読者・視聴者などへの伝達者(=メディアの記者、学者など)の理解不足、偏向、偽造・ねつ造など。
~つづく~