九州神社紀行-ブログ

北九州近郊を中心に神社および周辺風景の撮影日記です。

須佐能袁神社(福岡県久留米市)

2009-03-15 17:03:13 | 神社参拝ー福岡
 須佐能袁神社(福岡県久留米市)を掲載しました。

 須佐能袁神社(すさのをじんじゃ)
<通称>祇園神社(ぎおんじんじゃ)
【鎮座地】〒839-0835 福岡県久留米市草野町草野443-2 旧筑後国 御井郡
【御祭神】素盞嗚尊 伊勢大御神 菅原神
【例祭】 7月下旬土曜日 例祭
【旧社格等】村社
【御由緒】
 須佐能袁神社は往古の勝光山祇園寺に起源するもので、建久8年(1197年)竹井の城主であり筑後の国の国司であった草野太郎永平の開元建立による。
 祭神は須佐能袁神を祀り草野家累代の崇敬せらるる神社たるも、天正16年草野家の末裔草野右衛門鎮永が秀吉九州平定の折蜂須賀家政のため山門郡南関に於て誘殺されしより草野家滅亡す。爾来草野家の氏神と斎き奉るに及ぶ。
 明治14年夏里人等により再建の発議あり。氏子の浄財を得て普請の運びとなり6年の星霜後明治19年12月社殿築山泉水等落成す。
 昭和32年4月神殿拝殿楼門の建築学的特徴と美的構成の見事さを以って福岡県指定文化財となり郷土の誇りと親しまれてきた。その後社殿老朽化する度に県市の補助と地元の浄財により修復され今日に至っている。
 (平成祭データ)

  須佐能袁神社
 通称、祇園社で知られています本社は建久八年(一一九七)平家討伐に軍功のありました竹井城主草野永平が勧請したといわれ代々城主の尊敬が厚く、草野家が豊臣秀吉の九州征伐のおり滅亡レた後もこの町の氏神として祀り崇められました。
 祭神は素戔鳴尊で、現在の神殿は明治十九年に改築された欅の権現造りで拝殿、楼門とともに調和豊かな彫刻美を見せ、県の文化財に指定(昭和十二年)されています。
 (社頭案内板より)

 最近、トキの人と呼ばれ注目されている鳩山総務大臣の選挙区、福岡県久留米市にあります。九州自動車道久留米ICより東に5km、草野町の県道151号線沿いに鎮座しています。

 鳥居の扁額
豪華な龍の装飾が施されています。出雲国造尊福(出雲大社宮司)の揮毫です。

  神橋から楼門
 鳥居をくぐると池泉鑑賞式と呼ばれる庭園になっています。池に石橋が架けられています。

 楼門前に文久2年(1862)奉納の狛犬があります。
昭和32年本殿、拝殿とともに福岡県の文化財に指定されています。

 楼門の扁額と彫刻明治の匠の技が随所に施されて見事です。

 拝殿 
現在の社殿は明治19年再建され、昭和56年修復工事竣工、直近では平成3年台風の被害を受け平成8年屋根の葺き替え等行われています。
 屋根は桧皮葺、神仏混合様式の欅の権現造りです。

 拝殿の彫刻木鼻をはじめ見事な彫刻が施されています。

 本殿 
創建は建久8年(1197)平家討伐に軍功のあった竹井城主草野永平が京都の八坂神社より勧請したといわれています。
 御祭神は社名のとおり主神として素戔鳴尊、天照大御神と菅原道真公とともに祀られています。

  本殿の彫刻
 本殿にも随所に見事な彫刻が見られます。楼門はじめこれほどの社殿を持つ当社が旧村社とは不思議に思います。
 
 社殿全景
本殿と幣殿は瓦屋根の透塀(すきべい)で三方から囲まれています。

 境内末社拝殿右にあります。
少彦名神を祀る粟島神社(あわしまじんじゃ)です。

 境内末社月弓社(つきゆみしゃ)、御祭神は三貴子の第二神、月讀神です。

 拝殿から楼門
 社殿のある境内は楼門から回廊で囲まれています。

 楼門から参道
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