兵庫農漁村社会研究所

地域農業の研究、有機農業研究、都市と農村の交流、フォーラムの開催、国際交流など幅広く活動しています。

第15回 地域農政フォーラムのご案内

2008年11月01日 | お知らせ
金木犀が咲く頃、昔の郷では霧の中に匂いが立ち込めていました。今は温かい秋になりましたが、太陽が低くなるにつれ、確実に季節は巡り、ようやく霧立ち上る川面にすすきが揺れる秋の風情が見られるようになりました。

皆様にはお変わりありませんか。平素は何かとお世話になり、誠に有難うございます。今年度下期(毎年、夏と秋の2回開催)の第15回地域農政フォーラムのご案内をお送り申し上げます。

食の安全が大きな問題となっています昨今、有機農業への関心も高まっています、果たして現状はどのような展開を見せているのでしょうか。国では有機農業推進法を制定し、手始めに有機農業タウン構想を策定するとともに全国約50箇所をモデル地域に指定して推進を図っていますが、はたして有機農業は日本農業のルネサンス、つまり夢ある再生をもたらすのでしょうか。

そこで、今夏、農水省の機構改革にともない新しく設置された生産局農業環境対策課課長補佐の堀川昌昭氏(有機農業班長)をお招きし、国の有機農業政策の実情についてお話しいただくことに致しました。あわせて、県内で熱心に有機農業に取り組んでいただいています西脇市長の來住壽一(きしじゅいち)氏をお招きし、黒田庄地区を中心とした有機の里つくりの様子についてお話しいただくことに致しました。

有機農業の成功の鍵は、地域にあった有機農業技術の開発と消費者との連携をどう図るかにありますが、豊岡市を中心とした但馬北部ではコウノトリ野生復帰を可能とするコウノトリ育む農法が広がりつつあり、有機農業推進のモデルを示しているかに見えます。そこで、この農法の中心的役割を果たしていただいています豊岡農業改良普及センターの西村いつき氏をお招きし、有機農業推進の具体的な方策についてご報告頂くことに致しました。

何かとお忙しい時期ではありますが、有機農業は世界的なに心を呼んでいます重要な課題かと思います。お繰り合わせの上、多数ご参加下さいますよう慎んでご案内申し上げます。 
       
1.日 時  11月21日(金) 午後1時---4時30分
2.場 所  神戸市勤労会館 2階 多目的ホール
         神戸市中央区雲井通5-1-2
        (JR・阪急三ノ宮駅下車、南東に約5分、ダイエービルの東)
         TEL 078-232-1881
3.テーマ  有機農業は農業ルネサンス(夢ある再生)をもたらすか
    講演(1)「我が国の有機農業推進方策」
              堀川昌昭氏(農水省農業環境対策課課長補佐)
    講演(2)「西脇市の有機の里つくり」
              來住壽一(きしじゅいち)氏(西脇市長)
    報告   「但馬に広がるコウノトリ育む農法」
              西村いつき氏(豊岡農業改良普及センター課長)
4.討 論   司会    保田 茂氏(本所代表、神戸大学名誉教授)
5.参加費  1000円(資料代を含む)
6.申 込  葉書、ファクスまたはメールで、氏名、住所、所属ならびに参加人数を明記の上、下記書名欄の連絡先にお申込下さい

 主催 兵庫農漁村社会研究所

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