日本は豊かな国だといわれていますが、日本の食べ物は60%が輸入されたものでできています。食生活が多様化するにつれて国内生産ではまかないきれない農産物や、消費の増えた畜産物のための飼料も大部分が外国に依存しています。カロリー・ベースで食料自給率は、1960年度の80%から2006年度には39%に低下していることが分かります。これほど急速に自給率を低下させた国は世界でも例がありません。そして、日本は現在、世界最大の食料輸入国となっています。
先進国はそんなものだと思っている人もいるかもしれませんが、それは大きな誤解で、世界の先進国は輸出できるだけの農産物を作っています。2003年度の食料自給率はアメリカが128%、フランス122%、ドイツ84%、オーストラリアにいたっては237%にのぼります。
食料はほかの商品と違って、生命を維持するために不可欠なものです。その半分以上を外国に依存するということは、国民生活を絶えず不安定な地盤の上におくことになります。同時に、なにげない輸入品を食べる行為が、外国の畑を青々と茂らせ、その一方で日本の田んぼや畑を荒廃させているのです。
発展途上国の食料不足、地球温暖化、水資源の不足などが問題となっている昨今、将来も安定的に食料を輸入し続けることが困難になる可能性が指摘されています。もし輸入がストップしたら、日本の国内生産のみで1人1日あたり2200kcalの供給が可能ですが、その中身は肉や牛乳、乳製品があまり食べられなくなり、代わりに芋類が増えるなど、今とかけ離れたものになってしまいます。田んぼや畑が今より減っていることを考えれば、さらに厳しい事態になるかもしれません。しかしながら、幸いにも日本のお米と野菜の自給率はそれぞれ約95%と約80%。深刻な事態に備え、次世代が食料問題に直面しないためにも、日頃の食生活を見直し、お米や野菜を中心とした食生活をしっかり守っていきたいものです。
「ゴーゴー ご組」より
先進国はそんなものだと思っている人もいるかもしれませんが、それは大きな誤解で、世界の先進国は輸出できるだけの農産物を作っています。2003年度の食料自給率はアメリカが128%、フランス122%、ドイツ84%、オーストラリアにいたっては237%にのぼります。
食料はほかの商品と違って、生命を維持するために不可欠なものです。その半分以上を外国に依存するということは、国民生活を絶えず不安定な地盤の上におくことになります。同時に、なにげない輸入品を食べる行為が、外国の畑を青々と茂らせ、その一方で日本の田んぼや畑を荒廃させているのです。
発展途上国の食料不足、地球温暖化、水資源の不足などが問題となっている昨今、将来も安定的に食料を輸入し続けることが困難になる可能性が指摘されています。もし輸入がストップしたら、日本の国内生産のみで1人1日あたり2200kcalの供給が可能ですが、その中身は肉や牛乳、乳製品があまり食べられなくなり、代わりに芋類が増えるなど、今とかけ離れたものになってしまいます。田んぼや畑が今より減っていることを考えれば、さらに厳しい事態になるかもしれません。しかしながら、幸いにも日本のお米と野菜の自給率はそれぞれ約95%と約80%。深刻な事態に備え、次世代が食料問題に直面しないためにも、日頃の食生活を見直し、お米や野菜を中心とした食生活をしっかり守っていきたいものです。
「ゴーゴー ご組」より