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能登半島

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突然・・・

2012-01-23 | ニュースから

輪島市門前町大釜地区の産業廃棄物最終処分場建設計画の是非について結論の出ていない輪島市で、今度は梶輪島市長による東日本大震災で発生した「震災がれき」の受け入れが突然表明されました。
被災地(宮城県)のがれきを輪島市美谷町の輪島クリーンセンターで焼却し埋め立てる計画で、近日中(1/23)には宮城
県へ調査のため輪島市職員(環境部長クラス)が派遣されるようで、輪島市民や議会への説明も近いうちに行われるそうです。

■北國・富山新聞ホームページ
http://www.hokkoku.co.jp/subpage/H20120117101.htm
石川のニュース 【1月17日02時27分更新】 震災がれきを受け入れ 輪島市

輪島市が「震災がれき」の受け入れ先に想定する輪島クリーンセンター=同市美谷町 
 輪島市は16日までに、東日本大震災で発生した「震災がれき」を石川県内の自治体として初めて受け入れる方針を固めた。同市美谷町の一般廃棄物処理施設「輪島クリーンセンター」での受け入れを想定し、23~25日に宮城県に職員を派遣して引き受け可能ながれきを調べる。既に同センター周辺の住民に受け入れの意向を伝えたが、現時点では容認と反対の声が交錯しており、受け入れる量や日程が決まるまでには曲折も予想される。
 梶文秋輪島市長は16日、北國新聞社の取材に対し「被災地を覆うがれきを取り除くことは復興への第一歩。被災地(輪島)が被災地を救うのは筋だ」と述べ、2007(平成19)年の能登半島地震で全国から支援を受けた自治体の市長として、不退転の決意を強調した。

 市は、被災地のがれきを輪島クリーンセンターで焼却し、埋め立てる計画。一日50トンの処理能力がある同センターでは同約20トンの処理にとどまっており、受け入れる余力は十分と判断した。

 国の基準によると、焼却灰の放射性セシウム濃度が1キログラム当たり8千ベクレル以下であれば、一般廃棄物と同様に自治体で埋め立てできる。ただ、がれきを焼却した場合、放射性物質が10~33倍に濃縮するとの測定結果があり、放射能への不安から東北と東京都以外では広域処理が進んでいない。静岡県島田市も震災がれきを受け入れる方針を示しているが、住民が反発し、具体的な日程は定まっていない。

 輪島市は、被災地の中でも群を抜いてがれきの多い宮城県から受け入れる方針。宮城県によると、同県内のがれきの放射性物質は、福島第1原発事故が起きた福島県境の山元町で濃度が高く、1キログラム当たり993ベクレルが最高。一方、仙台市以北のがれきは同20~50ベクレル前後となっている。

 輪島市は12月18日、輪島クリーンセンターが立地する美谷町と、同町に隣接する光浦町の住民に、震災がれきを受け入れる方針を伝えた。美谷町の立壁政義区長(63)は「能登半島地震では全国から救いの手が差し伸べられた。安全基準を満たしたものならば考える」と容認する意向を示しているが、光浦町の山下栄区長(60)は「被災地の惨状も分かるが、農作物や漁業への風評が怖いのも事実」と反対している。

 今後、宮城県に派遣した職員が、がれきの放射性物質の含有量を調査した上で、年度内に具体的な受け入れ量や期間を決め、あらためて住民説明会を開く。


こちらは最新の新聞記事

■北陸中日新聞
http://www.chunichi.co.jp/hokuriku/article/news/CK2012012202000147.html
【北陸発】
輪島がれき受け入れ 市長「震災支援 恩返し」
2012年1月22日 
 
本紙インタビュー

まず被災地の調査
 前例踏襲、横並び意識の強い日本の行政にあって、東日本大震災被災地のがれきの受け入れは勇気が必要な決断だ。放射性物質への不安から、受け入れを表明した自治体には猛烈な反対意見が寄せられる。批判を承知で、大きな責任やリスクを伴う受け入れの検討を始めた石川県輪島市の梶文秋市長。その理由や今後の進め方などを聞いた。(小塚泉)

許容線量 国、県と相談
 -受け入れを検討する理由は。

 被災地の映像を見たり足を運んだりして、いまだに進んでいないがれき処理に胸が痛む。能登半島地震の経験から言えるのは、がれきを積んだままの状態では復興は進まないということ。国レベルで調整してくれればいいなと思っていたが処理は進んでいない。能登半島地震で全国から支援をいただいた恩返しに何とかお手伝いしたいという思いをずっと抱いていた。輪島市に焼却炉があり、処理能力に余裕があることも理由の一つだ。

 -焼却施設がある地元で反対の声もあるが。

 重々承知している。東京のように埋め立て地で離れた場所で処理するのとは違うので、地元への配慮や、理解を得ることは当然していかねばならない。

 -今後の予定は。

 震災後から輪島市が職員を派遣している名取市と石巻市、女川町で宮城県職員の協力を得て調査する。放射線量がどれほどあって、焼却するとどれだけ高くなるのか。現地で調べてみないと分からない。すべてはそれからの話だ。持ち帰ったデータを基に県とも相談しながら一定の判断をした上で、議会や地元の皆さんに説明する機会を設けたい。被災地のお手伝いをしたい思いを実現できるようにしたい。

 -どの程度の放射線量なら引き受けるのか。

 現段階では申し上げられない。国は焼却灰一キログラムに含まれる放射性セシウム八〇〇〇ベクレル以下を埋め立ての基準としているが、国、県と相談して許容できる範囲を考えたい。


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