これまで、世代間格差については、ふれましたが
今日は、システム間格差について。
以前、自民党が提案した「モデル世帯」は、
なにかと物議をかもしているようですが…
「一号被保険者」+「一号被保険者」の世帯と
「二号被保険者」+「三号被保険者」の世帯との比較
一号+一号 二号+三号
月々の保険料 13300×2 二号の年収×0.1358÷2
2017年以降 16900×2 二号の年収×0.183÷2
65歳でもらう額 67000×2 二号の年収×0.5
で、2004年に40歳の二号がいて、年収が、現在470万円だとする。
厚生労働省はそう仮定している。
月々の保険料は、
470万×0.1358÷2÷12=26600円。
で、一号+一号と同じ負担。
「現役世代の賃金がこれから中長期的に年2.1%程度ずつ
上昇すると想定」している厚生労働省の考えで行くと、
13年後の二号の年収は
470万×(1.021)**13=616万円、
月々の保険料は、616万×0.183÷2÷12=47000円。
これは、16900×2=33800円よりけっこう高い。
(が、一号の保険料もきっと保険庁が値上げするに違いない。)
で、25年後に65歳になって定年を迎えたとき、
二号の年収は
470万×(1.021)**25=790万円。
月々に受け取る額は、790万×0.5÷12=329000円。
67000×2=134000円の基礎年金部分に195000円がプラスされることになる。
「一号被保険者」+「一号被保険者」の世帯は基礎年金部分だけなので月々134000円、
「二号被保険者」+「三号被保険者」の世帯は月々329000円を受け取ることになる。
納めた金額の差に比べて、受け取る金額の差は大きすぎないか?
厚生省のモデルケースでは、この329000円を
「現在の価値に換算」と称して、237000円と言っているが…
今日は、システム間格差について。
以前、自民党が提案した「モデル世帯」は、
なにかと物議をかもしているようですが…
「一号被保険者」+「一号被保険者」の世帯と
「二号被保険者」+「三号被保険者」の世帯との比較
一号+一号 二号+三号
月々の保険料 13300×2 二号の年収×0.1358÷2
2017年以降 16900×2 二号の年収×0.183÷2
65歳でもらう額 67000×2 二号の年収×0.5
で、2004年に40歳の二号がいて、年収が、現在470万円だとする。
厚生労働省はそう仮定している。
月々の保険料は、
470万×0.1358÷2÷12=26600円。
で、一号+一号と同じ負担。
「現役世代の賃金がこれから中長期的に年2.1%程度ずつ
上昇すると想定」している厚生労働省の考えで行くと、
13年後の二号の年収は
470万×(1.021)**13=616万円、
月々の保険料は、616万×0.183÷2÷12=47000円。
これは、16900×2=33800円よりけっこう高い。
(が、一号の保険料もきっと保険庁が値上げするに違いない。)
で、25年後に65歳になって定年を迎えたとき、
二号の年収は
470万×(1.021)**25=790万円。
月々に受け取る額は、790万×0.5÷12=329000円。
67000×2=134000円の基礎年金部分に195000円がプラスされることになる。
「一号被保険者」+「一号被保険者」の世帯は基礎年金部分だけなので月々134000円、
「二号被保険者」+「三号被保険者」の世帯は月々329000円を受け取ることになる。
納めた金額の差に比べて、受け取る金額の差は大きすぎないか?
厚生省のモデルケースでは、この329000円を
「現在の価値に換算」と称して、237000円と言っているが…