小麦はこうして高くなる***シカゴ市場なんて関係ない

2008-02-20 15:49:55 | 農業(政策)
日本の製粉業者が直接海外から小麦を買い付けることができない。
しかも、政府が買い付けたのにマークアップだ管理費だのを
上乗せしたのを買わされる。

ここまでは昨日の復習。

そして小麦の値段は、さらにさらに雪だるま式に高くなる。

製粉業者は一般製粉用玄麦または飼料用小麦を政府から買い受けるとき、
その買い受け量に応じて「財団法人:製粉振興会」に「近代化資金」なるものを
拠出する。

この「拠出金」なんと年間合計85億5000万円(H18.7~19.6)。
ここから、
「麦引取円滑化対策事業」に16億8000万円、
「契約生産奨励金」に61億4000万円、
これらが「社団法人:全国米麦改良協会」を通じて
麦の生産農家にわたる仕組みができている。

データ元
http://www.zenkokubeibaku.or.jp/index.html
http://www.seifun.or.jp/gaiyou/index.html

小麦 マークアップって…

2008-02-19 21:54:12 | 農業(政策)
たとえばである、東大阪のちっちゃい(^2)会社の営業マンが
4万円の仕事を取ってきた、コストは11万円かかる。
そんな仕事を請ける会社があるか?
(首都圏だったら荒川区のちっちゃい(^2)会社の…といったら実感あり?)

では、コストは11万円に変わりないがこの仕事を請けたら、
あっちゃこっちゃから、なんかかんかで4万円+12万円入る。

この仕事を請けるべき?

答えはもちろんYES!
だって「ごっつ」儲けが出るやん!

こんな「なぜかおいしい」仕事を請け負っているのは
東大阪(荒川区)のちっちゃい(^2)会社ではなく、
日本の麦生産農家!

4万円しかしないブツに
どうしたらプラスαの12万円が付くのか?

それを払っているのはアナタです!
(パン・麺・粉もんいっさい食べてないのでしたら別ですけど…)

ここから話は1トン当たりとする。

まず、コスト対売値である。
国産の小麦の生産費は112,600円
国産の小麦の売値は  41,700円

もちろん生産に着手する気など起きるはずはない。
作れば作るだけ赤字確実!

が、「お国」の手厚い「保護」!?
生産条件不利補正(面積あたり)71,500円
生産条件不利補正(数量あたり)35,200円
品質改善奨励額        10,000円
生産・流通改善奨励額       300円
流通合理化奨励額        1,100円

これらを売価に加えると159,800円となり、
生産費112,600円に対し収益ありとなる。

これが今・日本の小麦生産の実態である。

では上記のトン当たり118,000円はいずこから…
ということになる。

この国に入る小麦はすべて政府が「買い上げ」
これを企業に「売り渡す」という
「今って何時代?」
がまかり通っていることはご存知ですか?

まずは「マークアップ」という用語を学びましょう。
「国家貿易等の麦の制度を運営するために必要となる
保管料等の政府管理経費及び国内産麦等の生産を振興するために
必要となる経費(品目横断的経営安定対策に要する経費)
に充当されるもの」だそうです。

で、
平成19年10月のデータでは、
輸入小麦(5銘柄加重平均価格)34,300円
港湾諸経費           2,102円
マークアップ         16,868円

この結果、輸入小麦の売渡し価格は53,270円!

比べてみましょう。
国産小麦 41,700円
輸入小麦 53,270円

品質・用途を問わなければ、国産安いですよねぇ!
(メーカーさんによれば国産は品質の低さ&バラつきの多さで
安くても買いたくないらしいのですが…)

でも、安くて国産っていうのは、
いわゆるanti-foreign-bias大(国産大好き)の
ヒトビト(含むnoshishi)にとっては「よさげ」に見える話です
が…

なぜ、4万円が16万円になり、
国産小麦が生産されるのか?
なぜ、3万円の輸入小麦が5万円払もわなきゃ
買えないのか?

その原因はこの「マークアップ」にあるんです!
平成17年のデータになりますが
食用小麦の450tが輸入、70tが国産です。

国産の70t対し
トン当たり118,000円の補助金を払うと
826億7000万円。

輸入の450tに対し
トン当たり16,868円マークアップすると
759億1000万円。

輸入小麦に上乗せされ、消費者が払わされているお金
さらにそれ以上の税金が国内の小麦生産者に
だらだらだら~~~だらだらだら~~~~
と流れています。

最近、小麦の価格が30%上がるっていうニュースを
見ましたが、生産者が工夫して生産費・品質ともに
輸入品と戦うぞぉ~~っていう姿勢がない限り、
補助金に頼りっぱなしでいる限り、
小麦生産者は一般消費者の敵ですな。

小麦生産者のみなさんが政府の助成金目当てに
小麦を生産することをやめてくれれば、
消費者は安くて高品質な小麦にありつけるのですが。

データ元
http://www.zenkokubeibaku.or.jp/mugi/jyukyuu/jyukyuu2.pdf
http://www.zenkokubeibaku.or.jp/mugi/jyoseikin/joseikin01.pdf
http://www.zenkokubeibaku.or.jp/mugi/syoureikin/syoureikin_1.pdf
http://www.maff.go.jp/j/press/soushoku/boueki/080215_1.html
http://www.kinki.maff.go.jp/introduction/syokuryou/syokuryo/site/mugiuriwatasi.pdf 
http://www.maff.go.jp/j/press/2006/20061122press_6.html 
http://www.maff.go.jp/www/press/cont2/20041110press_2s4.pdf
http://www.maff.go.jp/j/soushoku/boueki/mugi_zyukyuu/pdf/kokusaijikyuu.pdf
http://www.maff.go.jp/toukei/sokuhou/data/seisanhi-komugi2006/seisanhi-komugi2006.htm


安倍氏退陣 WHY? LET'S GUESS!

2007-09-12 22:25:41 | 日々雑感
なぜ、この時期いきなりの辞意表明か?

のししのGUESS!

その1は対北朝鮮。
安倍氏続投の場合、6カ国協議から日本はどんどん外れていく。
彼が拉致問題に理解を示している姿勢は国民に対してさんざん
流されている。「美しい国」をうたう彼にとってこれははずせない。
拉致問題を超越した対北朝鮮政策は彼の政権下では不可能。
しかし、そんなことを言っていたら日本が蚊帳の外に・・・
彼が大好き(?)な中国からの指示?

その2は官僚の力。
防衛省のこれまでの悪事が、厚労省のこれまでの悪事が顕に!
そのことを恐れた官僚が、これからの安倍政権に協力を拒否した。
それが、今回の概算要求では?軒並み「UP」した要求額が官僚からの
「NO」の声?

その3は「真に「美しい国」を目指していた」という仮説。
どう組閣しても閣僚には常に「汚れたヒト」が・・・
なおかつ社保庁・地方自治体は悪行の数々、
足立区の教育委員会は学力テストの問題を漏らすわ・・・
この国にすっかり嫌気が差した。

その4は「9条を変えられないならもぉいっか~」
自己の政権の唯一最大の目的が果たせないことを悟ったことで
すべてがどうでもよくなった、という仮説。

その5にいわゆる「おぼっちゃまん説」。
「も~~疲れたぁ~~」では無いと思うのだが・・・


"激甚 "の大安売り

2007-08-09 01:34:09 | 日々雑感
中越沖地震・台風4号、
ともに”激甚”であると認められた。
”激甚”であるがゆえに、
国庫から地方自治体に莫大なカネが注入される。

”激甚”か否かを決定する基準、
これを国民が選出した国会議員が
議論を重ねた上で決定するのであれば
異議を唱える筋合いはない。

が…

昭和37年に創設された
「激甚災害指定基準」
「局地激甚災害指定基準」
「激甚災害に対処するための特別の財政援助等に関する法律施行令」

これらにより、制定当初、毎年1~2件の災害が
”激甚”と指定されていた。
しかし、昭和59年以降、(本激)指定されたのは
阪神淡路大震災1件のみとなった。

そこで、「おおむね1年に1回の本激の指定が可能になる」こと
を目標にこれらの「基準」が一部改正(?)された。
平成12年のことである。

一例を挙げると、

”本激A”の指定基準は、改正(?)前、復旧費用が標準税収入の
4%をこえることが要件であったが、改正(?)後は標準税収入の
0.5%をこえることとなった、。

当時、平成11年度の標準税収入(約30兆円)をもとに計算すれば、
復旧費用が1兆2000億円を超えてではじめて”激甚”とされたのが、
約1500億円を超える被害があれば”激甚”の指定が可能になった。










1円まで…領収書添付義務付け、政治資金規正法再「改正」

2007-08-04 00:27:27 | 日々雑感
政治資金を透明化するため、1円以上の領収書添付を義務付ける
政治資金規正法の再「改正」が進められようとしている。

民主党の票集めや、中川(元)幹事長の”やけくそ”から

1円に至るまで帳尻を合わせるのに、いかにエネルギーが要るか、
家計簿をつけたことのある方はよくよくご存知だと思う。

ちなみに我が家は、毎月1人13万円を拠出し26万円の家計費で
家賃・食費・日用品・水光熱費・通信費&娯楽費をやりくりしている。
で、当初は1円たりとも誤差の無いようにと眉根にしわを寄せつつ
帳尻あわせにイライラ・ムカムカしていた。
あまりのつらさに、同居人に家計費の財布を託した。
管理責任がなくなると実に気楽なもんで、少々の誤差は
ど~~でもいいんだ、と悟った。

十数年を経た今、月5000円以内の誤差は”さわやかに”無視されている。

ということは、1000万円の政治資金に関しては約20万円の誤差までは
許される、というか、許さないということになれば余分のコストがかかる。

帳尻の合わない”はした”のために、「ノート1冊200円」とか
「クリップ1こ1円」の領収書を掻き集めるのに多くの人件費を割くことになる。

たしかに、当初の「5万円以上」が妥当かというと、あまりにもおおざっぱな
気がするが、「1円以上」は妥当ではない。


気になる―――「水」

2007-08-02 01:02:42 | 日々雑感
選挙も一段落、ってわけではない。
今回の選挙に関しては、

供託金が若者の立候補を妨げるのか、供託金の金額は妥当か?
立候補者に「現社」「政経」「時事問題」のマークテストを実施しては?
選挙は紙の無駄遣い?
広報と立候補者の人数の違い、(共産5→17、社民6→9)のナゾ?
民主党の農村ばら撒き大成功の巻?

などなど、知りたいこと、知ったことを書きたいことは山積だ。が…

気になるのは「水」。

オーストラリアは水資源の枯渇にまさに直面している。
「target 140」というキャンペーンがスタートしたという。
1人当り1日の水の使用量を140ℓ以下にすることを目指している。
「シャワーは1人4分以内」とある。(Agora8月号)

“のしし”一家は決して資源の浪費を容認していない。
にもかかわらず、水道料金のレシートを見ると、07年5~6月、
2人で23㎡。1人当り1日188ℓの水を使用していることになる。

しかも、日本は「(間接的)水の輸入大国」である。
「日本が海外から輸入する食糧や工業製品などの生産に必要な水の量は
(中略)国内の年間消費量の3/4に当たる」(日経新聞夕刊2007.7.31)

ニッポンの夏 節水の夏

選挙――供託金の没収

2007-07-30 09:11:40 | 日々雑感
選挙も終わり、気になるには供託金の没収。

参議院選挙区の場合、得票数が「有効得票総数÷議員定数÷8」に
届かないと300万円の供託金が没収されるそうだ。

大阪選挙区の有効得票総数は3,864,427票、これを議員定数3で割り
さらに8で割ると、161,017票。当選した自公民の3人に次ぐ共産・
国民の2人はセーフ、残る4人は300万円を払わなくてはならない。
この1200万円は国庫に入る。

参議院比例区の場合、「各政党の立候補者数-当選者の2倍の人数」
×600万円が没収の対象になる。
女性:(12- 0*2)*600万=7200万円
民主:(35-20*2) 無料
自民:(35-14*2)*600万=4200万円
新風:( 3- 0*2)*600万=1800万円
共産:(17- 3*2)*600万=6600万円
社民:( 9- 2*2)*600万=3000万円
共生:( 5- 0*2)*600万=3000万円
日本:( 3- 1*2)*600万= 600万円
国民:(14- 1*2)*600万=7200万円
9条:( 9- 0*2)*600万=5400万円
公明:(17- 7*2)*600万=1800万円

今回の比例区の供託金没収、しめて4億800万円、
選挙にかかる費用から考えると、微々たるものだな。

参議院不要論:その14―――蛇足

2007-07-28 01:22:53 | 参議院不要論
行ってきました、期日前投票。
(投票日には日本海でクルージング(?)をエンジョイしています!)

大阪の選挙区に関してはネライ目の無所属2人のHPを見て、
すぐに決まりました。

問題は比例区。「自民」「日本」「9条」迷いました。


「自民」:本当に「天下り」に決着をつけてくれるのなら「自民」
     という選択肢もアリ。
     かつ、参議院で過半数ワレなんてことになると、
     ますます税金が無駄遣いされるという気もする。
     なんてったって参議院は不要なんだから。

「日本」:こんなん小説ちゃうやろと思った「なんクリ」の著者、
     バブルをいち早く予想し、こんな本を書いたのか?
    (大阪商工会議所秘密会所東京港区残置謀者、田中安雄は
     エェ~けどなぁ(意味不通の方は「ロッポンギから愛を
     こめて」東郷隆著を読んでネ))
     しかし、彼の長野県政を思うと、このヒトは「良識の府」
     に必要なヒトという気もする。

「9条」:ヘンなヒト1人を見なかったフリしたら「9条」もアリか。

そんなこんなで、期日前投票に行ってきました。
大阪市は淀川区役所、実に多くの方々が投票に来られていました。
「投票は権利か義務か」という争点はありますが、投票率が高いのは
いいことだと思います。

で、いつもながらの「期日前投票の申込書」みたいなのに記入し、
「お名前を呼ばれるまで、こちらのイスでお待ちください」と言われ
数分待った。
呼ばれて、厳重にカバーされたパソコンを操作しているオッチャンと
1mも離れていない対面の席に着いた。

オッチャンはまず「ふぅ~~~」っと深く深く、呼気も届くため息
をついた。そして、キーボードを10回ぐらい(おそらく数字を)
タッチしながら。今度は大アクビをこいた。それも連続2回。
オッチャンはアクビをこらえようとする気もなく、あえていえば
退屈さ?をアピールするかのように、アクビした。

これは、「仕事から帰って顔を合わせる、相方への愛を忘れた
疲れきった夫婦」というシチュエーション以外に、
いかなる関係においても「ありえない」と思うのだが…

オッチャンの呼気に気勢をそがれつつも、選挙区・比例区と進んでいった。
そこでナント!
両隣にいたオバチャンがこぞって某宗教政党の候補者の名を書くのが
(天地神明に誓って)「見よう」なんて思ってないのに「見えてしまった」。
仕切りが短くなっているのか、それともオバチャンたちがわざと見えるような
位置で書いていたのか。

なんか見えちゃったことで「悪いヒト」になったような気がして
かなり疲れた。

そしてとどめが「投票済証」、「けっこうです」と言う間もなく、
受け取ってしまった。地元で投票するときは「ご自由にお取りください」
なのに…(レジバッグと同様「要りません」の労力を求められる…)

今日は、すっかり疲れいているのでここでおわります。
でも、選挙におけるムダ紙については噛み付いていきたい気が
しています。








参議院不要論:その13―――魅力なさすぎ参議院選比例代表その3

2007-07-27 01:52:59 | 参議院不要論

いよいよ、今選挙戦に関する最終回。
比例代表の広報の4面から最終面まで
いっきにいってみましょう。

新風
「「核保有を含めた国防体制」を速やかに整えます」
「教育勅語の復活」
ヒドすぎ。

共産
「庶民大増税中止を」
“庶民”の定義が不明です。
サラリーマンに限定すれば、納税者5000万人中、
年収800万円を境に9:1に分かれます。
「9」に当たる4500万人のサラリーマンの納税額と
「1」に当たる500万人のサラリーマンの納税額は
1:1です。
つまり、サラリーマンによる源泉徴収9兆円中、
4500万人で4.5兆円、500万人で4.5兆円という
実態があります。
前者ひとりあたり10万円、後者ひとりあたり90万円。
もし、「この前者を守る」とおっしゃるのでしたら
後者から、いったい、いくら徴収する気ですか?

「がんばって儲けよう」ではなく
「ほどほどで“施し”に期待しよう」という
インセンティブ設計は「このクニ」を醜くします。
それが共産主義?

社民党
なにも言っていません。

共生
「(教育)より個性を伸ばすことにも力を入れるべきです」
もう、時代は“基礎力の充実”ですよ。

日本
期待していた政党だけに。「「年金手帳」の導入」なんて業務連絡
のレベルにとどまり根本的な年金制度の問題に触れていない点で
がっかり。

新党
小泉純ちゃんの「「郵政民営化」選挙」に敗れた亡霊が…
「断固抵抗・地方・郵便局の崩壊に」ということです。

9条
争点を絞って憲法改正反対のみにしている点はたいへんクリアで
好感が持てる。
現憲法制定の際、取引材料として認められた二院政には反対である。
これは憲法を改正するしか変えようがないことにジレンマを感じる。
しかし、アメリカさんからの押し付けを頂いていることで
第二次世界大戦後、多くの戦闘行為に加担せずにここまでこれたことを
心から幸せに思う。
この党の候補者にはさまざまな経歴を持つ方々がそろっている。
真剣に「この党に一票を」とも考えた。

だが、ひとりヘンなヒト
(「ビンボー人のビンボー人によるビンボー人の政治」がスローガン???)
がいるので、引いている。

公明
毎回のごとく、選挙となると数年来音沙汰がなかった方から
声をかけられる。
「この党には、ぜ~~ったいに投票しない」と何度も
言っているんですが…

参議院不要論その12―――とんでもない参議院選比例代表その2

2007-07-26 00:20:56 | 参議院不要論
今日は比例代表の広報の2~3面に進みます。

右ページは民主党、左ページは自民党、いずれも35名の候補者がズラリ。
せっかく作ったマニフェストでも載せればいいのに、候補者の写真がズラリ。

しかも、両党とも組織票集めと思われる候補がきっちり10/35。
ま、並べてみましょう。

民主党
自治労・自動車総連・日教組・UIゼンセン同盟・障害者NGO団体・
日本青年会議所・基幹労連・浄土宗本願寺派僧侶(でかい組織ちゃうか)・
日本看護協会・NTT労組

自民党
日本歯科医師会・商工会青年部連合会・日本在宅介護協会・浄土宗僧侶(〃)・
全国福祉施設協議会・日本歯科技工士連盟・日本看護連盟・全漁連・
日本栄養士連盟・全農中央会

農業・漁業・歯医者さんは自民に、ガッコのセンセイは民主に
やっぱ縛られるのかな。
日本青年会議所vs. 商工会青年部連合会、
日本看護協会vs. 日本看護連盟ってどんな関係なんやろ?

ま、マニフェストを見せていただいて以来、
この2大政党に投票する気は、はなからサラサラないんで
ど~~でもイイんですが、せっかくなので
『無意味な2大政党のパンダ候補』も見ておきましょう。

民主党
プロ野球・ゴルフ塾主宰 2/35

自民党
元自衛官・元オリンピック選手・(テレビによく出る)弁護士・
教育再生会議ででしゃばってたヘンなヒト 4/35

「元自衛官」はカタイな、なんせ自衛官は25万人もおるもんな。
その家族も入れたら当確一番乗りやね。
数に物言わせたら、毎回、3人ずつぐらいは送り込めるんとちゃうか。
「教育再生会議ででしゃばってたヘンなヒト」にだけは投票せんといて
ほしいなぁ。

参議院不要論その11―――とんでもない参議院選比例代表

2007-07-25 01:41:37 | 参議院不要論
比例代表の選挙公報を読んだ。
1面トップにぶったまげた。

女性党―――チョー勘違い、意味フメイ政党。
いっちゃん左端の「国会議員の半数は女性がやりましょう」
というセリフに、一瞬、良いではないかと思った。
ところがである、「画期的な少子化対策」ときたもんだ。
この国のサイズ・資源から少子化には大賛成である。
大賛成せざるをえないのである。
他の国々に迷惑をかけない「美しいクニ」となるためにも…

“対策”なんぞまったく不要。少子化に“対策”を必要としているのは
グローバル化できない企業と、年金制度を維持できない政府与党のみ
のはずだ。
それを、何を血迷っているのかこのヒトビト…

だが、思わず計算してしまった。
これからがんばって5年連続出産に挑む。
出産は無料でいけるらしい。
その後、2年耐えると、長子が幼稚園に入学する3年後には年収60万円、
4年後120万、5年後180万、6年後300万、7年後420万円、
8年後480万円、9年後540万円、10年後~12年後600万円、
さらに13年後660万円、14年後720万円、そして黄金の15年目
なんと年収780万円!
たしかに、16年目600万円、17年目540万円、18年目360万円
19年目180万円、いよいよ長子が成人する20年目には0円となるのだか、
働きたくない「専業主婦予備軍」にとって、なんたる朗報!
働くの大好きなのししでさえ、挑戦しようかと思ってしまう。

女性が働かないことにインセンティブを与え、女性=専業主婦という
高度経済成長期のインプリシットな政策を、いまさらエクスプリシットに
再現しようとしているのか、この政党。そのことに使おうという18兆円の
税金の重さなんてちっとも、へとも思っていないこの政党。

党首に、かの柳沢厚労相をむかえてはいかがか、
「女性は子供を産む機械である」という点でみごとにマッチしているではないか。

お願いです、1票たりとも、こんなイイカゲンな政党に投票しないで下さい!

あまりのヒドさに、きょうは1面で終わります。
比例代表の2面目以降はまた明日しっかりよんでみます。
おやすみなさい。

参議院不要論:その10―――参議院選おもろいかも!

2007-07-24 00:46:36 | 参議院不要論
今日、選挙公報がポストに入っていた。
案外、オモロイかも。

大阪府は3人区に8人が出馬。(以下、公報の記載順)
(「」は引用箇所)

梅村さとし(民主)
民主党の言ってることの一部のみ。

服部良一(社民)
辻元清美が団塊世代におべんちゃらしている。
曰く「団塊世代を逆恨みする安倍政権からの挑戦」(キモくて「?」)
最低賃金の引き上げ、高等教育の無償化…なに考えてるんだか。
高額所得者の所得税累進性を高めるって、いくらからを高額所得者として、
どのくらい累進性を持たせるかっていうのがないと意味なし。

谷川しゅうぜん(自民)
大阪の中小企業のためにがんばるそうな。
府政選挙にでてください。

上田たけし(無所属)
キタ~~!「参議院など不要であり年間1000億円以上もの
税金は無駄使いです」「ふだん参議院選挙に投票しない…70万人が
投票すれば…意思表明ができるのです」「私は現在の参議院をぶち壊す
ために、出ます。」

白浜良一(公明)
たんに公明党のヒト。自慢は大阪の「中小企業の融資制度を拡大・充実
してきた」こと。(いいかげんにしてくれ。)
ま、これも府政選挙へど~ぞ。

大谷義夫(へんすぎてコメント不可)

白石じゅん子(国民)
いきなり「母親だからわかる」っときたもんだ。
いまだ国民新党は「郵政民営化の見直し」をお題目にしてるんだね。

林省之介(無所属)
基礎年金支給額の引き上げに関して、服部氏の「国民みんな8万円程度の
「基礎的暮らし年金」」に対して、「夫婦で月額17万円(単身者は10万円)」
っていう家族制度好きな側面が大きくマイナス。
でも、キタ~~!「全国の中学校を民営化」「運営コストを比較すると…
公立は私立の約1.5倍」(このネタ近々ブログで書こうと思っていたのよ)
そしてもうひとつキタ~~!「義務投票制を導入」(つい先日ブログに書きました。)
「大阪再生の財源確保」って言ってるから府政へど~ぞ、とは言いません。
「大阪の行政投資額は府民一人当たり約19万円…島根は約64万円」って
書いてあります。

宮本たけし(共産)
(とにかく選挙カーうるさいんで音量しぼってください。)
大阪府の同和行政終結にご尽力されていることはわかっています。
感謝しています。府政選挙へど~ぞ。

上田たけしor林省之介の路線でもう少し詳しくお話を見てみよう、
と思いました。

比例代表は明日読んでみよう。
おやすみなさい。

柏崎刈羽原発が教えてくれた―――ビックリ

2007-07-19 23:32:34 | 日々雑感
昨日のブログで、各家庭が消費する電力を2/3にすれば
原発なんて「ぶっそうなもの」は要らないのにと書いた。

経済産業省・資源エネルギー庁の統計資料を調べた。
http://www.enecho.meti.go.jp/info/statistics/energy/070525honbun.pdf

家庭で消費する電力は1990年に663PJ(10^15J)
2005年には1019PJ。

なんと、この15年で、あの不夜城のバブル期のちょうど1.5倍。
昨日指摘した2/3というのは、あのバブル期の水準に戻ればいい!
ということだったのだ。

省エネ家電製品が普及しているにもかかわらず、
なぜこれほどエネルギー消費が増大しているのか。



地震報道―――柏崎刈羽原発

2007-07-19 01:00:48 | 日々雑感
昨日、日本の技術力、とりわけ想定を超える地震加速度に
耐えた柏崎刈羽原発に敬意を表した。

日付が変わり、東京電力から各機の詳細な報告があげられた。
放出された放射能量の推定値は6万ベクレルから9万ベクレル
になった。
ラドン温泉の温泉水6リットル程度が9リットル程度になった
ということなのだが…

たまたま朝日放送系列の報道番組を見たところ、
「50項目にもわたる不具合を隠蔽した(報告を故意に遅らせた)」
かのような論調であった。

大事故に至らなかったことに、心から「よかった」と
つくづく思っていたのに…

日本は地震大国である。
陸地の断層の解析は途上であり、
海洋の断層となるとほぼ未知の領域である。
プレートによる地震に関しても未知の領域のほうが大きい。
(つい先日の京都沖の深発地震だってナゾのままではないか!)
また、核燃料の再処理、最終処分に関しても「実験的段階」である。

さらに、
日本が「原発を作る=いつでも核兵器を生産できる」と諸外国は了解する。

日本の原子力発電には「見切り発車」の要素が多い。

にもかかわらず、すでに多くの原子力発電所がつくられた。

近年、原子力発電は総発電量の約1/3を占める。
火力・水力とは異なる発電の制御の困難さをカバーするため
「オール電化」なるものに多額の宣伝費がかけられているようだ。
また、政府からの補助金なしには運営できない状況も正しく伝えられず
いかにも安価な発電方法であるかのような宣伝も目に余る。

しかし、考えようによってはたかが1/3である。
原子力発電の危険を憂うのならば
各家庭で今使っている電力を2/3にすればいい。

原子力の有効かつ安全な利用の研究は
資源のない国、日本にとって
欠くべからざるものだ。

それを理解したうえで、今回、操業停止をもとめた柏崎市に続き
多くの原発を抱える自治体が一時的に操業停止をしてみることを
期待している

暑くなるこの時期、
電力供給が制限されることで
街は涼しくなるのでは









地震報道―――日本の技術はスゴイ!

2007-07-17 15:44:38 | 日々雑感
中越沖地震の報道を見て気になった。

地震の被害が最も大きかった柏崎市、
3万世帯が住んでいる。
テレビの映像を見ていると倒壊家屋が次々と映し出される。

しかし、今回の地震で倒壊した家屋は柏崎市内で300棟、
100棟に1棟だ。

決して、被害が小さいなどと言う気はさらさらない。
住み慣れた家を一瞬にして失ったショックは大変なものであろう。

だが、マスコミが伝えるべきは、今後の地震被害の軽減に
つながるものでなければ意味がない。
耐震設計をし、難を逃れた倒壊していない家屋を積極的に
映してはいかがか。

一方、全長476kmの北陸自動車道、今回の地震で通行止め
になったのは柿崎~米山間のわずか11kmのみ。

さらに、柏崎刈羽原子力発電所、想定されていた加速度の2.5倍
という事態にみごとに耐えた。
海水中に放出されてしまった放射性物質もわずか
6万ベクレル、ラドン温泉の温泉水6リットル程度ですんだ
という。

日本の技術もたいしたものだ。