今日は、一世を風靡したカリスマDRの閉院と言う情報を聴いて、ビックリしてしまった。
御年86歳と言うことを考えれば、止む無し、と言うことなのかも知れないが、私自身は違和感、残念だな、と言う感じがした。
しかし、講演、セミナー活動は為されているようで、良かった、と思う。
でも、講演、セミナー出来るなら、患者さん診るのも無理のない範囲内ですれば良いのに、とも正直思いました。
現に、我が業界では90過ぎても矍鑠としておられ、意気軒昂で患者さんを診ている先達がおられるからです。
多分想像なのですが、自分の仕事ではない、自分のレベルを保てなくなった、と言うことなのではないか、と想像します。
しかし、それは患者さん側から見たら、どうなんでしょうか?
御大であられ、凄腕のお弟子さんも多数おられるのですから、任せられるところは任せて、自分が診て差し上げる、と言うスタンスは崩さないで欲しかった、と私は思います。
残念ですが、私とは性分が合わなかったので、私の方からセミナーお世話になりながら、その後は全く疎遠にしておりました。
考え方、人間的に合わない、と言うしかなかったのですが、今回のことを聴いて、やはり根本的に違う、と私は確信してしまいました。
私が尊敬して止まない恩師達は、皆さん現役をギリギリまで頑張られ、それでいよいよで旅立たれております。
私は、その恩師達に倣い、自分もそのようにして一臨床医として終えようと決めております。
周りからは老害だ、迷惑だ、と言われるでしょうが、診て欲しい、話を聴いて欲しい、と言う患者さんには付き合い続けよう、と決めております。
そして、自分ができないようなら、頼れる若い者を紹介して差し上げて、それでも自分も関わる続ける、と言うスタンスで行こう、と考えています。
患者さん側からの見方で考えるなら、先生が駄目になっったら仕方がない、と思っていただけるでしょうが、元気で講演活動とかセミナーとかしてたら、オイオイと思われるのじゃないでしょうか?
個人的考え方ですが、医療人には引退と言う文字はない、と言うのが私の信念です。
いつも書きますが、インプラントとか歯周病とかの手術だけが私の仕事ではありません。
私には、写真に示したように総義歯の腕と経験、知恵があります。
メスを置く日が来たら、総義歯臨床家として再デビューしますから。
生涯一臨床家。
私は天命が許してくれる限り頑張ります!