”即時荷重の鬼”と呼ばれたインプラント馬鹿一代 本気のブログ!インプラントは今、楽に早く美しく 低侵襲即時荷重審美!

無痛優しく怖くなく、部分欠損も即時に楽に審美的インプラントで早く綺麗に治る!シリコンバレーからの安心安全インプラント治療

ITIコングレスに参加して思うこと

2012年06月02日 | 日々のインプラント臨床の話

今日明日と六本木のミッドタウンでITIコングレスです。

朝早くから、私も参加して来ました。

友人、恩師の先生方と久しぶりに会えて、とても楽しかったです。

しかし、内容的には、クラッシックでしたね。

せいぜいBMPとCAD/CAM位。

インプラント業界も目玉がなくなってしまいましたね。

特にITIは、ストローマンは。

日本だけが落ち込んでいる、ストローマンの理由が垣間見えた気がしました。

結局BLインプラントも今一つだったようですし。

逆にTLインプラントの長所、良さを再確認されている先生が増えているとか。

そりゃそうでしょ、と私は思っています。

私はBLに飛び付きませんでしたから。

TLは、本当に良く考えられている良いインプラントです。

殆どのケースがTLで解決出来る筈。

その道を、私は広めたい。

即時荷重だって、世界では本当にストローマンがベストインプラントだ、って評価が定まっているのに、未だに国内ではプロトコールにもなっていない。

だから、落ち込むんです。

本当に良いインプラントがストローマンTLインプラントである、と言うことが段々皆も分かって来ている、と言うのが現状でしょう。

だから、私はそうだって明言していたでしょ、です。

そんなこと言いながら、又明日、です。

 

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他の何軒ものインプラント専門医が即時荷重は出来ない、と断っても私は諦めません。

2012年05月30日 | 日々のインプラント臨床の話

今でも即時荷重インプラント治療は早々は出来ない、余程条件が恵まれないと出来ない、と言われて諦めている患者さんが沢山います。

とても残念なことです。

本当にそうなのでしょうか?

写真の患者さんも、それまでの歯医者さんからは重症の歯周病で、抜歯即時植立即時荷重インプラントなんて出来る筈がない、と言われて、巡り巡って私の元に来られました。

私の答えは出来ると思います、でした。

そして、写真のように本当にチャンと出来ました。

確かに、歯周病があると難しいのは事実です。

しかし、患者さんはそれでも何とかして欲しい、と願っています。

その願いをエビデンスがないから、と言って無碍に断ってしまうのは可哀想です。

歯医者仲間から見たら、頭がおかしいとか危ないことをしているとか色々言われてしまうかも知れませんが、私の責任で患者さんに背中を押されて引き受けさせていただいているのが実情です。

患者さんに流されている、と言うご批判も甘んじて受けるしかありません。

でも、私には黙って見逃すことが出来ないのです。

私は確信していますが、私が即時荷重を引き受けられないと言うのは、誰よりも後、私は最後の砦、ラストホープインプラント医である、と言い切れます。

私が即時荷重を受けられないと言った患者さんを受けられる先生はまずいない、と宣言出来ます。

しかも、私は歯周病絡みで出来るだけ歯を残して、補強としてのインプラントを即時荷重で用いて口腔系を救う、と言う仕事をしている、とも言い切れます。

現状の業界の常識から考えたら、気違い沙汰と言って間違いないでしょう。

しかし、エビデンスに捉われて、救える患者さんを見捨てたくない。

それが私の思いです。

エビデンスのない治療は、成功を積み重ねれば、やがて賛同者を得ることに繋がり、それらの集積データが集まって新たなるエビデンス、と成るのです。

先駆者は常に異端児です。

異端児であるだけで、絶対に間違っている存在ではありません。

登山界のメスナー、素潜りのマイヨール、プロ野球のイチロー。

皆それまでは不可能と言われたことを実現した偉人です。

私が偉人になれるかどうかは分かりませんが、異端児になっている自負はあります。

私は植立本数を誇るインプラント医になるよりも、誰にも出来なかった仕事を成し遂げ新たな道を開いたインプラント医として、一つ一つ丁寧な綺麗な仕事を残し、芸術家でもあった、称えられるインプラント医として名を残したいです。

最期の最後、一縷の望みを繋ぎたい。

それが私の心の底からの願いです。

 

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技術屋、仕事人としてインプラント手術に思うこと

2012年05月28日 | 日々のインプラント臨床の話

PHPアーカイブス2として私を勇気付けた言葉、と言う本を読んで感動させられました。

特に印象深かったのが野村克也元監督の文章で、あれ程の歴史に名を残された名選手である野村元監督が27年間の野球生活で、自分は駄目な選手なんだ、不器用なんだ、と言う意識を持つ続けていた、と言う一文でした。

結果から見たら、凄い成績を残し、歴史的にも超名選手と言って差し支えない程の方が、自分は駄目で不器用、だから努力し続けてきた、テーマを持って頑張り続けた、と言う。

凄いことだと思います。

イチローの言葉で、毎日毎日少しずつ努力し続けることがとんでもない場所に行けるたった一つの方法だ、と言うのも大好きですが、野村元監督の意識の持ち方、努力のし続け方も凄い、と思います。

我々も技術屋、仕事人ですから、インプラント手術では成果を上げることが求められます。

しかし、天才ではない、不器用な方に成る私は、直向きに努力するしかないです。

1つ1つの作業を疎かにせず、積み重ね、丁寧に繊細にやり遂げる。

集中力、持久力、忍耐力が何よりもモノを言う、と思います。

私は、しっかりとした成果を上げる為に、まずしっかりと見えることが最重要だと思います。

その為に2.5倍から始まって、3倍、3.5倍、4.5倍、5倍、8倍、そして10倍と拡大鏡の倍率を上げて行きました。

それぞれにマイクロテックとかカールツァイス、サージテル、その他と色々なメーカーを渡り歩き、使い心地の良いものに変えて行きました。

拡大率が上がるに連れて、ライトの必要性も感じるようになり、強拡大ではライトは必須だ、と思うようになりました。

とにかく良く見る。

これしかないです。

後は日々の修練で鍛えるしかないでしょう。

小さな小さな1歩1歩を進むことだけ、そしてテーマを持って努力し続ける、そうすることで始めて素晴らしいことが出来る。

不器用ですから、ひたすら即時荷重インプラント、低侵襲外科、その結果である審美にこだわり続け、痛がられない腫れない術後、治癒経過を追い求め続けます。

もっともっと良い結果を、自分は大したことはないと戒めながら、努力、精進し続け。

 

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インプラント治療 エビデンスと最先端治療の狭間で

2012年05月25日 | 日々のインプラント臨床の話

医療に置いて何よりも重視されるのはその治療をする根拠、それをしても大丈夫なのか、チャンと成果、結果が出るのか?と言う科学的データの積み重ねから得られるエビデンスと言うものです。

インプラント治療は、始祖ブローネマルクに始まり40年以上の歴史を持って、今世間一般的に受け入れられているものとなりました。

しかし、ブローネマルクの発見した骨とチタンがくっ付くオッセオインテグレーションと言う現象は、広くそれがチャンと正しい現象である、と証明されるまでには10年以上の基礎データの積み重ね、原著論文が世に出ることで初めてエビデンス足り得たのです。

そして、現在では即時荷重と言う直ぐに歯を入れてしまう治療も臨床上沢山行われるようになり、もう直ぐエビデンスと言えるものが確立するのではないか、と私などは期待しています。

かようにエビデンスと言うものは、医療現場では治療方法の指針となり、影響力の多大なものがあるものなのです。

 

しかし、インプラント治療自体が実はエビデンスを持っている、と見做されるまでにはかなりの年月が必要であり、即時荷重に到っては現在論争中、確立中で本当にチャンとしたルール造り、法則性が確立出来るのか危ぶまれているものです。

つまり、エビデンスは常に積み重ねて来たデータから得られるものなので、初めてこの世界に出て来た全く新しい治療方法、概念には判断することが出来ない、と言う弱点も持っているのです。

ここにエビデンスと最先端医療の大きな壁、隔たりがある、と言えるでしょう。

 

そして、現実の世の中には、法則エビデンス通りに治そうとしていたら救えない患者さんが出てしまうのも事実です。

特にインプラント治療では、近年富に即時性、低侵襲性、治癒時間短縮、審美性を患者さんから求められるようになって来ました。

その時にどうするのか。

それは出来ないんですよ、と言って患者さんを諦めさせるか、それとも、患者さんと2人3脚で何とか解決して行こう、と頑張れるのか、ではないでしょうか。

私は、運に導かれて後者の道を選ばざるを得ず、2000年から即時荷重、その直後から抜歯即時植立と絡めての即時荷重インプラント治療に取り組んで来ました。

正直に言うと、私は好き好んでこの道に来た訳ではありません。

私も従来の歯医者同様、エビデンスの根拠を求め、その少し先程度の治療で頑張っているな、と言う歯医者だったのです。

しかし、運命は私にこの道を指し示しました。

2000年のAAP学会、恩師DR.ラムとの出会い。

そこで見せられた凄い即時荷重の症例の数々。

それが切っ掛けになって、本当に偶然にも即時荷重を強く求めている患者さんが来られ、背中を押される形で踏み込んだのです。

 

踏み込んで見たら、この世界、即時荷重インプラント治療の為せる技は、患者さんにとってとても素晴らしい福音となることが肌で感じて分かりました。

何処に言っても断られ、最期の最後に私の元に辿り着いて、即時荷重をすることになったのです。

 

恐かった。

本当に大丈夫なのか、それはそれは恐かったです。

 

何故なら、何処にも資料がない、学びようがない、本の虫である私が勉強する術がない、と言う状況の中で治療する他なかったからです。

今でも即時荷重インプラント治療の教科書のようなものはそんなにありません。

それを2000年当時にしなければいけない、と言う状況に追い込まれたのです。

 

その頃のインプラント界の権威、と言われる先生方は挙ってそんな治療成功する訳がない、そんな危険なことするな、と叱られ捲り、時にはどやされました。

でも、私は第1症例の患者さんから始まって、不思議と直ぐに歯が欲しい、と言う患者さんが尋ねて来られるようになり、症例数は積み重なって行きました。

そこで得た私の感触は、これは行ける、これからはこの方法が主流になるに違いない、でした。

2004年のPRD学会に発表させていただく時に、自分の統計データを取ったら、97%以上と言う従来のインプラント治療と遜色のないデータを残せました。

2007年の再びのPRD学会では同時にGBR骨造成した場合のインプラント治療の統計を取ったら、これも98%と言うデータを残せました。

だから、私にはこの道は行ける、即時荷重はルール化出来ると考えています。

 

しかし、今尚エビデンスのない危険な治療である、とんでもないことだ、と批判をされる場合も少なくありません。

現在ではかなり少なくなりましたが、それでも松元先生は何故そんなに即時荷重して大丈夫なんですか?と質問をされ返答に困る状態でもあります。

正直な答えを言えば、それは私はそれなりに苦労して来ましたから、です。

困難な壁にぶつかる度に、それを解決する方法を編み出して、何とか来れた、と言うのが偽らざる答えです。

 

端的に言えば、私にとっては即時荷重インプラント治療法はエビデンスがあるし、根拠もあって、成果結果を私の考えている通りに進めればチャンと出せるものでしかない、のです。

結局エビデンスと言う言葉は、それぞれの個人個人のデータの積み重ねでしかなく、個人データでしか語れないものなのだ、と私は考えます。

実際に今の私の即時荷重のデータは、ここ2〜3年では99%を超えているものですから。

私の医院では即時荷重はルーチン化しています。

これは一つ一つの積み重ね、経験でしか語れないものだ、と思います。

その結果として、私に任せて下されれば、下顎に直ぐに歯が入り2ヶ月足らずでセラミックの歯が入る、と言う従来の半分の治癒期間で治せるし、上顎でも3ヶ月程度で治ってしまうと言う経験を出来るのです。

勿論、骨の状況が厳しい方に関しては、それなりに時間が掛かりますが、それでも普通の治療をされた場合の半分位の治癒期間で治せています。

その裏には、いつも書いていますが超音波治療器の存在、自己血を用いた再生療法の活用もあります。

 

そうやって私は自分の中で即時荷重インプラント治療を一般法則化させることに成功しました。

ですから、私には出来る、と言って憚らないのです。

その為に、生意気だとか頭がおかしいとか言われることもままあります。

でも、2000年から積み重ねて来た実績には嘘偽りは一切ないのです。

 

私は声を大にしていいたい。

即時荷重インプラント治療は可能な時代になりました。

直ぐに歯が入る喜びを患者さん達に沢山沢山提供したい。

この喜びを広く広めたい。

私は本気です。

何処にでも見せに行きます。

誰にでも志しあればお話します。

 

即時荷重インプラント治療が当たり前になる世の中を!

新しいエビデンスの確立を!

心の底から願って止みません。

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本田健さんのセミナーを受けて

2012年05月23日 | 日々のインプラント臨床の話

昨日は、新宿の紀伊国屋ホールで本田健さんの出版記念セミナーを受講して来ました。

ユダヤ人大富豪の教えシリーズ始めとする、きっと良くなるとか、17のことシリーズとか、私もかなりの著作を読まさせていただいています。

毎回毎回とても励まされ、元気を貰えるセミナーで、そうだそうだと頷かされます。

 

これからの世界経済の混乱予測、2012年までの間に、世界同時の多発不況が起きるのではないか、と言う心配。

それらに対して、何を同準備して置くべきなのか。

色々と考えさせられました。

 

 

大好きなことをして、喜ばれること、自分のお役目のことをして、支えてくれる人々を得よう、と言う考え方は、本当に納得の行く考えです。

何をしたいのか、心の底から感じられるもの、自分が求められているもの、使命として与えられているもの。

私の場合は、世界最小侵襲外科手術の生体再生治療、審美的超低侵襲且つ即時荷重インプラント治療を行い、患者さんたちを沢山救いたいです。

そして、それを正しく歯科界に伝え広めたい。

そうして、皆が健康に長生き出来る、幸せな人生を送れるお手伝いをしたい。

そう願っています。

 

まだまだ改善しなければいけない、古臭い術式、考え方が蔓延っています。

それを駆逐し、新しい患者さんにとって幸せが感じられる、歯科業界も幸せな、そんな時代の礎となりたい、そう念じています。

 

歯科業界が貢献して、皆さんの健康長生きが達成されるよう願って止みません。

 

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20日はBMPセミナーでした

2012年05月22日 | 日々のインプラント臨床の話

そう言えば、書くのを忘れていましたが、20日の日曜日は渋谷でBMPセミナーでした。

もしこれがチャンとしたBMPなら、GBRが相当に楽になるんじゃないでしょうか。

凄く期待が持てますね。

私も即15セット購入しました。

韓国インプラント業界は元気ですね、熱気を感じます。

このままではどんどんやられてしまいますね。

危機感を持たないと。

アジアのインプラント治療の領主国は韓国になりつつあると思います。

負けられません。

 

そう言えば関西や名古屋から思わぬ凄い先生方が参加されていましたね。

凄いなー、尊敬します。

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審美的抜歯即時植立即時荷重インプラント治療

2012年05月21日 | 日々のインプラント臨床の話


前歯の部位でのインプラント治療を望まれる患者さんが増えています。

3次元的位置決め、対処の方法が肝心です。

最初の写真が術前、次の写真が手術の翌日、3枚目の写真がセラミックの歯を装着した写真です。

特筆したいのは、翌日の写真です。

腫れも出ていないし、歯茎も仮歯も綺麗です。

縫合の汚い糸もありません。

こう言うことを、チャンと鉄則を守って行うことで出来るようになるのです。

これからも最新最善、最小限侵襲、最小治癒期間で治せるインプラント治療を正しく行い、成果を上げ続け、広めて行きます。

 

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即時荷重インプラントを成功させるコツ、成功率99%以上を達成するには

2012年05月19日 | 日々のインプラント臨床の話

即時荷重インプラント治療とは、植立手術したその日から仮歯が入る治療のことです。

従来のインプラント治療は、植立手術をしても安静を保つ為、歯根部分だけを入れるだけで、歯冠部分を入れるには下顎でも2ヶ月以上、上顎では下顎の倍以上、時には半年以上も待ってからでないと仮歯も入れられないものでした。

従来のような方法を取ると、インプラント治療して仮歯が欲しいとなると、取り外し式の入歯にするか、隣の歯に接着させるとかして、何れにしても、周辺の歯に負担を強いて造るしかないものなのです。

即時荷重インプラント治療は、インプラントだけで仮歯を入れますので、周囲の歯に負担を掛けないで歯が綺麗に入るという利点が最も大きな利点です。

今までの歯科治療は、歯を失うと必ず周囲の歯を巻き込んで修復するしかありませんでした。

そうやって治すから、残念ながら、何年か経つと周囲の歯まで悪くなり、徐々に歯を失い入歯になる、と言う状況になっていったのです。

それを回避することが歯を失わない為の一番大切なこと、そして、それが出来るのが唯一即時荷重インプラント治療なのです。

インプラントの持つ最大の利点、を活かす治療方法なのです。

 

当院では即時荷重インプラント治療を2000年から行って来ています。

それから、12年全く軸をぶらさずに即時荷重インプラントをし続け、成果を上げ続けて来ています。

 

専門家である歯医者の先生方だけでなく、患者さんも良く即時荷重インプラント何てして大丈夫なんですか?やはり安静にして最初は歯根部だけでした方が安心なんじゃないでしょうか?とご質問を良く受けます。

それに対して、私の答えはいつも同じで、私は何でもかんでも即時荷重している訳ではありません。

ただ、私の元に来て下さる患者さんは、入歯は絶対に嫌だとか、色々な理由で最初から歯が入れて欲しい、と言う患者さんが、最後の最後で困って辿り着いて来られているのです。

ですから、私はインプラント治療をお引き受けする場合には、必ず即時荷重するつもり、しっかりとした植立手術をさせていただくように手術させていただいています。

どんな患者さんであっても、インプラントをしっかりと植立させて欲しい筈で、ユラユラでやっとこ立っている状態で植立させられて良いと考えている患者さんは一人としていないでしょう。

だから、私は全てのインプラント手術で即時荷重出来るレベルのしっかりとした植立になるようにしています。

そして、私に完全にお任せいただく他ないのですが、私の持っている基準、一つ一つの評価基準をチャント超えて植立出来たインプラントに関しては、通常言われているインプラントの成功率97%と言うデータと全く遜色のない、私個人のデータではここ4〜5年のデータでは99%以上成功させられているので、植立手術済んだら後1時間ほどいただければ綺麗に仮歯が入るので入れているだけです。

なので、勿論、私の持っている基準に到達しない場合とか、患者さん自身が不安とかの理由で、直ぐに仮歯が欲しい訳じゃない、と言う方の場合には、即時荷重を無理してまでは行なっていません。

即時荷重出来るんですよ、と言うのは、私の持っている技術でインプラントはかなりしっかりと植立出来て、それが私の成績の良さになっているんです。

それだけなんです、とお話します。

 

インプラント治療成功の要諦は、言うまでもなく、しっかりとした植立を行えることです。

ガタガタに埋めているインプラントが上手く行く可能性は、しっかりとしているものに比べれば当然かなり下がることでしょう。

その技術で私はかなり良い成績を出せている訳です。

 

では何故、そのようなことが可能になるのか?なのですが、簡単にコツを言ってしまうと、植立するインプラントサイズよりもやや細くインプラントホール形成をすること、です。

但し、その患者さんの骨質、密度に合わせて行わなければいけないので、そのへんのノウハウが非常に難しい点があります。

 

このテクニックは、アダプテーションテクニックと言う名称で世界的にも有名です。

実は私は2000年以前から、植立をしっかりさせる為に、細目にした方が良い、と思い付いていて密かに行って来ていました。

なので、アダプテーションテクニックが紹介された時に、誰でも思い付いてしていたのかと思っていたけど、と不思議に思っていた位です。

 

即時荷重インプラントを成功させるには、植立する力の強さ、トルクを35N以上にしなければいけません。

これは最低基準で、これが出来れば、後は咬合調整で横揺れの力を掛けないようにして、私がいつも推奨している超音波治療器をチャンと当てて治癒促進をする、更に言えば自己血を用いての再生療法を組み合わせれば、早く楽に綺麗に治癒します。

私の場合は、これらに加えて2003年以降MI最低浸襲外科手術と言う改良点が加わり、全く一般的なインプラント手術とは違ったオリジナルの方法で行なっていますが、即時荷重に関してだけ言えば、35N以上、超音波治療器だけでも相当の成功率の向上が認められると思います。

 

この他に、最近話題の光機能化で紫外線をインプラント体に当てる、と言うのもありますが、ある一定以上の紫外線であればインプラント表面の血液の馴染みが良くなることは確かに起きている現象であり、それが骨との結合を早く良くしてくれるらしいので、持っておられる先生方はされるのも良いでしょう。

私の場合は、そこまでの設備はないのですが、紫外線は歯科業界では色々とあるので、それで代用しています。

その結果ですが、確かに血液の馴染みが良くなっていますので、付加的価値としてはこれで良いのではないか、と考えています。

それよりも、今までして来たこと、成果が間違いなく上がっていることを厳守して行なっており、それで最初に挙げたようにここ4〜5年では99%以上の成功率を達成出来ています。

 

個人的な感じですが、今現在の到達点で、世界レベルでも最高の基準に到達しているので、これで良いのではないだろうか、と考えています。

 

勿論、改善改良は常に止まらないので、世界国内の学会、セミナーに参加して、さらに向上させ続けます。

 

 

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即時荷重インプラントの大きなケースでは噛み合わせの治療の対応が成功の要諦です!大先輩への私のメール

2012年05月17日 | 日々のインプラント臨床の話
フルマウスでの即時荷重、特に上顎の場合、All−on−4で言われるように、前歯小臼歯部の骨は深さがあり、長いインプラントを植立して即時荷重することが可能になります。
この場合、バイコルチカルサポートにするのが私は最適であろう、と考えております。

この辺の所は、私ごときが解説しないでも、先生は百もご承知で釈迦に説法だろうとも思われますので止めて、顎位の決め方前歯部領域で負担をさせて大丈夫なのか、顎位の私の考えを説明させていただきます。
多少長くなるかと思われますが、ご容赦下さい。

これらの話は、勿論総義歯始めとする補綴全般に関わる私の考え方です。

即時荷重の成功の鍵は、咬合が握っている、と私は確信しております。

前歯部のインプラントを35Nを軽く振り切れるトルクで植立出来ても、側方力が加わり続ければ必ず駄目になります。
そこでの疑問ではないか、と存じます。

早春塾でもお話しましたが、前歯部のインプラントでしっかりと植立し、小臼歯部にも出来れば同様に植立し、所謂APスプレッドですか、インプラントで支える面積を前後的にも広く取り、出来る限り台形に近い形に配置して支えます。

ALL-on-4と同じ考え方です。

そして、プロビが脆弱では困りますので、治癒期間は患者さんに我慢していただいて、咬合面観でブロック塀のようなプロビに必ずします。

それで、顎位の決め方ですが、下顎の前歯小臼歯部しか当りませんから、そこで手練りの即時重合レジンの塊に圧痕を付けます。

その際、最重要なのは顎位の高さではないか、と私は考えております。

顎位の高さに関しては、総義歯の考え方に準じて、患者さんの顔貌を見て決めるのがいつもの方法です。

しかし、多分なのですが、私の場合、殆どの総義歯臨床家の先生方に比較して高い設定をしていると思います。

個人的考えですが、低く設定すればするほど横振れ等の動きが惹起されやすく、噛み締めとか舌の位置諸問題で色々出るのではないか、と考えております。

個人的経験則でしかないのですが、私自身も総義歯臨床家の端くれを自負しておりますが、かねがね諸先生方の設定は低いのでは、と感じております。

ある程度の高さを付与することで、患者さんの顎運動は横振れが小さくなり、安定するのではないか、と考えています。

又、自傷咬合の傾向のある患者さんも、咬合の低下が問題なのだろうと考えています。

(但し、歯牙で象牙質が露出する位の自傷咬合の方の場合は、歯牙が磨り減ってもその分廷出して補っている場合が多く、それに普通の歯冠を回復してはいけないのだろう、とは考えていますが。)

それで、即時荷重で上顎フルのケースの場合ですが、必ずバイトは浅くします。

当然、深くするとアンテリアガイダンス等の側方力がもろに掛かり、インプラントが広がる方向に力を受け止めることになり、駄目になるのが明白だからです。

どの程度浅くするのだ、が肝心なのだと思いますが、これは患者さんのケースバイケースでかなり違ってきます。

今回プレゼンさせていただいた患者さんのケースでは、下の歯もやや揺れが出ていましたので、非常に難しかったのですが、スーパーボンドで固定して可及的に動かないようにして、咬合を再構成して行きました。

フルのケースでは、基本的に総義歯に準じて考えて、出来るだけ動かないようにしたら動かされないようにしろ、が鉄則だと思います。


従って、プロビ上についている圧痕を元にして、そこから咬合面テーブルを作製します。

ひたすら咬合調整が肝要で、仰臥位、セミファーラー位、座位等々全ての体位で、チャンと無理なく集束する場所を探します。

その場合、咬合力の向かう方向がインプラントに対して内側、口蓋側に伝わる、つまり、インプラントを骨へ押し付ける方法への調整をすること、集束している顎位で触診でフレミタスを殆ど触れない状態になるまで調整します。

ここら辺の所で総義歯臨床と非常に通じるものがある、と確信しております。

コツとしては、唾液を飲み込みやすい位置、ゴックンしやすい位置がベストではないか、と考えています。

後は、ひたすらフォローです。

極端な場合、毎日にでも来ていただいて、その度毎に咬合調整します。

先生もご存知の通り、顎位は1発1回では決めきれません。

必ず、快適な位置にしてあげると、もっとより良い位置へ動きます。

それを追従してチャントして行くこと、これが最も大事なことなのかも知れません。

やがて、患者さんの顎位は必ず集束します。

その時間の掛かり方は1人1人違いますので、決まりはないと思います。

でも今回のプレゼンのような重症歯周病患者さんは意外なほど顎関節の異常は来たしていないので、決めるのに総義歯の難しい患者さんよりも余程決めやすい、と思っています。

フラットな咬合面で、と言う疑問ですが、ある程度の高目の咬合位、顎位を付与することで、横揺れは惹起させないで済む、と考えています。

後、私は毎回、インプラントの動揺度をペリオテストで調べています。

それで、セメント離脱しているのも早期に発見出来、その場合は慎重にプロビを外してキチンと装着し直します。

そうしないと、力を受け止めてくれるインプラント本数が減り、トラブルを招くからです。

このような場合でも、インプラント軸を可及的に平行に揃えて置くことで真っ直ぐにリムーバーでやれば取れます。

咬合面テーブルをしっかり作るには、ネジ留め穴があったら、私には出来ないのです。

それで、あのような方法で解決しております。

又、穴があればその分プロビの強度も落ちて、折れるトラブルのあるのが怖いです。


以上で回答になっておりますでしょうか。

ちゃんとお答えできなかったので申し訳なく思い、お送りしました。

失礼しました。

以下は、補足で次にお送りしたメールです。
 
犬歯は小臼歯化させている形態にします。
犬歯と第1小臼歯での咬合の位置、決め方が非常に重要である、と考えています。

その後、大臼歯部のインプラントが落ち着いたら、プロビに加え全体的に咬合を安定化させていきます。

現在全て手練りでさせていただいているので、無難な咬合面にせざるを得なく、それで特段患者さんが問題なく経過してくれるので、最終的に仕上げています。

但し、前歯部に関しましては、即時荷重していた時のままでは浅い状況に終わってしまったり、短い歯になってしまいかねないので、審美的な形態の要件と機能的要件を満たせるようにやはり筆盛り等で修正し、全体的なアーチを前後左右で整えてスピーの弯曲、モンソンカーブを修正して、グループファンクションになるように仕上げています。


咬合の運動に関しましては、順次誘導を師匠に教わって以来25年信じて行なっております。

先程のメールで不足していたと思いましたので、補足致しました。

失礼しました。
 
 
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上顎臼歯部インプラントに関わる、慢性上顎洞炎に気付いてくれない耳鼻科に困ります。

2012年05月15日 | 日々のインプラント臨床の話

上顎臼歯部のインプラント治療は、日本人の場合骨の厚みが薄くて難しいことが多くなります。

10年ほど前から、サイナスリフトと言う上顎洞の横の壁から穴を開けて骨の厚みを増す手術が広く行われるようになり、従来では不可能であった上顎臼歯部へのインプラントも可能になりました。

更には、サイナスリフトが手術浸襲が非常に大きいと言うことで、ソケットリフトと言う歯が生えている方向から垂直的に骨を増やす手術も行われるようになって、益々上顎臼歯部へのインプラント治療の使用が増えて来ているのが現状でしょう。

そのような現状に対して、私の感じだけなのですが、この上顎洞と言う組織は、意外に慢性化している炎症を持っていることが多く、それへの対処方法をキチンとしないと、成功率が著しく落ちるだろう、と危惧しています。

私の所には歯科用CTがありますので、事前に必ず撮影して手術して大丈夫かどうか、良く診断しています。

そして、上顎洞内に炎症がある場合は、当然事前に抗生剤を服用いただいて、改善所見が得られるようにしてから行なっています。

そう言う元々炎症の所見があって手術した場合は、炎症がぶり返すことも少なくないので、それへの対処方法をキチンとして対処させていただき事無きを得て、何事もなく治癒に到ってくれます。

ところが、歯科用CT所見で見て、特段何事のないだろうと思われる所見の患者さんでも、インプラント手術後に上顎洞炎のような反応を起こしてしまう方がいるのです。

しかも、それに対して意外なほど患者さんにとって違和感やボーットした熱感、ジーンとする微小な痛みを訴えられ、持続してしまう方が出るのです。

この時に、歯科用CTで上顎洞内を拝見しても、何ともないのです。

そこで、これはおかしいなと言うことで、耳鼻科の方に診察していただくことも、何度か経験しました。

しかし、困ったことに耳鼻科ではこのような軽微な症状を訴える上顎洞炎に関しては、特に問題ない正常である、と診断されてしまうのです。

インプラントの方は、勿論炎症症状もないし、骨も歯茎の方も綺麗に治癒しています。

上顎洞内に骨造成した部位に関しても、特段の炎症の症状はありません。

歯科用CT画像上で見ても、耳鼻科で見ていただいても、特段の問題所見は見付けられないのです。

でも、患者さんは違和感、灼熱感、痛みを軽微ですが訴えられるのです。

このような実態に何度も接して来て、私はこれは慢性的な上顎洞ではないだろうか?と疑い、それへの治療を行なって来ました。

その結果、間違いなく患者さんは症状が小さくなっていって、気にならない程度にまでは治癒すると言う経験をしたのです。

これらの経験を通じて、これは間違いなく慢性的上顎洞炎が潜在的にあったのであろう、と私は確信するようになりました。

それで、患者さんの方にお願いして耳鼻科の方で治療受けていただくこと、薬剤を空気に混ぜて吸引していただいて治療するのをしていただいては、とお願いするのです。

ところが、困ったことに耳鼻科の先生の方では、特に問題はないと言うことで、治療していただけないのです。

それで非常に困っています。

耳鼻科の方では、粘膜の肥厚とか自然孔の閉鎖等の所見がなく、鼻の閉塞感等もなければ、特段治療はしない、と言うのが標準的治療姿勢のようなのです。

つまり、医科の考え方では急性炎症に対しては積極的に治療するが、慢性的な炎症で軽微な症状の場合は、自然治癒に任せて特段治療介入する、と言う考え方はないらしいのです。

日本人の場合、顔の骨体事態が前後的に扁平で、西洋人のように深みがない為に鼻の領域で不利である、つまり鼻炎が多いと分かっています。

しかも、日本人の場合、発音上子音を使わない民族なので、鼻で呼吸しないで口で呼吸すると言う、鼻の成長発達で問題を抱えてしまう方も多い、と分かっています。

その為に結果的に、慢性鼻炎、鼻の病気、蓄膿症等を潜在的に抱えている方が非常に多いのです。

それは一見程度では分かりません。

その為、仕方がないのかも知れないのですが、インプラント治療で多少の症状が出ても、耳鼻科の先生方には特段問題があるとは把握していただけないのです。

正直な話、困っています。

実を言えば、歯科で上顎洞炎の治療は範囲外なのです。

それで仕方なく、自費で行うしかなくなってしまっています。

慢性的な上顎同園の治療は、意外なほど長引きます。

患者さんによっては半年係る方もいます。

骨造成した部位が固まる期間だと思えば仕方がないのですが、私の方法では幸い3ヶ月弱でインプラントは何事も無く骨とくっ付いているように治るのが殆どです。

にもかかわらず、患者さんは上顎洞付近の違和感等で困ってしまうのです。

インプラントの治癒は問題なく終了していますから、出来るだけ早くセラミック等問題の生じにくい良いものにしてしまいたいのですが、そこで滞ってしまうのです。

慢性的な上顎洞炎であり、インプラントはもう無関係であると耳鼻科の先生の方で言っていただけないと、患者さんは待っているだけになってしまうのです。

所詮、歯科は歯のことしか分かっていない、と患者さんは思っています。

上顎洞炎とかの医科の領域の病気では、医師の診断、説明が非常に重要なのです。

そこら辺のことを理解してくださって、協力して患者さんの治療にあたっていただける耳鼻科の先生が今の所いない、というのが現状です。

困っています。

軽微な慢性的な病変に対しては医科は非常に弱い、ようです。

と言うよりも、急性病変の患者さん達でお忙しくて、慢性的なものに関しては自然治癒を待つ、急性化した時に、本格的に治療する、と言うことのようです。

医学としては真っ当で正しい姿勢なのかと思いますが、患者さんは意外なほどの軽微な違和感、熱感、痛みで困られていることも多いのではないでしょうか?

如何なのでしょう?

私は協力して患者さんを健康体に出来る医療を行えれば理想的では、と思います。

今のところ、私は個人の力で何とか解決して来ていますが、患者さん側からは違和感を持って見られているのも事実です。

専門分野は専門家にお願いしたい、それが本心ですが、いつの日にか叶うのでしょう?

困ってます。

 

 

 

 

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やっぱり超音波はインプラントに効く!

2012年05月10日 | 日々のインプラント臨床の話

光機能化の話題に触れて、私は超音波治療器が非常に効果的である、と明言して来ました。

本日もそれを如実に感じさせられる患者さんを経験しました。

上顎の前歯のインプラントですが、非常に難しいインプラント治療で、即時植立と即時荷重をしなければならない、と言う条件でお引き受けした方です。

手術後1ヶ月弱で仮歯が外れ、ペリオテストで数値を計った所、非常に厳しい20前後の数字が出てしまいました。

これはいけません。

このままでは脱落してしまうかも知れません。

対応策として、咬合等の刺激から完全に遮断される状態で保護されるようにして、出来る限り超音波を当てに来ていただけるようにお願いしました。

勿論、食事指導とかでも、そこは当たらないように、保護していただくように強くお願いします。

患者さんはとても真面目な方で、1週間に2〜3回の割合で通って下さいました。

それから1ヶ月と1週間経って、今日改めて仮歯が又取れたのでデータを計り直しました。

そしたら、見事に8にまでデータが改善していました。

素晴らしい!!

やはり超音波はインプラントの治癒促進に相当良く効きます。

ペリオテスト値が20まで行ってしまったものが1ヶ月+1週間で8まで改善したのです。

このような芸当は光機能化では出来ません。

持続的に治癒を促進し、時には今回のように危なくなり始めたインプラントを再び安定する状態にまで治せてしまうのです。

 

私は以前から、かなり厳しい状況に追い込まれたインプラントでも、患者さんが協力して下さって超音波を始めとする治癒促進治療に取り組んでいただけると、相当の効果がある、と明言して来ました。

一番最初の症例の患者さんは、歯科用CT3DXを入れる前でしたので2005年頃です。

やはり前歯、犬歯の治療で抜歯即時植立、即時荷重治療したのですが、その時も残念ながら噛んでしまって仮歯が壊れ、インプラントが揺れ出したのです。

その時は24位まで悪化しました。

もうこれは駄目かも知れない、と私も諦めかけました。

しかし、隣接歯の揺れがインプラントに干渉しないようにして、更に咬合接触からも保護するようにして、患者さんに全面的に協力して下さい、とお願いして1日置きに超音波を当てに来て下さい、とお願いして、まず1ヶ月見ましょう、とお話しました。

やり直しに成るようにはズット良いでしょう、と言うことでです。

その結果は見事なものでした。

今その患者さんは術後7年目になっていますが、完全に安定している状態です。

ペリオテスト値も、−2とかのデータが出る位安定しています。

この患者さんの経験以降、私は超音波の効果を真剣に信じるようになりました。

 

私の所のインプラントの脱落が極端に少ないのは、縁の下の力持ちで超音波治療器BR−ソニックがあることは間違いがありません。

この器械に巡り合えていなかったら、私も毎月1〜2本脱落させるインプラント専門医だったことでしょう。

しかし、私の所ではインプラント脱落、初期の失敗は、本当に年に1〜2本あるかないか、なのです。

 

全てのインプラントで、うちではデータをペリオテストで計っています。

その数値で、危なさそうな患者さんには、通う回数を増やして下さるようにお願いしています。

そうすると、確かにデータが良くなるし、脱落と言う悲しい事故もなくなるのです。

 

これは全て事実です。

嘘、偽りは全くありません。

 

持続的に治癒促進機能が働くことが超音波治療器の素晴らしい所です。

光機能化にはない機能です。

 

更に言えば、超音波治療器には、軟組織、歯茎や皮膚の治癒促進機能が非常に高くあるのです。

これは、手術を主な仕事としているDRには凄く重要なことです。

手術は必ず軟組織を閉じる、縫い合わせることで終了します。

そして、軟組織が逸早く治癒して、血流が正常に回復することが、中の組織の治癒に有効に働くのです。

インプラントで中の組織と言えば骨しかありません。

超音波は、歯肉の治りを促進し、中の骨の治りも促進するものなのです。

つまり、我々が最も欲しい治癒促進機能を満たしてくれるのが超音波治療器なのです。

何度も言いますが、このような機能は光機能化にはありません。

 

ですから、まず最初に取り入れるべきは超音波治療器なのです。

 

光機能化を否定はしませんが、表面の処理は本来メーカー側ですべきです。

言うなれば科学的に欠陥がある、どんどん骨とのくっ付き方が時間経過と供に落ちて行く商品を売られているのです。

食品同様に、賞味期限をかなり厳しく査定して、返品OKにして売るか、それとも表面処理をチャンとして骨とのくっ付き力が余り落ちない商品を売るべきなのです。

その条件を唯一満たしているもの、ストローマンのSLActiveが現在欧米では既に出ています。

ストローマンのSLActiveは製造直後から空気に触れないようにして薬液に漬けてあります。

だから、条件の良い骨の場合3週間で最終補綴まで出来る、と明言しています。

ストローマンは空気に触れさせてはいけない、と言うことをどうやら知っていたようなのです。

 

因みに、私は2003年にDR.ラムの元で学び、インプラント植立する時には生食水で濡らすことを知りました。

良く考えているDRだ、と恩師のことを感じ入りました。

 

今尚、乾燥しているインプラントを生体にそのまま植立している写真を良く見ます。

ナンセンス!です。

生体内には乾燥している組織は一つもありません。

馴染ませるには濡れていることが良いのです。

 

実を言うと、私は2003年当時は既にPRP等の再生治療法を導入していたし、超音波も導入していて、インプラント表面をPRPで濡らし、超音波で治癒促進することを始めていました。

なので、DR.ラムの手法を見て海外のDRなのに、他のDRとは違う、濡らすことの重要性に気付いているなんて凄い方だ、と感心したのが実情です。

その当時から現在でも尚、濡らして植立するDRは殆どいませんから。

 

チタン表面に血糊が良く乗るようにしたいなら生食で濡らして植立すれば、幾らでも乗り、馴染みます。

光機能化はそれ以上の効果があるのでしょうが、血糊の乗りが良いことだけに絞るなら乾燥したインプラントをいきなり生体に入れなければ済むことなのです。

 

こんな明け透けのことは、私くらいしか書かないので、今日も本音で書きました。

 

今日の患者さん始めとして、インプラント治癒促進には超音波が効きます。

光機能化が効かないとか無駄だ、と言うつもりはありません。

しかし、光機能化した後、超音波で治癒促進する意義は大きいだろう、と予言します。

本気で治癒促進を狙いたい方には是非勧めます。

 

私は嘘、偽りは言いません。

270万もする器械入れられる方なら、40万もしない機械入れるのは難しくないのではないでしょうか?

 

患者さんが早く治って嬉しい為なら、決して無駄にはならないものでしょう。

患者さんを1日でも早く幸せにする為に、超音波を入れて下さい。

 

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補綴のお話します。インプラントで今後凄く重要なので。

2012年04月27日 | 日々のインプラント臨床の話

最近色々とインプラント治療の報告を聞かされたり、読まされることが増えて来ているのですが、非常に心配なことがあります。

それは補綴、インプラントの上に取り付ける人工の歯、作製物の形態等でのことです。

最も気になるのが、舌への配慮、舌房と言うのですが、歯列の内側のスペースが狭い、舌が窮屈になっているのではないか、と思われる歯の並び方、作製の仕方をされている症例を散見するのです。

非常に気になります。

舌と言うのは、大切な器官で、自然の形態で納まっていることがとても重要です。

私は元々総義歯の専門家なので、そのことを凄く気にして歯を作製するように、必ずしています。

近頃散見するケースでは、それが狭い、窮屈だろうと思われるのが目立つのです。

このようなことが起きる原因は私には良く分かります。

何故か?

それは、骨の形態に沿ってインプラントを植立する、骨に合わせて歯を作製する、と言うことが為されているからです。

歯を失うと、必ず顎の骨は痩せます。

下顎の骨が痩せて行くと、頬側の骨が失われて舌側の方が骨が残る状態になります。

それに合わせてインプラント植立をすると、インプラントが内側に傾斜して、舌のスペース舌房を狭くする状態に成り易いのです。

これが起きてしまうと、非常に拙いです。

せっかくインプラント植立が上手く行っても、歯が内側にあることで、患者さんの顎の状態は苦しくなります。

インプラントで歯を再生したのは良いけれど、何か上手く噛めない、顎の状態が良くない、と言う苦情を最近本当によく聞きます。

その原因の大半は、これが理由ではないか、と私は危惧しています。

それと同じようなことで、上顎の場合、傾斜して下顎とは逆に外側に開いてインプラントが植立してしまって、頬側に当ってと言う苦情も稀ですが聞かされます。

総義歯の専門家である私は、常に歯のあるスペース、存在して快適な3次元的な位置、と言うのが気になります。

なので、私は余り強く気にするまでもなく、さり気なく補綴、人工の歯の納まる位置とインプラントが自然に繋がる部位に植立するのが習い癖になっています。

そのお蔭なのだと思いますが、私自身のインプラント治療20年以上経験では、顎の状態の問題を起こした経験は皆無なのです。

しかし、巷で聞くと最近そう言う話を本当に良く聞く。

これは非常に拙いことだと思います。

歯を作製する時には、必ず何処に納まるのか、これが非常に重要です。

ですから、総義歯の素養を持っていることがとても大切になるのです。

そのことを配慮して歯を並べているのだろうか?と心配になることが現実に増えている、これは間違いがないようです。

インプラントは骨と上手くくっ付けば動きません。

そうなると、窮屈な状態は解消しないのです。

これは異常な緊張を舌に強います。

そうなると、下顎の位置とか感覚でおかしくなってくるのです。

舌は、自然に安静、安寧でいられる形態にしなければいけません。

それを犯す人工物は禁忌なのです。

それは厳守されなければいけません。

そう言う目で患者さんの口の中を見る、この癖が患者さんを守ります。

歯が何処に来るのか?その為には何処にどう植立するべきなのか?その為の外科手術はどうすれば良いのか?

こう言う目で見ると、インプラントの立つ場所は殆どの場合ピンポイントです。

そこに寸分違わず植立すること、これが非常に重要です。

 

最近流行り始めている咬合の理論に基づく理想的な歯並びの位置関係は、私には凄く歯が立っている、舌のスペースが侵されている、そんな風に見えて仕方がないです。

特に部分義歯の作製で、そう言う人体の自然の納まる形態を無視して形態学的、金属の強度とか義歯がどれだけ持つのか、に視点を強く持っているものが気になります。

あれではモノとしては強固でしょうが、入れている人の感覚、特に舌の感じが快適ではないでしょう。

インプラントも基本は部分義歯です。

この正しい形態の捉え方、自然に沿うと言う理解の仕方が足りない、そんな気がして仕方がないです。

 

昔から言われているデンチャースペース、舌と頬の内側の自然に歯が納まるスペースは何処なのか。

そう言う視点を正しく持たれることを強く勧めます。

今の流行りは窮屈です。

多分、外国の理論を日本に持って来ているので、外人向きのものを日本人に合わせてしまっているからだ、と思います。

日本人には日本人の歯並びがあります。

骨格からして違うのですから。

これでは、かつてナソロジーと言う外国の咬合理論を持って来て、日本人に無理に合わせて治療して、顎関節症を起こしてしまった過去と同じ轍を踏みかねません。

私はそのことを非常に危惧します。

しかも現代は動かない、外せないインプラントですから、もっと深刻な問題を惹起しかねないでしょう。

 

なので、私は提案します。

今こそ、チャンとした総義歯の修得が鍵を握る、と。

総義歯治療を取得するには、この舌房との関係が鍵になるのです。

舌を上手に扱うことで総義歯の納まりは格段と違って来ます。

成書でお勧めは、神様加藤武彦先生、尊父を超えられた村岡秀明先生、天才阿部二郎先生です。

歯が何処に来るのか?

口腔内のスペースの埋め方、納まり方。

とても勉強になります。

 

インプラントの取得にはインプラントの勉強だけでは全く足りません。

従来からある歯科治療の原則、快適な口腔内の再建、その維持を図るにはの知恵、技術が大きく意味を持つのです。

インプラントだけ特別視するのは奇異です。

あくまでも歯がない所を埋める人工物でしかない。

その視点を知れば、従来の歯科治療の見直し、レベルアップこそ何よりも重要だと明言して終わります。

参考になるかどうか分かりませんが、私の総義歯の写真、再掲しときます。

 

 

 

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インプラントの光機能化は否定しませんが、骨や歯茎の治癒促進には超音波です!

2012年04月26日 | 日々のインプラント臨床の話

UCLAの小川先生は尊敬しています。

インプラントのエイジングを証明し、それを取り除く紫外線照射器を開発されたことは医学の発展上素晴らしいことです。

そして、5−Dジャパンの船登先生等、光機能化を率先して進められ、臨床上の成果、効果を挙げられていることも素晴らしいことであり、否定するつもりはありませんし、私は5−Dの先生方は皆好きで、大変に尊敬しています。

しかし、学問的、医学的立場として、真理に対して真摯であらねばならない、と信じる私は、心苦しいのですが光機能化に対して釈然としないものを感じます。

最大の理由は、チタン表面を新鮮化させ骨の細胞との統合、生着を100%を目指す、それによって即時荷重始めとする早期のインプラント機能化が可能になる、と言う理論展開が解せないのです。

確かに、小川先生の研究によってインプラントの表面が時間経過と共に炭素がくっ付いて、骨との統合、生着を阻害する、それ故に骨接触率は従来言われているように70%もないと言われていたのはそれが原因だった、と突き止められたのは大変な医学上の発見、成果として素晴らしいものであったと言えるでしょう。

そこで、表面の炭素を取り除くのに紫外線が有効である、それに特化した機械を開発すると言うのも大変高く評価できます。

実際に小川先生が開発された特定の周波数の紫外線では、98%以上の驚異的骨との接触率が得られる、というのも本当に凄いことでしょう。

しかしです、その後は?という疑問には、まだ何も答えられていないのではないでしょうか?

つまり、生体の中は、常に細胞の消滅と再生が繰り返され、恒常性が維持されています。

最初の植立の時に、骨との接触率が驚異的に高くても、それが長年維持されるのか、それともその患者さん自身の体に合わせてそのまま変わらないでくっ付き続けている、というのは間違いがないのでしょうか?

何故こんなことを言うのかと言うと、人は必ず高齢化する、言い換えれば骨の密度が落ちるのは定め、だからです。

年をとれば背が縮むのは、誰もが知っている事実です。

それは人の体が変化し続ける、言い換えるなら少しづつ退化してしまうのは避けられないのです。

そんなこと言い出したら、インプラント治療自体も考えないといけなくなるのかも知れませんが、私の考えはこうです。

つまり、インプラント自体の表面改質は認めるけれども、生体自身への治癒の働き掛け、刺激や負荷を加える、人の体自身を治す、改善する方向性の方がもっと重要なのではないのですか?と言うことです。

医療人は、患者さんの体の治療後の改善の維持を、根本的に目指すものなのではないでしょうか?

それに対しては、光機能化は何か意味があるのでしょうか?

瞬間的効果しかないのではないでしょうか?

だから私は懐疑的なのです。

いくら紫外線当ててくっ付きを良くしても、生体内に入れば必ず血液に触れ、その後骨細胞が付いたとしても、吸収と添加は絶え間なく続き、血液には当然色々な成分が流れていますから、それが表面をある程度のレベルのものに、結局は落としてしまうのではないでしょうか?

疑問が非常にあるのです。

恒常性の維持の中で、細胞が生まれ変わり再生しても、インプラント表面が生体内で再生、フレッシュ化するのかどうか?

まずそのようなことは有り得ないでしょう。

私は瞬間的効果しかないものだろう、と感じます。

それで良いじゃないか、と言われたらそれまでですが、それなら、時間経過の中で本当に生体の方の改善、中身の良くなる治療の方が重要なのではないですか?が私の主張です。

時間経過の中で患者さん自身の体の骨を改善するのは、今の時点では超音波治療器が最もエビデンスがあるものです。

エビデンスなんて本来私は大嫌いですが、超音波治療器に関しては、遂に整形外科領域では新鮮骨折への保険適用が認められ、今爆発的に売れているそうです。

骨を治すには超音波は、医学界の常識になっているのです。

なので、嫌いな言葉ですがエビデンスを使いました。

更に言えば、超音波は元々美顔器で使われているもので、骨だけでなく軟組織、皮膚や歯肉などの治癒促進する、つまり、手術した後の傷口の治癒促進に効果があるのです。

骨にも歯茎にも、傷口にも治癒促進効果がある。

そんな真似が光機能化で出来ますか?

出来ませんよね。

本当の意味での、医学的見地からの治癒を早めるのは、光機能化ではなく、超音波治療なのです。

私は、それを主張します。

実例として、私は2000年から即時荷重していますが、実は超音波は2001年の終盤頃から使い始めており、その成果、私自身の即時荷重の成功率の異常なほどの高さ98%以上、の裏にはこれがあったのです。

2001年当時即時荷重の成功率はミシガン大のホーレイ・ワン教授ですら70%切り、即時荷重は駄目だ、と言われていた同時代でです。

 

繰り返しますが、光機能化が無駄だ、と言っている訳では決してありません。

しかし、そこまで治癒促進、機能促進を考えるなら、超音波治療器を外すのは愚かなことだ、と私は明言します。

だって、光機能化の機械は270万もして、天下のウシオ電気らしくないな、と言うものなのに、超音波治療器の方は40万位ないんですよ。

どちらが最初に取り入れるべきものですか?

私は超音波でしょう、と言い切ります。

チタンの治療する意味、価値と、生体の治療する意味、価値を比べて考えたら自明の理ではないでしょうか?

だいたい、表面の炭素による時間経過の汚染が判明したのだから、インプラントメーカーは対策を取れば良い。

それが本道ではないですか?

現に、ストローマンアクティブは、製造後直ぐに薬液(食塩水らしい)に漬けられています。

そうすれば、表面は空気に触れないで、炭素の汚染からも免れるでしょう。

 

研究成果は、素晴らしい。

臨床に活かすのも素晴らしい。

しかし、高価な機械を造り上げ売りまくるのは如何なものなのか?私は多大に疑問があります。

販売するなら、せいぜいレジン照射器程度の販売価格にするべきではないか、と思います。

もう巷では300台も売れたとか売れないとか。

勿論、私は小川先生とか船登先生の純粋さを信じており、バックマージンを常に要求する、と言う某巨大スタディグループ総帥みたいなことはしていない、と信じています。

なら、天下のウシオ電気がボロ儲けし過ぎでしょう。

ビジネス界では会長は非常に人物として知られ、色々と指導とか講演とかされていますが、今回の件では私はやり過ぎではないか?と感じて仕方がないです。

 

素晴らしい発明をしても、敢えて世界に貢献する為に、特許を取らない人物も史上にはいます。

インプラントの開祖ブローネマルク教授もそう言う一人です。

チタンが骨とくっ付く、と言う現象を発見しても、彼はそれを特許で押さえませんでした。

それよりも人類に貢献する道を選ばれたのです。

だからこそ、今世界中でインプラント治療が行われ、そのお蔭で救われた患者さんは数え切れないほどなのです。

そのことを、私たちは心して決して忘れてはいけない、と思います。

 

叩かれることを承知の上で、私は意見表明をしました。

光機能化は、メーカーサイドで処置して置くべきです。

開業医が高い機器を買わなければいけない、と言うのは本末転倒でしょう。

現に、世界ではストローマンが既にそう言う対応をしています。

但し、このインプラントは国内未承認で手に入りませんが。

メーカーが、炭素汚染の危険性の少なくなる状態で臨床の現場に届けるべき、と明言して締め括ります。

 

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手術した日から綺麗な歯があるインプラント治療、低侵襲即時荷重インプラントを極める!

2012年04月25日 | 日々のインプラント臨床の話

この患者さんも、当然手術したその日から仮歯が入り、機能回復を図って、最終的に美しいセラミックの歯が入れられた方です。

結局3月末に心臓が弱った亡くなられてしまいましたが、歯が1日で入ること、機能回復が相当に早かったことから、この方はインプラント治療、特に即時荷重インプラント治療に対してとても高く評価して下さり、インプラントは良いものだ、といつも強く言って下さっていました。

 

即時荷重インプラントと言う手術した日から歯が入るインプラント治療の価値観は、この患者さんの証言でも大変高いものがあると思います。

悲しいことですが、人には寿命があります。

患者さんの人生が後どれ位残されているのか、それは誰にも分かりません。

残り時間が少ないからインプラントしても無駄だ、と言う考え方もあるでしょう。

しかし、この方のように、今まで散々入歯で嫌な思いをして来て、満足に噛んだり咀嚼出来なくて、このままじゃ死に切れない、何としても生きているうちに噛めるようになりたい、もう一度だけでも好きなだけ噛み締めて、好物の味を味わいたい、と言う望みを賭ける方もおられるのです。

 

そう言う最後の望みとも言えるものにお応えするのに、即時荷重は素晴らしい成果があります。

更に、手術での痛み腫れを極限に抑えた低侵襲外科手術でこれを達成出来れば、この患者さんのように満足度はとても高いものになるのです。

 

これが一般的なインプラント治療であったら、どう言う経過になったのでしょう。

多分、即時荷重は出来ませんからと言うことで、総義歯を入れることに成るでしょう。

一般的手術方法では、必ず歯茎を大きく切開してインプラントを埋めて、その上に歯茎を覆うように縫い付けてになりますから、総義歯を入れることはとても難しいことになるでしょう。

しかも、大きく切開をしたことで、痛みや腫れも出るでしょうから、尚更総義歯を入れることは難度を極めるでしょう。

その上、インプラントは歯茎の下になるので、総義歯の圧下から守るのが大変でしょうし、頭出したり仮歯付けたりで、何度かの手術が必要になることでしょう。

これでは、インプラント治療したのに、と患者さんが辛い思いを話されるのも仕方がない、と思います。

 

これらの問題を全て解決する方法が、即時荷重、低侵襲外科によるインプラント治療なのです。

即時荷重の方法ならその日から綺麗に歯が入るし、低侵襲なら患者さんは術後の苦しみから解放されます。

正しく夢の治療方法、と言えるのです。

ですから、私はこの治療法方に2000年からたった一人で必死で取り組んで来ました。

この患者さんは、2011年10月17日に抜歯即時植立でインプラント治療をしました。

同時にGBR骨造成と歯茎の再生処置もしています。

勿論、手術した日に仮歯を入れています。

 

そして、セラミックの歯が入ったのが12月1日です。

僅か46日、7週間弱です。

 

上顎の奥歯は骨が柔らかくて難しい、インプラント生着までに少なくとも4ヶ月、このような難しい症例では6ヶ月、と言われるものです。

病巣を相当に抱えている歯ですから、抜歯して歯茎の治るのを待って、それからGBR骨造成とかしてインプラント植立をすると言う一般的な治療のステップで行っていたら、インプラントの植立手術迎えるまでに6ヶ月以上掛かることでしょう。

そうなると、最終的なセラミックの歯が入るのには12ヶ月以上1年以上掛かる、と言う事に成ります。

 

私の12年の修行、鍛錬で辿り着いた治療期間は7週間。

一般的な方法では1年52週以上。

7分の1以下の極短い期間で、しかも低侵襲外科手術を1回したっきりです。

 

今ではこのスピードで、1回きりの低侵襲の手術で痛みも腫れもなく綺麗に早く治せるようになりました。

12年もの修練は無駄ではなかったのです。

 

冒頭の患者さんも、このような治療方針で処置出来ましたので、とても満足して下さったのです。

 

インプラント治療は外科の伴う治療で、しかも治療期間も長く、何回もの手術を耐え治すのが当然、と信じられています。

しかし、それでは患者さんが可哀想です。

だから、私は一つ一つ解決して来たのです。

 

やろうとするDRは私一人でした。

たった一人でした。

私以外の皆が反対をしていました。

セミナーとかの恩師達は危険だと忠告し、勉強仲間も誰一人賛成してくれず、腕を信頼する右腕とも頼む勤務医は、自分の首賭けてでも止めて下さい、と反抗し、スタッフも院長が暴走している、と危惧していました。

でも、目の前に助けて下さい、と言う患者さんが泣いていました。

悲嘆にくれるさめざめとした涙に、私は一人立ち向かう決意をしました。

そうして、2000年の秋、第1症例の患者さんを施術することにしました。

右腕にはお前が手伝ってくれたら必ず成功する、と説き伏せました。

スタッフにも総力戦だ、この患者さん意外は治療の方は入れないでくれ、と調整をして貰いました。

 

そして、手術は行われました。

無事成功したかと思われました。

しかし、1ヵ月後仮歯の脱落の緊急連絡が来ました。

背中に冷たい汗が流れました。

 

急患で来て下さって、直ぐに拝見して、ホッと胸を撫で下ろしました。

インプラントはビクともしていません、歯茎もさすが右腕DRの歯茎の扱い、縫合の良さで綺麗に治ってくれていました。

見事に無事成功していることが確かめられたのです。

 

そこから始まり、今があります。

第1症例から数えたら、何度の改良改善をして来たのか、特に2003年以後に大改良した殆ど切らない低侵襲手術に切り換え、数え切れない程のバージョンアップをして来ました。

12年の絶え間ない前進・向上があってこそ、今日再掲した症例のような仕事が出来るのです。

その成果に直に関わり、自分の手で成し遂げて来て、これからのインプラント治療の方向性はこれしかない、と強く確信しています。

 

そして今、私は一定の成果を上げられるようになったので、これをもっともっと正しくキチンと広めたい、沢山の患者さんを救いたい、信じてくれる先生方に教えたい、と真剣に願っています。

 

自分の夢をある程度果たしたので、今度は他の方の夢を叶えることを、本気でして行きたいのです。

勿論、私自身も向上し続けて行きますが、ここまで積み上げて来たものは独り占めしていないで広めよう、そう強く決意しています。

 

夢を叶えるインプラント治療、本気で治りたい患者さん、学びたい先生、どうか私を使って下さい。

私は到って本気です。

 

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余命とインプラント治療の価値観

2012年04月23日 | 日々のインプラント臨床の話

今日は、悲しい出来事をご報告しなければなりません。

この症例の患者さんが3月末に永眠された、とリコールの連絡をさせていただいて、ご家族の方とお話して知りました。

本当に残念です。

人柄の非常に素晴らしい方で、今までの人生長い間入歯で悩まされ続けて来たから、もう入歯は嫌だ、と言うことでインプラント治療をさせていただきました。

最後は心臓が弱ってしまって、とのことでした。

亡くなられる3ヶ月前に最後のリコールで来て下さって、食事に関しては何も困っていない、とてもインプラント治療には満足している、とニコニコお話しして下さっていました。

この方のインプラント治療も、実は途中で色々と他の体の病気で闘病期間があり、苦労しながら最終的なセラミックの綺麗な歯を入れられました。

私の得意とする低侵襲即時荷重インプラント治療で施術させていただいたので、少なくともインプラント治療に関しては腫れて痛んだり、噛めなくて非常に困られたり、と言うことなしで治癒期間も経過を辿りました。

そのお陰で、インプラント治療に対して恐怖感を抱かれることもなく、快適な過ごし方を経て、体の方が今一つ思わしくなかったのですが、何とか持ち応えられ、最終補綴まで治せたのです。

やはり、高齢者の方の治療ほど、機能面での早い回復と痛がらせない、腫れたりしない、治療を受けるのが楽であった、と思っていただけるように治療を行うことが何よりも重要だと強く感じます。

もし、通常のインプラント治療のように歯茎を切り開き、インプラントを植立し、縫合し捲る治療で、直ぐに歯が入らず、義歯も入れられずで施術してしまったのなら、多分この患者さんは最後まで治せなかったことでしょう。

インプラント治療はその成果は素晴らしい治療です。

それは間違いがありません。

しかし、一般的に考えて侵襲が大き過ぎるのです。

歯茎の切開、骨の削合、インプラントの捻じ込み植立、歯茎を閉じる縫合と、一つ一つを考えなければ、患者さんは痛み腫れます。

歯茎の切開の切り方、歯茎の剥がし方、扱い方、骨の削り方、痛みを与えないように削る配慮、インプラントの捻じ込みも、そして縫合、歯茎の状態の把握、治り方が良いように、痛くなったり腫れたりしないようする配慮。

どれ一つをとっても、細心の心使いが必要です。

 

私は、これらのステップ一つ一つを考慮して、出来る限りムリ・ムダ・ムラのない施術が一番痛がらせない腫れ上がらせない、と思います。

ですから、私は切開を最小限の切り方しかしませんし、骨の扱いでも削り方、植立の方法と考えられる全ての細かな工夫をしています。

更に、私の施術は縫合を殆ど必要としない方法で治せています。

しかも、殆どの場合綺麗な仮歯があって綺麗に傷口が保護されるように治しています。

これらの成果があるからこそ、患者さんにインプラント治療の恐怖を味わせることなく、早く綺麗に仮歯での咬合を確立し治せたのです。

 

この患者さんに関しては、体の具合の問題で最終補綴を待ってしまいましたが、それでも常に機能面、審美面では納得いただける状態で経過を辿りました。

非常に残念ながら、この方は永眠されてしまわれましたが、この方にとってインプラント治療の意味、価値は素晴らしいものがあったのでは、と感じます。

もっともっと長生きされ使っていただきたかったのですが寿命には勝てません。

 

こう言う時に良く議論されるのですが、数年しか使えないのにインプラントなんて高額の治療するなんて、と言うご批判も良くいただきます。

しかし、では何もしないで義歯治療で調整、再製を繰り返す人生であった場合どうであったのでしょう?

一人の人生なので、同一人物の中で、義歯治療とインプラント治療を比較することは難しいです。

大抵の場合義歯が嫌で嫌で、でインプラントになるのです。

その場合、インプラントなんてするんじゃなかった、こんなだって知っていたら義歯で我慢したのに、と言う意見も見ることがあります。

 

インプラントがこう言う批判を浴びる最大の原因は、外科処置のトラブルです。

それを解決することが、インプラントの批判を解決する、患者さんに納得いただく最善の手段だと私は考えます。

ですから、一人2003年恩師DR.ラムの元に学び、最小切開によるインプラント治療、最小限の侵襲のインプラント治療を志したのです。

そして、偶然の幸運に恵まれ専門書も出すことが出来ました。

低侵襲治療、患者さんの為の怖くない、痛くない、腫れない治療が私の道になりました。

その成果として、今回のご紹介した患者さんの実例のように、怖がられない痛がられない腫れない、直ぐに歯があって早期に機能回復する治療を成し遂げられるように成って来たのです。

そうこうしている内に、世の中全体で低侵襲が望まれ標榜されるように成って来ました。

その傾向は嬉しいものですが、中にはとんでもない実例も散見させられます。

正しい低侵襲・即時インプラント治療が広まるにはまだまだ時間が掛かるのでしょう。

 

残された時間を有効に、生き甲斐ある素晴らしい人生にする為のインプラント治療。

残された時間で考えていると躊躇して、辛い状態のまま締め括る事になりかねないと危惧します。

そう言う躊躇を振り払う為には、侵襲への恐怖をなくすことが最重要です。

その上で、しかも即時、直ぐに機能できる状態に治すこと。

これらの両立は、とてもレベルが高く難しいものです。

常識的には、矛盾しているとも言えるものです。

しかし、矛盾しかねない条件の両立こそ解決の道、なのです。

そうして差し上げないと、余命が尽きてしまうかも知れませんし、痛がられたら治療を進められなくなるかも知れません。

怖くなく痛くなく早く綺麗に、と言う矛盾する要求を完全に満たして差し上げる道は、これからも止まることがなく進めないといけないのです。

 

この患者さんの御霊にお誓いして、今後も低侵襲即時荷重審美インプラント治療を極めて行きますと、心から祈念致します。

 

心からご冥福をお祈り申し上げます。

合掌

 

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