寄席の記録

今月は5回も寄席に行った。
こんなに詰めて行ったの10年ぶりくらい。広くても狭くても、寄席の雰囲気はええねえ。
せっかくやから今月の寄席の記録。

10/2（土）
桂よね吉独演会（大丸心斎橋劇場）
桂佐ん吉　「田楽喰い」
桂阿か枝　「禁酒関所」
桂よね吉　「蛸芝居」
桂よね吉　「たちきり」

よね吉さん、「よね様」て呼ばれてた。
えらいかっこよーなって、貫禄もついてはった。
たちきりは落語とゆうより一人芝居を見てるみたいで、鬼気迫るものがあって鳥肌たちました。
芸の所作でかっこええだけじゃなくて、よね様は顔もシュっとしてはるから反則ですね。
こりゃおっかけの人もたくさんつきますね。
私もおっかけよう。


10/14（木）
じょるの寄席
桂弥太郎　　「親子酒」
笑福亭喬若　「時うどん」
桂吉弥　　　「ふぐ鍋」

近所のショッピングセンター「ジョルノ」にて、さかいまつりの一環としての寄席。
タダで吉弥が見られる！ということで張り切って行ってきた。
平日昼間のローカル寄席なので年齢層が高かった。
でも狭い場所にパイプ椅子並べて、熱気むんむん。楽しかった。


10/16（土）
宗助のとびきり落語会（SAYAKAホール）
桂小鯛　　「つる」
桂しん吉　「ふぐ鍋」
桂宗助　　「蔵丁稚」
　
宗助さんの丁稚はやはり絶品。
宗助さんは、男前やし芝居噺が得意やし丁稚をやったらカワイイし、だからもっと脚光を浴びてもいい人やと思う。


10/22（金）
立花家千橘独演会（天満天神繁昌亭）
桂福丸　　「時うどん」
立花家千橘「猫災」
海原はるかかなた…漫才
立花家千橘「井戸の茶碗」
立花家千橘「十三の渡し」

習ってるピアノの先生の旦那様が落語家の立花家千橘さんやったというすごいご縁で、独演会にいかせてもらった。
失礼ながらお名前も知らんかったのやけど、米朝系列の落語とはねたもやり方もなんか違ってて新鮮やった。
恐れていた海原はるかかなたは近くでみたらやっぱり怖かった。
でも笑ってもうた。


10/28（木）
桂米團治独演会（大丸心斎橋劇場）
　
桂小鯛　「子ほめ」
桂米團治「替り目」
桂米團治「蔵丁稚」
ナオユキ…漫談
桂米團治「三枚起請」

あー楽しかった！
米團治さんは襲名しはってから初めて観たけど、足の怪我にもかかわらず絶好調な感じがした。
全部好きなねたやし！時々横顔とか声がびっくりするくらい米朝に似てるし！
「替り目」は枝雀に限ると思ってたけど、違う感じでじんわりとよかった。
この噺は子供のときに聴くのと、結婚してから聴くのとでは受け取り方が違うんやろうな。
「ナオユキ」は今後酔うチェック。

もたいまさこ満喫

映画「トイレット」の封切を観て来た。
荻上直子監督と主演もたいまさこの舞台挨拶つきのを予約してて、ずっと楽しみにしてた。

映画の途中から最後まで涙が止まらんくなって、その後、生のもたいまさこが目の前に現れたから、感激してゴオーってまた涙がでた。

生のもたいまさこは細くて自然体な感じでやさしい雰囲気やった。
映画のもたいまさこは主役やのにセリフは一言だけで、ものすごい存在感やった。

久しぶりに都会に出て、興奮して、えらい疲れて、帰ってから14時間寝た。
映画のコピーが、「みんな、ホントウの自分でおやんなさい」やけど、ほんまにこんなに寝る自分でええんやろか、とぼんやりした頭で今思う。

新境地

一人で牛丼屋に入り、一人でラーメン屋でビールを飲み、一人で寄席に行って高齢者に混じって笑うことはできるけど、まさか一人でまっすんさんのライブに行かせてもらう日が来るとは思わんかった。
どないしょどないしょ、て思ってたら「地蔵盆の手伝いあるから無理」て断られてたかいちゃんからメール。
「朝早くから地蔵盆の手伝いしたから解放された♪ライブ行こう」。
あああ～、ありがとう。地域に貢献した後は私に貢献。きっとええことあるよ。

行ってみたら8畳くらいのスペースで十数人のギャラリーの前でまっすんさん熱唱中。

知らん人だらけやし、お酒飲んでないし、「まつげぼーん」も「そんなあほな」もノリノリになられへんかった。すんません。でもまっすんさんのすごさを再度体感できるライブでした。

ライブ終わってまっすんさんにかいちゃんを紹介。


ええかんじやわ。

次のライブかいちゃんほんまに行く気まんまん。
まっすんさん、かいちゃんの心の琴線に触れたよう。
すごい人です。

ばーちゃんのこと

ばーちゃんが永遠に眠ってしまった。
老衰で、家族に囲まれ　本当に、眠るように。
93歳の大往生　一番、幸せな逝き方と思う。

だからお通夜もカラッとみんなで笑ってご飯を食べた。
久しぶりに会えた家族や親戚と楽しくご飯が食べれられた。
ばーちゃんありがとう。

永年ケンカして会ってなかったねーちゃんと、ばーちゃんの話ができた。
ねーちゃんと笑いあえてうれしい、これからの話ができてうれしい。
きっとばーちゃんが、そろそろ仲直りしろって会わせてくれたんや。
ばーちゃんありがとう。

かあさんががんになって、ばーちゃんの世話ができないことを気にしてた。
ばーちゃんは、逝く5日前、見舞いに来れないかあさんを気遣って私は大丈夫やからと言ってた。
今逝ってしまったのは、抗がん剤治療が始まるかあさんに治療に専念させるためかも。
ばーちゃんありがとう。

ばーちゃんとのこれからは、ばーちゃんとの思い出だけになってしもた。
小さい時は、寝られへん時も早く目が覚めた時もばーちゃんの布団に入りにいった。
レーズン入りお手製ホットケーキ、焼きりんご、親に黙って買ってくれた甘いお菓子。
ばーちゃん、育ててくれてありがとう。

ゲートボールに布の押し絵、民謡舞踊の発表会　趣味がようさんあった。
庭の小さな畑で野菜作り　一緒にやる落ち葉の焚き火が好きやった。
テレビでスポーツ観戦　野球もマラソンもすもうもゴルフもジーっとみてた。
電話でも井戸端でも噂話や人の悪口　じゃんじゃん言って楽しそうやった。

みんなのために働いてくれた　自分のために楽しんどった。
痩せの大食いで80超えても私と同じくらい食べとった。
すごい根性で93まで生きたから、まさかほんまに逝くとは思わんかった。
まだ実感わかんけど、さよなら、ばーちゃん　向こう行ったらじーちゃんと仲良うしてな。

やまいもごはん

薄曇のお昼前、おもむろにベランダに七輪をもちだし炭を入れ着火。
まずは輪切りにしたやまいもを焼く。


しいたけとあぶらげも焼く。


ちっさい土鍋にお米、だし汁、しょうがを入れる。
やまいもとしいたけとあぶらげも小さく切って入れる。
七輪に乗せる。


湯気が出てくる。いいにおい。
なんか焦げたにおいがしてきたので火からおろして15分蒸らす。


…家族友達、みんなに食べてもらいたい味でした。色悪いけどほくほく。

タクローは今朝４時に起きて、ベランダに三脚を持ち出し日の出を2時間にわたり定点観測。

プチスローライフ夫婦気分。

切り口とお味

幅は狭いけど、一応年輪できてる。よしよし。
味は…ホットケーキミックス使ったから、もろホットケーキの味。はちみつ入れたけどそんなに効いてないし。
焼いてるときの液ダレを恐れて生地を濃い目に作ったから、ギッチリしてて一口でおなかいっぱいになる。
ホットケーキミックスをベースに(要は手軽に)、ふわっと、洋菓子！な味にするにはどうしたらええんやろ？

でけた

おいしそう、ふふふ。
しかし苦労した割りにちっさいな。

くるくる回し中

焼けてきた。
手作り炭焼きバームクーヘン。
この時点で２時間ぐらい経過。つけてはくるくる、つけてはくるくるをひたすら繰り返す。

一人でバウムと炭の火をじーーーっと見てたら、無の境地にいけます。
楽しい。

…て思ってたらぴこぴこ作動。
でっかい音で近所に丸聞こえ。窓もドアも開けてるし。
あせるが止め方わからんでさらにあせる。

仕方ないからベランダに七輪移動。
寒い中くるくる再開。

今年最初で最後のゼイタク

福井の夜ごはん。

越前ガニ一杯を地道にホジホジして、どんぶりいっぱいにいれて、ビールと一緒に一気食い。

うまい。まじうまい。

後で聞いたらカニ一杯2万するそうな。
ほぼ一人で食べてもうた。
大口開けて食べたから一口千円の瞬間もあったやろな。

上げ膳据え膳てありがたいな。

初熱

正月から寝込んでもうた。

大晦日、山城山中でヘロヘロになってる私に、kewアニが「なんでそんなにしんどいんかわからんけど、もしかして体調悪いんちゃうか」て聞いてくれたけど、否定した。常にヘタレやからこんなもんやろうと思ってた。
よく考えたら、朝からのど痛かったしフシブシもやばい感じやった。
「アホは風邪ひかんのじゃなくて、風邪に気がつかへんらしいで」ていう会話までしても、そのことを思い出さんかった。
すっっっっかり忘れてた。
自転車こいでる時は治ってた。

健康状態ではもっとマシに走れるのかどうか、今年また山城に行きたい。

こんな私ですが、自転車の友達も、そうじゃない皆様も、今年もよろしくお願いします。