Noriko-McLane Movie Blog

自分の見た映画の感想を気ままに綴っています。
ネタバレの可能性もあるので、まだ見てない方はご注意下さい。

ココ・アヴァン・シャネル

2009-09-26 | Weblog
"Coco Avan Chanel"
2009. 9. 23. ファンタジック・小夜さんと MOVIXにて

この作品の前に公開されていた”ココ・シャネル”は、晩年のシャネルの役をシャーリー・マクレーンが演じています。こちらの方は、もちろん英語でやっていました。もう公開は終わってしまったようですが・・・(私が見ないままに・・・

この”ココ・アヴァン・シャネル”は、フランス語(この点で字幕に集中できたことは よかったです。英語だとわかるかもと思って字幕いい加減に見て、必死で耳に集中してたら結局その部分はよく理解できてないということ多々ありますから~ )この”ココ アヴァン シャネル”は、フランスで大人気となった映画とか。それだけ シャネルのことを美しく語り過ぎているようにも思いました。(まぁ、映画だからそれでいいんだけど、・・・)

だいたいのあらすじは、シャネルは孤児院を育ちで、姉妹で夜はパブで歌って お昼間はお針子さんの生活。
シャネルのことを気に入ったエチエンヌという男性がパリの郊外のお屋敷に帰ってしまう。そこで、シャネルはそのお屋敷に口実を作って2,3日泊めてもらうことに・・・そして、住み着いてしまいます(ここのところ、スゴイです!!だって、エチエンヌは、決してウェルカムではなくて、2,3日泊めてやるけど帰れ!と言ってるのに居着いてしまうのですから
彼の愛人のような・・・微妙な関係。
でも、このお屋敷で色々美しいものに触れ、斬新なドレスを考え出したり、女優の帽子をデザインしたり・・・・・
エチエンヌがシャネルとパーティーに行くためのドレスを買って上げるが、このドレスは、カーテンにしたと言って、パーティーに自分のデザインした襟付きのドレスを着ていくシャネル!
(”風と共に ”では、カーテンからドレスを作るし、ココ・シャネルは、ドレスはカーテンに・・・・・時代がかわるとこうもかわるものなのですかぁ。でも、私は、コルセットでキューとしめあげて、おしりがヒップアップしてみえる針金のようなペチコートステキだと思いますが~)

この頃は、シャネル自身もヒールのないペチャンコ靴に少年のような格好。そんなシャネルに目を留めたのがボーイ・カペル。エチエンヌのお屋敷に暮らしてるにもかかわらず、ボーイとシャネルは、旅行に出かけ、アツアツの仲に 
このことによって、今まで身分のち違いからシャネルにたいしていい加減な態度だったエチエンヌも、シャネルを本当に愛してたことを自分自身知ることになる。

ボーイは、策略結婚でイギリス女性と結婚するが、シャネルとの仲は続く。しかし、ボーイはその後すぐに自動車事故で亡くなってしまう 
ボーイは、シャネルの才能を信じて多額の資金も出してくれた人。(この資金は、シャネルがすぐに売れ出して、返済できたようだが。)
ジャージ素材にシャネルが着目したのも、ボーイのゴルフウェアーからだ。
彼の死後、シャネルはますます仕事に熱心になって、世界のシャネルに登りつめていく
と、いう映画でした~

でも、シャネルは50才にになってから、11才年下の彼とも恋をしたとか  このお話も映画でしてほしかったです

二人の男性のお話があまりにもメインになっていて、シャネルが、お針子から帽子作り、そしてデザイナーとなっていく上での苦労話などがもっと知りたかった。

シャネルの服を有名人に着てもらうことによって シャネル自身が有名になっていった・・これは、なかなかの商才! 

でも、裁断上の工夫とか 立体裁断をしていたならそんな様子などをもっと見たかったです~(洋裁を少しかじった私としては)

シャネル役のオドレイ・トトゥは、アメリ(2001年フランス)でお馴染みの女優さんです。この映画では、シャネルにそっくり シャネルの雰囲気をうまく表現していたんだろうと思います。シャネルって美人ではなかったけど、強い個性を持った魅力的な女性で、死ぬまで”仕事”の人だったンですね。
もしかしたら、70才になっても恋をしていたかも

それにしても、シャネル煙草吸い過ぎ

点数を付けるとしたら、65点