とある乗り鉄の乗車記録

とある地方出身東京在住大学生の鉄道乗車記録など、鉄道に関すること。18きっぱーとして遠方路線完乗も

【コロナ禍度外視集大成遠征1日目】18きっぱーには難所?高山本線完乗&快速みえの真髄を体感

2021-06-30 13:03:00 | 日記
こんにちは。
すっかり夏ですが、3月に実施した、学生生活最後の大遠征の初日です。
青春18きっぷを活用しつつ、過去最長日程で旅して参りました。


新幹線に乗るべく中央線快速で東京へ出たところ、なんと209系1000番台に遭遇。
E233系のグリーン車増結およびトイレ設置改造のため、その間編成が足りなくなることを見越して、常磐線各駅停車を引退した209系1000番台を中央線快速に転用。一時的なものとはいえこの展開には鉄道ファンも興味津々。様々なお家事情から生まれた迷列車です。

スタートは北陸新幹線。高山本線完乗を目指すべく、『かがやき503号』で富山へ。




E7系ではなく、JR西日本所有のW7系による運転。車内メロディが『北陸ロマン』になっているのがE7系との決定的な違い。

さて富山からはJR高山本線へ。


キハ120系。富山方と猪谷方で色が違う。
高山本線は富山~猪谷まではJR西日本、猪谷以南はJR東海の所管となります。

猪谷からはJR東海のキハ25で高山へ。
そして高山からは

キハ85系による特急『(ワイドビュー)ひだ10号』に乗り込み、下呂まで特急課金。高山本線は普通列車の本数が少なく、富山を朝早く出るくらいしないと普通列車での制覇は困難な路線。ひだ10号に乗り込めば、途中の下呂で下呂始発の普通列車を拾えるため、ここは思い切って特急課金。


富山で買った富山名物ます&ぶりの押し寿司を喰らう。

下呂で18きっぷに復帰し、下呂始発の普通列車で美濃太田へ。

キハ25系でも初期タイプのものが充当。クロスシートなど、より一層313系そっくりな仕様。

美濃太田から岐阜行きに乗り換え、岐阜到着をもって高山本線を完乗。

岐阜到着後はそのまま同じ列車で美濃太田まで折り返し、太多線完乗へ。

キハ75系。快速みえのイメージが強いキハ75ですが、高山本線・太多線の普通列車としても活躍。
終点・多治見から、中央本線で名古屋へ。
211系5000番台。名古屋では中央本線の主力として活躍。とはいえ、共に活躍する313系と違いこちらはロングシートなのである意味嫌われているかもしれませんが。

そして名古屋に戻ると貴重な出会いが。


211系0番台。JR東海・関西本線に4両編成2本が在籍する211系0番台は、国鉄末期にデビューした、JR東海最後の国鉄型車両(211系5000番台はJR東海オリジナル仕様)。JR東日本よりも国鉄型淘汰を急速に推し進めたJR東海に残る数少ない国鉄型の勇姿を拝むことができ感無量であります。

さて名古屋からはこの日のアンカー。

関西線・伊勢鉄道線・紀勢線を駆ける快速『みえ21号』で伊勢市へ。先程太多線で乗車したキハ75系による、名古屋~伊勢市・鳥羽を結ぶ快速列車。伊勢路は近鉄と競合関係にあり、近鉄と渡り合うためにJR東海が送り込んだ切り札といえる列車です。
うp主としては関西線と紀勢線は完全乗破済みの上で、伊勢鉄道完乗を兼ねての乗車。伊勢鉄道は勿論青春18きっぷの利用ができない路線なので、その間520円は別途精算になります。

東海の新快速などに用いられる313系と同等のクロスシート構造。快速みえはその一部を指定席として取扱っています。夜の帰宅ラッシュにぶつかることもあり、うp主も着席を志し窓側の指定席をゲット。事実、途中の四日市まではそこそこの混雑で、そこから先は自由席でも余裕で座れましたが、指定席を確保したことで始発の名古屋からゆったり、ビール片手にくつろぐことができました。


味噌煮込みうどん、きしめん、ひつまぶしなど旨いもんには事欠かない名古屋ですが、いかんせん乗り換え時間が限られていたので、せめて弁当で名古屋らしいものを限られた時間で求めた結果、みそかつ弁当に。美味し。限られた時間で最高の夕飯を選べたと勝手に自覚するほど、快速みえの旅のお供に見合う夕飯でした。

終点の伊勢市に到着。1時間45分の乗車、快速みえの真髄をその身をもって体感するに十分な時間でした。本来快速みえは基本参宮線の鳥羽まで走りますが、夜は伊勢市止まり。日中は鳥羽までの観光需要、夜は伊勢市までの通勤需要を見越した、優良な列車であるという感想です。もっとも、特急を充実させている近鉄には敵わないかもしれませんが。

紀勢線・亀山行き。


夜の伊勢神宮外宮参道。

この日は伊勢市で一泊。

2日目は次回。