傍観者の独り言

団塊世代で、民間企業で「チンタラ・グウタラ」に過ごした人間の手前勝手な気儘な戯言・放言。

民主党:第二弾の「マニフェスト」の用意が賢明・・・・将来像の計を

2009-07-29 00:32:29 | 国家の計

民主党が「マニフェスト」を発表し、自民党および大手メディアから、予想とおりに、「財源」「成長戦略」「安全保障」について、問題視されていますね。
今回の「マニフェスト」は、硬直の「政官業」による「格差社会」の「破壊」と活力が無くなった「貧困社会」への「生活第一」であり、「安全保障」は、当面は現状維持が現実的で、自民党やメディアからの批判は、現行仕組みを基軸にしており、場違いと思うが、問題は、成長率ゼロでも「安心社会」の実現への青写真でしょうね。

庶民が民主党への「政権交代」期待の底流には、「自民党には不満」、「民主党には不安」ではあるが、自民党政治に倦怠感・食傷気味になっており、「とりあえず民主党やらせてみるか」が潮流ではないかと思いますね。
自民党主導の積年の政治で、「政官業」の既得権社会が醸成され、大企業第一、世襲、天下りなど「格差社会」を形成し、バブル失政は、庶民の犠牲により、大企業・銀行・官僚は延命できたが、結果として「貧困社会」を形成され、リーマンショックによる世界不況の現下で、財政出動によるバラマキは景気助成策にすぎず、社会保障は後追いで、財政健全化は政権の責務として、消費税増額を掲げる自民党は自省もなく高慢に過ぎないですね。

パナソニックが、中村前社長の「破壊と創造」のリストラで、再生できましたが、リストラには、「血を流す」ことが付帯します。
「老化体質」、「自閉気質」で二流国に陥った日本社会を「破壊と創造」は不可避ですが、貧困社会の国民に「血を流す」ことを要請する前に、「輸血」「栄養剤」なりを補充しとかなければ、大量出血で、「死」にいたりますね。
民主党の掲げる政策に要する財源は、予算の組み替えによる無駄による捻出で、必要があれば、赤字国債をも視野に入れざるえないのは許容範囲ですね。

自民党やメディアが、「政権交代」が目的化していると批判していますが、現行の「破壊」に価値があるのです。
問題は、「創造」の分野であり、将来の国家像ですね。
自民党のマニフェスト次第ですが、民主党も、「友愛社会」の理念の元で、どういう国家を実現するかとい青写真をも用意が賢明ですね。
「地方分権」「地域主権」は、国家の行政サービス機能の仕組みにすぎず、国民が安心・安全に暮らせる社会の青写真が「創造」の部と思いますね。

当方の考える安心・安全社会は、本ブログ「15兆規模の経済対策も結構であるが、問題は、構造改革への取り組みを」でも書きましたが、

”「国民が安心・安全で暮らせる社会は、まずは、第一次産業が国の基幹と思っております。温暖化で環境破壊が進行しても、石油が枯渇するエネルギー問題が深刻化しても、食糧危機が最悪の事態になろうとも、自給自足で最低の生活ができることことが第一で、第二は、社会保障制度の充実での安心さで、その上での自由競争社会という国造りが必要で、人材育成が肝要と思っております。」”

ですが、更に、ブレークダウンするには、当方には、荷が重いですね。
時間を見ながら、整理したいと思っています。

本ブログ「気になる意見(1):池田信夫blog(希望を捨てる勇気)」、「気になる意見(2):池田信夫blog(希望について)」で書きましたが、国民が求めているのは、「希望」であり、将来の国家像は、「希望」がキーワードになるでしょうね。




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