傍観者の独り言

団塊世代で、民間企業で「チンタラ・グウタラ」に過ごした人間の手前勝手な気儘な戯言・放言。

小沢一郎氏:権力闘争とし、断固闘うには、・・・自己変身が不可欠

2010-10-09 05:27:07 | 生活の党・小沢一郎

小沢一郎氏が検察審査会の2回の議決で、強制起訴されることを、権力闘争とみなし、離党・辞職せず、断固戦う意思表示を表明。
そうであれば、従来の「わかるだろう」「わからないはずがない」という小沢一郎氏のスタイルを変え、自らが国民に向かい、自己弁明・主張に注力することが賢明と思いますね。

検察審査会の運用・議決については、当方も疑問視しています。
審査員の平均年齢が違和感のある30。9歳、議決は民主党代表戦の決定日の9月14日に決定(議決の方向性を内々に知る事ができ、選挙画策できること)、国選弁護士の解任請求のある弁護士を補助弁護士に選定、補助弁護士の補助内容、議決が告発事実に含まれていない「小沢氏から借入金4億円」の不記載まで犯罪事実を認定、疑問視されている特捜部の強要した疑いの調書が審査の基礎資料など検察審査会の議決には疑問があります。

1回目の検察審査会で、11名全員が「起訴相当」の議決については、世の中、10人十色といわれるように、11名が同じ見解を出すことに素朴な疑問があり、2回目の検察審査会でも、11名中8名以上の審査員が同じ見解だすことに素朴な疑問がありますね。
審査会を主導する役割の事務局、審査会長、補助弁護士が何らかの方向性に恣意的に導く可能性が潜在的にあるということです。
世の中の凡人・俗人(長い物に巻かれろの当方)は、お上に呼ばれたら、自分の意見を開示し、最後まで主張することに萎縮するより、面倒くさくなり、声の大きい人間や専門的な意見者に順応するのが現実的でしょうね。
メディアが強調する検察審査会の「市民目線」とは、現実は、補助弁護士、審査会長、事務局の意見が大きく反映されるのではないかと推察しています。

審査員は地区の選挙管理委員会がランダムに選出・リストアップし、リストアップされた人間の妥当性を事務局が精査し、選定することになっているし、補助弁護士は、弁護士会に選出を要請すると言われていますが、どちらも不透明さが潜在しますね。
この度の補助弁護士は、国選弁護士の解任請求を起こされた弁護士であり、弁護士会なり、事務局は妥当と判断したのでしょうか。
ただ、これらの疑問点は、当事者の内部告発がなければ真相はわからないし、存在しても個別の特異な事例と位置づけされるでしょうね。
試行錯誤しながら「時間が解決する」のを待つしかないのです。

これらの疑問点は、世の中の凡人・俗人には、どうでも良く、市民感覚は、検査審査会の起訴議決には、「当然だろうなー」、「審査員が判断する自信がなければ裁判で白黒を決着したらが無難」ということでしょうね。

当方は、本ブログ”『敗者の小沢一郎氏が即やるべきことは後継者を指名する事です』で、

”「小沢一郎氏の(民主党代表選の)最大の敗因には、世間のいう「政治とカネ」問題を世間のいうやり方で世間を納得させなかったことでしょうね
当方は、世の中、理不尽と不条理で動いており、長い物には巻かれろという適当な人間と広言してきましたが、正論はどうであれ、長い物に巻かれ直面した問題をクリアする事も処世術であるが、小沢一郎氏の一徹な不器用さが世間のいう俗論を甘受できなかったのでしょうね。」”

と書きましたが、小沢一郎氏の一徹な不器用さが世間を納得させらなかったのです。

小沢一郎氏が離党・辞職せず、断固戦う覚悟したのであれば、「一徹な不器用さ」のままでは、世間の壁を崩す事は難しいのではないかと推測しますね。
時間の経緯とともに、小沢神話の神通力が減衰するのは明白であり、小沢一郎氏は自らのスタイルを変えることが賢明と思いますね。

「THE JOURNAL」に、平野貞夫氏が「日本一新運動」、田中良紹氏が「痴呆国家」、宮崎学氏が「小沢一郎へのアドバイス」と小沢一郎氏への支援メッセージを寄稿していますが、極論すれば、小沢一郎氏へ「従来の小沢一郎氏のスタイルを変えろ」とも読み取れます。

当方は、本ブログ「やはり、小沢一郎氏は一兵卒として、「新小沢神話」創出に注力を」でも書きましたが、政官業の既得権社会を「破壊と創造」しなければ、日本の再生がないという思いがあり、民主党代表選で、小沢一郎氏を支持したのは、現行の硬直化した社会への「破壊力」が菅直人氏より期待できるということでした。
また、小沢一郎氏の説明不足・説明無用の不器用さ(サービス精神の欠落)が今日の「反小沢・脱小沢・嫌小沢」の根源と思いますね。

宮崎学氏の「小沢一郎へのアドバイス」に、
”「(6)代表選のときのように、メディアに登場し、にこやかに主張を訴えよう
 隠れているのはよくない。ブスッとして歩くにもよくない。大手メディアなどくそくらいで、回答者を誘導するような世論調査なんて気にすることはない。ネットメディアを通じてにこやかに主張しよう・・・・
」”
とありますが、今、小沢一郎氏がやるべきことは、自己変身し、「代表選のときのように、メディアに登場し、にこやかに主張を訴えよう」ですね。
従来と同じスタイル(説明不足・説明無用の不器用さ(サービス精神の欠落))では、”『世間のいう「政治とカネ」問題を世間のいうやり方で世間を納得させならない』”ことになり、小沢神話は時間の経過とともに減退し、過去の「政治の裏話」物語になるでしょうね。

小沢一郎氏に期待することは自らを「破壊と創造」することですね。
定期的・計算的に、TVメディアで、「国民生活第一」の「新小沢神話」を醸成することに注力することです。
ここは、法律的な問題は専門家に委ねて、TVメディアで「にこやかに主張」することが賢明ですね。それが、世間のいうやりかたで、世間を納得させる近道ですね。

当方は、過去には寛容で、将来への期待度を優先する考え、老人性骨粗鬆症に陥った現下の日本社会は、一度ご破算にし、高齢世代は次世代に迷惑・負担を掛けないようし、次世代に将来を委ねるべきであるという思いがあります。
小沢一郎氏は、世間の言われる「小沢神話」を自ら破壊し、後継者を指名し、「小沢神話」を次世代に引継ぎし、一兵卒として、「新 日本改造計画」をメディアで語り、「新小沢神話」を醸成させる自らの努力することが、世間が検察審査会の議決を疑問視することのエネルギーになるのです。
小沢一郎氏が、”「素人が議決する検察審査会の不透明さを批判」”しても、世の中の凡人・俗人には愚痴にしか聞こえないのです。
自ら、メディアで発信力を強化する努力しなければ、時の権力に流されることを危惧しますね。





3 コメント

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法の白黒より大切なものがある (秋雨前線)
2010-10-09 10:09:03
報道で知られている以上の状況証拠について検察審査会のメンバーは触れることが出来たのでしょう。
素直に判断すれば「共犯」の疑いを払拭できないのでしょう。

検察が不起訴にしたから「潔癖」という小沢氏の主張を、当人ばかりかそれを錦の御旗にする小沢氏擁護のジャーナリストが少なからずいるという言論状況は少し悲しいものを感じますが、
小沢氏の敗因の原因もそれに頼り過ぎたのが原因でしょう。

小沢氏は潔白ならば潔白なりの論拠、論理をもたないとこの状況で勝ち抜くことは困難でしょう。これは法の白黒とは別レベルの問題です。政治家にとっては法よりもこちらの方が大切です。
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秋雨前線様 (K.T.)
2010-10-09 20:48:39
ブログ主様のお考えは、自分とは違うところはあるものの、何時も事実関係を踏まえたバランスの取れたご意見とみて、敬意を持って拝読しています。
しかし、秋雨前線様は漠然とした印象によって決め付けておられます。
殺人や強盗のように明らかに真犯人がいる事件を除き、潔白の証明と言うのは論理上不可能なのです。貴方が仮に交通違反などした覚えが無いとしても、いかなるときも交通法規に違反したことが無いことを証明せよといわれたら出来るでしょうか。
大久保秘書、石川議員双方とも無罪となる強力な証拠が出てきております。そうなれば、共犯もヘッタクレも無いでしょう。
失礼ながらこのような理由で、私は秋雨前線様の「勉強不足」の疑いを払拭できないのでしょう。
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『悪党:民主党はヤクザ(暴力団)にも献金支持されている。』 (智太郎)
2010-10-11 19:36:14
『悪党:民主党はヤクザ(暴力団)にも献金支持されている。』  現在の我が国は、過度の少子化でで将来をあきらめつつあるのか?や、孤独な老人死、育児放棄、深刻な問題がたくさんです。現代社会は幸福なのか?それなのに与党の民主党を悪党と呼びながら議院連中のぶざまで、見苦しくもあわれな姿・情報を知り、毒舌風に青年の主張してみました。いつもの"おもしろ写真"では「民主党横峯良郎参議院議員のヤクザ(暴力団)がらみ」「民主党の女性大臣:蓮舫氏のファッションリーダーとしての賭け」「田中角栄元首相の弟子の小沢一郎氏」「離党も議員辞職もしない小沢一郎氏」等々を貼ってみたのです。この先の日本が心配になり始めた自分でありますが今後もたまに笑える様な写真でおもしろく分かりやすく記事にします。遊びに来て下さい。<m(__)m> (^_-)-☆ トラックバックをさせて戴きたく思っております。<m(__)m>


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