案内板には、こう書いてあります。「ブナを主体とする広葉樹が広がり、林内は自然庭園の趣があります。苔むした岩塊と原生的ブナ林がみごとに調和しております」その自然観察教育林、約12haのブナ原生林の中に1.8kmの歩道が整備されているといいます。
折々こんな大木に出会います。彼らの平均寿命は250年ぐらいだと教えられました。
信州で生活している私も、こんな100選があるとは知りませんでした。調べてみました。長野県には四つしかないというのに、秋田県には、巨人が9本もあるのでした。北海道と並んで全国一。これもひとえに自然を大切に守ってきた証でしょうか。
まだまだ岳岱自然観察教育林のハイキングは続きます。南アルプスと中央アルプスに挟まれていて、山はすぐそこにある日々を送っている身なのに、この白神山地の景色は、また別物なのでした。なんだ山の中の写真ばかりじゃないか、なんて苦言を呈さないでいただきたい。白神山地を愛してやまない、ガイド斎藤さんのお話が胸にしみるのでした。