自走式移動胃袋 ~ The nomadic stomach ~

新橋・かめやで天せいろ

いまは東京に出ることもめっきり少なくなりましたが、ワシはリーマン人生の長きの期間を銀座界隈で過ごしておりました。 そして、常に利用していたのが新橋駅でありましたので、表(銀座側?)も裏(虎ノ門側?)も一通りは迷わずに歩けます。
その期間の後半は堅気の会社員の割にはまっとうな時間に正しく生活していたわけではなかったこともあり、かなり偏りのある土地勘であります(笑) 正規の勤務時間は正しく8時半~17時半でしたが、まあイロイロありまして、始発で帰ったり、始発で出勤したりというのも珍しくはなかった生活がちょっと懐かしいかな(嘘)

そんな不規則な生活の中でお世話になるのは吉野家に代表される24時間営業の店ですね(懐) そしてコチラ=そば処かめや・新橋店は新橋駅の裏(烏森)の怪しげなエリアで24時間やっています。

この日の訪問は朝6時半頃なのに、7割方の入りといったところです。



奥のカウンターまでグイッと進み、天せいろ(かき揚げ・大盛り)を頼みます。

ごく短い待ち時間の間にセルフの水を置いて、ポジションを確保しておくのですが、この辺りのポジション取りのタイミングは微妙なのです。 というのは、リーマン業界では立ち食い店におけるオーダー前の席取りというのははマナー違反になるのです。
かような店に出入りするのは、リーマンという括りでは下請け会社の平社員から得意先である大企業の部長級まで、リーマン社会のあらゆる階層が匿名で入り乱れているので、そこでの民は皆が平等で、不適切=身勝手な行為は許されないのです。
今は知りませんが、昔のリーマンというのは、かような不文律をとても大事にしていたものなのですよ(笑)

さてワシのオーダーである天せいろも、正しくはかき揚げせいろなのですが、天ぷらといえばエビ天ではなく、かき揚げになるのも業界の不文律であります(嘘)



9月という蕎麦粉的には辛い季節ではありますが、なかなかしっかりとした茹でたて&〆たての蕎麦です。 かき揚げも揚げたてで、玉ねぎ&人参&春菊の絶妙なハーモニーがサクッといただけます。



かなり久しぶりでしたが相変わらずの安定した味のソバを電光石火のスピードで食べ終わります。
ちなみにこちらは一応は小規模ながらもチェーン店でありまして、新宿、神田等々でキッチリとした営業をされていますが、24時間営業なのは新宿と新橋だけだったと思います。



待ち合わせのSL広場に出てみますが、キビキビとしたエグゼクティブ系、ダラダラした伝統的リーマン系、夜勤開けのヲッチャン達から、果ては「(朝から)マッサージいかが?」のドコゾのヲバチャンまでを眺めていた新橋駅の朝でした。

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コメント一覧

とも2
よいですね♪
> 天使サン

一菜特製天ぷらそばというのは惹かれますね。
あっ、でもまかないかぁ…
天使たちの場所
天せいろ
明日のまかない、天ぷらそばにしよ!
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