雨燕瀬戸際にある巌の膚 ケイ
そこここの牡丹崩るる音のなか 秀治
風薫る瀬戸のシーサー丸洗い 瑞恵
風薫る明日淵瀬と思い置き 米子
七瀬とも八瀬とも併せ乙字滝 邦洋
通し鴨浅瀬ばかりの暴れ川 ケイ
薫風や浅瀬を渡る三姉妹 秀治
瀬音消す翡翠の声森の道 英子
滝近く歩み失恋流しけり 米子
新緑の早瀬渦巻く翁の碑 瑞恵
白鷺の影のみだるる浅瀬かな 孝元
瀬をはやむことのありけり朴の花 秀治
夏草の踏まれて目覚む弱き者 つや子
滝しぶき勢い余り横っ飛び つや子
恋猫や人目気にせぬ逢瀬かな 恵子
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