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今週は往年の名画をNHK-BSで数多く見ることができた。
「道」 「荒野の決闘」 「鉄道員」 「シェーン」 など。
西部劇の名作 「 シェーン 」( ' 53 )
流れ者の早撃ちガンマン シェーン は北に向かう途中、開拓農民の家に立ち寄った。
が農民たちの共同の相手である牧童連中との土地争いに入り込んでいく。
息子と慎ましやかに生きる開拓者一家の助っ人になり、相手を倒した後はヒーロー視する少年にだけ
別れとその理由を告げ、そのままこの土地を静かに立ち去る。
何度観ても感動するこの映画で私なりに新しい発見をした。そのひとつは
絵に重なった字幕にとらわれ今まで気がつかなかったシーン
オープニングとエンディングの地理的シーンが俯瞰撮影的に見てよく似ているなあということ。
最初のシーンは
背中が大きく写ったシェーンが丘を降りる際、途中で一旦馬をとめ馬上から前方の広大な平地を見下ろし、
それからゆっくり背中を見せながら下りていくシーン
終わりのシーンは
その丘に今度は逆に真正面から登ってくる。 うつむき、傷を負い左腕をダランとさげたまま。
後方にあの広大な平地と山なみが見える。
意図的にも見えるこの構図 ここにメッセージがあるのだろうか。
ビクター・ヤングの テーマ曲 「 遥かなる山の呼び声 」が大地からわき上がり大自然をゆっくり
包み込むように 流れて詩情をもりあげる。 この曲も当時おおいに流行した。今でも好んで聞きます。