んきち激情しゅっちょうじょ

気になったニュースを適当に。

この記事の意図は?

2005-09-09 13:16:18 | ちゅうかん
asahi.com:日中戦争ゲーム、中国で製作中 「民族精神育てる」 - 国際
日中戦争をテーマにしたオンラインゲームを、中国共産党青年組織、共産主義青年団とインターネット関連会社が共同で開発中だ。参加者が共産党の八路軍兵士などに扮して日本軍と戦うロールプレイングゲーム。「若者の愛国主義と民族精神を育てる」ことが目的という。
ニポンジン皆殺シアルヨー、という話。

朝日新聞の意図がまったくわかりません。
中国で日本軍と戦うゲームが開発されている。以上。
歴史上の戦いを舞台にしたゲームなら他にもいくらでもあるわけで、こんなゲームが出ましたよー、なんてことはゲーム情報誌が報じれば用は足ります。

わざわざ朝日が取り上げて、中国人が日本人を殺すゲームを作ってますよ、と教えてくれる。この違和感は何でしょうね。
このゲームで遊ぶことにより歴史の正しい知識が身につく、と高く評価した。

このゲームをテーマにしたネット掲示板には「はやく遊びたい」「多くの武器を使えるようにしてほしい」など、完成を待ちきれない若者たちからの声が寄せられている。
朝日新聞を主語として語っているわけではないけど、文面には「高く評価した」、だの「完成を待ちきれない」だのと「これはいいものですよー」という意味のことばがちりばめられていますな。

単純な話、逆の立場のゲームを日本が作ったら朝日はどう報じるだろうか、と考えればこの記事の不気味さがなおさら際立ってくるような気がします。

ちゅうごくのぐんたいはいいぐんたいですから。