暇人短剣符

暇人の日常散策、世界中の友との再会を夢見て日々上昇中。

葛藤の中米~CAFTAとT.L.C.~

2006-06-15 23:51:24 | Costa Rica 旅史
ふんふんふ~ん

そろそろ立法議会の建物が見えてくるころです。あ、大きな建物が見えてきました。国立博物館ももうすぐです。さぁ、この国の政界の中枢とはどのようなところなのでしょうか。

わくわくしながら立法議会に到着するとそこには衝撃的な光景が広がっていました。







”ブッシュは××××だ!!”

「こ・・これは。」(この国、反米だったっけ?・・・)



"CAFTA MAS MAQUILAS EXPLOTACION"

CAFTAとはCentral American Free Trade Agreementつまり中米自由貿易協定のことです。MASはMovimiento al Socialismoで社会主義運動党。
つまり、「自由貿易協定は社会主義運動党により企てられたものである。」と書かれていると思われます。どうやら、若者が勢い余って芸術文化センターから立法議会の壁にキャンバスを移したというわけではないようです。




"NO T.L.C."

(これは・・・)
わたくしは気付くとカメラを手にとってこれらの風景をおさめていました。


歩くたびに色々なものに出会います。確かに、普通の人にとってそれは日常の風景で多くの時間を費やすことはありません。旅行人によっては、あそこはきれいな風景、ここは汚い場所。それだけで終わる話かもしれませんね。
しかし、わたくしは国際問題を抱えた立法議会の壁の落書きや、この国の信号機がメキシコ製であることなど、そのつぶさな事象のひとつひとつに対して惜しみなく時間をかけて発見していきます。
そしてすべての事象には原因があるのと同じように「なぜ、これはここにあるのか」を考えます。それは、大自然にふれ壮大な光景に圧倒されることと同じくらい、わたくしにとっては重要でわくわくさせることなのです。

わたくしはこれらの風景を写真に収めて、この夜Tにこれらが何を表しているのかを訊き、そしてこの国が長年抱えてきた大きな問題に対しての答えを迫られていることを知ることになるのです。


さて、オーパーツまであと少しぃ

というか、1枚目の写真の門に・・







え・・石球・・・・ははは、ま、まさかね!


つづく・・・


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