暇人短剣符

暇人の日常散策、世界中の友との再会を夢見て日々上昇中。

休みと対話、エレディアの夜。

2006-06-04 23:53:44 | Costa Rica 旅史
ロス・アンヘレス大聖堂から帰宅しましたが、イラス火山に登ったあたりから耳がおかしく(飛行機でよく起こるあれ)になり、部屋で寝ていました。
T「お~い、晩御飯できたぞ。」
その声でおきたのはもう夜も暮れてから、彼は店の仕事をやっていたようです。料理は彼の手作りでした。なかなかいけました
大分状態も回復し、耳もよくなりました。食後にTと話をしました。
彼にとって店を持つことが夢だったとして、それはひとつの目的だったということから始まり、日本人が起業をする上で何が壁となっているのかについて話しました。
特に、彼の言う日本人の脳の構造の話は印象に残っています。日本人の根底には反省と改善という行動が文化として溶け込んでいます。これは孔子の儒教によるもので一日3回は反省しなさいという説法に基いています。アメリカンドリームがいまだにあるのも日本が省みることしかできない結果だといいます。可能性を失敗によって削っていく方法では成功がしにくいというのです。四辺を補うという彼の話を思いだしました。それを踏まえたうえで、有限実行をしたいと彼はいいます。確かに、彼は常に成功をイメージして行動しているように感じました。目を見ればやはりわかるものなのですね。それは日本にいたあのころから変わりません。
彼の言葉は素直で自己からにじみ出ていて等身大で、決して取り繕ったりしたものではありません。そのひとつひとつを大事に受け取りました。彼を見ていると、自分が一体何をしたいのかが少しづつ見えてくるような気がしました。
あと一年会社にいれば退職金が出るようになるという気持ちで、今一歩を踏み出せない人たちをみて、彼は
「一年あれば、スペイン語を使え、店を開くこともできる。退職金ほしさに一年を無駄にするのはもったいなさすぎやしないか。」
重い言葉です。できないと思うのは自分の心、そういう人に限ってできはしないと他人を批判するものなのでしょう。彼は結果によって、そんな何もできていない偉そうなことばかり言う人に、語りかけています。
オレはできたぞ、あんたはそれでもできないというか?と。

気がつけば真夜中、時を忘れて話し込みました。Buenas noches.

明日は首都サンホセに向かいます。翡翠博物館など、周りたいところ盛りだくさんです。


続きます・・・


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