西山よしおからのメッセージ

愛知県津島市、市議会議員としてこの地域の将来を考え、皆さんの意見を取り入れ、還元できる方法を提言できる場にいたします。 

指定管理者移行に伴う不安要因の解消

2007-11-29 21:34:25 | Weblog
この度、障害者福祉施設「彩雲館」及び「授産施設」の民間への指定管理者制度移行が決定いたしました。
応募にあたっては、2業者が名乗り、そのうち「永美福祉会」(しらさぎ福祉園、唐臼保育園運営業者)が3年間の指定期間の予定で選定されました。

決め手は「安定的な運営が可能となる人的能力」において、10点の開きが出たことではないか、と考えます。
運営業務を行っていくうえで、コストの削減もさることながら、障害者と家族にとって「サービスの低下」が一番恐れてみえる不安要因であります。
それが解消されて、初めて指定管理者移行の成果が現れると理解して見えます。
後は我々が監視して、より良い方向へ行くように努力して、今以上のサービスが提供できることを願っております。
また、今まで携わってみえた職員の方が、新しい職場でその経験が活かされますことを期待しております。

後期高齢者制度の真のねらいは?

2007-11-28 19:54:09 | Weblog
「お国のために、働いてきて、用が済めば、はよ、死んでくれ」ということか、平成20年4月から、新しい医療制度(後期高齢者医療制度)が始まります。
今まで75歳以上の高齢者はほとんどが扶養されており、国保や会社の健康保険に加入しながら、「老人保健」で医療を受けているわけですが、来年4月からは、
75歳以上の方は後期高齢者医療制度に加入し、保険料は原則個人の年金から徴収されます。現在の医療保険証や医療受給者証に代わり、後期高齢者医療の保険証が新たにカードとして発行されるわけですが、どれだけの高齢者の方がこの制度変更を理解できますか?
窓口での自己負担は現行の老人保健と同じというのなら、システム変更に伴う電算委託料の負担増、職員の仕事量の増加等、メリットがない、なぜこんな面倒なことをするの?
カードなんか失くしてしまう恐れもあり、再発行するのに、またお金取られるの?

それでなくとも、細々とした年金生活を余儀なくされているのに、尚且つひどいこの仕打ち!
 

「ふるさと再生研」発足式に参加してください!ーーコマーシャル

2007-11-13 20:49:05 | Weblog
 「津島市の政治的な地位低下現象、活力の喪失」――我々議員の無責任に起因するところが大でありますが、投票する有権者にも責任があるのではないか。
市政の現況を知っていただき、問題点を共有し、解決法を共に考え、語り合う。
コレを有権者がどう評価するか、市民の良識が問われる試金石にしたいと、
今回「ふるさと再生研」を立ち上げました。もちろん皆様の意思を尊重し、私も自らを信じ、選んだ道を進むのは当然の事であります。
 11月26日(月)PM,6時より、津島文化会館に於いて
発足式が執り行われます。
当日、どなたでも参加ご自由でありますので、是非ご来場ください。

津島市民病院の無理

2007-11-11 09:41:00 | Weblog
 「雪印」・「ミートホープ」・「白い恋人」・「赤福」・「吉兆」・「比内鶏」等々、特に食品業界は、「新鮮・生」が売り物だけに、急激に業務(販路)を拡大すると言うことは、人件費・設備費等の増大により、何処かで無理が生じてくると言うことではないでしょうか。
このコスト高を何処かで埋めようと、無理を承知で危険を冒す。
もちろん不当な違法な方法で。経営者自らが、泥沼にはまり込んでしまう。
 
 業種こそ異なりますが、結果的に今日の「津島市民病院」もこの無理を承知で冒険をしようとして失敗した、責任者が今はもういない、最終的に、このつけが皆、市民にしわ寄せされると言うことであります。
 しかしながら、今やるべきことは、責任の所在を明らかにすることでなく、市民に不安を与えることでもありません。「どのようにすれば、この病院を皆で支えていくことができるか、」もっと前向きに解決法を考えるべきであります。
 皆で支える強い意志さえあれば、解決できると確信しています。

津島市民診療所

2007-11-09 20:56:48 | Weblog
病床稼働率(利用率)
公立病院、全体平均、80.5%(民間病院、87.3%)
500床以上、      86.1%
400床以上500床未満、82.2%
100床以上200床未満、76.2%
50床未満、       67.9%
津島市民病院(440床)は現在392床の稼動により、利用率にして61.5%
これでは閉鎖・縮小を検討されるのも無理からぬことであります。
しかし縮小したからと言って、上記の通り、病床利用率は病床数が少なくなるに従って下がる、小規模病院ほど苦しい(地域によってバラツキがあるが)という皮肉な結果が出ております。
不採算部門を切り離し、経営改革の厳しい数値目標だけでは、病院本来の医療の確保さえ脅かされるという現実であります。
 黒字化の早期達成が不可能であれば、当然、病院の再編、例えば海南病院との統合(津島市民病院は分院となります)といった経営形態の見直し、管理を民間に委託する指定管理者制度の導入などが選択肢として、出てくるわけであります。
早急に、「どうすべきか」、決断せざるを得ません。(先送りの批判も出てきております。)
それとも優秀な医者が10人も同時に入ってくれば別の話ですが、---



ブルーな気分

2007-11-08 19:47:03 | Weblog
 数々の批判・非難の手紙・電話、直接抗議に見える方、今回の職員の不祥事につきましては、申し訳なく、また私も同様に腹立たしく、恥ずかしい限りであります。
「この際、徹底的に膿を出し、市政を正さないことには、津島はおしまいです。
市会議員もよく平気でいられる、ということは、やっていることは結局みな同じ。議員は何のためにいるのか、周囲の笑いものです。」―― 耳の痛い話です。
一言の謝罪もせず、このまま居座るようでは、皆さんに申し開きができない心境であります。

同じ「低レベルの議会人」

2007-11-07 21:03:37 | Weblog
 本日、新聞紙上で報ぜられておりました、恐喝未遂事件で逮捕されました、津島市職員の懲戒免職処分を受けまして、市議会、各派代表者会議が開かれました。
 理事者側説明の後、市ならびに市長・議長に寄せられました、この事件に関わる市民の批判の声、意見を一部拝見させていただくことができました。
 特に今回は、逮捕されました職員の父親が同じ市議会の先輩議員であったことが問題にされているようであります。
この中で、同氏の過去の行動から議会全体の批判まで取り上げられましたことは、
議会を混乱におとしめた責任は大変重いものであります。
 同時に、私も議会も、同じレベルのムジナと捉えられましたことは、議会人として恥ずべきことであり、皆さんの前で深くお詫び申し上げます。
 しかしながら、1感情論だけで判断することも、危険であります。すなわち、事件を起こした人間と議員は、親子と言えども別人格であり、法治国家であり、何があっても、法的根拠が整ってない以上、我々が罷免できるものではありません。
 党の県連本部が、「除名処分」とするか、本人が自覚し、謝罪されるのか、市民が納得できるよう、ケジメだけはつけていただきたい。
 この事件により、議会をおとしめた責任と「謝罪」を求め、今後の綱紀粛正を誓うことは当然のことであります。
やらなければならないことがたくさんあるのに、先の選挙違反事件といい、こんなことで振り回され、「いい迷惑」であり、とても悲しいことであります。

分不相応

2007-11-04 14:05:36 | Weblog
津島市民病院の増改築コスト(設備投資額、198億÷440床)は4500万円となっております。この1床あたりの投資コスト(建築費÷資産・備品)は民間病院では1500万円程度が目安であり、公立病院では高額になる傾向にありますが、津島市民病院は突出しているのが分かります。
減価償却比率(減価償却費÷医業収益)17~18%、同規模の黒字病院では5~6%の比率でありますので、3倍以上の悪さです。
単純に比較はできませんが、人件費率、56.3%(同規模黒字病院では、51%)、委託比率、17.3%(同規模病院では、7.1%)、他にも全ての財務指標にわたり、急激に悪化しております。
最悪は、退職引当金の繰り入れが、全く行われておらず、現預金が底をついてきたと言うことであります。
要するに、増改築・増床によって給与費、委託費、減価償却費が年々増加しているが、それに見合うだけの収益の増加が得られていないのであります。
分不相応であったと言う結論であります。
今後、「病床の稼動が上がらなければ、パンクする」と言う単純明快な答えが返ってくるのに、稼働率も61~63%で低迷状態、患者も敬遠すれば、納得。
ただ指をくわえて見ているだけでいいわけはありません。当局の悲痛な叫びも今となっては、無意味な感すらあります。

津島市民病院、医師不足の現状

2007-11-03 20:43:44 | Weblog
津島市民病院の医師数、予算前提(適正?)人数ーー52人に対し、19年10月現在、41人と約10人は足りない状態であります。
19科中、3人より2人体制をとっておりますが、人工透析装置20台が遊休状態で、絶対数が足りません。
<内訳>
神経内科、3名→0(休止);小児科、3名→1名(縮小);泌尿器科、2名→0(閉鎖検討中);内科のうち、循環器・消化器・呼吸器は各1名不足(縮小);皮膚科・産婦人科も各1名不足しております。

もっとも、量より質の問題ではありますが、「医師不在」と言うことは、診療科目の閉鎖、休診が続出、このまま病院として機能しなくなる、医療の質の低下を招くことは避けられません。
救急患者には対応もできず、とても中核病院、2次病院として維持・運営することは不可能であります。
この度、厚労省が「緊急医師確保対策」として、勤務医OBを拠点病院にプールし、臨時的に国が医師不足地域に派遣すると言うもの。
いずれにしても、急を要することでありまして、ゲームセットの前に、我々も努力すべきであります。