西山よしおからのメッセージ

愛知県津島市、市議会議員としてこの地域の将来を考え、皆さんの意見を取り入れ、還元できる方法を提言できる場にいたします。 

がん検診について

2012-06-10 21:56:00 | Weblog

Ⅱ、がん検診について

 現在、わが国のがんによる死者数は年間30万人を超え、死亡原因のトップであります。しかし、診断と治療の進歩により、一部のがんでは早期発見・早期治療が可能となってきました。がん検診はこうした医療技術と薬によりがんの死亡率を減少させることが出来る確実な方法であります。ご承知の通り、がん検診の目的はガンを早期発見し、適切な治療を行う事でガンによる死亡を減少させる事であります。

従って、「がん対策推進基本計画」、総合的にがん対策を進める。すなわち、「がん検診の受診率を50%に上げよう」と云う目標が厚労省から発表され、各自治体においても積極的に取り組んで見える訳です。

がん検診には、早期がんや、ガンになる前段階の病変の発見と云ったメリット。ガンによる死亡のリスクを軽減することができる。

逆にがん検診で100%ガンが見つかる訳ではない、結果がゼッタイ正しい訳ではない、(疑陽性・疑陰性もある)また、検診に伴う合併症もありうる、不必要な治療や検査を招く可能性もある。受診者が「異常あり、精密検査の必要」と云われた時の心理的負担等、デメリットもあり、それらを理解したうえで適切な方法と間隔で受診する必要があります。

現在、市では6つの「がん検診」のうち、大腸がんと肺がん健診の受診率は30%を上回ってはいるものの、他の胃がん・クーポン券利用は別として乳がん・子宮がん・前立腺がんの受診率は低いと思われます。

「二人に一人はガンになる」「早期発見で治療できる」との知識は行き渡っているのに、受診しない。それと、高齢者の受診率は高いが、やはり現役で働いている世代=若い世代の方の受診率が低い訳です。勤務時間外の検診等を考え、若い世代をどう呼び込むか、また、土・日の集団健診をPRする、がん検診の精度管理や職域での受診率の把握等、市が取り組む課題も多いと思われます。がんに対する知識や教育も必要かもしれません。先ずは個人の備えとして検診すべきであり、そのために辛抱強い個別勧奨が効果を上げる唯一の方法と考えております。

 

このことを踏まえ、今後の課題、見通しはいかがか、見解を求めるものであります。

 


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2 コメント

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危険箇所見つけました。 (鈴木です。)
2012-06-11 16:50:37
昨日の散歩してたら、天王中(プールの所)と津島高校の間が危ない感じがしました。後、宮川のサークルKの信号(歩行者)が早いようが感じがしました。
どんどん教えて (西山 よしお)
2012-06-11 19:29:41
「危険個所、見つけ!」、鈴木さん、有難うございます。どんどん教えて。
「バリアーフリー」も口先だけでは、意味がありません。貴重な体験に基づいたご意見。
早速、行政に指摘したいと思います。

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