私は活字好きなので、ジャンルを問わず、
毎日何かしらの本を読んでいます。
特に寝る前には欠かさず。
専門書、実用書から小説、雑誌、漫画まで ・・・
悪いクセは書店で買ったまま読まずに
ため込んでしてしまうこと。
手に入れたことで安心してしまって、
そのうち興味が次に移ってしまう。
そんな何年も熟成された順番待ちがいっぱい。
中にはとっくに旬が過ぎてしまったもの、
新刊で早々に買ったものが読まないうちに
ブック・オフで105円になってる!
なんてこともしばしば・・・
ということで、蔵出しの中から旬に関係なく、
良かったお勧めの本を少し。
「妻と最期の十日間」 桜井和馬 著
集英社新書 (上の画像)
大切な人を失なった絶望の記録。
写真家、ジャーナリストとして世界各国の紛争地域を取材
してきた著者が、最愛の妻をくも膜下出血で亡くすまでの
十日間を記録したノンフィクション。
ページをめくる指が震えた。読み手の覚悟をも
試される渾身の一冊
本書の帯に書かれた、この唯川恵氏の推薦文が
衝撃の一冊を的確に表現しています。
「人生という名の手紙」
ダニエル・ゴットリーブ 著 児玉 清 監修
講談社刊
昨年3月、児玉清さんが亡くなる直前の講演でも、
熱心に勧められていた一冊。
講演の後、すぐに注文しました。
かつてこれほどまで僕の心を激しくつかみ、
感動に震わせた「人生の書」があったであろうか?
本書の帯に書かれた児玉清さんの言葉です。
「働くということ」 日本経済新聞社編
日本経済新聞紙上で連載されていたもの。
連載時から毎回衝撃を持って読んでいました。
改めて仕事に向き合う姿勢が問われる一冊。
「空港にて」 村上 龍 著
文春文庫刊
コンビニ、居酒屋、公園、カラオケルーム、披露宴会場、
クリスマス、駅前、空港。
日本のどこにでもある場所を舞台に、他人と共有できない
個別の希望を描いた短編小説集。
著者が30年に及ぶ作家生活で「最高の短編を書いた」
という「空港にて」の他、全8編収録。
きっとまた何気ないときにふと取り出して、
いろんな場所で、さらっと読みたくなる一冊です。
「銀の匙」 中 勘助 著
岩波文庫刊
前編が大正2年、後編が大正4年に東京朝日新聞に連載。
100年余り前に書かれた本書に描写された少年の感情や
屈託は、驚くべきことに現代のそれと寸分変わらない。
本書は夏目漱石が子供の世界の描写として未曾有と
激賞したことでも有名。
伯母に溺愛され過ごした、明治20年代の少年時代を、
美しく情緒溢れる文体で綴る。
日常の慌ただしい中のほんのひととき、しばし手を休めて、
本を片手に未知と向き合ってみるのもいいものです。
違う人生を体験することができますね。
ポチッ!
言われる通りです。
いいものにできるだけ多く触れたいですね。