Rlc. Sylvia Fry‘Supreme’

※2022年01月10日内容更新

於：翠香園さん（宝塚）2013年３月上旬
■Rlc. Sylvia Fry‘Supreme’AM/AOS
リンコレリオカトレヤ　シルビア・フライ‘シュープリーム’
(Rlc. Nacouchee x C. Bow Bells (01/01/1966))

■花色＝ラベンダー系
■花径＝花径14～18cmくらいの大～極大輪系
■花型＝極々整型
■弁質＝厚弁
■花着き＝普通
■着花輪数＝１花茎に１～２輪くらい
■花期＝主に早春～春咲き
■株姿＝コンパクト
■香り＝良い

以下、箇条書きにて。
・旧属名表記 Blc. Sylvia Fry、Rsc. Sylvia Fry
・コンパクトで行儀のいい株に見事に円い花容の極大輪花を咲かせる主に春咲きの品種です。
・近年、比較的コンパクトな株姿に極整型花を生む子孫を生む優秀な交配親としても重用されています。
・別個体に花色がやや濃色の‘Esse（エッセ）’がありますが、やや栽培難易度の高い個体のようで、あまり見かける機会はありません。
・夏場早めに窒素系の肥料をきらないと他品種よりも、花芽を着けにくい傾向があるなど、ややベテラン向きの品種と言えそうです。
・この品種にクラシックの白花銘交配親品種 C. Bow Bells（ボウ・ベルズ）の血が濃く入っているのも面白いところだと思います。
・本種の親の Rlc. Nacouchee は、コンパクトな株姿に極大輪花を着ける子孫を生む傾向があるようで、例えば、Rlc. Bryce Canyon 等も Rlc. Nacouchee の血の濃い品種で、その子孫には Rlc. King of Taiwan や Rlc. Ronald's Canyon 等があります。
　＜入賞データ＞
・AM/AOS = 82P, NS165mm, F=1, 1986年

◎Rlc. Sylvia Fry の親品種の交配
・Rlc. Nacouchee = Rlc. Headon x C. Estelle (01/01/1952)
・C. Bow Bells = C. Edithiae x C. Suzanne Hye (01/01/1945)

◎交配系統図は、こちらをクリック！（協力＝Abiko Orchid Room　Ronさん）


※Rlc. Sylvia Fry の親品種（於：第21回 明石ラン展　花径約14cm）
■Rlc. Nacouchee‘Fantasia’
リンコレリオカトレヤ　ナコーチー‘ファンタジア’
(Rlc. Headon x C. Estelle(01/01/1952))
●Rlc. Nacouchee についての記事は、こちらをクリック！



※Rlc. Sylvia Fry の親品種（於：第３回 関西らんフェスタ　花径約13cm）
■C. Bow Bells‘Wright Pearson’
カトレヤ　ボウ・ベルズ‘ライト・ピアソン’
(C. Edithiae x C. Suzanne Hye (01/01/1945))
●C. Bow Bells についての記事は、こちらをクリック！


＜Rlc. Sylvia Fry‘Supreme’別個体（一部）＞
・Dundas（デュンダス）
・Esse（エッセ）


於：ハワイ・ホノルル蘭展2006　画像提供＝サンセットさん
■Rlc. Sylvia Fry‘Dundas’
リンコレリオカトレヤ　シルビア・フライ‘デュンダス’
●Rlc. Sylvia Fry‘Dundas’についての記事は、こちらをクリック！


●＜Rlc. Sylvia Fry を交配親とした品種登録実績一覧＞ についての記事は、こちらをクリック！


●＜Rlc. Sylvia Fry‘Supreme’画像集＞ は、こちらをクリック！



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