Rlc. ((Belle of Celle x Irene Finney) x Chia Lin)

栽培・画像提供＝小山晃一さん（※この花は向かって左側、開き始めて1日後に撮影）
■Rlc. ((C. Belle of Celle x C. Irene Finney)‘Super Six’x Chia Lin‘Shin-Shyn ＃1’)
リンコレリオカトレヤ（ベレ・オブ・セレ × アイリーン・フィニー）‘スーパー・シックス’× チア・リン‘シンシ #1’）



栽培・画像提供＝小山晃一さん（※この花は向かって右側、開き始めて2日後に撮影）
■Rlc. ((C. Belle of Celle x C. Irene Finney)‘Super Six’x Chia Lin‘Shin-Shyn ＃1’)
リンコレリオカトレヤ（ベレ・オブ・セレ × アイリーン・フィニー）‘スーパー・シックス’× チア・リン‘シンシ #1’）

　画像の花は岡山県洋蘭協会の小山晃一さんのオリジナル交配による実生苗からの選抜個体です。
　リップの印象が非常にインパクトのある美花です。花色も変化に富んだ微妙で繊細なもので、再度、赤やオレンジの濃色系花と交配するとまた多彩で面白い花色の個体が多く見られるのではないかと思われる今後の発展が楽しみな交配です。

◎上記交配の親品種の交配
・C. Belle of Celle = C. Edgard Van Belle x C. Nigrella (1/1/1965)
・C. Irene Finney = C. Bruno Alberts x C. J. A. Carbone (1/1/1964)
・Rlc. Chia Lin = Rlc. Oconee x Rlc. Maitland (1/1/1989)

※以下、小山晃一さんからご提供いただいた情報を箇条書きにて。

色　彩＝リップは先端を中心に紫紅色、左右に大きく黄目あり。リップは美花である。ペタルは開花初めは淡い黄色であり、その後、肌色系の特異な色彩となる。実生品としては期待外れの色彩であったが特異な色彩の花であり残すことにする。

開花期＝春と秋

受　粉＝2001年（平成13年）1月21日

＜初花開花までの栽培データ＞
2006/1/29＝2B鉢に植え付けた
2007/1/3＝3B鉢に植替えした。本品は成長が良い。
2008/1/5＝3.5B鉢に植替えした。本品は根張りも良い。
2009/1/11＝4.5B鉢に植替えした。昨秋の芽が20cm程度まで成長中。
2009/3/14＝昨秋の芽はシース無しであるがいきなりツボミ2つ成長し始めている。
2009/4/11＝温室内の内張りビニール外し時にツボミに当たり、ツボミを折ってしまった。残念。
2009/9/18＝今シーズンは立派なシース付きである。ツボミが2つ成長し、本日開花し始めた。リップの左右に大きな目立つ黄目がある。美花と思われる。全開で評価を確認したい。
2009/9/19＝ペタルは開花初めは淡い黄色であり、その後、肌色系の特異な色彩となる。実生品としては期待外れの色彩（クリムゾン色を期待していた。）であったが特異な色彩の花であり残すことにする。



※上記交配の親品種（栽培・画像提供＝小山晃一さん）
■C. (Belle of Celle x Irene Finney)‘Super Six’
カトレヤ（ベレ・オブ・セレ × アイリーン・フィニー）‘スーパー・シックス’
岡山のフジナーセリーさん等で販売されている花です。輪数の多く着く花茎の太く長い濃色の営利品種を狙った交配のようです。通常４～６月咲で秋に開花することもあるとのことです。
　ちなみに、C. Belle of Celle は、かの有名な赤花の銘親 Rlc. Oconee の親品種です。



※上記交配の親品種（栽培・画像提供＝小山晃一さん）
■Rlc. Chia Lin‘Shin-Shyn ＃1’AM/AOS-OSROC-OIOS
リンコレリオカトレヤ　チア・リン‘シンシ #1’
(Rlc. Oconee x Rlc. Maitland (1/1/1989))
●Rlc. Chia Lin についての記事は、こちらをクリック！



（上記、記事中の属名表記は最新属名を採用しました。そのため一部、過去記事との表記の相違等が発生する場合がございます。）

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