大学入試不正事件と大相撲八百長問題／競馬予想

●大学入試不正事件と大相撲八百長問題
京大をはじめとする大学入試不正事件は、１９歳の予備校生が逮捕されました。単独犯か複数犯かは今後の捜査で明らかになると思いますが、スピード解決に繋がったのは大学側が被害届を早期に提出したことにあります。
これに対して大相撲八百長問題は対応の鈍さが際立ちます。調査している特別調査委員会、日本相撲協会双方とも本当に解決しようという気はあるのでしょうか。特別調査委員会といっても結局は本業の片手間でやっているわけですので早期解決などを期待するほうが間違っているかもしれません。協会理事側も自分達に非がないのなら、被害届を出して捜査当局に任せればいいのに、それをしないのは自分達もやましい何か理由があるのでしょうか。携帯電話の提出にしても親方が出せと言えば一発で解決でしょう。私は以前書いたように現体制での出直しには大反対です。大相撲を楽しみにしているファンには厳しい言い方かも知れませんが、相撲協会を解体し１年くらい間を置いてから出直した方が良いと思います。
話は大学入試不正問題に戻りますが逮捕された予備校生は今後どうなるのでしょうか。たしかに大学側に対して業務妨害をしたのかもしれませんが一連の逮捕劇で社会的制裁を受けていると思います。また早稲田等の大学からも被害届が出ているようで今後東京での再逮捕もあるのでしょうか。
今回の事件で大学側の試験に対する管理体制の甘さが露呈しました。こちらの方が重大に感じます。また、予備校生を擁護するわけではありませんが、裏金による大学不正入学問題、強制起訴された政治家の問題、天下り公務員の問題、独立行政法人の問題など根の深い社会問題の方に“悪”を感じます。今回の問題は根が深くないのです。だから逮捕されたともいえますが。
あと、逮捕された予備校生が試験時間中５回も６回も不正が出来たということは、他の受験生が質問サイトに不正アクセスをして解答の参考にする可能性はあったわけです。そういう場合はセーフなのでしょうか。あとネットの質問サイト以外へのアクセスだと判明しなかったわけです。ある意味携帯電話社会についていけない大人の敗北を表す象徴的な事件であったのかもしれません。

●「外す競馬予想　２０１１」
中山１１Ｒ、弥生賞、６番サダムパテック
阪神１１Ｒ、大阪城ステークス、６番セイクリッドバレー、１４番マイネルクラリティ

２０１１年成績　１７戦２勝１５敗。
アメリカＪＣＣ　トーセンジョーダン　１着
平安ステークス　インバルコ　２着