ANANDA・Cafe

独善的偏向偏執的毒舌紅茶&カフェのブログ 真実は香り高く甘くそして…渋い 良い紅茶のようにね

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UKの誇りを見せればいいと思うよ…テイラーズ・オブ・ハロゲイト《デカフェ・ブレックファスト・ティ》

2015年01月09日 | 紅茶・デカフェ
あけましておめでとうございます(すごい付け足し感)。

全国の(最近は全世界の)紅茶ファンの皆様、こんにちは!
最近、忘れた頃にやってくる、怠け者の偏向紅茶ブロガーのNirvana・cafeです♪
忘れられた頃にやってくるの間違いだった…orz
いえいえ、とんでもない、潜在殺人鬼サイコパスと死にたがり少年のエログロ猟奇愛小説を執筆してたなど、
口が裂けても言いませんよ(裂けたな、それも簡単に)。

昨年の6月に休止してしまってたテイラーズ・オブ・ハロゲイトの日本総代理店ことTRC JAPANのオンラインストア
それがこの度、12月5日から再開という嬉しいお知らせがありました。福袋は買ったかね諸君?

というわけで、この機に乗じてモジベーションをあげーの、あげたら書きーの、ということで、
しかも、デカフェでだ! そうだ、超臨界二酸化炭素法・ノンフレーバー・デカフェ・シリーズ第4弾は…

テイラーズ・オブ・ハロゲイト《Decaffenated breakfast Tea》でございます。

私がほったらかしてたんで、もうお忘れかも知れませんが、
夏だからって塩素の効いたプールに突き落とされたディルマ・デカフェに続き、
子猫山教授と共同戦線に明け暮れた、ロンネフェルト・デカフェTB…ドイツの高級品、を経て、
その次に試したのが、実はこのテイラーズ・オブ・ハロゲイト・デカフェだったのであーる。
もっとも、一番最初は忘れもしないクリッパー・アッサム・デカフェですがね…ふぁっく魚市場。

一昨年だね。ほったらかしにしてたけど、おととしだね2013年か、飲んでたの。
それはそう、2013年の多分6月とかじゃなかったかなぁ(いい加減)。
まだ開いていたTRC JAPANの通販サイトに「アウトレット」部門があってですね。
つまり凹んだ箱のものとか、賞味期限間近のものを安くご提供してくれるっていうアレですよ。
それで、2013年11月の賞味期限のデカフェがアウトレットにあったのが出会いだったのです。
ドイツの高級デカフェを頂いた私は、その風味のクセのようなものをデータ化したいのやら、
いや、まだ決定打があるはずだ、もっと美味しいはずだ、塩素臭はなんなんだ、などなど、
高級茶葉のCO2デカフェを突き詰めたい一心で悶えていたんですが(嘘っぽいぞお前)
おととしの6月、TRC JAPANのおかげで高級でアウトレットという大変な好条件に見まわれまして、

▼テイラーズ・オブ・ハロゲイト Decaffenated breakfast Tea
通常価格(税込): 1,944 円
アウトレット価格(税込): 1,000 円

形 体:ポット用ティーバッグ紙箱入り (内容量 2.5g×50袋=125g)
原材料:茶葉
原産国:ケニア
製 法:CTC
グレード:PF
抽 出:5-6 分
おすすめの飲み方:ストレート◯、ミルク◯、レモン◯

※ポットに入れていただくタイプのティーバックです。ひもは付いておりません。
個包装されていない為、粉漏れしている場合がございますが、品質には問題ありません。

特殊な二酸化炭素工法で自然にカフェインを取り除いた茶葉を使っています。
最高品質のアフリカ産茶葉のブレンドティーで、口当たり軽く爽快な紅茶です。


アウトレット価格1000円!! これを買わない手はないだろ。
ヨークシャー・ティー(赤・250g)1600円、
ハンドレッドのフルーツティ(80g)500円
などと合わせてアウトレットのみで購入。
送料は500円だが、合計量455gで、合計額3780円。100gあたり830円のコスパは上出来。
クリッパーに次ぐ、UK高級茶葉のCO2法でのデカフェ紅茶をまんまと手に入れるに至る。

 

このシリーズはダージリンを貰って飲んだことがあるが、さすがにTBの紙は漁港臭なしであった。
(この値段でヤラれたらお前の店にナンプラーぶちまけるぞおい、という勢いですがなにか?)
問題は中身である。ケニアオンリーの濃い目に出そうなイングリッシュブレックファスト。
それなりのUK風ミルクティが飲めれば上出来。

では、ビジュアルである。

  

高級ティでも基本UKはパッカーさんのお茶は、大概が紙箱に直接TBがINしてます。
外のフィルムと外箱の間に茶葉の粉が漏れだしてるのは通常運転。
(先日久々にPGtipsを成城石井で買って思い出したね、このデフォを)
もちろんテイラーズ・オブ・ハロゲイトだとしても同じ仕様。
それに引き換え、UK大手スーパーのPB系(M&Sとかセインズベリーとか)はちゃんとアルミパックにIN。
こういうとこ紅茶パッカーさん系も見習って欲しい。やってるのはタイフーとクリッパーくらいじゃないか?

ということで、早速UK高級デカフェを試してみようではないか!

袋は匂いはないが、やはり破って中身出してティーポットで淹れたいのでいつものように中身画像。
  

湯を沸かし攻略に入る。湯量160ml、分数…
おお、公式で5〜6分と書いてある。これはなかなかの実践的分数。
どうせミルクティーがデフォなんだ。濃く入れなければお話にならない。

というわけで待つこと6分。こんな抽出液が採取出来ました。
 

実際はもう少し濃真紅。赤味加えて脳内補正しといて下せぇ。濃さはいい。

さて、レビューです。

・香り
紅茶の香り、ではない。恐れていたことが起きた。塩素臭がする。
いやぁ…ディルマを思い出せる。思い出したくねぇ。
これってもしかして、茶葉をCO2で臨界抽出するとこうなるの?
それともケニアだからだろうか。いや、セイロンでもなる。
同じこの匂いがするということは、CO2法がこうなのか、という心の準備が出来ようというもの。
いや、まだ2ケースだ。統計学的に充分とは言えない。慎重に行こう…だがふぁっく。

・味(ストレート)
紅茶の味、ではない。恐れていたことが起こった。味が≒ディルマだ…
≒の意味は、濃いのと渋みがあるということ。だが、ディルマを濃くしていったという同系統臭は確実。
そして、高級ケニアという割に、例の低級ニルギリに見られる“紙の味”すらする。
しかしここで気をつけなければならないのは、UKティはミルクティが前提。
ストレートでこの茶葉を語ってはいけない。ではミルクへ。

・味(ミルクティ)
薄い。だが、まったく飲めないレベルではない…かろうじて。
ミルクの味しかしないわけではない。多分渋みが紅茶らしさをかろうじて保っている原因だろう。
1.8gの茶葉を200mlのマグでミルク入れて飲んじゃったてへぺろ、な感じ。
「カフェインは取れないわ、でも、紅茶は飲みたいわ。もう飲みたいから味にはこだわらない。ミルクティーの色してたらいいわ…クスリが切れたの、お願い私にアレをちょーらい!」
…という重篤なジャンキーだったらイケる。あ、画像上げとく。もう少し濃い目に脳内補正請う。

 

ただ、塩素臭はかなり紛れる。それだけはディルマと違うが、ここに例の低級紙ニルギリ風味が喉の奥で香る。
ケニアだよね。ケニアってニルギリだっけ(朦朧とはしてない)。

だがくれぐれも言っておく。紅茶のデカフェなどを飲む奴は確実にTeaジャンキーだ。
ノンカフェインがいいならルイボスとか麦茶とかオルゾとかいくらでも飲むものはある。しかも安い。
しかし、その味覚ではその人々は明らかに満足できなかった。
カフェインの離脱症状は逃れたが、ティータイム依存症は厳然として心身を支配している。
もう一度言おう。

「お願い…ティータイムにあの色したあの液体が必要なの…ケーキの隣にゴールデンブラウンなアレを置かないとケーキを買った意味がなくなっちゃうの…だから味とか香りとかもう我儘言わないから飲ませてぇぇぇ!」

…という貴方には飲める。もし、アールグレイでも全く問題ないなら、アールグレイ系を絶賛おすすめしておく。
上記のような救いようのないUK風ジャンキー様で、アールグレイが大嫌いなら、
そしてティークリッパーの漁港臭を厭わないなら、ティークリッパーのアッサムデカフェをおすすめしておく。
つまり、
①紅茶以外のノンカフェイン系では満足できない。
②アールグレイが嫌い。
③ミルクティーが至上。
④UKのTBのいりこだしパックはノーサンキュー
というあなたなら、これを買っても…多分…大丈夫…かな。
100g=1500円出す気があるならね。

一応ゲージを示しておくと…
ロンネ>>テイラーズ・オブ・ハロゲイト>クリッパー>>>>ディルマ
となる。だが、クリッパーとテイラーズは好みで前後するかも知れぬ。飲んでみて好きな方を選べ的な。
ロンネ独走だが、これはなかなか手に入らないぞ。
クリッパーはamazonなんかで100g=1600円(50g=860円)くらいで売っている。
まぁ、同価格帯と言えよう。

さて、半年前(2014年6月頃)に書きなぐった記事の端切れが出てきたので、これを活用して今回の締めとする。
上げようと思って忘れていた。リサイクルして憂さを晴らそう。結構書くのに時間掛かった気もする。

『最近気になってるのだが、2013年の9月頃から今年にかけて、
急に不妊や妊活系のサイトに、カフェインと不妊の相関性の記事が増えている。
1日に5杯以上のコーヒー、もしくは、カフェイン500mg以上を飲むと不妊症リスクを45%も高め、
妊娠中に1日200mg~300mgのカフェインを摂ると流産しやすくなるとの報告もある。

調べてみると、これらの研究は2004年には学会で発表されてはいたが、
これが一般のブログやニュースサイトに流出するまでに、これくらいの月日が掛かったという事だ。
だいたいにおいて、専門家の研究発表とそれが一般化されるまでには5年とかの結構なタイムラグがある。
炎症系サイトカインとオメガ3の関係とかもかなり前から聞いてはいたが、
それが厚生労働省の指標になるまでには、これまた随分時間がかかっている。

ヨーロッパ生殖医学会でも、1日200から300mg以上のカフェインを摂取した場合、
卵巣で作られる卵の質が低下する、という発表が2012年の7月にあったそうで、
このようなカフェインと妊娠の相関性についてのデータが数が揃い始めたってことかも知れない。
女性だけでなく、男性不妊にもカフェインは関わっている。
カフェイン入りのコーヒーを大量に摂取すると、精子に影響が出る可能性があるらしい。
しかし1日3杯程度までなら心配はないとされている。
逆に男性がカフェインを摂ると精子の動きが活発になるとされるので、ほどほどが良いという事だ。

女子男子ともにカフェイン中毒は多い。
そこに、安心なカフェインレスの紅茶があれば、ストレスを少なくして妊活に取り組めることにもなろう。
とはいえ、紅茶は1杯がせいぜい30mgのカフェイン量なんで、3杯飲んでも100mgには満たない。
だが、そんな量でも私には目眩を引き起こすような作用があるのだから、
人それぞれ薬物の上限量には個体差がある。慎重にいきたければ、毎日ノンカフェインという選択となる。

だから、やはり社会的なニーズにおいても、デカフェの研究や情報はあって悪くない。
デカフェに関わってここしばらくでわかったが、この分野、それほど詳しい情報が世の中に出回ってるわけでも実は無い。
ここで、俺様のような紅茶ストーカーが粘着してこうやってクソ記事書いてるのも、
迷惑半分、公共利益半分位のことにはなるかも知れぬ。』


結局俺は、レーゾンデートルを求めてる、って言いたかったみたいですよ。
回りくどすぎて恍惚とするわ。

ではまた…










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子猫山准教授との共同戦線『ロンネフェルト・デカフェTB』 アトランティック・ウォールを越えろ!

2014年04月18日 | 紅茶・デカフェ
 
※アトランティック・ウォール:大西洋の壁(たいせいようのかべ、Atlantic Wall)は、
            第二次世界大戦中にイギリス本土からの連合国軍の侵攻に備えて、
            ナチス・ドイツによってヨーロッパ西部の海岸に構築された、2685kmに及ぶ広範囲な海岸防衛線。




子猫山准教授…と、そのブログ。
それは紅茶ブログにおいてのひとつの突き詰めた方法論への挑戦ともいえる。
私がその研究に出会ったのは、去年の4月であった。
今も4月である…1年後の4月である。

うおおおおおおお~!!
半年以上ブログ更新してねーじゃん!!
なにこの前回の記事の右上の2013年8月の文字?
俺、そんなに長いこと気を失ってたのか?(←急展開のアニメの常套句)
地下牢にどんだけ監禁されてたのか?(←ベルセルクのトラウマ)

みなさんすいません。ご無沙汰しております。
去年の7月から、薬局仕事の傍ら、以前からやってた自分の仕事を再開することになりました。
今も2足のわらじを履いて仕事中。さてその仕事とは? 候補は5つ。
①国境なき医師団
②ロシアのスパイ
③海外青年協力隊
④イギリスのスパイ
⑤その他

いや~気を失うにも地下牢に監禁されるにも、いろいろ事情があるんです。ええ、このとおり。

さて、月1~3で上げてた紅茶ゴシップ記事、実はこんなに体力と気力と暇が必要だったとは。
(↑知ってたよ。知ってたけどさ。これほどとは思わなかったのorz)
ストレス解消にR-18の駄文は書けても、紅茶ゴシップは書く気力がない。
つまりこれ一記事入魂の証…要するに、去年の7月までものすごくヒマだったんだよ。
やっぱよゆーの産物だよね、ストーカーって。
ノーブル且つ変態の私には優雅で閑じゃないと紅茶の記事なんて書けなかったのです。
気づくのおせーよ。

だが、このシリーズだけは完成させなければならない、という気がかりがひとつだけありまして、
それが、デカフェ・シリーズ“超臨界二酸化炭素抽出法の光と影”なのだ!!
すでにもう、キャストも落とし所も全部手中に掌握しているにもかかわらず、
気力という決定的なピースの欠落によって未完成のまま放置されてしまっていたこのデカフェ・メソッド研究。
去年の7月、夏だから♪っていうだけの理由でプールに突き落とされたディルマのデカフェ紅茶TB(クソ)。
その記事はこんな風に〆ている。

CO2法ではチェンバーに茶葉を入れる前に、蒸気で蒸して茶葉を柔らかくしてからカフェインを抽出するらしい。
そのときに浄水でなく、塩素殺菌された水道水を使ったのか?
それで果たして塩素臭がこんなふうに残留するものなんだろうか?
そして、この前評判の嘘っぷりはなんなんだ。
CO2法ってこんなもんなのか?
謎は深まるばかりである。

この現象が他でも起きているかどうか、またしても検証を続けなければならないな。
塩素臭・風味の抜けっぷり、の検証てか。なんか食指が動かねー。
美味さの検証じゃねーのな。不味さの検証って、もうやだなぁ。
しかもCO2法のデカフェはコスパ悪いんだよ。


だが、そのコスパ最悪のCO2法の検証に持って来いの、まさにどストライクなでカフェ紅茶を持って
我が闘争に駆けつけてくれた勇者が存在する。
その方こそが、今回も無駄に長いタイトルのトップと記事の文頭を飾る“子猫山准教授”、
そしてそのどストライクなデカフェ紅茶とは

ロンネフェルトである。

それは私があのいい加減な独善ジャッジで決定した『独断と偏見で語る美味い茶葉ランキング』の第3位。
『とうとう上位3位 どうせまともな記事にはなるまいと? ふふふ・・・油断は禁物だ君たち』
詳しくはググってくれ(←ウィキとかのリンクも貼らない横暴さ)。

事の起こりは、このブログに興味をもって下さった子猫山准教授の訪問から始まった。
更に、或る(人には言えない)某(悪魔的・黒歴史)論文についての討論で我々は直接の交流を持ったのだが、
子猫山准教授も紅茶のブログをお書きになられているとの情報に閲覧を試みる。
しかし私はそのブログを読んで驚愕した。
ロンネフェルトの詳細な解説ブログ…いや、これは詳細なデータ付きのカタログではないか!
それも日本では手に入らないレア物件の宝庫と言っても過言ではない。
どうやら准教授は、なんと個人輸入を行われているということが判明。これはスゴい。
それについて興味があり、質問をしてお答えいただきながらその中のデカフェの文字に気がついた。
以下、その子猫山氏のメールの一部抜粋である。

『ロンネフェルトの個人輸入ですが、某掲示板のラプサンスーチョンスレにて、その方法を知りました。
昨年中頃まで、日本で販売されているロンネフェルトの種類があまりにも少なかったので、
ロンネフェルトのファンの方の間では、個人で輸入することが一般的になっているようでした。
私はイギリスの会社
http://www.cupoftea.uk.com/
http://www.tee-kontor.net/ (ドイツ語)
に、英語でオーダーしていました。
円高時代は送料入れてもなんとか国内価格の半額程度に抑えられていましたが、
現在ポンドもユーロも円に対して高騰しておりますので、個人輸入のうまみはそれほどないというのが現状です。
日本では手に入らない、ロンネフェルトのシルバーパール、茶園ものアッサム、工夫茶、ハーブティーなどの
「珍ティー」を輸入する程度です。
ロンネフェルトにも、Ceylon Light & Lateというデカフェインティーがあります。
ただ、100g/2100円と品質の割に高価なため、おすすめはできません。
(本来、5ポンドとか6ユーロ程度で売られているものですから……)』


そこで私は思わぬ自らの穴に気がついた。
「ロンネフェルトのデカフェ事情はどうなっているんだろう?」という穴に。

なぜこのような穴が生じたのかは、私の類まれなる分析能力ですぐさま判明。さすが私。
それは“コスパが悪い高級紅茶パッカーを近年無視してたから”…orz…である。さすが私。

そう、あのドイツのパッカーなんだから当たり前にあろうはずのロンネフェルトのデカフェ。
既出の氏のメールにもあるように、《Ceylon Light & Late》というものがある。
これはUKデカフェの調査時にネット上でたまに目にしていたと後から思い出した。
そう、子猫山氏もご指摘の通り、コスパが圧倒的に悪い。
100g/650円~700円とかいうレベルをシノギを削って勝負してる私に100g/2100円は目に入らないです。
目に入れたら痛いわ(笑)。そんで爆走スルー。
で、以下ワタクシの返信。

『ロンネフェルトの個人輸入の件、ご紹介頂きありがとうございます。
5~6年前より、だんだんと通販で扱う種類が少なくなってきてましたよね。
私の好きなイングリッシュブレックファストもリーフの扱いがなくなってしまいましたが。
>現在ポンドもユーロも円に対して高騰しておりますので、個人輸入のうまみはそれほどないというのが現状です。
うむむむ。確かに安倍政権になってから急激な円安ですもんね。
しばらく国内パッカーの商品を開拓しますか…。内需拡大のために。
ただし、ロンネのデカフェは盲点でした!ご指摘いただきありがたいです。
これだけは、デカフェ道の追求上いかせていただきます。』


超臨界CO2法の問題を追求しなくてはならないこの時期において、この情報は貴重である。
そのメソッドは美味しいのか、それとも根本的にダメなのか?
それともパッカーに差があるのか?
ディルマの記事をお読みいただいた読者諸氏にはこの気持ちお分かりいただけると思う。
よし、このコスパの荒波をかぶりながら、このロンネのレビューをしてみるしかないな…と、
珍しく経費を掛けようとほんのり思い始めた時に、その奇跡は起きた。

ある春の日の午後、コスパのいいクソアッサムを飲みながらのほほんとしていると、
急電が入ったと秘書(←マイPCの中古富士通FM-V君)が連絡してきた。
以下急電内容である。

お久しぶりです。 子猫山です。
先日ロンネフェルトの個人輸入をしたときにデカフェのティーバッグを入手しましたので、
デカフェ研究の一環にと思い、今回メールを差し上げた次第です。
前回お話しした「セイロン ライト・アンド・レイト」は、私の購入した店では扱いはありませんでした。
海外製紅茶の中ではわりと飲める品物を出しているロンネフェルトですが、
数百種類ある中には、思わず壁に叩きつけたくなるような味のお茶というのも存在しておりまして、
今回のティーバッグも、もしかしたら漁港臭漂う恐怖のお品物かもしれません。
では郵便にて送ります。


ぐあーーー!! なんということだ!
奇特にも程がありますぞ子猫山准教授!!
すぐさま返信を打つ。

ロンネフェルトのデカフェTB…たぶん今、わたし的に研究対象として最もホットなデカフェ。
デカフェの聖地ドイツの本格的超臨界二酸化炭素抽出デカフェを飲める日がとうとう…
ありがとうございます。感謝にたえません。感慨無量です。
実は、超臨界二酸化炭素抽出法のデカフェで美味しいのは全部アールグレイだった
ということにふと気づきまして。
美味しいノンフレーバーのCO2法デカフェは存在しないのか?
CO2メソッドは、紅茶の風味を残すのに最も適してるというのはガセネタなのか?
…という疑問と只今格闘中なのです。
それを検証するのにこのロンネフェルト・デカフェは最高のキャスト。
もうドハマリ過ぎて、子猫山様がテレパシーでこの状況をキャッチして下さった気すらします。
黒歴史バンザイ!(←最後はイミフ)


そして、すぐさま郵便が届いた。早かった。こんな仕事できるんだ日本郵便。
そして、すぐさま開封…その中身が凄まじかった。

 

これが緩衝材って、どういうことでしょう?
ロンネフェルトのアソートTB。20個以上あった。全種類違うんですよ! これが!
紅茶、緑茶、ハーブティ、ルイボスなどとにかくTB全種じゃないんですかね。
そしてその中から現れたのが本体のデカフェ。

 

もうそのままさっそく箱を開けてみた。

  

ドイツのTBの箱って紅茶もハーブティもこういうギミック多いよね。
箱のまま置いておいて、下から抜くっていう「タワー型」パッケージ。
湿度高い日本に住む日本人としては、箱は密閉しておきたいんだけど…いいなぁ、乾いた欧州。
でも一個一個ポリ系の袋(香りを逃さない特殊フィルムらしい)にパックされているからその心配はないんですが。
このデカフェTB、ドイツの通販サイトでは25P(37.5g)4,55ユーロ(=640円)で販売。
この価格なら毎日飲んでもそんなに懐は痛まない。だが輸入されたら3倍~5倍と思われる。
(ちなみに日本のロンネフェルトの通販サイトでは、同じ25PのダージリンTBが税込1616円也)

早速もう飲んでみる。開封したら試飲一択だぜ。
期待と不安に胸踊らせて試す、初ドイツCO2法デカフェ紅茶。

箱書きには1.5gとある。葉っぱはこれ。

そしてTBの浸出時間にはあるまじき4分の文字。
本気だロンネフェルト。CO2法は風味が抜けているので、パンチを出すにはこれくらい掛けないと。
しかし1.5gってのは控えめな数字だ。でも他のアソートも全部1.5gだからこれがTBのデフォ。
1.5gだから150mlぐらいで勘弁してやるか。
というわけで、TB付き、TBなしを同時に2カップ、150ml・4分で浸出する。
さあ、ディルマの二の轍を踏むか、それともクオリティーと企業努力で持ちこたえるか?

4分を待ち、蓋を開ける。思ったよりかなり水色が濃い。ぶらっく。まるでUKご庶民紅茶。
 
さて、匂いを嗅ぐ。弱いが、紅茶の香りがある。やはりほんの少し塩素の香りがする。
これは…まさかCO2の匂いなのか?(←CO2に匂いがあるなら、自分の呼気が塩素臭いわ)
まぁ、調べても無臭とか炭酸ぽいくらししかない。塩素臭いのは塩素の匂いだろう。
だが、気になる程ではない。プールに連れていかれた気にはならない。せいぜい水道水程度。
おお、自宅の洗面所くらいなら移動してやらんこともないぞ。
まずい喫茶店の浄水器通してないお冷の方が臭い。
さて、ストレートで一口飲んでみる。

いままで飲んだノンフレーバーのCO2法のデカフェでは一番美味しい。飲みやすい。
ジクロメデカフェには味も風味も及ばないが、香りが残っているし、風味はそれなりに温存され、
温度が下がり始めると良い渋みと甘味が出てくる。
飲んでしばらくすると、後口がやけに甘い。良い葉っぱだと思う。
TB有りも無しもさほど変わらないのが嬉しい。
ほんの少しだけTB無しの方が甘さと風味が1割強になってる程度。
ドイツ人良い紙使ってるな。日本の紙クオリティ。
さすがロンネフェルト。ドイツ人の会社だねぇ。

多分セイロンとアフリカ系のブレンドだと思う。マイルドさにケニヤ臭さが若干漂う。
濃い目に淹れたらミルクティーもいけそう。でもTBは確実に2個要るな。2個で200ml。
硬水で淹れたらもっと味が変わるように思う。

ロンネ>>クリッパー>>>>ディルマ

だが、CO2法に共通する傾向は確実にある。塩素臭。これは多かれ少なかれある。
そして、茶葉の質、茶葉の種類にも問題の所在があるようだ。
というのがロンネフェルト・デカフェを飲んでわかったような。


さて、そんなこんなで、浮かれていたところ、子猫山准教授から思わぬ情報が入った。
以下、メールの抜き書きである。

私の注文するドイツの店には、日本に入ってきている「セイロン・ライト・アンド・レイト」がなかったものですから、
(その代わりイギリスの店にはあるのです……)
ティーバッグのデカフェをお送りすることとなりました。
ロンネフェルトの特徴としまして、名前が一緒のもの
(レッドベリーズ、ウインタードリーム、イングリッシュブレックファストなど)でない限りは、
ティーバッグと紙袋売りの品物の中身が違うものだそうです。
アールグレイも、紙袋売りとティーバッグでは内容が違います。
なので、デカフェのティーバッグが日本に入ってきてないこと、日本のアソートから外されていることを考えると、
もしかしたらティーバッグの方は、溶剤抽出法をとっている可能性があります。
webで検索した限りですと、セイロン・ライト・アンド・レイトの方は確実にCO2法だと言えるのですが……。
でも、Nirvana・Cafe様がCO2法に共通する問題を抱えている、とおっしゃるのだから、
おそらく今回お送りしたデカフェもCO2法であろうと思います。


…な、なんと。
もしかしたらこれ溶剤抽出かも知れぬ?
うおー、また早とちりかよ! 希望的観測が現実と混同されている例のヤツ?
それにしてはCO2メソッド臭がハンパないんだが。
ジクロメでは無いと思う。あれだけジクロメ抽出を飲みまくったら、違うことぐらいはわかる。
するとこれ…まだ見ぬ「酢酸エチル」なのか?

日本語・英語・ドイツ語のグーグルサイトをかなりの濃度で検索したが、
このTB、カフェイン抽出法についてヒットしやがらねぇ。
そして、このTBデカフェ、本気で日本には入ってきてないようだ。
日本語のサイト、ブログ、ネット通販、ひとつも引っかからない。
ドイツ、イギリスなどのヨーロッパ圏にはあるのに。
というわけで謎は深まり、また返信。

…さて、子猫山さんのおっしゃるとおり、日本向けのアソートから外されているということは
有機溶剤系の可能性が十分ありますね。
私もwebでいろいろ調べては見たんですが、このデカフェTBに関してはメソッドの情報がなく
セイロン・ライト・アンド・レイトははっきりとCO2法と書かれている状況ですよね。
ただ、ドイツは(コーヒーのデカフェのケースですが)有機溶剤はジクロメではなく酢酸エチルが主流みたいですので
味がイギリスのデカフェと違うんでしょうか。CO2法のデカフェに似てるんですが。
これも想像ですので、ことの真偽はロンネフェルトに訊かないとわからないようですね。
もう、すっかり「ロンネのデカフェは全部CO2」という先入観が…いつものことですが自分が恐ろしい!
ツッコミいただき、感謝です。
最近ニュースでよく報道されている、印刷会社の換気不足で胆管がんになったという訴訟の原因物質が
実はイギリスのデカフェの溶剤のジクロメだったりするんで。
ジクロメは低温で完全に揮発するから濃度が全然違うんで問題ない(by英国紅茶メーカー)…らしいですが、
毎日飲むとするとあまりよろしくないのでは?という昨今です。
せめて酢酸エチルのに変えたいです。けっこう切実。

今回子猫山さんのメールで知ったセイロン・ライト・アンド・レイトは、CO2法でしかもリーフのデカフェという、
私の探し求めていた理想のデカフェだということがわかったんですが
お値段高~い(笑)
しかも日本のサイトはなにをどうこじらせたのか
「酸素でカフェインを抽出」とか「真空で抽出」とかあって
あまり超臨界二酸化炭素抽出法という記述が見られないのはなぜでしょうねぇ(笑)
酸素では抽出してないし、真空はプロセス的にCO2を注入するまではチェンバーの中は真空ですが
二酸化炭素入れた時点でもうそれ真空じゃないし(笑)
子猫山さんのおかげで、いろいろとネタ的にも面白いことになってます。
“真空”の件は調べたんです。勉強になりました。ありがとうございます


だが、ここから怒涛の子猫山准教授の追撃が始まる。
以下、その序章である。

CO2メソッドにつきまして、私ももやもやしているので(笑)、
思い切ってティーバッグを購入したドイツに問い合わせてみることにしました。
ロンネフェルトは、環境や添加物に配慮した企業で、情報開示もはっきりしています。
そのあたりの事情は、ゴールドマイスターを持つ店には、あきらかにしていると思うんです。
ドイツから返事が来次第お知らせしますので、しばらくお待ちください。


なんという勇者! あのレオパルト2を率いるドイツ連邦軍と一戦交えてくださるとっ!
外国語音痴で、読み解きこそすれ、コミュニケーションは勘弁して下さいという私のようなヘタレを
子猫山氏が援護射撃ではなく最前線突入してくれるという…なんという特攻野郎Tea-TEAM!
みかんさん、無謀な人が一人増えちゃったよ…(え? 仕方ないですか。ではあとで役どころを確認しましょう)
こうしてドイツ戦線の火蓋は切って落とされた。

そうこう言ってるうちに、その最前線から電報が送られてくる。

先ほどドイツから電信受信。

Unfortunately we can not answer your request promptly.
We will inform us in the coming week and you will promptly reply to your question.
(不運にも、私たちはあなたのリクエストに速やかに答えることができません。
私たちは次週に私たちに通知するでしょう。また、速やかに質問に答えるでしょう。←エキサイト翻訳)

今週内に結論は出ず。
先方も調査中。待たれよ。


子猫山大尉(やはりここはH・M・マードック大尉だろう。俺ハンニバルだし)、
見事、夜戦にて先制攻撃に成功! しかも暗号文で作戦が漏れないようになっている。
きょうび、暗号文もエキサイト暗号翻訳という素敵なサイトのおかげで解読は自由自在。
ドイツの店ならドイツのロンネフェルト事情にも詳しいだろう。

と、その日の作戦行動は予定以上の成果で終了。
だが翌日、事態は急展開を迎える!

ドイツ軍急襲だ。
予想を越える速さで、子猫山大尉からの急電が入ってきた。

急告。ドイツから返答アリ。

Today we would like an answer to your question.
The Teavelope Decaffeinated tea is made with the CO2 method.
(今日は、あなたの質問への答えをしたいと思います。
Teavelopeカフェイン抜きお茶は、CO2排出の方法で作られています。←グーグル翻訳)

ロンネフェルトのティーベロップは超臨界二酸化炭素抽出法にてカフェイン除去が確定。
これにてドイツ戦線においての作戦行動を終了する。


キタ━━━━(゜∀゜)━━━━!!

やはり、CO2法だった! こんなに早く情報が入手できるとは!
メール画面を何度も読み返しながら、子猫山大尉の狙撃の手腕にしばし感慨にふけった。
さながら海を越える紅茶ストーカー。私の上を行くこの執念の追撃にはかすかな敗北感さえ感じる。
そして、防戦から一転して速攻に転じるその速さはさすが合理的なゲルマン人。
敵ながら天晴れな応酬だった。ドイツ軍ならではの統制の取れた命令系統。
暗号解読機をエキサイトからグーグル翻訳に変えての俺様の英断も見逃せない。

そしてやはり、この独特の風味は思ったとおりCO2メソッドだった。

そして、あることに思い至る。
もしやこれ、1面スクープなんじゃね?
だってありとあらゆる思いつく限りの検索掛けて(たぶん私だけじゃなく子猫山准教授もweb調査してくれたと思う)、
日本語サイト・海外サイト、どこ見てもこのTBのカフェイン抽出法の明確な説明が一切ない。
つまり見た限りではこれってお初の情報なんだよね。
ああ~! とうとう世界初、来たかも~!?
するってーと、もしかして海外からの調査でこのブログがヒットするってこともあるんだよね?
ここにしか無い情報じゃんそれってば。

ここに至り、そんなことを考えて、これはぜひ英語で検索に引っかかるようにしておかねば…
というわけで以下、このTBが手に入る諸外国の皆さんのために英語で記載する。

Ronnefeldt Teavelope Decaffeinated tea is made with the CO2 method.
Ronnefeldt Teavelope Decaffeinated tea is made with the supercritical carbon dioxide extraction method.

ヒャッハー!!

…とかなんとか浮かれてる場合かよ。
これって子猫山准教授のお手柄だよね?
これ横取りしていいんですか、いいんですか、ほんとにいいんですか? という私に、
「この記事を書き上げ、そして本土に拡散するのが君の役目ではないのか?」
というお言葉を私に投げ、そしてゴシッパーが唯一勇者になれる舞台を用意して去っていくって…
子猫山准教授~!! どんだけ男前なんすか~!

だが、その発揚のお言葉も虚しく、運命のいたずらかはたまた紅茶業界の陰謀か、
このやり取りをしていたそのまさに7月のとある日に、新たなミッションへと向かわねばならなくなったのだった。


監禁か、隔離病棟でも入れられたか、月日は流れ…
4月じゃん。なう。


というわけで、このたび草稿のままずぅぅぅぅぅぅっと気になってたこの記事を完成させようと思い立つ。
なぜかというと、ヒマができたから。という単純明快な理由。
つまり、ノーブルで繊細な僕の心に、このプロジェクトを完成させようという余裕が出来たのだ。
これも神の采配と言えよう。

とにかく、完成が遅れたことは快く戦果を譲って頂いた子猫山氏には平謝りせねばなるまい。
あれだけ浮かれまくってこのザマかよ…まあ、確実に俺様クオリティではあるんだが。

…ごめんなさい。早く完走しますorz。



だがこのあと、われわれを第二次ドイツ戦線が待ち受けているとは、
この時点で誰一人予想だにしなかったのである!

つづく~っ!?



P.S.
日本には一切輸入されていないと思ってたこのロンネフェルトデカフェTB。
実は今回のリサーチで、まるふ商店という通販サイトで唯一扱ってたことを発見。
でも“只今品切れ中”。1458円也。









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ノンフレーバーは魚港ならぬプールサイドで! 超臨界二酸化炭素法《ディルマ・カフェインレスティーTB》

2013年07月10日 | 紅茶・デカフェ
いつのまにか梅雨も明けちゃった最近の神戸です。
前回も書きましたが、6月はいろいろありまして、すっかりご無沙汰しておりました。
パトラッシュに「疲れたよ」とか言いたかった6月。
替わりに旦那に「疲れたよ…眠いんだ」とか言ってました。
そういう時、うちの旦那は「寝ればいいじゃないか?」とか言います。
まあ、冬山でもないので、さすがに「寝るな! 眠ったら死ぬぞ!」なんてことは言われません。
幸せなことです。
誤算は、紅茶を買うはずの資金が、医療費に消えていってしまったことでして…
まあ、そんな業病に罹っているわけでもないのですが、季節の変わり目はアレですな。
その上、夫婦で6月末から7月8日まで風邪引いてました。
漢方とハウスのマカでなんとかフィニッシュ。小柴胡湯効いたね。
夏風邪は治りにくいっていいますが、ホントですね。
皆様もくれぐれもお気をつけ下さいませ。


さて、話は本題へ。
以前デカフェの、カフェイン除去方法についてwikiコピペ&デカフェ紅茶通販サイトの記事で怠慢なレポートをしましたが
怠慢なレポートはやはり怠慢さが災いして、そのあとガッツリ調査しなければならない破目になりました。
どんな情報も鵜呑にしたりせず、無意識にやらかす希望的観測とか妄想とかをしっかり排除して
明るいネット情報生活を満喫したいものですな。

ジクロメ問題もさることながら、
その怠慢なレポートの中でもうひとつ、気になることがあってですね、
それはなにかっていうと、この件なんですが…

『この超臨界二酸化炭素抽出法によるカフェイン除去は、風味も落ちにくく安全性が最も高い方法と言われています。』
『紅茶の味、香り、茶葉の形状にあたえる影響が少ない。』
『この超臨界二酸化炭素抽出法でカフェインを抽出した紅茶は、紅茶の香りや味が損なわれにくいのが特徴です。』

というデカフェ紅茶販売各店の謳い文句なのです。

超臨界二酸化炭素抽出法…つまりCO2メソッドって言われるアレです。
ワタクシこのCO2メソッドのデカフェ紅茶を過去4種類飲んだことがあるのですが
3つは記事にしてます。
「クスミティー・アールグレイデテイン」と
「クリッパー・オーガニックデカフェ・アッサム」
「アーマッド・アールグレイ・デカフェ」

クスミティーのデカフェはアールグレイで美味しかったです。
これが私をデカフェに開眼させたエポックなデカフェでした。
クリッパーのデカフェはCO2メソッドではお初のノン・フレーバーでした。
無漂白のティーバッグの紙にやられて、あえなくギブアップ。
そして、前回奇跡の7月復活を遂げた懸案のアーマッド。
まあ、詳しくはそれぞれ記事で書いてあるんで、よろしければお読み下さい。

実はもうひとつ、けっこうマイナーな美味しいデカフェを貰ってまして。
それはなんと《セントクリストファーガーデン》のデカフェ・アールグレイ
「高品質のダージリンの風味を生かし、天然ベルガモットオイルで香り付けしたノンカフェインのフレーバーティー。
超臨界二酸化炭素抽出法でカフェインを除去しております。ノンカフェインとは思えない驚きのおいしさ」

いや、これは本気で美味しかった。フルリーフで繊細な風味。ばかうま。
貰い物だったので値段は不明だが、くれた人曰く「美味しいけど高くて日常には使えません!」

いや、待てよ?
美味しいのはわかるんです。
でも、美味しいCO2法デカフェって、みんなアールグレイだよな。
なぜフレーバーティーなんだろうね?ってとこですね。問題は。
前回のクロージングにも書きましたが、ノンフレーバーで紙の匂いのしないデカフェを飲んでみないことには
CO2法の真価がわからない、ということです。

クリッパーのデカフェを飲んだときの、魚港臭の裏にあるなにやら腰の抜けたアッサムがアヤシかったのは事実。
「デカフェ後もちゃんと十分な風味が残っている」というが、ほんとに残ってるのかいね。
ウィキペディアも通販サイトもいい加減な未検証なコピペ貼ってるのも多いし、
悪いけどそれを「はいそうですか」と信じるほどこっちはウブじゃねーんだよ。

というわけで、お高いCO2法のノンフレーバーのデカフェを
「どいつもこいつもコスパ悪すぎるわ!」とかいつものように罵りながら渉猟していると…
ある日三宮のイカリスーパーでそれは発見されたのです。
つーか、スーパーの紅茶しか最近買ってねぇだろ(笑)

さて、それはどこの紅茶かというとなにを隠そう《ディルマ・カフェインレスティー》でございます。
これがティーバッグ10個入りで300円くらいで売ってたんですが、お試しとしては買いやすい価格と量。
(ワタクシとしたことが売値を忘れた。ウェブショップでは367円(税込)でした)
さすがにディルマのティーバッグはふつーの紙でしょう。
初めてCO2法のデカフェ紅茶を魚港以外の場所で飲めるぜ!
というわけで、いそいそお持ち帰り。

ディルマ《Dilma》…昔から知ってるのに、どうしても食指の動かないセイロン紅茶会社。
けっこう安いし、それなりに有名だし、なぜ買わないんでしょう?
多分何回かは飲んでるはず…思い出せない(笑)
ああ、またオリジナルを飲まずに外道なデカフェ・レビューをすることになるんですかね。
すみません。
近くの業務用スーパーで安いの売ってるんで、いずれフォローします。
以前コメントにも「ディルマのレビュー希望」というありがたいお言葉も頂いたんで、
フツーのセイロン切れてるし。きっと無銘のセイロンにものすごい近いものを掴まされるに違いない。
無銘のセイロンハンター旦那カモン!
旦那「無銘じゃないから狩らない」
私「あ…そう。けっこう厳密なんだね」
旦那「オーラがないし」
私「それは知ってますって…!」

まあ、ともかく初のCO2法非魚港デカフェTBに多少浮かれ気味。
『カフェインが気になる方におすすめの紅茶です。この紅茶は環境に優しい自然な製法を使用して、
紅茶に欠かせない新鮮な茶葉特有の成分を損なうことなく、カフェインを抜いてあります。』
と、パックの裏に書いてある。
CO2を超臨界させることがどう自然なのかはこの際置いといて、
(まあ、つまりは健康に影響のあるかも知れない有機溶剤を使ってないと言いたいんでしょう)
早速試飲してみた。

パックは1個2g。
1つづつ丁寧にアルミパックに入っている。

  

2~3分を目安に抽出して下さい、とのこと。
熱湯150ml、3分で淹れてみた。

 

水色はかなり濃い目のブラウンレッド。
香りは…え…塩素…?

なんだか不穏な匂いがする。
紅茶の香りはほぼしない。
塩素…つまりキッチンハイター
夏だプールだサマーランドだ!(ええと…サマーランドの人見てるかなぁ? 招待券2枚で手を打とうか)

慌てて飲んでみた。
ええええ~っ?
紅茶の味がしねぇ。わずかな渋みに塩素の風味だけが香ばしい。
なんじゃこりゃ?
甘みもない。さっぱりとした、浄水器掛けてない夏の塩素たっぷりの水道水のお湯だ。
お湯にしては多少渋いな。どういうことだ。のどごし…良いっていうか、スルーしてくって言うか(笑)
ほうじ茶の出がらしってこんな味がしたような気がする…いや、ほうじ茶の出がらしの方が美味しい。

クリッパーですらさすがに塩素の風味はなかったぞ。
クリッパーはあの紙さえ使ってなければ、香りはまあまああったのだ。
だが、ここでCO2法共通の風味を見出してしまう。
味が無い。この独特の味の無さ…クリッパーでも味わったような…

この抜け感。何がって何もかもが抜けてる。
マジか? マジでこれはないよな。なにか間違ったのか?
賞味期限切れてるとか? いや、BEST BEFORE 2015.10/26…
誰だよ、CO2法は紅茶の香りや味が損なわれにくいのが特徴、とか言った奴は!
味と香りが抜けてんじゃねーか!

これは、どうなんだ?
ディルマが悪いのか?
それともCO2法が悪いのか?
これは、どっちも悪いような気がする。
クリッパーのほうが(紙の凶悪さを除けば)まだ香気が残っていた。
それはオーガニックで最高級のアッサムを使っていたからなのか。
だがこのディルマの茶葉には、なんとも質の良さというものを感じない。
しかし、これはないわ。
塩素の匂いって、どっから来るんだよ。
だが、しかし、待てよ?

結局、CO2のデカフェにアールグレーが多いのは、これをカバーするためじゃなかろうか。

というわけで、紅茶ストーカーと言われるほどのしつこさで有名なNirvana・cafeは
ここで、このディルマに、手持ちの天然ベルガモット精油を添加して実験を敢行した。
(食用じゃないので、良い子の皆さんは真似しない様に。または自己責任でねっ♪) 
 


ベルガモット1滴は多すぎるので、ティーバッグににじむ程度になすりつけておく。
先ほどと同じ条件で、待つこと3分。
蓋を開けるとベルガモットの香りがふわっとしてくる。
量はヨロシイようだ。
飲んでみる…うわ…ベルガモットの下から塩素がまだ顔を出してるんですけど。
しつこいなあああ! なんでこの匂いするんだよ。
少しすると、馴染んできたのか塩素が控えめになってくる。
いいかんじと思うが、それでもふいにプールサイドでアールグレー飲んでる風味になる。
だが、全体的には、アールグレー風味にすると、水っぽさが消えて、フレーバーでヌケ感が誤魔化される。
各社この効果を狙ってるんだな。フレーバーばんざーい!だ。
アーマッドに近い。だが、アーマッドのデカフェに塩素の匂いはしないぞ。
これはこうして消費していくしか無さそうだ。
たった10Pを消費するのが苦痛になりそうなデカフェだ。クソ。
だったら麦茶飲むわ、麦茶。(←すべてを済し崩しにする暴言)


というわけで、魚港から解放された私は、プールに連行されて突き落とされるはめに。
どちらも水際だが、これをある意味「水難」とかいうのか?
塩素臭の出どころをぜひ知りたい。
CO2法ではチェンバーに茶葉を入れる前に、蒸気で蒸して茶葉を柔らかくしてからカフェインを抽出するらしい。
そのときに浄水でなく、塩素殺菌された水道水を使ったのか?
それで果たして塩素臭がこんなふうに残留するものなんだろうか?
そして、この前評判の嘘っぷりはなんなんだ。
CO2法ってこんなもんなのか?
謎は深まるばかりである。

この現象が他でも起きているかどうか、またしても検証を続けなければならないな。
塩素臭・風味の抜けっぷり、の検証てか。なんか食指が動かねー。
美味さの検証じゃねーのな。不味さの検証って、もうやだなぁ。
しかもCO2法のデカフェはコスパ悪いんだよ。
痛いな。この時期、非常に痛いぞ。
イギリス人がジクロメのデカフェを飲む理由がよくわかるぜ。
紅茶のためなら「高い、不味い、身体に良い」でなく「安い、美味い、身体に悪い」を取る!

ああ…PGのデカフェ飲みてぇ…

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実は近所のスーパーで売ってたんです 懸案のアーマッド・アールグレイ・デカフェをゲットする!

2013年07月01日 | 紅茶・デカフェ
気づいてみれば6月は記事を上げずに終わった。
皆さんこんにちは。生活苦と病苦と多忙で出家するかもしれないNirvana・Cafeです。

先日、頂いたコメントにお答えするという形で記事を書いた
『急告! 頂いたコメントの回答…アーマッド アールグレイ デカフェのカフェイン除去方法について』
なんですが、あるように見えてなかなか売ってないんですなこれが。
三宮には実はアーマッドの日本唯一の直営店『アーマッドティー&グロサリーショップ』があり、三宮にはよく行くのでそこで買えばいいじゃない?
とは言うものの、直営店はきっと定価でしか売らんだろう…なんていう気もあって、まだ行ってないし。
定休日が日・祝っていうのも、三宮なのにナメてるっつーか。三宮でなら普通、日・祝は営業だろが。

とりあえず、通常運転で悪態をついて盛り上がってきたところで、
そんな中、この前…といってももう4月のことになるが、旦那と二人で近所を散歩中に、
いつも入らない関西スーパーに入ったときのこと。

『関西スーパー』というのは、名前の通り関西のスーパーなんですが、関東出身の私は知りませんでして。
関東の皆さん、関西には「ライフ」はあるのに「いなげや」がないんですよ。
まあ、もともとライフは関西の資本だったんで(1号店は豊中だった)当たり前ですが。
だが、関西スーパーは、東京には進出せず、本社は兵庫県の伊丹。展開は兵庫・大阪・奈良っていう地元密着。

さて、この関西スーパー、近所とはいっても、このスーパーは我が家からは微妙に離れていて、
いつも毎日買い物に行くという感じの距離ではない。
コスパ至上主義のうちの旦那は、神戸出身だが関西スーパーは比較的割高なので、あまり利用しない。
というわけで、ここの紅茶売り場をあまりチェックしてはいなかったのだが、
散歩の途中に喉が渇いたので、飲み物を買おうと立ち寄って、しばしスーパーウォッチング。

そこになんとあったじゃないですか!
アーマッドデカフェ・アールグレイ20TB・40gが!

しかも嬉しいことに定価568円のところ、スーパー価格は298円のお値打ち価格!
40gで298円なら、100gで745円。日本で買えるCO2法のデカフェとしては、かなりコスパは良いですね。
直営店に行かず待ってた甲斐がありました。
産地はケニア・スリランカ・インド。
アールグレーなら中国茶、ということではなく、デカフェでもヘタらないようにボディを作ったと見た。
誕生日が近かったので、生活苦の我が家では今年のプレゼントは、これ。でも欲しかったので満足だ。
(あと、売り場に日東のロイヤルミルクティ・ブレンド(アッサム)150g¥398という見たこと無いのがあって、これももらった)


というわけで、さっそく試飲。

アーマッドの普通のアールグレーは2種類ある。
クラシックシリーズと、高級で高いキャッスルコレクションシリーズ
クラシックは以前飲んだことあるがほぼ忘れた。すっきりしてて、すごくオーソドックスな風味だった印象がある。
ベースの茶葉はスリランカ・ケニアというミルクでもイケそうなブレンド。

キャッスルコレクションは、エディンバラ・アールグレイという。ベースはダージリンとアッサム。
こっちは一年前くらいに職場の先輩が休憩用にと寄付してくれたので飲んだ。軽い感じで、さすがに品のいい風味。
ベルガモットも香料臭くない、わりと自然な精油の香りだった気がする。

いままでの経験的に、アーマッドのアールグレイには不満はない
さて、この2つに比べてデカフェは如何だろうか?

開封すると、アルミ蒸着のパックに1個づつ入っている日本でもお馴染みのパッケージ。

  

TBも、魚港臭なしの、普通のひも付き紙TB。
アルミパックの裏に入れ方が書いてあり、浸出時間は3~5分とある。
では160ml・5分で行ってみよう。



けっこう水色は濃く出る。ブレンドがケニア・セイロン・インドなんで、当たり前か。
香りはそんなに香料臭くない、わりと自然な上品ベルガモット。
手持ちの精油のベルガモットに近いので、変な匂いはしない。

では味見。

すっきりしたボディで、渋みはほとんどなし。
デカフェなので茶葉の甘みはないが、スムーズなのどごしだ。
ミルクに耐えるようなボディはないが、ストレートで問題なく楽しめる。
ベルガモットがデカフェの癖を中和していて、デカフェっぽくなく仕上げてある。
飲んでいるうちに、茶葉の渋みが舌に少し残ってくるが、気になる程ではない。
5分も出さなければ、これも出ないだろう。でも、これくらいの渋みの片鱗がないと、紅茶を飲んでいる気がしないし。
デカフェでこのレベルなら問題ないんじゃないか?

ミルクには合わないと書いてあるが、敢えてミルクを入れてみる。
濃い目に淹れたのが良かったのか、ミルクの量を入れすぎなければ、それなりに飲める。
もちろん軽めのミルクティーだが。シャバシャバ水っぽいというミルクティーではなかった。
想像以上に飲めた。私はね。

▼総評
問題なく美味しく飲めた。安定感があって、気にせず飲めるのが良い。
デカフェ臭さもないし、ベルガモットもケミカル臭くない。
コスパもいい。そして安全。アーマッドやるじゃん。

というわけで、気になってたものが味見できてよかった。リピートありだな。これは。
職場の休憩用に持って行こうとおもう。


しかし、だ。
CO2法のデカフェはアールグレーは美味しいが、ノンフレーバーはどうなんだろう?
ノンフレーバーのCO2デカフェは、クリッパーしか飲んでいない。
でもなぁ…あれって圧倒的に漁港フレーバーだったからな。真価がわからない気もする。
どこのHPにも書いてあるが、CO2法のデカフェは風味が温存されてて美味しいと。
でもいままではアールグレイしか口に入ってないし。
とにかく、ノンフレーバーのCO2デカフェを手に入れなければなるまい。
そのままでもCO2デカフェは美味しいのか、否か?
探求は続く~っ!









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続・R様ご依頼の件・その2 《リントンズ・デカフェ》 軟水地方のデカフェティーを飲んでみる

2013年05月24日 | 紅茶・デカフェ
前回のいい加減な(←いつもの)予告で申し上げた
「次回のレビューはRingtonsのデカフェの予定。あくまでも予定ですがね(笑)」
という予定は未定な責任逃れ発言を乗り越えて
今回はなんとリントンズで連投、というまさかの展開!
克己という言葉が爽やかに脳裏をかすめる初夏の候…
紅茶好きの皆様いかがお過ごしでしょうか(←たぶん紅茶をお飲みのことと思います)
いや~この私にこんなに気力があるとはね。
さすが立夏を過ぎると陽気の伸びが違うぜ
きっと昨日食った大量の空豆が効を奏したのか(救援物資送ってくれた叔母様ありがとう)

 

死ぬ気で100粒くらい塩ゆでして皮剥いただけのことはあったね
可食部20粒で100gだから、夫婦で500gの空豆を食ったことになる
お手製の中ぐらいの莢の空豆1本が平均30gで、平均3粒くらい入ってるから
莢にして1kgくらい食ったんだな。通販で空豆はだいたい莢付き1kg1000円が相場みたいだから
うちにはもし買ったら2000円くらいの空豆が届いたことになる。しかも叔母様が育てた無農薬。
貰わなかったらこんな贅沢はできません。一年に1回の超ごちそう。
ちなみに空豆は、亜鉛・マグネシウム・鉄・カリウムが豊富。
ビタミンB群も多く、高タンパクなので、貧血には大変良い食品である。
空豆とベーコンをにんにく塩味で炒めて食ったけど、これがバカ美味い。
旬は5月。疲労回復に空豆を食べよう!(←この空豆ステマに対して鹿児島県は私に報いるべきではないか?)

…はっ。
なぜ私は紅茶ブログで空豆を熱く語っているのだろうか?
これで力尽きるかも知れないってのに…おまえは甘い…甘すぎるっ。
ものを書くってのは、大変なんだ。俺わかってんのか?
豆を語るに豆の栄養を以って語る(←間違ってる。曹植ごめん)。

              

気を取り直して本題に入ろう
前回の記事を見ていただければお分かりの通り、空豆ではなく《続・R様のご依頼その2》である
ええ、今回は外道はしませんできません!
R様に退路を絶たれ正道に逃げ込んだNirvana・Cafe(←めったに見れないね)
リントンズの売れ筋TBを頂いてからの、デカフェのレビューとなったのだ
なぜ分けたかって言うと、デカフェだからだ。
カテゴリーの混乱を避けるためでもあるが、今回は軟水用のデカフェ。貴重なサンプルとなる。

さて、このリントンズのデカフェ。
公式代理店で扱ってくれないところを見ると、多分ジクロメor酢酸エチルを使った溶剤抽出法だと思われる。

  ※ジクロメ:ジクロロメタン、またの名を塩化メチレン、メチレンクロライドという。
        最近のニュースでご存知の方も急増中♪


もちろん公式にもどちらのHPにもデカフェのメソッドは明記されていない。
誰かデカフェの抽出メソッドを明記するような法律でも作ってくれないかな?

さて、リントンズの紹介は前回やったので、今回はいきなりレビューに入ろう
(空豆でかなり本題から遠ざかってしまった←遭難寸前)
前回と同じく匿名デカフェ紅茶だったんで、こちらも先入観なしでいった。

こちらがTBの全景である

 

同じくスクエアのTB。さて、ルーチンの魚港チェック!
臭いを嗅いでみる。これが紙の臭いがけっこうあります。
ヨークシャーティまではいかないが、M&Sくらいはある。
絶対外して飲みたくなるレヴェル。
くそっ…超臨炭酸水素ナトリウム法とか名前付けてやる!
EXTRAはそうでもなかったのに。いつもこのパターンだなぁ、最近。
でもヨークシャーティーのは、普通のTBもデカフェのTBも臭いがキツイ。
最近普通の赤ヨークシャーティーのTBを三宮のサンジルシで売ってるんだな。
それでけっこうコスパがいいから40P買ってみた。美味しいけどやっぱりTBは臭う。
リーフも売ってくれないかな。

さて、中を見ると

 

けっこう赤い。これはケニアが優勢なデカフェの色ですな。
茶葉の匂いはデカフェ独特の匂い。
むむ…これはなんかヨークシャー・デカフェを彷彿とさせるね。  

ではいつもの条件でTB付きで淹れてみる。
出来上がったのがこれ。

 

●ストレート
おぉ…ケニアっぽいからか、これはブラックだ。
EXTRA FRESHと比べたら、濃い黒に近い。
匂いを嗅いでみる。
TBの匂いとデカフェ特有のなんともいえない匂い。
その後ろから紅茶の香りがしてくる。
いい茶葉使ってるのが分かるだけになんともはや。
一口飲むと、デカフェ特有の味とTBの生臭さが前面に出る。
うう…その後に甘みが来るんだよなぁ。
きっとデカフェ臭さがなければ美味しいんだろうな。
でもこれはTBとデカフェ臭が邪魔過ぎて、何も考えずに飲むというわけにはいかない。
うーん…とりあえずミルク入れてみようか

●ミルクティ

 

甘さがあるし、濃さは普通。PGより濃く、ヨークシャーよりは軽い。
テトレー、M&Sのデカフェと同じくらい…またはやや軽い濃さ。
だがデカフェぽさがミルクティでも緩和されないのが残念。
この匂いの向こうに、いい香りがあるのはわかるんだが、
このデカフェと紙の匂いが付いて回るので、いい香りはあまり楽しめない。
味も同じく、ケニアの酸味とそれなりふくよかなボディが手放しで…楽しめない(笑)
この風味はヨークシャー・デカフェに似ている。
不思議なことに、冷めてくるとこの独特のデカフェの癖というのはだんだん消えてくる。
冷え切った頃には気にならなくなっている。茶葉の香りもなくなるけど。

もしかしてこのデカフェ臭はジクロメの臭いだったりするのかなぁ。
でも、どう調べても「強くて甘い臭い」としか記述がない。
そして、PGもテトレーもデカフェはジクロメのはず。
だれかジクロメの臭い教えてくれぇ!

さて、TBの紙を外して淹れても、デカフェぽさが邪魔をする。
M&SはTBを外せば美味しく飲めたのに。二重苦だ。
でも、塩を少し入れると、デカフェ臭さがいくぶん落ち着き、飲めるかな…程度にはなる。

●後日の追加レポート。
水の硬度をカルシウムで高くすると、デカフェの癖が割と抜けて
本来の甘さと濃さが引き立ち、かなり美味しく飲めることが判明。
塩にプラス、DHCのカルシウム・マグネシウムのカプセルを分解して耳かき一杯くらい添加。
ドロマイト=白化珊瑚なので、水も美味しくなるような(気が…)(笑)
うわぁぁぁ!せっかく、せっかく軟水用なのにぃぃぃ!
わざわざTBを外し、わざわざ塩とドロマイトをひとつまみ入れて硬水に、だと?…ええい、クソ面倒な!
なぜ英国人はデカフェのリーフティを作らんのだ!

●総評

普通に飲んだ場合、デカフェ臭に高品質茶葉が敗退した残念な展開。
言うなれば…(かなり考えて)荒川アンダーグラウンドのニノさんのようだ。
可愛いのに至近距離では生魚と荒川の臭いが(きっと)するっていう…(でもあの漫画でニノさんだけが好き♪)
EXTRA FRESHで期待した分、がっかりした感は否めない。
一番最初に飲んだデカフェ、ヨークシャーデカフェがこうだった。
その後すぐ飲んだPGデカフェがマジ天使に見えたし。
だけど、ヨークシャーは月日が経つと、このデカフェ風味が少しずつ消えていったんだよね。
なにかが揮発とかしてるのか、開封時は匂いがこもってるのか、なんなんでしょうね?
リントンズ・デカフェも少し放っておこう。臭いが消えてくるかも知れん。
UKのケミカル法デカフェもずいぶん飲んだので、この風味には慣れたと思ったんだけどな。
クソめんどくさい回避方法は編み出しては見たが…
何が悲しゅうて軟水用のデカフェを硬水作ってまで淹れにゃならんのか…

でもこの風味…なぜ劣化するんだろう。揮発なのかな。
本気でジクロメの風味なら、かなり残留してるってことだよな。
この程度のジクロメで癌になることは無いと言われてますけどね。
でもなぁ…日本では法律で食品添加物としてジクロロメタンが使用された食品は
製造することも輸入することも禁止されてるからな
胆管癌…うう…カフェインで目が回ってるほうがマシなのか否か?
本気でジクロメの臭いを確かめたい割と本気で
そうだR様…今度ジクロロメタン送って下さい。草々。


                ★


さて、このたびふとした行きがけの駄賃的にHälssen&Lyonというドイツの老舗紅茶会社のHPを見てたら、
デカフェの面白い資料が見つかったので載せる。
(最近ニュースで「紅茶の葉っぱで日めくりを作り、使い終わった日めくりを  
カップに入れてお湯を注ぐと紅茶になる」という珍品の販促品を作った会社)
      
                               

デカフェについてメソッドを書いている企業側のUK紅茶サイトはあまりないが
ドイツ人だけのことはあって、この会社は一応全部記載している。

・CO2(二酸化炭素):有機含むすべてのグレードや紅茶に適し優しい高圧法。
・E/A:ここで使用される溶媒は酢酸エチルである。緑と黒茶ファニングスと同様、黒Pekoesとブロークンがご利用いただけます。
・M/C:塩化メチレンを使用するプロセス。強いカップ用紅茶ファニングために特に適しています。


グーグルのステキな翻訳なんで、各自脳内で超訳されたし。
「E/A」はエチルアセテート、「M/C」はメチルクロライド(ジクロロメタン・塩化メチレン)の略

これをみれば分かるとおり、ジクロメがなんでUKで多用されているかって言うと
“強いカップ用ファニングス”に適してるからなのだ、ということがわかる。
原文は「black tea fannings for a strong cup」
つまり“TBに入ったイングリッシュ・ブレックファスト用の細かすぎる紅茶葉”みたいなやつね。
もしこれが禁止されたら、美味しいミルクティ用デカフェは作れない。英国人涙目。

ちなみにドイツでは、デカフェは「ENTKOFFEINIERTE TEES」っていうらしいぜ。
KOFFEINをENT(外に)出したってか(entfernen=取り除く。ドイツ語のEnt-は英語のEx-にあたるんだとさ)。



これでめでたくR様のミッション2は終了した。
魚港での壮絶な撃ち合いはUKシリーズには欠かせない見せ場という事を再認識。
R様はクライマックスのツボを心得ていらっしゃる。
と海辺の白いカフェで銃創を癒すNirvana・Cafeだった…

さて、今回もいい加減な予告をしちゃうぞ♪
このあとついに怒涛の超臨界二酸化炭素抽出法デカフェ紅茶ターンに突入するっ!
なぜかは次回を待て!(←大した理由は無くても引きは大事!)


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ついにTyphooデカフェ登場! そんで、タイフーって台風じゃなくて大夫だったって知ってた?

2013年04月11日 | 紅茶・デカフェ
すっかり桜も散ってしまいました
今年の春は気が乱れてますね。激しい季節になってます
暗黒惑星ニビルが接近して、地球の地磁気も公転軌道も乱れているに違いない
NASAもNASDAもこの情報を隠蔽してるんだあああああ!
ああ…春なんで…まあ…通常運転ですから
皆様に置かれましては驚きもしないでしょうなっ

おっと…3月は2回しか記事を書きませんでした
あっと、去年もですね。
春は季節の変わり目、そんなに書いてたら身が持ちません
その割にけっこうお初の紅茶とか買っているのですが
書かないものもあるんです!(←丹波哲郎風に読んで下さい)
レビューする前に飲みきっちまってたりしてるんだよ
飲みながらレビュー文書くのがデフォなんで、飲みきったら書けないんだよ(笑)
「美味しかったです」以上終わり…ううう…記事にならねえ…

さてさて、与太話はこれくらいで許してやるとして(←え…誰を?)
ようやく記事にする気力と体力がにじみ出てきましたんで
今回は前回のコメントで、ひっそりお待ちいただいていたこれ

Typhooデカフェです

こちらはUKTyphooのサイトです。ご参考に…

ちなみにこのTyphoo(タイフー)、TETLEYとか東インド会社が
タタ・グループとかインド人の起業家に買収されたのと同じく
2005年、Apeejay Surrendraグループというインドの企業グループの傘下となっていた!
インド人やるぅ!
しかも、それ以前にTyphooはあのメルローズ(お歳暮とかで瀬戸物のキャニスターに入ってるヤツ)と
なんとH.M.Bで有名なリッジウェイを買収してるんですよ!
つまり、それらがすっぽりインド人の企業グループ傘下になっているということ
もう、復讐するは我にあり…って感じぃ
こうなったらユニリーバもやっちゃって♪

タイフーのwikiは英語のしかないので、グーグルのステキな翻訳で読んで頂くと…


・それは、ジョン・サムナー·ジュニアによって1903年に発足したバーミンガム、イングランド。
・1870年に、ウィリアムと彼の息子ジョンは、薬局/食料品事業を創設し
・お茶の心を落ち着かせる効果の彼の姉からのコメントに続いて(←だんだん怪しくなってきた!)
・1903年に、ジョン·ジュニアは、彼が彼の店で販売することを新しいお茶を作成することを決めた。

サムナーは、新ブランドのための彼の独自の基準を設定します。
…で(ここからは訳が更に迷走してくるので、やむなく余が翻訳するぞよ)

  ・商品名は個性的で、
  ・お客が言いやすく、
  ・登録商標として保護されるもの

Typhooは "医者"の中国語の単語から来ている(中国の伝統:大夫、漢語ピンイン:dài fū)


ええ、びっくりです。台風じゃない!
大夫は確かに中国語で医者です。正式には中国語では「医生」ですけど、
伝統的に大夫=タイフ(日本人が医者のこと「先生」っていうあれ)
北京語ではダイフですが、たぶん広東語発音?
つまり、この商標は日本人的な感覚で言えば「先生~」ってニュアンス
紅茶は身体にいい飲料ってことで、薬局で売られていたりしました
Typhooのサイトには、創業当時の紅茶のコンセプトとして
『彼女は非常に消化不良の治療法として紅茶をみなす』というステキな翻訳ですが
ダイジェスティブ・ビスケットとおんなじじゃん(←digestive=体内の消化作用を助けるという特徴を持つ食品)
ということは、イギリス人が紅茶でダイジェスティブ・ビスケット食べるのは
消化不良を改善する治療、もしくは健康法であると?
マジそうかもしんない

調べてみるもんです

それと、量り売りしかなかった紅茶の販売に
決まったグラム数でパッケージ売り始めたのがなんとタイフーらしい
それが功を奏して売上を伸ばしたんだとか

ティーバッグ作ったのはテトレーですが
パック売りっていうのも小売の革命ですな


さて、能書き垂れるのもこれくらいで許してやるとして(←ですから誰を?)
問題は味です!
味見なくしてレビューとはいいません(当たり前だよ)

  

外箱も中もいつものUKスーパーOEM仕様
でも紅茶メーカーとしてはオリジナルなサイズではないのは珍しい
初めてアルミ包装に自社ネームがデザイン印刷されていて、こだわりを感じます
こだわってる割に、印刷の文字と、賞味期限の印字が逆さまになっている(笑)

 

アルミ包装の中は…

 

すごい!
これは今までにはないわ!
ここにこだわるか…透かし入ってるよ!
で、この紙が…微妙に魚臭い(笑)

透かしいいからさぁ。臭いなくしてよ

でもこれはTETLEYよりほんの少し臭いが薄いです
UKティーバッグにしては健闘してると思われ
…いや、評価は淹れてみるまでしないことにする


では、いつもの通り淹れましょう
茶葉を見ますかね

 

アフリカっぽい赤い茶葉の繊維がたくさん
でもそんなにアフリカ臭くない
セイロンも入ってる感じはある
けっこう茶色いですな

では熱湯をぶっかけよう!

 

けっこう黒く出ましたね
色は濃いです
さて香りと味は?


・ストレート

香りはケニアかすかにセイロン
デカフェの中では香りがある方
あまり魚臭くない。これは助かる
PGとテトレーの間くらいの紙の臭い
それって優秀じゃないか?

味は甘味がある。これ特徴的ですね
酸味なし。渋みわずか
うん、ストレートでかろうじていける
冷めるとのど越しは多少引っ掛かるが
熱ければスムーズ

・ミルクティー

 

ミルクを入れると酸味が多少出てくる
アフリカ系になるがあまりいやな風味はしない
牡蠣味にならないのでもう合格
爽やかな軽いミルクティー
クセがない
甘味があるミルクティーになる
なぜか濃さがないのにそれがハンデにならないような味
不思議だなぁ…

・総評

軽いわりに味がまとまっている
コクとかキレとかしっかり…ではなくバランスの良いまとまり方
なんというか、今までのUK紅茶のコンセプトと違う
言ってみれば、大塚製薬のジャワティーみたいなもんを感じる
あれって普通の缶紅茶のコンセプトじゃないですよね
発売元は製薬会社だし
無糖で身体に良い、ガブガブ飲めて、気にならないし飽きない味…的な
でも、シンビーノのジャワティーは好きなんだよね
美味しいです、あれは。味がまとまってる

ええ、そういう感じなのよ
言わば“メディカル&スポーツ”

もともと薬局もしてたので、きっとコンセプトが似てたんでしょう
他のメーカーと被んないように気を付けてたってことですしね

それと、紙があまり臭いが気にならないのもいいです

ですがいつものように、普通のオリジナルなTyphooを飲まないで
外道にデカフェだけレビューしてます
そこ、お間違えないように

またR様に叱られるかもしれぬ
ぐぐぐ…

仕方ない
Typhooオリジナル購入するか
そういえばアベノミクスで円安気味になっちゃった
ポンド…153円だとぉぉ?
あーもー、せっかくVISA復活させたのにぃ…



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期待とデカフェと救助隊の交差点…それはいかなる風味か? セインズベリー・レッドラベル・デカフェ

2013年03月17日 | 紅茶・デカフェ
去年の暮に、私をイングランドの漁港から救い出してくれたセインズベリー・レッドラベル
今年に入り、私の絶賛の数々をご閲覧頂いたせいか(そうだ、きっと私の賛辞が原因なんだ!)
なんと、待ちに待ったセインズベリーのデカフェが通販サイトEnglish Specialitiesさんに登場!
しかもレッドラベルのデカフェ…うおおおお!期待するぜハニー!(←誰がハニーなのかは不明)

だって考えても見てくださいよ
①めまいから救われた…でも漁港に連れていかれたぞ
②漁港から救いだされた…だが目が回ってるぞ

だから遠慮なくどっちも助けろよ!いつも思うけどさあああ!

  ※このブログでは、特殊な用語が発生しております
    ・漁港=魚臭のするUKのティーバッグ用紙
    ・めまい=カフェイン中毒の一症状であるめまい


というわけで、この2つをクリアしてる真の救世主はいまんところ「PGtipsデカフェ」のみ
じゃあそれでいいじゃん。宿敵ユニリーバに救ってもらえよ、このツンデレめがっ
…と思う賢者諸君もおられると思ういや絶対いる

だがしかし、実はPGtipsは…コスパが他に比べて多少悪いことにお気づきだろうか?
80Pで1850円、160Pではちょい安値の3300円(English Specialitiesさん価格)
エリズコーヒーさんはというと、小箱の40Pのみの扱いで930円となる
まあ、必ず2ヶ月に1回はリピートするんだから160P頼めばそれなりでいいんでしょうが
最安値は、箱のデザインが変わって50円安くなってるTESCOデカフェ80P・1500円
これ2箱で3,000円ポッキリ。1年6回注文して差額300円×6=1800円
…80Pのデカフェ一箱分ですよ
それで、さっきの①②に更に付け足される

③目も回らずに漁港から助けだされたはいいが、後から諸経費を請求されたぞ

どうしてくれる。サイフも助けろよ!

          ※※このブログでは、コスパ問題に特に力を入れております
              ・若干、コスパを過大評価するというネタになりつつあります
              ・コスパを重視しすぎて、全体像を見失っている場合があります
  

まあ、こんな程度のこと考えないで、もっとこう大雑把に買い物してーなーという欲望もありーの
それでも同じようなクオリティーで、しかもお値打ちな真の救世主の出現を期待したっていいじゃん
という儚い夢と希望もありーのだったが、一時期はフツーのレッドラベルがお取り扱わなくなる始末
レビューの意味さえ儚く消え果てようかと思ったその時

そこに今年、例の漁港からは完全救出してくれたレッドラベルが復活取り扱いになり
レッドラベルののデカフェが取り扱いされたという朗報が!
一気に高まる期待
値段は80P・1600円
これはタイフーとブッキングで160P・3150円、よしきた!

というわけで、今回もお約束の長い前フリを経て、やって来ました
セインズベリー・レッドラベル・デカフェ80TB・1600円



レッドラベルの赤い箱と差別化されて、デカフェはブルーに赤いラベルです
中は同じく40Pづつアルミパックされてます

さあ、中身だ中身!
当然フツーのレッドラベルとおんなじTB紙だろう!

…と思いきや

はうあ…なんてこった
なんと、テトレー・デカフェと同じくらいのフィッシュテイスト…
フィッシュ…いや…微妙にイクラ(笑)
え? マジ? マジで?

orz

ええええ~それはないでしょお~
なんでデカフェになった途端に魚介なんだよ?
紙の経費節減?だからクオリティー落とすの?

デカフェは確かに高い…価格を揃えようとすれば、当然なにかを諦めなけりゃならぬ
それで…これかい

それでわかった気がした。なんでPGtipsのデカフェが高いのかが…
紙のグレードを下げないからだ
PGはふつうの紅茶も割高だ。これも紙か?
テトラにしてるのもある。これもTBのクオリティに掛ける経費の問題

そういえば、テトレーもそうだった
デカフェは紙が臭く、普通のテトレーはレッドラベルほどじゃないが臭わなかった

もしや、デカフェがこの匂いがするのか?と一瞬考えたが、それは違う
WELMAもドーセットティーもヨークシャーティーも、デカフェじゃない普通の紅茶TBが魚臭いのだ

あああ…そんなにうまい話はないよね
①②③の窮地を全て救う真の救世主なんて…くすん
こうなったらもう自分でプロデュースするしかないよね
Ananda・Cafe印のパーフェクト・デカフェTB紅茶
マジで考える必要があるかもしれぬ
しかもCO2メソッドで…遠い目


ああっと
気を取り直して、漁港のイクラ缶詰工場で試飲開始!

いつものように条件設定は
「TB付き・200ml・抽出3分マグカップ」
「TB無し・200ml・抽出3分マグカップ」
ということで始める

さて、外観を拝見

  

いつものラウンドTBに、細かい茶系の茶葉
レッドラベルはケニア系なんで、これもケニアっぽい香りがする

では、淹れてみよう

 

ブラックだが、赤っぽい感じがわかるだろうか
ケニアの紅さであるな
見た目そんなに濃そうではない
さて飲んでみよう


・ストレート

やはりテトレー程度のTBの生臭さが出ている
だが実際慣れてくれば、まあまあ我慢できる範囲
香りはケニアが強い。香り自体はUKデカフェらしく弱い
飲むと、まず酸味がする
見た目通りそんなに濃くない。素直っていえば素直な味
テトレーより薄め。だが、ケニアの個性は多少ある
飲んだ後口に、舌に張り付くような渋みが出てくる
ストレートだから仕方ないです。ミルク大前提だから
甘みは余り感じない。全体的に割と軽い
風味はあるが、ケニヤっぽいので、ストレートで飲む気はしない

TB無しだと、もう少しコクが出てくる
もちろん魚臭さは減る。しかし茶葉に移ってるので、多少魚臭が残っている
変な話だが、フツーのテトレーのTBに似ている
テトレーのデカフェはもっと濃い

・ミルクティ

 

軽い。酸味はコクになっているが、軽い          
ミルク多めの方が美味しい
少ないと腰が弱い気がする
だいぶ魚臭さは減るが、それでも喉越しに若干牡蠣風味が(笑)
オリジナルのレッドラベルほどのパンチはない
薄めではあるが、多少上品さはある。多少だけど
後口に酸味が残る
渋みは一切ない。マイルドで軽いデカフェ

TBは無い方がこちらもコクが出る
全体的にまとまった風味になる


・総評

期待感があった開封時はちょっと肩透かしを食らったような気がした
それで、そのがっかり感が抜けるまで、レビューを放置しておいた
今回のレビューはすでに40P飲んでアルミパック1本無くなったので
2本目を開封するので、頃合いだと思いレビューに挑んだ

毎日飲んでそんなに瑕疵はないのに、やはりコンセプトが若干曖昧な感じがした
少なくとも“これじゃなければ”的な要素はない
レッドラベルをそのままデカフェにしたんだろうか?
そうすると、レッドラベルのデカフェと呼ぶには、少々離れてる感じがする
不味くないし、かおりも少しはある
軽くてマイルドでけなすところはあまりないのに
この曖昧さ感は否めない。なんかバラけていてまとまりに欠ける
風味が曖昧って…これはきっとブレンダーの責任じゃないのかしら?
レッドラベルがコンセプトとして完成してるので
比較するとそのコントラストが際立つ

デカフェはデカフェなりのコンセプトが見えて欲しい
少なくとも他のメーカーにはそれが多かれ少なかれ覗える
どうしても抜けてしまう風味をどんな風にカバーして
消費者がリピートしたいデカフェにするか…という努力と企業の理念が見え隠れする
だが、これは「レッドラベルを単にデカフェにした」に過ぎなくて
実はそれだけでは「レッドラベルのデカフェ」になってない
工夫してるのかも知れないが、工夫の痕跡がわからないのでは感心のしようがない

そういえば、こんなこと感じたのはデカフェ・レビュー史上初ではないかな?
厳しいんでしょうかね
いや…やっぱり企画の姿勢だよね
だって、ほかのデカフェには感じなかったしね
テスコ、ヨークシャー、テトレー、M&S、PG、クリッパー
美味い不味い、好き嫌いはあるが、コンセプトがないって思ったことは無かったな…
ある意味不遜な感想(←通常運転です)

そういうわけで
今回も勉強になりました








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急告! 頂いたコメントの回答…アーマッド アールグレイ デカフェのカフェイン除去方法について

2013年02月13日 | 紅茶・デカフェ

先日、こちらのブログにこのようなご質問を頂いた。

教えてください! (あき)

今ごろ、記事読ませてもらったんですが、先日、初めてカフェインフリーの紅茶を買いました。
イギリスのアーマッドのアールグレイです。
価格は、400円で20パック入りの安いものでした。
これも、おそらく溶剤抽出でしょうね?
もし、知っておられるなら教えてください。
小学生の子供たちも飲むので、不安になってしまいました・・・。



さて、日本でも手に入りやすいアーマッドのデカフェ
そういえば、イギリス紅茶なのに、コスパの網を抜けられず
ぜんぜん眼中にありませんでしたが
コメント頂いて、考えなおしました


んで、私の返信⇓

今のところ判断つかずですが… (Nirvana・Cafe)

あきさん、こんにちは
コメントいただきありがとうございます

ざっと調べましたら、デカフェのメソッドのついては言及なしでした
しかし、アーマッド公式のサイトに商品取り扱いがあるので
有機溶剤でない可能性はわりとあるんじゃないでしょうか?
日本の食品の法律では、有機溶剤抽出でのデカフェは不法です
でも、CO2抽出はOKです
なので、日本の正規代理店で扱っていれば、CO2の可能性は高いかと…。
でも、方法が記載されていませんから、確実ではないので
正規代理店への質問が必要でしょう。
総合輸入代理店は富永貿易(我が街神戸が本社)です。
そこのWEB SHOPにもデカフェ紅茶ありました。
さっき、お問い合わせメール送っておきましたので、
回答が出たら記事か、こちらのコメントに書き込みます。
即答希望であれば、ご自身でお客様係にTELで問い合わせの方が早いかも。
もし、よろしければ、おわかりになったらまたこちらにご報告していただけると
情報の共有になり、たいへん助かります。

そして、20P400円のティーバッグは、ぜんぜん安くないですよ!
1P=20円…安いTBってのは1P=5円とかです

それにしても、良いご質問でありがとうございました。
高めですが、もしかしたら、使い勝手良い商品になるかもです。
ではまた!



さて、こちらが富永貿易さんに送信した質問メール


デカフェ アールグレイ ティーバッグ(20P)」について

こんにちは。おいしい紅茶を輸入して下さり感謝です。
さて、質問なんですが、こちらのアーマッドの紅茶のデカフェはどの方法でカフェイ
ン除去しているのか教えて下さい。

CO2抽出とか有機溶剤抽出とかいう方式のことです。

速やかなご回答を、何卒よろしくお願いいたします。

送信日時:2013年02月13日 00時36分01秒



さて、本日、メールボックスを開けてみたら
なんと早速に富永貿易さんから回答が返信されてるじゃございませんか!


AHMAD TEA

この度はアーマッドティーウェブショップに
お問い合わせを頂きまして誠にありがとうございます。

デカフェ アールグレイ ティーバッグ(20P)の
カフェイン除去方法ですが、
「超臨界二酸化炭素抽出法」を採用しております。
この方法はカフェイン抽出方法の中でも安全で、
風味や香りが損なわれにくいという特徴があります。

ご不明な点等がございましたら再度弊社まで
お問い合わせ頂けますと幸いです。
今後も弊社商品の変わらぬご愛顧をお願い申し上げます。


AHMAD TEA 輸入総代理店 富永貿易株式会社




大満足な回答速度&内容
誠実な対応に、大変感謝してます

成城石井とかでも売ってるような気がします
これ、使い勝手良いです。店舗売りだし、味も良いらしい
WEB SHOPでももちろん購入できる

後日、レビューしましょう
飲んだ事ある方、いませんかね?

少々高いけど、アーマッドのデカフェは安全ですよ、あきさん!
お子さんと、おいしい紅茶をお楽しみ下さい
取り急ぎ、ご報告まで…




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TESCO・デカフェ紅茶 UK最大のご庶民スーパー…ってテスコボーイのテスコってTESCOだったの!?

2012年12月11日 | 紅茶・デカフェ
さて、前回からの予告通り
順を追って先日購入したUK紅茶レビューをして参ります

今回はTESCOのデカフェ紅茶であります
いつものようにまずは基礎知識からいってみましょう


TESCO…それは英国最大のスーパーマーケットだ
英国だけではない
ウォルマート、カルフールに継ぐ世界第3位のスーパーである
(ここらはwikiに詳しいので、詳しく知りたい方は、是非リンクをご利用下さい)
日本にも進出していたが、去年の2011年に撤退を決めたとのことである

でもTESCOなんてどこでやってたの?
東京に住んでいた頃にはついぞ見かけなかったよね…
と言いたいところだったが、さっきテスコ・ジャパンの店舗案内を見たら
実家の近くにあったorz
しかもオープンしたのってまだ私がうろついてた頃じゃん!
チャリで前通ってるよ絶対。でも知らねぇ


…とほざいているのも束の間だった。
今回TESCOを調べているうちに、大変な事実に遭遇してしまったのです

テスコボーイの“テスコ”はTESCOのテスコだった!!

テスコボーイ…この郷愁に満ちた響き…
そう、あの伝説の種馬テスコボーイのことだ!
数々の日本競馬史上に残る名馬を産み、テスコボーイの血を分けた馬たちは一時代を築いたのだ
トウショウボーイ、ハギノカムイオー、キタノカチドキ
そして史上最強の牝馬テスコガビー
デカフェレビュー史上最も衝撃的な展開が
よもやこのUKご庶民ティーレビューも終盤にさしかかったところで来てしまうとは!
4コーナー回って直線に入ったゴール前で、まさかの大穴が(黒三角2個▲▲くらいのやつだよ)
大外回って差し切っちゃうくらいの胸熱な展開じゃないかっ!

なんでこんな競馬ネタでどっかのオヤジのように興奮してるんだと思われたそこのあなた
私はね、なんと現役のテスコガビーのファンだったんですよ!
それも幼稚園の頃からだ!年季入ってるんだこちとらその頃のお出かけコースには
後楽園の場外馬券場が入ってたんだぞ(←自慢する話しじゃございませぬ。親父に連れてかれただけ)
桜花賞、オークス…ガビー伝説をこの目で見たのだ。あの凄まじい逃げ足を!

どうやらテスコボーイはTESCOの創業者ジャック・コーエンの持ち馬だったらしい
英国競馬界ではそんなに走らなかったらしいが、日本に来てから種牡馬として活躍したのだ
そのテスコボーイの資質を100%引き継いだ史上最強の牝馬がテスコガビーだった
ガビーはガブリエルの愛称で、ジャック・コーエンの隣家に住む少女からとった名前だとか

いや「知らねえ」じゃなかった。お世話になりましたごめんなさい

思わぬところで足止めを食らったが
これを記事にせずしてANANDA・Cafeとは言えません(←どんな紅茶ブログなんだ)
いや、UKらしい話題ではあります
競馬の発祥である伝統の英国競馬ですからね
ちなみにテスコボーイは大の競馬好きだったアン王女の建てたアスコット競馬場のG1レース
クイーンアンステークスで1966年に優勝してるんですなこれが
フォトナム&メイソンで「クイーンアン」というブレンドがありますが
そんなお茶を飲みながら、王室専用観覧室で優雅に競馬観戦してるんだろうなあ
紅茶と競馬が好きなんて…アテクシ前世はやはり英国貴族だったに違いないそうよ決まってるわ


はっ…また戻ってしまったorz
前世の高貴な血統は封印して、庶民の紅茶の話をしよう


テスコの紅茶というのは、日本で言うと「イオン」とか「西友」とか「ダイエー」「ライフ」みたいな
全国展開してる大型スーパーのPB紅茶である
以前レビューしたイオン・トップバリュの「セイロンジャワティー」のようなもん
これは90gで188円=100gで208円となる。たいへん優秀
さてテスコの普通の紅茶。これの現地値段はTesco 80 Teabags 250G £1.31 (£0.52/100g)
1ポンドは現在、日本円で132円…うう、高くなったなポンド120円台だったのに
ということは1.31ポンド=250gで172円…うそだろ100g、69円て
100円切ったぞ!なんなんだこれは!
夢の1g1円紅茶の上を行くぞ(上じゃなくて実質は下なんすけどね)

ではデカフェは、というと
Tesco Decaffeinated 80 Teabags 250G=£1.50 (£0.60/100g)=198円
…100gで80円。デカフェですら1g1円以下の世界だ…わー(棒)
(ちなみにこの情報はUKのTESCOのオンラインストアでの情報)
198円のデカフェ紅茶を1550円で買う…
まあしかたない。いまんとこ自分で個人輸入できないんだからな
この手間と国際輸送料と、異民族の言語を超えなくてはならんのです
イギリスは遠いなぁ…わかっちゃいるけど(笑)


さて能書きはこれくらいで許しといてやる(←誰を?)
ゴタクぬかしてねーで、さっさと味見しろ!と怒られそうなんでレビューさせて頂きます
普通、競馬の話とかコスパとか最後に書くよね…
でもこんなのはみんな慣れたよね(←そうそういつもの事)


今回の外箱も魚臭くなかった
この手のスーパーPB系の外箱はなぜか魚臭くないんです
期待大。でも、M&SでさえTBはいりこだし袋だったからなぁ
油断は禁物ですよね

トップ画像で箱の感じはわかっていただけたかと思う
この中が、また判で押したようにM&Sと同じなんです
アルミ蒸着パック2つに40個づつTBが入ってるんです
これもやっぱりはやりのラウンドP


  


TBを破いて中の茶葉を見る



画像が多少赤いですが、今回も脳内で黒めに色彩補正をかましてやってくだせぃ
でも褐色の茶葉は割合が多く、黒い茶葉はダストに近いのが入ってますな
“base of great Afrikan teas”と箱の側面に書いてある
アフリカ系の茶葉ベースですね。あとはセイロンぽい匂いがします
そしてTBはほぼM&Sと同じくらいのいりこ風味でありまするorz
ああ…これもダメか
テトレーくらいならまだ我慢できるんだけどな
このグレードから下の海産パックは味的にダメです
でも仕方ないです
レビューの時だけはTBで淹れよう
もちろんちゃんとTB外したのもレビューしますよ

外箱の側面に風味のグレードが書いてある
MEDIUMだそうです。グレードは1~3の2

 

さて、ようやく淹れてみます
淹れ方はいつものUKご庶民TB紅茶方式
マグにTB入れて、熱湯を200ccぶっこむ。蓋して待つこと4分
(例の80Pだから250g÷80P=3.125g)
蓋を開けてまず香りを嗅ぎます

▼香り
うすい…いりこ…いりこをかろうじて乗り越えて来たが、若い草っぽい香り+セイロン
この香りどこかで嗅いだことが…
うお。リプトン・イエローバッグです
もしくはモスバーガーの紅茶の香りだな
青臭い感じなんですが、爽やかさがない香りなんだよね。紅茶っぽくない
これが多分アフリカ。ケニヤぽいが、ルワンダとかマラウィかもしれない
でも、いりこだしに阻まれて、それもわずかです

▼味(ストレート)
うすい…腰がない…多少の渋み。甘味なし。
味も若い草の味。例のリプトンイエローバッグに共通するなにか。
クセがないわけじゃないんですが、良いクセではないような…
おおお、冷めてきたらやけに渋みが出てきた
珍しい!これは珍しい。普通、UKご庶民デカフェ紅茶はスムースなんですよ
のどごしとかなめらかで、渋みなし、が基本
なのにこれは冷めてくると舌に残るほどの渋さ
この渋さで、熱い頃の水っぽさが消し飛ぶ
だが渋い!これはストレートでは飲まないほうがいいですね
もともとストレート用ではないし

▼味(ミルクティー)
熱いうちのミルクティーは最初ミルクに多少負ける?
ミルク入れると多少甘味が出るがやはり腰がなく水っぽい
冷めると渋みが出るので、ミルクティーは少し冷めてからの方がコクが出る
しかしティーバッグはミルク入れるといりこ風味からシフトして牡蠣風味が少しずつ出てくる
かなりぬるくなったらそれも消えた
だが、TBは外すことをおすすめする

▼TBなし
香りはイエローバッグ的なのは変わらないが、茶葉には海産臭はあまり移っていない
TBを外したので安心して味わえる(笑)
これでミルクティーにすると、まあまあ飲める
温度変化で少しづつコクが出てくるのはTB付きのレビューと同じ
飲めるが、日本のスーパーでもよくある、すっごく安い投げ売りのTBを飲んでいる感じ
アフリカ紅茶ベースなんだよね。
てことは、この青臭いのってアフリカ系のやっすいヤツなのかなぁ
デカフェにしては紅茶の風味があるってことだよな…
でもその紅茶はあんま美味しくない紅茶だ
うーん!微妙だぞこれ!


▼総評
「猫舌用のデカフェ」
かなり偏ったデカフェと言える
ただ渋みがどのデカフェより強かった。
香りは思ったよりあるがあの青臭みのある高発酵イェローバッグ臭は苦手
ストレートで温度下がりかけの時のこの舌の両側に刺激の残る渋みはかなり飲みづらい

よって、バッグ外して濃く入れてミルクティーにして時間を置いて
ぬるくなったころ飲むのがベストかも知れない
ながら族の人で、ついついなんかしてるうちにミルクティー冷めちゃうんだよね~
なんておっしゃるそこのあなた!
このTESCOのデカフェなら飲み頃になってますよ!

個性といえば個性…うむむ、デカフェぽくないが安くてマズい紅茶
デカフェとしては個性的だが、紅茶としてはあんまり美味しくない(笑)
どう言えばいいんだろうこの感じ
いままでのでいくと、そうだね…
“劣化PGtips”って感じだな
PGのデカフェが80Pで£2.39 (£0.96/100g)
TESCOデカフェが同じ容量で£1.50 (£0.60/100g)
この差額分(日本円にして100円)がクオリティの差ってやつ
でも、安さと風味を考えると、デカフェならTESCOでもいいって思う人も確実にいるよね

UKデカフェをいろいろ飲んでくると、デカフェ独特な味の領域があるのがわかる
そうすると
①「紅茶の風味が抜けていてやたら濃いいわゆるデカフェ味」のがいいか
②「不味くてもいいから、デカフェにも紅茶っぽさが欲しい」のを目指すか
③「美味しくて、紅茶っぽさがある理想的なデカフェがいい←ただし高い」か、となる

①はヨークシャーティ、クリッパー
②はTESCO
③はPGtips・M&S
①と③の中間がテトレー

なんて感じになるなぁ(←確実に独断と偏見の賜物)


今回、1g=1円以下のUKデカフェ茶葉のクオリティを見させてもらったという意味では
貴重な経験であったと言えよう
変なデカフェの傾向と分類もひょんな弾みででっち上げたし(←単なる勢いで作った)
しばらくUKご庶民デカフェ紅茶のレビューはお休みです
本日ようやく休眠してたクレジットカード(VISA)の復活のめどが立った
来年の立春の日には稼働する予定なので、そんときはBritstoreで英国直輸入ネタかまします
次回作はきっとセインズベリーのRedlabelだと思うよ
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え?マジですか? 衝撃と言えば衝撃だなぁ…のUKデカフェ紅茶の製法におけるメーカーの現状について

2012年11月09日 | 紅茶・デカフェ
この記事には間違いがあります。
PGtips(UK)もTETLEYもタイフーもジクロロメタン抽出です
調べなおしたので、訂正入れます。
申し訳ありませんでした



※画像は超臨界二酸化炭素抽出マシン


1.どんな情報も鵜呑みにしないで自分で調べなきゃだめだよね

…という事件が起きたばっかりの日本のマスコミ
(もちろんisp細胞の臨床虚偽発表事件のことですよ!)
どこぞのTV局は責任者に処分が出ましたが、あれだけのガセ掴まされて、よく調べもせずに記事にしたもんです
それ以外のTV局は身内におとがめなしかよ(笑)まあ、とがめられるほどの信憑性が自分たちにはもうない
という、ある意味自覚があるんでしょうかねぇ。全社挙げて東スポかよ
まあ、なんかの陰謀…とか思うことにする。じゃなきゃお粗末過ぎて笑えませんからね

いや、マスゴミが~…とか言ってる場合じゃないんですよ
紅茶ゴシップ記事とか自称してるここのブログもある意味東スポ(紅スポ)っちゃそんなんですが
こういう風にWEBなんかで調べ物が簡単になり、無料でwikiなんていう百科事典のような詳しい情報が手に入り
質問サイトを検索すれば、自分と同じ悩みの回答が何個も出てくるこのご時世
こうしてブログなんか書いて、偏向情報とはいえ発信源になっている自分をつくづく恐ろしいと思うよね

と、なにが言いたいかっていうと、きっかけはなんのこたぁない
デカフェがいつの間にかあと2週間分しかないことに10月末にいきなり気がついたことなんですが(笑)
TetleyデカフェのTBを80個、エリズコーヒーさんに発注後
“英国紅茶、ハーブティー、雑貨をイギリスよりお届け”のEnglish specialitiesさんからお取り寄せの
マーク&スペンサー・デカフェ80個+クリッパー・デカフェ40個
計200個が8月初旬には我が家に届いていたにもかかわらず、3ヶ月後にはなくなってるこの事態…
え?200個÷90日=2.2222…?
旦那と私で1杯づつ飲んだら当たり前だって?
そーでした
なんか8月初めのデジャブのようじゃないですか…またしても認識が甘いだけだったorz

ええ…がんばって話を進めると、実は例のBritstore、クレジットカードさえあれば日本に配送可
しかも、コスパが良い!ということがわかり(後で記事にします←使い方がわかったんですよなんと)
放置してあるクレカを整備するまでのつなぎに80個くらいデカフェを買っておこうと
3000円以上買えばイギリスから送料無料で直送してくれるEnglish specialitiesさんに
ぴったり3000円のお買い物を注文するべく、どのデカフェを買うか(また新しいのに挑戦だと?)
事前調査をしているときのことだったのでした

テスコかモリソンかタイフーか?とかなんとか悩んで、評判をググっていると
GitHubという見たこともないブログか何かに行き当たりました
そこにはこんな記述がポツポツとメモ書きのように記されておりました



2.GitHubという謎のサイト

それは、こんな感じの画面だった
____________________________

GitHub:gist

Description:デカフェ紅茶
デカフェ http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%87%E3%82%AB%E3%83%95%E3%82%A7

脱カフェイン法

・有機溶媒抽出
・水抽出
・超臨界二酸化炭素抽出

Sally's Site: PG Tips Decaffeinated - Not Such a Good Choice http://sallys-site.blogspot.jp/2010/02/pg-tips-decaffeinated-bad-choice.html

________________________

メーカーに問い合わせた人の話。

PG Tips と Tetley と Typhoo は有機溶媒抽出。
Clipper Organic Decaf Tea は二酸化炭素抽出。

Taylors of Harrogate の紅茶はすべて二酸化炭素抽出らしい。 本文中リンクはリンク切れ。 たぶん下の日本のサイトと同じ商品説明。

Red Bush はカフェインフリーである。

________________________

Twinings

Frequently Asked Questions http://shop.twinings.co.uk/shop/Frequently-Asked-Questions#_How_is_tea_1

How is tea decaffeinated? All decaffeinated products for the UK retail sector are decaffeinated using methylchloride/dichloromethane. It results in a tea which is much closer to the original product in taste, as it is a shorter, lower temperature process and removes fewer of the flavour compounds of tea.

Twinings UK は 有機溶媒抽出。

Twinings USA: FAQ http://www.twiningsusa.com/footer-content.php?id=3

Twinings teas are decaffeinated using water and liquid carbon dioxide.

Twinings USA は水抽出と超臨界二酸化炭素抽出。
同じブランドでも国によって違うとは。

日本では売ってないね。

_______________________

Taylors of Harrogate-Tea & Coffe Specialist | Products | CLASSIC BLACK TEAS http://www.taylorsofharrogate.jp/product003.php?category=28

紅茶本来の味を損なわず、特殊な二酸化炭素工法で自然にカフェインを取り除いた紅茶です。最高品質のアフリカ産茶葉の ブレンドティーで、口当り軽く、爽快な紅茶です。 【カフェイン:0.2%未満】

Yorkshire Tea Decaffeinated には言及なし。そもそも一覧にない…



(…以下略→全部読みたい方はリンクで飛んで下せえ by Nirvana・cafe)

_________________________
     

3.え?ちょっとまてや。ゆ…有機溶剤抽出?

デカフェを飲み始めて以来、おおむねデカフェのテイストについて言及してきました
どこのどんなデカフェが美味しくてコスパが良いか…
主にUKのデカフェを調査してきたのは理由があり、
1.欧州はデカフェの規格が設けられており、0.1~0.2%と決まっている。
2.日本にはデカフェの基準値がなく、80~90%除去が主流。
3.UKのデカフェはコスパが良い
4.日本のデカフェはコスパが悪い

まあ、なぜコスパが違うのかが実は問題だったんですが…

今年の正月から始まったトワイニング・スタディーが、勢い余ってイングリッシュティー・スタディーに変わっていったのもあり
クスミティー以来、UK紅茶とUKデカフェ紅茶を注文し続けたNirvana・cafeだったが
そのデカフェの製法については、デカフェwikiにある説明を読んでわかったつもりになっていました
つまり“どうやってカフェインを抜くか?”という工程について、です
念のために、もう一度ここにデカフェwikiの製法についてのコピペを抜粋・整理して貼っておきます

1.有機溶媒抽出、あるいはケミカル・メソッド
2.水抽出、ウォーター・メソッド(スイス式水抽出法(Swiss water method))
3.超臨界二酸化炭素抽出(Carbon Dioxide (CO2) method)

んで、私はひとつ、大きな誤解をしていたのです

『…安価な方法であるものの、カフェイン以外の成分の損失が大きいため風味で劣ることと、有機溶媒を直接生豆に接触させるため消費者が安全面での不安を抱きやすいという短所がある。』(有機溶剤抽出)

『…さまざまな点において有機溶媒抽出法の欠点を補った、極めて優れた脱カフェイン法だとされている。(中略)…カフェインの効率的な抽出除去のため、圧力、温度と豆の湿潤処理方法がさまざまに工夫されている。』(超臨界二酸化炭素抽出)

ここらあたりを読んだ私は、
「もうてっきりデカフェ世界は、安全で優れた超臨界二酸化炭素抽出抽出に移行してるんだ~♪」
という大変な勘違いを起こしていたのです
つまり、いままで飲んだ、そしてこれから飲むであろうデカフェは、みんなCO2メソッドだという
なんつーお花畑な早とちりなんだよ…だいたいそんなことどこにも書いていてねーっての!
潜在的な願望が事実をねじ曲げた瞬間だったね
ある意味ホラーですよホラー
自分の脳みそが怖い…ざわ…ざわ…
自分勝手な誤解が解けただけ、なんだけど、衝撃といえば衝撃でしたよね
欧米は先進的♪という偏見のなせるわざってか、いや、どんだけ経費かかるの?CO2法ってさ

このGitHub(なんかサンフランシスコ発のSNSの一種?)の記述は、どうやらこのブログが元ネタらしい
Sally's Site 「PG Tips Decaffeinated - Not Such a Good Choice」

これはgoogleのブログ【Blogger】で記事を書いていらっしゃるUKはケント州のアート系の女性サリーさん
詳しいプロフィールに:好きな音楽「レッド・ツエッペリンとピンク・フロイドとバッハ」
とあるのが、大変親近感の湧くパーソナリティーですね

このかた。当該記事を読んでいただくとお分かりになると思いますが
デカフェの安全性に疑問を持ち、脱カフェイン法について、紅茶の各主要企業に質問のメールを送り
それの企業からの回答をまとめてレポートしてくれたという大変貴重な作業をしてくれた奇特な人物です
それをメモ書きにしてまとめたのがGitHubの記述であった、というわけ


4.有機溶剤抽出の問題点

それから自分で調査開始
有機溶剤抽出はなんで問題かというと、溶剤はケミカルな化学物質なので、人体に対する安全性の問題があるという

よく使われているのが
・酢酸エチル(ethyl acetate):PGtips、タイフー
・ジクロロメタン(塩化メチレン・Methylene Chloride):UKトワイニング、テトレー

PGとテトレーは、サリーさんのサイトにはジクロロメタンになっているが、
両社ともUKサイトにFAQがないので、他の調査を参考にすると、
PGについては酢酸エチルに変わっているようだ
UKトワイニングは自社のFAQでジクロロメタンとある

[酢酸エチル]
日本でも香料に使用されているが、他の用途は限定されていて
『…酢酸エチルは、食品衛生法第 10 条に基づき食品添加物として指定されている(指定添加物)。
「食品、添加物等の規格基準(厚生省告示第 370号)」において成分規格及び使用基準が
定められており、着香の目的以外に使用してはならないとされている(以下略)』
(食品安全委員会『酢酸エチルの概要について』)
パイナップル・バナナ等天然の果実油の中にも広く含まれる果実臭成分の一つ
でもマニキュアの徐光液の主成分と聞き、うーむむむ
でも、調べてもあまり毒性は取り沙汰されていないのよね
劇物指定ってのも、シンナー中毒者の薬物取締りの法制のためだったらしいし
まあ、なんの添加物でも体は肝臓で分解しなきゃならないんですが
天然の酢酸エチルは、発酵過程でワインや日本酒にも微量存在するって
カフェインの副作用と比べるとどっちが優先されて排除対象になるんでしょうかね?

[ジクロロメタン]
『常温では無色で、強く甘い芳香をもつ液体。非常に多くの種類の有機化合物を溶解する。また難燃性の有機化合物であることから、広範囲で溶媒や溶剤として利用されている。特に金属機械の油脂を洗浄する用途で多用されているが、環境負荷とヒトへの毒性の懸念からPRTR法により利用と廃棄が監視される物質でもある。』

『ヒトに対しては、皮膚または目に接触すると炎症を引き起こす場合があることが知られている。蒸気を大量に吸引すると麻酔作用を示し、中枢神経系を抑制する。慢性毒性として肝機能障害が知られている。ヒトへの発癌性は証明はされていないものの、動物実験では発癌性が示唆される IARC発がん性リスク評価で Group 2B に分類されている化合物である。』

(以上ジクロロメタンwikiより)


・とりあえず調べた主な会社のFAQなんかを下にリンクします


・UKトワイニング(How is tea decaffeinated?)
・USAトワイニング FAQ(Decaffeination Process: The Twinings Way)
・クリッパー(Decaffeination…the Clipper way)
・テイラーズ・オブ・ハロゲイト(Decaffeinated Breakfast)


5.しょうもない結論

結論は、UKのご庶民デカフェは有名どころはだいたいが有機溶剤抽出でしたね
クリッパーはさすがにCO2抽出。
テイラーズ・オブ・ハロゲイトは高いラインはCO2になっているが、ヨークシャーティー・デカフェについては明言なし
変なのはトワイニングで、UKは溶剤抽出でしかもジクロロメタン、USAはCO2抽出。
全般的に、USAはCO2抽出のデカフェを売っているプロダクツが多く、UKは少ない
なぜなら、デカフェwikiにもあるとおり、有機溶剤法は安価だからです
金が掛かるからケミカル法。UKは美味しくてコスパが良い紅茶の国です
超臨界二酸化炭素法は経費がかかるので、理念のあるメーカーでないと価格競争に負けるんでしょう

その安い紅茶に便乗してる私も、有機溶剤かぁ…と思うとミルクティーが美味しいような(笑)
だからといって、現在デカフェにはそんな経費かけられないし(大量消費中なので)
とにかくカフェインの副作用と天秤にかけて、いまんとこカフェインを排除したいな

酢酸エチルもジクロメも、沸点が低い(それぞれ77.1℃/40℃)から残留はしないらしいが、
そうでもないようなうわさもあるという煮え切らない状態
衝撃といえば衝撃だけど、じゃあこの情報でケミカル拒絶するかって聞かれたら
とりあえず体弱いからジクロメは勘弁って思う
消極的選択として、酢酸エチルなら仕方ない…でお茶濁すしかねぇな、いまのところ

食品添加物に不安を感じる方は、少々お値段が張るが、欧州基準では
クリッパー、クスミティー、USAトワイニング、テイラーズ・オブ・ハロゲイト、ディルマ
あたりがCO2法で脱カフェインしてます
テイラーズ・オブ・ハロゲイトでも、ヨークシャーティー・デカフェは、正規輸入してないんで怪しい。安いし



6.余談…

さて、調査中に面白いものを見つけた
「内閣府(経済企画庁)に対して、在日ドイツ商工会議所が出したクレーム」です(一部抜粋)

『ドイツからカフェイン抜きコーヒーを日本へ輸出しようとしたところ、コーヒーのカフェインを除去するために使用されている酢酸エチルは、食品添加物の使用基準上、香りつけの用途以外には認められていないことから、輸入できないものとなっている。しかし、酢酸エチルは、欧米においては安全な溶剤として使用されており、その性質に合わせたカフェイン除去技術も開発されている。酢酸エチル自体はもともと自然界に存在するもので、果実、野菜、ワインなどにも含まれており、その量はカフェイン除去後のコーヒー中に残留する量よりも多いことがある。』

『日本において科学的な根拠なくカフェイン除去目的での酢酸エチルの使用を認めないのは、日本へのカフェイン抜きコーヒーの輸入障壁である。したがって、厚生労働省に対して次の事項を求める

(1)食品添加物の使用基準を見直し、酢酸エチルを使用したカフェインレスコーヒーを日本に輸入できるようにして欲しい。
(2)酢酸エチルが食品添加物の使用基準上、香りつけの用途以外には認められていないことの科学的根拠を示して欲しい。』

平成12年12月13日

「改正はできるけど~まだ評価がなされてないから~」検討の方向 ①-ア
検討の方向①-アが何を示してるのかは不明
これに対する担当省である厚労省の答えは…平成12年からほったらかしかよ(笑)
ググっても文字化けしてキャッシュでしか見れないので、閲覧希望者は各自たどり着いてください

それに関して、コーヒーのサイトがあり、http://www.espresso.jp/gokai02.htm

『ちなみに日本では、食品衛生法の規定に基づき食品添加物等の規格基準が設定されており、これに適合しないものの輸入、販売等は禁止されています。つまり、有機溶剤を使ったデカフェのコーヒーはそもそも輸入禁止なのです。欧州各国の業者からは塩化メチレンや酢酸エチルを使用したデカフェについては認めて欲しい旨の要望が出されていますが、日本の役所の審査手続を踏むのはよほど煩雑なのか、申請にコストをかけると安さのメリットが失われてしまうのか、その後の話を聞きません。』

こんな感じだそうです


という事は、日本で公式に売ってるデカフェ紅茶はCO2法か、スイス式だということですね
つまり、クスミティのアールグレイ・デテインはケミカル法ではないんだな

日本のカフェインレス・デカフェ紅茶業界も、基準値がない中、増えてはきています
割高で、カフェイン残留基準値はバラバラですが、欧州基準に合わせてきてるショップもある

こんなサイトもあります

カフェインレスの紅茶(茶葉、リーフ) 通販一覧

あとは、ユーザーの価値観ですね
なににこだわり、なにを目的とするか…
一概にケミカルが悪いとは思いませんし

歯切れが悪いですが、今回は書きっぱなしで(笑)
書いてるうちにどうでもよくなってきた(←くたびれたんで多少デカフェのゲシュタルト崩壊気味)
記事が長すぎるわ!


※先日読者様から、UKテトレーにはFAQがないというご指摘を受けました
 FAQはあるんですが、デカフェの項目がないです
 記事を書くときに、間違ってUSAテトレーのFAQを見てました
 申しわけありません。
 従ってテトレーは、酢酸エチルではなく、ジクロロメタンの可能性のほうが高いです
                               
                                 (2013.1.31) 


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