ANANDA・Cafe

独善的偏向偏執的毒舌紅茶&カフェのブログ 真実は香り高く甘くそして…渋い 良い紅茶のようにね

バースデーに“ママのえらんだ”元町ケーキ このカフェのコスパはちょっと類を見ない…かも?

2012年09月01日 | カフェ

久々にカフェのレポート

先日、スイーツ好きの我が旦那の誕生日に三宮へ行く
遅い昼飯はサヴォイでカレー食べて満足し
で、元町までブラブラ歩いて、お茶しようということに

いつものようにいつもの如く、旦那の霊感の赴くままにある店へ…
『元町ケーキ』…?
白を基調とした、とても明るい小ぎれいな店内、カフェ併設
お互い初めて入る店だが、なんの躊躇もなく直感で旦那が選ぶ店は
確実に美味しいというジンクスがある
この旦那搭載の機能には「美味いモノGPS」という別名がついている
しかも、コスパ判定機能付き
妥協がなさすぎて30分以上歩かされたりする
便利か不便かは使う人による(笑)

で、元町ケーキでお茶ってことになった

ベーカリーカフェ風でセルフサービスである
ケーキは200円~300円が主流
そして、ドリンクは200円台
それって、二人でケーキセットしても1000円でお釣りが来るんじゃ?

ショーケース見ながら、旦那はラムケーキ(260円)、私はレアチーズケーキ(280円)を選択
ドリンクコーナーは別で、ショーケースの隣にある
私は当たり前に紅茶、旦那はカフェ・ラテを選ぶ。共に200円
旦那は焼き菓子を物色し始める
もともとスイーツ工場で働いていたこともあり、作り方から、素材のことまで(裏事情も込で)
うるさいくらい詳しいので、私は旦那にお任せで楽をしている

「洋菓子屋で美味しいかどうか見るには、焼き菓子…特にクッキーを食すべし!」
「なぜクッキーなのか?」
「これが美味しければいい小麦粉、いいバターを使ってるのがわかる。シュークリームは
生クリームのグレードが分かる。試食には安いものがいい。だからクッキーとシュークリーム。
これが不味かったら、その店でケーキを買わないほうがいい」

試食にもコスパ優先という徹底ぶり
不味いものを食べたくないという思いの深さにはいつも驚かされる
クッキーとパウンドケーキ、ガレット、マドレーヌ(これは私がマドレーヌ好きのため)
これはお持ち帰り用にする

しかし、この店では試食なしのいきなりケーキトライだ
これって結構彼にしては珍しいことなんで

ドリンクをもらい席につく
ホットの紅茶は1種類、もちろんカップで、ティーバッグ
だが、ナイロンTBにCTCの茶葉。自分でソーサーで蓋して待つこと3分
香りはB級のアッサム。香りが微妙に飛んでるが、まあまあだ
飲んでみると、クセはなく、ひどい味ではない。少し古いかな…いやこのレベルなら文句はない
CTCの割に濃くないのは、きっと淹れる温度が微妙に低かったのかも知れない
ミルクティーというチョイスもあったが、牛乳ではなくポーションだったので却下した

さて、ケーキである
長方形のレアチーズケーキ、レモン風味だそうで(これに惹かれた)
上にはブルーベリーが1粒、半分にカットしたラズベリー、生クリームが飾られている
フォークで切ると、ムースとかホイップのように柔らかい
底に敷いてあるクッキー台は硬い。硬い台好きだなぁ
では一口
おお、変な香料の風味が一切しないピュアな味だ
軽い。大変に軽い。これなら1個食べれるぜ
甘さもまあまあ控えめ。甘党なのに甘すぎるものは食べられないので甘みのレベルは大事
酸味も控えめなクリームチーズ系の味だが、このふわっとした食感はなかなかです
台とチーズムースの間にレモンのクリームの層があり
酸味が爽やかに後から混ざってきて、この時間差が飽きない
総合的に大変美味しく、後味のいいレアチーズケーキだった

旦那のカフェ・ラテも、それなりの味で、ブレンドも酸味の少ない苦味系で美味しかった
フォームしたミルクも加工乳の味のしない良い牛乳使ってる
そのミルクを紅茶に分けて欲しいんですけど

旦那の選んだラムケーキはこれ

 

これがすごかった
ラムに漬け込んだケーキみたいで、洋酒好きな人にはたまんないんじゃないかな?
私は下戸なので、これだけで酔いそうでチョイスできませんけどね
挟んであるのは美味しいバタークリーム
植物油バタークリームは頂けないが、これはフレッシュバターを使用しているらしく美味しい
冷やしてあるのでクリームがかっちりしていて塩分もあって美味しい
旦那は大絶賛
追加で2個お持ち帰りする
誕生日だから許そう…

このラムケーキには絶対ラプサンスーチョンが合う
というわけで、帰りに神戸ムジカに寄り、切れていたラプサンスーチョンを購入

 

ルピシアより我々はこっちのほうが好みだ
ラプサンスーチョンはもっぱら旦那が飲む
旦那が去年からハマってしまい、こればかり飲むはめに(笑)
男はスモーキーなものが好きだよね
スコッチにタバコの好きな英国人がハマるわけだよな

家に帰って、再びティータイム
ラプサンスーチョンでラムケーキ。男子にはたまらん組み合わせだろう!
誕生日だから許すが…

後から知りましたが神戸では老舗の有名店なんですな
1946年創業だそうです
2008年に改装して今の綺麗な店になったらしい
コスパが素晴らしかったのでご報告
でも知らなかったのは神戸では私だけなんだろーな(笑)

元町ケーキ
住所/神戸市中央区元町5-5-1
電話/078ー341-6983
営業時間/8時30分~19時(売切れ次第終了)
定休日/水曜日(祝日の場合は営業)





喫茶ジゼル春の新作スイーツ! たまらんジンジャーケーキ&シナモンケーキ…そしてあの銀色の粒

2012年03月17日 | カフェ
2月4日からカフェイン中毒になり
カフェにも行けない有り様でしたが
最近、少しずつ回復しつつあります
何しろ1.5杯しか飲めなかった紅茶が2杯飲んでもめまいがしなくなり
とりあえず1日2杯飲めれば幸せ♪という身の程をわきまえた節制っぷり
とんだ自制心ですな…

しかし気づけば月に2~3回は通っていた基地に1ヶ月も行っていない!
具合悪いと知らぬまにいろいろなことが起きてますな
基地とはカフェに決まっておろう
いつもの本拠地、喫茶ジゼルさんです

前回1月末に新作スイーツを頂きまして
・シナモンケーキ
・ジンジャーケーキ
の2点です
これがまた大変美味しくて、たまらんスイーツメニュー追加そして更に充実

シナモンケーキはリンゴジャムで頂きました
ケーキは甘さ控えめのシナモンしっかりで
そこに濃厚な手作りリンゴジャムが添えてあり
別々に頂いても、一緒に頂いても大変よろしくできてます
バランス申し分のない正当王道シナモンケーキ
本当、こちらのスイーツはハズレ無しだよね
これはアッサム(ポット)のミルクティーのセットで決まりでしょう
ここのアッサムはなんと例のシソの香りがする質実剛健アッサム
どこに出しても恥ずかしくない萩原の美味しいアッサムです


さてこのたび、カフェイン中毒かなり回復記念ということで
1ヶ月ぶりのジゼルさんでしたが
この前忘れ難かったのがこのジンジャーケーキ
このジンジャーケーキにはキウイの美しいライトグリーンのジャムが添えてありまして
このジャムが美味い!
キウイのジャムってこんなあとひく味だっけ?
その上ジンジャーの風味にこんなマッチするの?
というジゼルのママさんお手製ジャムですのよ
これを春のカフェならダージリン…またはヌワラエリアで頂きたい
と、飲む紅茶まで前の日に妄想しつつ昼下がりに旦那と二人で伺った

久しぶりの邂逅に早速ママさんが
「絶対風邪引いてるか、懐が風邪引いてるか、どちらかだわ!…と思ってたっ」
と仰られ
「どちらもだいたい合ってます」と返答
めまい&貧血改善と肝臓の修復に漢方と健食とサプリに○○○○円余りつぎ込んだからね!
「しかし…紅茶5杯でそんなんなるんや…軟弱者」
と、いつものマスターの温かい激励が心地よい(ええ激励です)

というわけで
昨日から決まっていたオーダーを頼む
「ジンジャーケーキとダージリンをセットで!」
「じゃ、今月のコーヒー、カメルーン・ジャバ・ロングベリーを♪」
と、うちの旦那

…うちの旦那は最近とみにコーヒー党なんで
こちらではつい萩原企画の今月の限定コーヒーを頼んでしまう人に
このコーヒーが変わってて美味しかった
トロッとした苦味に香りがかすかにココア風味!
口当たりも良くて甘いコーヒーでしたね
だが今月の限定コーヒーには当たりとややハズレがある
(この当たりハズレを楽しく語って頂けるのもここの醍醐味)
3月は…当たりだ
カップはウェッジウッド(トップ画像参照)

さてさて、やってきましたジンジャーケーキ♪
パウンドケーキを二枚カットして隣に例のキウイジャム!
ケーキの中にはドライキウイの角切りが入っていて
断面がペリドットの象嵌細工のようできれいだ
これの食感が良い
キウイの酸味も押さえていて甘すぎないし、食べごたえがあります
ジンジャーも前回と比べて風味が増し
甘さ控えめなほんわかケーキのベースとキウイの風味を橋渡し
いい具合の輪郭をかもしだしてます
そしてここにジャム
クセのないキレのある甘酸っぱさと萌黄色が春ですねぇ
こちらも別々でも一緒にでもどちらも美味しくプロデュースされています

マスターが「4分30秒」という繊細なタイムでセットしてくれたダージリンですが
この萩原のダージリンがポットで550円はなんてお値打ちなんだろうか

ここのダージリンは置いても覚めても渋みが出ないですね
味わいの深めなセカンドフラッシュ系のダージリンですかね
香りがダージリンプラスかすかに東方美人的甘さも
それが全体的に淡いケーキと合いまして
ジャムの甘酸っぱさとダージリンの軽さがとても良いです

ケーキとダージリンはセットで800円
単品では
ジンジャーケーキ350円
ダージリン(ポット)550円
となっております
アッサムは450円なので、きっとケーキセットは700円だろう
(うっかり確認しませんで)
今月の限定コーヒーは500円

いつも得した気分で帰るNirvana・cafeと旦那でした


実は、その日なぜか『仁丹』の話に花が咲き
(話の発端はカフェイン中毒…だったはず…しかも大量に仁丹を食べる人の話が)
ジンジャーケーキの話がぶっ飛んだかに見えましたが
(ジン…までは合ってたんだがな)
盛り上がったところでマスターから
「結局記事を見たら仁丹のことしか書いてないねん…ジンジャーケーキは最後の一行でっ」
とか釘をさされたのでジンジャー方面に力技で進路を修正しつつ
ジンジャーケーキの記事を書いてますよ
なんとか森下仁丹の呪いは解けた…ようだ
がんばった…僕はがんばった
森下仁丹一色になるところだった

ところで森下仁丹とは何か?
軍服のヒゲのオッサンの商標をキミは見たか?
あの軍服は正装だそうだ
詳しくはマスターに聞いてくれ
あの仁丹の香りは一体なんの生薬の香りなのか
そしてあの銀色の原料はなんなのか?
そもそも仁丹という名前の由来はなんなんだ?
そしてタバコ屋ではまだ売っているんだろうか…?
仁丹はやはり話が尽きない

ああ~再び仁丹の呪いがぁぁぁ




こんな美味いコーヒー飲める市役所は神戸だけかもね 萩原直営カフェ 127番地 

2011年06月01日 | カフェ
あああ
面倒くさい
役所関係の書類を集めて
証明書類だの添付の抄本だの
郵便小為替だのと…

こんにちは
nirvana-cafe、只今市役所に居ます

こんなやる気のない人が
なんで都道府県知事免許なぞ今更…
え?
そんなこと画策してんの?立派な廃人なのにぃぃ
と驚きの貴兄にご説明を


8月に某資格試験を控え6月に願書の提出があるのです
間に合うように願書を貰いに来まして
ついでに抄本なんかも要るようで
こんなこと僕には無理だよと言いたくなりますが
仕方ありません

運命は避けられないのです

あまりに腹も減りくたびれたので
ムジカでカレーでも食べようかなとか思った矢先に
市役所内にコーヒーとトーストの香りが…

そうだった
ここ

萩原の直営カフェだったんだ!

この苦手中の苦手の公的書類を準備するという
絶大なるストレスの代償として
ここで久々に外ランチしても良いんじゃないか?
とnirvana-cafeは本気で開き直ったのでした
ええ!昨日給料でしたし!


いわゆるラウンジです
シンプルながらお洒落なパーテーションで
市役所のエントランスと区切られ
なかなか落ち着いた感じ
好感度高し

そしてコーヒーは350円
萩原のコーヒーを350円は良いね

大盛サンドイッチセット
ドリンク付き700円を注文ハムとタマゴです
もちろんコーヒー(ホット)で


とにかくそこらのハギハラの看板背負ってる店の低レベルさに
ほとほと嫌気がさしている
こんな良い豆をなぜ活かさない!
ああ…腹がたつ

ですから是非ハギハラ直営のレベルを確認しなくては
と、前から思っていた苦節1年
とうとうこの機会がやってきたのです


BGMはジャズとかボサノバ
ほどなくコーヒーとサンドイッチが来る
さあ勝負だ

コーヒー
さすが香りは大変良い
さて一口頂く

おお
期待を裏切らない
この酸味を抑えたコクのある苦味
非常にスタンダードなブレンド
コロンビアブレンドかな?
微かな酸味が彩りを添え
軽いすっきりとしたクリアな感じも良い
万人受けするが
コーヒー好きも納得の一杯である
久しぶりに外で美味しいコーヒー飲めたなあ!
基本ジゼルさん以外ではコーヒーを飲む気がしないのだが
さすが直営店だ
しかも350円
これは…すごいんじゃないか?

さてサンドイッチ頂きましょう

タマゴがフワフワです!
いやーこれはたまらんですね~
マヨネーズの酸味とキューリの食感がフワフワタマゴを引き立てる
ボリュームもバッチリです

ハムはマスタード利いてるなあ!
鼻から抜けるよ
タマゴがフワフワだけに
このピリッとした感じが味飽きしなくて良いですね
これにもキューリの薄切りにマヨネーズ

大盛だけあったな…
サンドイッチで満腹になってしまった
オリジナルブラウニーとかいきたかったが
もう入りません(笑)
次回はブラウニーだ
『レーズン・オレンジ・マロン・イチジクを
贅沢に使用
フルーツとチョコレートの織りなすコクの中に
ほのかなコーヒーの香り』

そそります…


まあ楽しみは後にとっておいて


カステラ旨そう

ハギハラは紅茶も美味しいんだよね
カステラにミルクティ…
たまりません



さて
斜め向かいにルピシアがあるんだよな
友人へのアッサムの付け届け買いに行くか…
ロケーション恵まれてるなあ


ああっ
戸籍抄本取らねば!

まだ公用は続くのだった
とほほ



 *その後の情報

  お会計の時に
 「こちらはどんなブレンドを使っているのですか?」
  と尋ねてみたら
 「店舗によってブレンドは違います」
  と言う答えが返ってきた
  つまり《127番地ブレンド》
  夙川や北野にある各直営カフェも
  その店のオリジナルブレンドらしい
  さすが萩原…ツボを押さえている



  

喫茶ジゼル・その後 新作のオリジナルブレンド(brended byジゼルのマスター)はやはり企業秘密だった…

2010年10月29日 | カフェ
え~
通ってます
どこに?
ジゼルさんですよ
そりゃあのグレードのカフェが近所にあったら通いますよ
数少ない趣味ですからね♪行って長っ尻してますよ
迷惑な客だ
…嫌われないと良いが(「もう遅いわ」というマスターの声が?)

さて
既に充分なレベルを軽く越えながらも
日々進化を遂げている喫茶ジゼルさん
新作だった旨いバナナケーキは既に定番
光陰矢の如しではあります

そして今回
万を持して登場したのが
《ジゼルオリジナルブレンドbyジゼルのマスター》
である

前のハウスブレンドはコロンビア系でしたが
そのブレンドすらもこの近辺には萩原は出してないとのことで
本社ファクトリーでも買えないらしかった
あれも苦味系で大変バランスのいいブレンドで
毎日飲めるようなクセのないマイルドで冷めても酸味はなく
コクはあるし香りも良い優れモノだったので
美味しかったのですが

今度のブレンドは
優しくもややストロング気味の組み立てに刷新
マイルドさに個性的な側面が加味されたとです
香りが強くなり
パンチがある苦味とコク
しかし不思議なのは
あのコーヒー特有の舌に残る後味がなく
マスター何使ったの?と聞きたくなるくらい
すっきりとした後味が素晴らしい
口が飽きないのです
アレが残らないとは…いい豆使ったんだろうなー

冷めてくるとまろやかな酸味がほのかにプラスされ
えもいわれぬ味わいが…
共進の美味しい生クリームも合いますが
ついついブラック&ストレートで最後まで味わいたくなる

ブレンドはマスター曰く
「教えません!」
むむッ!企業秘密かっ!
これをすっぱ抜くには萩原の営業さんに取り入るしかないのかッ?
しかしジゼルオリジナルにふさわしいクオリティ
まさにまたしても“ここでしか飲めない”コーヒー
(願わくは今までのブレンドと新しいブレンドをメニューに並べて欲しいなあ
というのは客のワガママではある)

しかし…ですよ皆さん
いかに品質の高さを誇る萩原の豆を使おうとも
コーヒーを淹れるかたの腕いかんでその味はピンきりで変わるのです
おそろしや
・いかに上手なドリップ・マスターを見い出すか
・どこの豆を使っているか
が幸せなコーヒーライフ実現のはずせない2つの鍵である
「…そやけど、ワタシは別にマニアックに“珈琲に命賭けてます!”てわけでもないし…」
などとマスターはシレッと言わはるのですが
私「努力でないとすればそれはドリップにおける“天賦の才”ってやつじゃないですか」
マスター「知ら~ん、褒めてもなぁんも出ません」
謎は深まるばかりである


そしてさらにスイーツ部門にも
新たに魅力的なコンテンツが!

《ラムレーズンとココアのパウンドケーキ・バニラアイス添え》

悩殺もんだね~
これが新しいコーヒーに大変合うんですよ
甘さかなり控え目大人の味
だがどっさりとラムレーズンが入ってしっとり
ラムの香りが芳醇
まずそのままで食べて大人の味に酔うのです
それからおもむろにバニラアイスを乗せて
ラムレーズンとアイスとほんのりほろ苦いココアとのハーモニーを堪能するのです
ああ~子供も好きかも~


さてこのパウンドケーキには紅茶はストレートが合う…と思うのよね
どれが合うかというと
是非メニューの中のレモンティーのレモンなしをストレートで!←ジゼル裏技

こちらのレモンティー用の茶葉は
萩原のロイヤルブレンドを使ってらっしゃいます
萩原のロイヤルブレンドはいつの間にかマイナーチェンジ
ブレンド変わりましたのね
私の舌は誤魔化されませんことよ
ウバ中心になり渋味が格段に押さえられ
特徴であるコクと香りはそのまま
前より軽い飲み口に
前のも大変美味しかったのですが
淹れ方が難しい
冷めると渋味がぐっと出る
茶葉の量もお湯もキッチリ計らないと失敗しやすい
など
かなり気難しいツンデレ系お嬢様だった
今度のロイヤルブレンドはフレンドリーでおっとりとしたお嬢さんになられ
(ロイヤルですからね…お嬢様には変わりがないの)
「執事たるものお嬢様のワガママにかしづけなくてどうします?」
とか言わなくてもすみます

がっつり楽しみが増えたし
また長尻してマスターとママさんに迷惑かけに行こ~っと

ん?
うおっ
携帯代今日が支払い期限じゃないか!
一撃でサイフがカラに…
給料日までサヨナラ~
(毎度のパターン)

紅茶とコーヒーが両方美味しいカフェはあるのか? 《喫茶ジゼル》

2010年07月30日 | カフェ
さて
コーヒーが飲めるようになろうとも
紅茶マニアは紅茶マニアであった

コーヒーが美味しい店は近所に割とあるのに対し
紅茶が美味しい店がない(コストパフォーマンス込みで)
しかもスイーツも個性があり美味しく
店の雰囲気も入りやすく
ダーリンの都合上タバコが吸えて
BGMがジャズかクラシック
家から近く
落ち着ける店は

そんなカフェがあるんだろうか?


ということで
二人で祈ることにした(笑)
神戸の底力に賭けよう
「そんな喫茶店ができないかな~」
と言い合ってしばらく経ち

家で飲む紅茶とコーヒーが一番グレードが高くなってしまった
なにしろムジカと萩原が購入のベースである
アールグレイはルピシアの《アールグレイ・グランドクラシック》

敵なしの布陣
だった


ある日ポストにチラシが入っていた
近くに新しい喫茶店が出来たようだ
萩原珈琲を美味しく味わえるこだわりの店とある
歩いていけない距離ではないし
ご来店のかたには粗品が
そして当店自慢のチャイがおすすめとある
これはリクエストしていた“紅茶の美味しい店”なのでは?
そしてうまくいけば美味しい萩原珈琲も同時にいけちゃう?

…というわけで
当然ながら仕事の休みを待って
いそいそ出かけた
場所は灘駅からも王子公園駅からもごく近い

喫茶ジゼル
看板には“Giselle”とある

中に入ってみた

店内は落ち着いていて
ゴブランのソファと椅子がきれいだ
ジャズがかかっている
クエスト2項目クリア!
いらっしゃいませーとママさんの声
「タバコいいですか?」
「はい、どちらでもどうぞ~」
うわ、タバコも席を選ばず吸って良しと?
重要な条件がクリアされた!

奥には長いカウンター席があり
渋いマスターがコーヒーを淹れている

注文は…
とメニューを開く
紅茶も珈琲もほどよくラインナップが揃っている
多すぎない少なすぎない…手練れの仕事だぞ
と二人で感心しつつ

彼:カフェオレ パンプキンケーキ
私:アッサム(ミルクで) レアチーズケーキ

ということで
しばしの間
期待は高まる

さあ、やってまいりました!
初めての店のワクワクの瞬間

美味しいアッサムは赤紫蘇の香りがする
この香りが出ればアッサムは間違いなく美味い
ポットから濃厚な水色のアッサムが
ナルミのカワイイ小花柄のカップに注がれる
香りをかぐ
茶葉と赤紫蘇のパンチの効いた香り
良い茶葉だ
まずストレートいただきまーす
このレベルのアッサムは久々
萩原の茶葉だろうか?
ミルクを入れる
ゴールデンブラウンに
あー美味しいー
これで近所の喫茶店で美味しい紅茶が飲めるー

さてチーズケーキだ
これがなんと私の好きな鎌倉山のチーズケーキにそっくり
クリームチーズのかたまりを上品に甘くして切っただけのような
ものすごく濃厚でシンプルなおいしさ
一度もしたことはないが5切れは絶対するっといける
(あとで聞いたら、萩原が鎌倉山のレシピで作ったとのこと!)

ここまでですでにここのお店のグレードに二人で驚く

さて彼のカフェオレ&パンプキンケーキである
実は彼はカフェオレ・マニアだ
萩原のコーヒー豆のブレンド選択は
カフェオレにしてどれだけ美味しいか?
だったりする
だからロブスタが好きなのだが…

ここのカフェオレは…萩原の美味しいカフェオレだぁ!
と我々だけにしかわからない表現(すみません)
つまり香りとこくと苦みがミルクを超えてやってくるカフェオレだった
ううむ、絶品だね

最後にパンプキンケーキである
シンプルなしっかりしたスポンジケーキだが
皮ごとの刻んだカボチャの緑と黄色がきれいだ
美味しいー!
しっとりとして甘みと風味がちょうど良い
手作りなのにもっさりしないかんじのバランス
しかも大きめカットで食べ応え十分

これは…
いづれ全メニュー踏破だ


というわけで
奇跡的なカフェを発見した

後日シナモンチャイを飲みに行った
さすがジゼル自慢のという逸品
こんなパンチの効いたシナモンチャイはなかなかない
コーヒーのモカを頂き
ここらで最も萩原の豆を美味しく頂ける店のひとつだろうと感動した
カフェ歴百戦錬磨のマスターとママさんの話などもカウンターで伺いながら
手作り夏みかんマーマレードのモーニングを頂く
その季節のジャムを手作りで添えてくれる
紅茶もポットで450円
コーヒーもブレンド450円
でこのレベルはなかなかない


求めよ、さらば与えられん!
といった出来事であった

また行こ~♪
通いそう…








早稲田 茜屋珈琲店 閉店の謎

2010年07月03日 | カフェ
前回の記事で
ティークリッパー復活!
を喜んだnirvana-cafeでしたが

それにともない思い出したのであった


早稲田 茜屋の閉店


昔、早稲田でバイトしていたころ
(といっても早大生ではありません)
早稲田は美味しい喫茶店が何軒かあり
仕事帰りによくまったり茶を頂いていたもんだった


茜屋珈琲店
シェ・ヌー
らんぶる
GOTO
あららからら
明治茶房

何軒まだ営業中?
半数以下だな…


茜屋のマスターは偏屈で横柄なオヤジだったけど
紅茶のマニアックな話にはいつも乗ってくれて
F&Mの新茶入ったけど飲む?
とか
まかないのパスタをおごってもらったり
茶殻を見せてもらったり
cafeが好きならすぐ打ち解けてくれて
いろいろ教えてもらえて楽しかった
結構ここで勉強させてもらったのだ

「ミルクお先にいかがですか?」
と訊いてくれて
あのどこでも味わえない、えもいわれぬ香りのブレンドミルクティを
席で丁寧にポットでミルクの上からから注いでくれる
カウンターの上にずらっっと並んで吊るされたカップが懐かしい
ここで大倉のカップを覚えた気がする

店の奥のチェンバロ
BGMのクラシック
ワイン色のベルベットのソファ
…に違和感なく座れる歳になって
店が無い
のが悲しいなぁ


閉店した店を語るのは
なんとも悲しい


今思えば閉店する少し前
に偶然入った

店の荒れように驚いた
早稲田という町も変わり行く
その変化と時間に風化していくものがある
諸行無常の中にカフェもうつろっていく


マスターがずいぶん前から愚痴っていた
学生の雰囲気が変わったことも
良いとか悪いとかではない
ただ、昔の学生の雰囲気をいい大人が懐かしんで
あまりに今の学生や若い世代に批判的でこだわりすぎると
店に学生を馴染ませることもできなくなる
知らなければ教育すればいい

おいで~
美味しい珈琲と紅茶を教えてあげる
優雅な時間の過ごし方とか
良いものとは何か五感で感じていくと良い



開かれた場所で人は感受性を開く
茶は「倹」だ
慎み深いのだ
開かれた感受性によってその美味さを知る以外に無い
その余裕が大人になった証ではないかなどど
勝手に思うのだが…
その余裕に惹かれて客はやってくる
と、信じたい

自分がおとなかどうかは
棚に上げつつ(ははは)


あー

しかし
ティクリッパーみたいに復活しないかな?
茜屋のミルクティ飲みたいよー

いつの間にティークリッパー再開!?

2010年07月02日 | カフェ
昨日、ブログの記事を更新しようと思い
以前から大変気になっていることを思い出した

「なぜ吉祥寺ティークリッパーは閉店したか教えて」

これは数年来の謎

そんな題名を書いて
一応試しにググってみた

すると…

!!!!
去年から再開!?

えーっ!
まじで!

ヒャッホー!


実は去年の夏から私の拠点が関東から関西に移り
東京のカフェ事情にとんと疎くなっていたのだが

だがーだがー
2009年10月
とうとうティークリッパー再開!
インターネットありがとう!

うー
東京のカフェ・紅茶ファンが
どれだけ待ち望んでいたことであろう…(泣)

なにしろ、昨今の紅茶ブームのはるか前から
大阪の堂島ムジカのように、数少ない紅茶専門店の老舗であったのだ

いい店だったなー
ムジカのティーポット初めて見たのもティークリッパーだった
皆ここで本当に美味しい紅茶の味を堪能できた
店の内装も木を基調としたデザインで落ち着いていて居心地が良かった
ペニーレーンの路地から地下へ階段を降りていくのにわくわくしたもんだった
んで、うまいアッサムをたっぷりミルク入れて飲むのだった
しかもポットで3杯…なんとお得な!

それがなにをどうしたか2002年の9月にいきなり閉店…
泣きましたよ

ただいまは、北口の駅前、ナローケーズのビルの前、不二家のとなりのビル2F
あたりにあるらしい
ティークリッパーが閉店したので変わりにナローケーズにはずいぶん通ったが
(仕事でよく吉祥寺経由。で息抜きしたのだった)
吉祥寺北口が紅茶好きの通行量が増えるかもね
東京行ったら早速覗きに行こっと!

名店復活に感慨無量である

快楽Cafe案内 ~くぐつ草(吉祥寺)

2010年06月18日 | カフェ

私の親戚がここのスタッフさんと友達で
小さい頃から親とよく飲みに連れて行かれた

cafeマニアならご存じのはず
吉祥寺の名店「くぐつ草」
結城座という江戸時代から続く糸操り人形の一座が経営している
変わった店
名前も内装も変わってる
くぐつ=傀儡=操り人形のこと

チェリーナードの雑貨屋大中の地下1F
潜水艦のドアのようなものすごく重い鉄のドアが店の入り口
暗くて広い坑道のようなドーム型の天井
テーブル、椅子、メニューからディスプレイに至るまで
アングラな雰囲気に卒がない
店の一番奥に小さな中庭がある!
地下なのに…

コクテル堂系の豆
珈琲はフレンチで濃厚
特筆すべきはココア
友人は“飲むチョコレート・ケーキ”と言った
カレーがうまい


こんなマニアックな店に小学生の頃から通えば
すぐに快楽に目覚める(笑)
私のcafe病の感染源
…だと思うな
私のcafe史を語るときにははずせない


BGMはもちろんjazzで
お値段はちと高め
その値打ちはある
吉祥寺ではすでに観光名所化してるむき
確かにね…
コンセプト的にひとつのアトラクションとして確立してるからな
アングラ系だけど
さすが芝居人
内装・コンセプトなどは劇団の当時の舞台美術のかたが手がけたそうだし